就活での「挑戦」の魅力的なアピールの仕方とは?

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「学生時代に挑戦した事を教えてください」

「あなたが改革に臨んだ事」

「あなたが弊社で挑戦したいと思っている事を教えてください」

と就活ではエントリーシートに「学生時代に挑戦した事を書いてください」と求められる事があります。アルバイト、サークル、コンクールなど学生時代に挑戦できる事は色々とありますが、自己PRでは具体的にどんな事を書けば良いのか迷う就活生もいると思います。

現在の日本ではITの普及に伴い従来の仕事ではパイが奪われる状態になっています。例えば印刷業界や出版業界においては電子書籍の普及に伴い、紙の需要が少なくなり、家電量販店においてはネットの普及に伴い、店舗まで足を運ぶ客層が減り、売り上げが低迷しております。

これは先の3つの業界に留まらず、今までは足で店舗を回り販売していた営業においてもホームページの普及により客が自ら営業を通さなくても商品を買えるようになっている為、どの業界共通の営業の仕事すら危うくなっています。

その為、今の職場においては従来の仕事のあり方を問う状態になっており、新しい事に挑戦、改革する事が急務となっています。そこでここでは就活で自分の挑戦を自己PRする上ではどんな風にアピールすれば良いのかを、実際に営業で挑戦し成果を挙げた事例を踏まえながら説明しております。

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就活で求められる挑戦とは?

就活生が自己PRでアピールする内容としては、学園祭で店を開き、売り上げを2倍にした。コンサートを開き、来客数を前年度より1.5倍にしたなど何かしらのイベントで前回より高い成果を挙げたという話をアピールすると思います。

ただ面接ではその挑戦した内容に基づき、なぜ挑戦したのか?その辺が問われる事が良くあります。その理由は近年、東芝や三菱自動車が不正を働いた理由の背景に、高い目標を強いて、無理難題を強要してしまったが為に社員が不正に入ってしまったと言われています。激烈する低コスト、低燃費を売りに高い挑戦をした事で、無理な挑戦は不正を招くというジンクスを企業はかげながら心得ています。その為、就活生がアピールする挑戦のエピソードにおいて、本当にこの挑戦をする必要があったのか?とそういう風に見てくる面接官が大勢います。

実際、学生の話を聞いてみると、「簿記1級の資格を取得しました。」と自己PRし、でも面接官が「では何故簿記1級を取得しようと思ったの?他にも沢山資格があるのに」と訊ねたら、挙動不審な態度をとってしまうシーンが多くあります。

就活生の中には見栄や肩書の為に難しい事に挑戦し、成果を挙げている人達がいます。そういう人は入社しても特にその資格の活用法を見いだせず、その資格を取りたい人から指導を懇願されても、何故その資格を取るべきなのか、目標を掲げられずに指導してしまうケースが多々あります。

更には資格がある事を良い事に、持っていない人を見下す人もいる為、ちゃんと目的があって資格を取ったという理由があるかどうかを面接官は見てきます。

就活直前に海外留学を志望する就活生も同じで、特定の国が好き、将来その国で働けるようになりたいが為に海外留学をしたのなら、自己PR出来る内容として相応しいですが、ただ単に海外で遊んで来た人も大勢いる為、アピール内容が形骸化している場合があります。その上で、もしあなたが就活で自身の挑戦した内容をアピールするのであれば、挑戦しようとした動機というモノをアピールしなければなりません。

学生時代にした売上アップや海外留学の挑戦を効果的にアピールしたい場合

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仮に学園祭で開いた店の売上を上げた話で挑戦をアピールするのであれば、

「私が学生時代、学園祭でクレープを売り、売り上げを2倍にした事があります。この活動は私が勤めているサークルの毎年恒例の行事なのですが、今回は我がサークルの活動資金が減っており、このままだと来年の活動も危ぶまれる状態になっていました。そこで私たちは学園祭の売上を通常よりも2倍高く設定し、その売上でサークル継続に必要な費用を稼ごうと思いました。」

挑戦しなければどんな風になっていたのかという挑戦する理由というモノをアピールする必要があります。先の印刷業界や家電量販店の話でも危機的な状況であるが為に新しい事に挑戦する必要がある理由からチャレンジ精神のある学生を募集する話をしました。その為、危機的な状況から抜け出す名目で挑戦した話でないと魅力的なアピールには繋がりません。

海外留学のアピールも同様です。

海外留学を体験した就活生の中には特に意味もなく、ただ向こうの文化を直に体験し、勉強になりましたみたいな言い方しか出来ない人がいます。しかしそれでは遊びに行った人と変わらない為、海外留学をアピールする上では、日本の文化より優れている何かを学びに行く、または日本の技術を海外に広げていくなど、将来にとってプラスになる何かを会得する名目がないと説得力がありません。

