履歴書・ESの自己PRに「コミュニケーション能力」をアピールして内定を取る就活生ってどんな人?

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「自己PRにコミュニケーション能力をアピールする場合、どんなふうにアピールするの?」

 就活生が書くエントリシートの中には自己PRという項目があると思います。その中で自分の持ち前のコミュニケーション能力をアピールする人もいると思いますが、具体的にどういう風にアピールすれば内定が取りやすくなるのか?その辺について理解を深めたい人もいると思います。

 実際、世の中には高いコミュニケーション能力を持っていても、それが企業の求めるコミュニケーション能力では無かったり、また企業が何故コミュニケーション能力が高い人を求めているのか理解出来ず、自己PRが書けなくなってしまう人もいます。

 では企業が求めるコミュニケーション能力とは、具体的にどういうもので、どのように就活でアピールするべきなのか?ここでは実際に自己PRにコミュニケーション能力と書いて内定を取った先輩と、これから就活を始める後輩就活生の2人の会話形式で、如何にコミュニケーション能力を自己PRでアピールすれば良いのか、その辺を説明したいと思います。

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会社はなぜ「コミュニケーション能力の高い人」を求めるのか?

 先輩、この間、会社説明会で、求める人材に「コミュニケーション能力が高い人」と言っていたので、私の自己PRにもコミュニケーション能力と書こうと思っています。ただ具体的にどうやってアピールをすれば良いのか分かりません。どうすればよろしいのでしょうか?

 コミュニケーション能力をアピールするのであればまずなぜ企業がコミュニケーション能力を就活生に求めているのか?そこから考える必要がある。

 まず現場で使われるコミュニケーション能力として、まぁ、色々とあるが、一番重要なのは客に自社製品の魅力を伝える提案力だと俺は思っている。会社にとって、利益を上げる事は何よりも重要で、だからこそ製品の魅力について伝えられる話し方が現場では求められる。

 その為にもその提案力について考えるべきなのだが、新人の人の中には、ただ単純に値引きをしたり、期間を伸ばしたり、または起承転結を持って話の段取りを組めず、交渉自体ご破算にする場合もある。そんなコミュ障だと思われない為にも先ず営業の商品を紹介する話し方について説明したい。

 IT商品を例にするのであれば、例えばレジの自動化の商品を提案する場合、「パート従業員のパート代は時給800円でございますが、それを1日8時間、計6400円。そしてそれを3年続けた場合、1人当たり691万2000円の費用がかかると思います。しかしわが社の製品は、約3年間の保証で300万程度のお値段で済みますので、半分以上のコスト削減に結び付きます。」など人件費より安いとアピールしたりする。他にもスピードが上がって処理できる数が1分間に20%上がったり、また人為的ミスが減って手戻りやクレームの発生率を月100件から1件に下げたりなど様々な面で経営のサポートが出来るとアピールする。こういう企業向けの提案なら、業務改善系の提案をする事が一般的だが、企業ではなく、消費者に提案する場合、家計の支出を