例えばオランダは日本と同じ気候で、国土面積も大差がありません。しかしオランダは世界第2位の農産輸出国で、日本の3倍の収穫量を誇っています。それを可能にしているのがスマートアグリです。日本では土に野菜を植えて育てるのが主流ですが、オランダでは土には植えず、ビニールハウスで作物の苗をぶら下げて栽培しています。つまり日本では土のスペース分しか野菜が作れなかったのに対し、オランダではビニールハウス全体の空間、立体的に野菜を栽培する事ができ、1ヘクタールで栽培できる作物生産量を3,4倍にした技術を持っているのです。日本は食料自給率が低い事から、国内での作物生産力のアップは1つの課題をなっています。その為、空間的な栽培を可能にするオランダの技術を習得したくて世界中から技術を習得しにくる人が大勢いる為、それを目的に海外留学した話だと説得力が違ってきます。

また今のは海外の優れた技術を習得する技術ですが、他にも将来海外で働けるようにする為に具体的にどんな事をしないといけないのかを学ぶケースもあります。

日本は従来から市場を広げる為、海外に商品を販売しようと心がけてきました。しかし日本とは違う文化に苦戦し、また日本企業が海外には対応していない販売をしている為、利益に結び付かない事があります。例えば三菱商事はかつて海外に原子力発電所の販売に努めた事がありましたが、日本企業側が耐震強度用の設計図しか用意できず、販売先が地震のない国だったことから高価格で販売する事になり、ライバルに勝てない状態となり断念しました。また日本のように安定的に電力供給が出来ているわけでは無い為、頻発する停電に対応できなかったり、日本のように治安が安定しているわけでは無い為、耐震強度よりもテロに備えた設計にしてほしいという要望が多かったりと文化の違いに対応できない場合があります。

また海外の販売では従業員の窃盗が多く、日本のように高価格で質の良い商品は盗まれる格好の餌となり、販売自体が成り立たない事があります。その為、海外の店舗では従業員が盗まないよう靴や自動車などを中心に販売したりしています。何故靴や自動車なのかというと、靴の場合2足があって1つの商品である為、1つを店頭に、そしてもう片方を奥に置いておけば、片方しか盗めず、売れない為、防犯対策になるのです。自動車も同様、店頭に車を置き、車のキーを店内に置いておけば盗みづらい為、先の2つをセットで売るような商品が犯罪の被害に遭いづらい商品をなっています。

このように海外の経験を活かす為には、実際に海外で働いている文化を知り、もし自分がそこで働く場合、どんな点に気を付けないといけないのか?またその経験で自分に何が足りていないのかなどを知り、その後の対策として、今頑張っていますと言えれば、効果的な挑戦のアピール内容へと変わるのです。

普通の経験しかしていない学生が挑戦についてアピールする為には

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志望先の会社説明会などで「弊社が求める人物像は、挑戦し続ける学生です。」と言われて自分にはそんな挑戦し続けた経験がないと志望先として諦めるべきなのかと考える人がいます。しかし就活では多くの企業がチャレンジ精神を求めるところが多く、実際ビジネスをする以上、既存のビジネスを真似て上手くいくほど甘くなく、少なからず挑戦し続ける姿勢というモノが就活では求められます。

そんな環境に対し、「私には人に自慢出来るような挑戦した経験がない」と嘆く人がいると思いますが、挑戦をあまりした事のない就活生でも挑戦というカテゴリーでアピールする事は可能です。なぜなら挑戦した経験がなくても、挑戦し、成功するノウハウを心得ていれば企業が求める挑戦を備えた人材として見てくれるのです。

実際、入社後に求められる挑戦とはどういうモノか?文系の場合、多くの人達が営業に回され、自社製品の販売に力を入れると思います。その際、新しいモノを販売する、新規の顧客と契約する、既存の顧客からの売上をあげる、など様々な挑戦があると思います。つまり就活生は近い将来、販売先で自社製品を提案し販売する提案型の仕事に行うと予想されます。

例えばあなたが食品関連の商品を売り込む場合、どんな提案を思いつきますか?

主に商品の良さを伝え、店頭においてもらうという方法がありますが、既に置いてある店舗の場合、更に自社製品を置いて貰おうと頑張らなければなりません。その為にも自社の製品であればもっと売れるというアイデアを店側に提供しなければなりません。

例えば酒の販売の場合、酒のコーナーに置いてもらうのではなく、酒のつまみの横にも置いてもらうようにするとかあります。この方法であれば酒好きの人であれば、つまみを買う可能性があり、つまみ好きの人であれば酒を買ってくれる可能性があり、相乗効果で売り上げが上がると店側にアピールできます。

また他にも自社の商品を売るだけでなく、売り先の経営のコンサルティングをする方法もあります。例えば近年少子化の影響に伴い、店舗での人材が不足している所が多い為、アルバイトを呼び込む方法や少ない人材で店を回すレイアウトのなどを提案すれば自社製品以外の強みを生みますし、仮にその提案で成功すれば店の回転率もあがり、自社の製品の販売網を拡大する事にもつながります。

このように商品の販売というのは自分本位ではなく、相手先の境遇を考えた上で最適な提案が出来れば、形はどうあれ信頼が生まれ、それが自分の商品の販売に結び付く場合があるのです。仮に自社商品だけでなく、同業他社全員で大規模なイベントを開く事が出来れば、自社製品の売り上げアップやPRだけでなく、他社との情報共有も進める事が出来ます。その為、他人本位の提案にあったビジネスをする事が成功へと結びつけるので、先のような店舗のレイアウトやイベントの開催などの挑戦が出来るようになれれば、様々なビジネスが展開できるので、その成功例を知っている事を面接で話せれば、ノウハウを心得ている学生として見てくれる場合があります。

成功率の高い「挑戦」のアピールの仕方

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チャレンジ精神をアピールする上で面接官に、その挑戦が偶発的に出来たものや、行き当たりばったりのモノではないと説明しないといけません。その為、挑戦する上でなぜその方法だと効果的だと思ったのか?その辺について説明しないといけません。

就活生の中には友達を集めて来客数を増やしたとか、先輩からの差し入れなどを含めて売り上げとアピールするなど残念な自己PRをする人達が沢山います。その為、面接官は求める挑戦力のある人かを見極める為、挑戦し、成功する為に必要なノウハウについて訊いてきます。

先ほども言いましたが、ビジネスというのはこちらの都合を考えず、自分本位のやり方は通用しません。その為、相手が喜ぶような提案でなければ、良い商品を紹介しても売上には結びつきません。例えば先の人材不足の件を解消するためには、アルバイトに来た学生が何故辞めていくのか?その辺を減らしていけば人材不足の問題も解消されるのではないか?と学生がアルバイトを辞めていく原因を徹底していくのです。

その原因が例え学生自身の都合が合わず、バイトを辞める事に至ったという理由であっても、こちらの連絡先を紹介し、「もし気が向いたら何時でも来てくれ」と言っておけば、辞めるにしても向こうの予定がつけば再度アルバイトとして来てくれる場合があります。他にも先輩が忙しくて指導してくれない、アルバイト向けにマニュアル作成が行われていないなどの理由があれば、マニュアルを作成したり、先輩の代わりに自分が、または先輩の忙しい業務の負担を減らせば指導に回ってくれるのではと原因を追究していけば自ずと解決できると思います。

このように人材不足や売り上げ低迷などその原因について調べ、それを解決するための解決策などの知識を重点的に調べていけば、面接でアピールできる挑戦になっていきます。それ故、学生時代の挑戦をアピールする上で、その挑戦で解決できる問題を考え、その挑戦が何故解決に結び付くのか?それを考える事が良い自己PRに結び付くのです。

「弊社でどんな挑戦をしたい?」と訊かれた場合は

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今までの内容は学生時代の挑戦を如何に魅力的にするべきかを語りましたが、面接では時に今までの挑戦ではなく、今後自分がやろうと思っている挑戦について訊いてくる事があります。

この手の問題を答える為には志望先の業界がどんな問題を抱えており、その業務が如何にその問題を解決に結び付くのか?その点について心得ておかなければなりません。通常ビジネスというのは利益追求型の姿勢と見られがちですが、客の悩みを解決し、そしてそれを解決するビジネスを展開する事で客からお礼としてお金を貰うスタイルが本来のビジネスのあり方なのです。つまり、お金目的ではなく、どんな客の生活を支えていく事を考えれば、自分がすべきビジネスの姿を思い描く事が出来るのです。

例えば、パン屋の場合、従来のパンは歯が丈夫でないと噛みきれない事が多く、高齢者が敬遠されてきた食べ物でもあります。しかし実際にパンが好きな高齢者も大勢おり、歯が悪い事でパンを食べる事を諦めている場合もあります。そこでもし高齢者でも食べれるパンを開発すれば、現在3人に1人が65歳以上のお年寄りである為、利益を上げる市場を拡大するだけでなく、パン好きな高齢者を喜ばせる事に繋がります。

また別の例では、パン屋はかつて3Kと言われるほど、長期労働時間で、かつ生地を膨らませる為、熱い窯の近くで作業する必要があった為、熱中症で倒れる問題を抱えていました。しかしある会社が生地を自動的に練り、自動で焼き上げるシステムを作り上げた事から、外注という形でパンを焼きあげ、過酷なパンの労働環境を変えさせた話もあります。

このようにビジネスといえど、社会に何かしらに貢献しており、一番有名な話ではソマリアの海賊に職を与えて、海賊撲滅に貢献したすしざんまいの社長の話があります。

このようにもし弊社で何かしら挑戦したと聞かれた場合、志望先のビジネスがどのように社会に貢献しているのか事前に調べてみるのも良いかもしれません。

建築業界なら男の職場の人材不足を補う為、どの様に女性の雇用を増やすか、出版業界なら近年増えている電子書籍や本離れによる売上低迷に対処する為、顧客層を見直すかなど、そんな対処が必要になっています。その為、女性の雇用、紙の需要などをネットで検索して、もし自分がこの業界に入ったら、どのようにその問題を解決しようか考えてみるのも良いかもしれません。

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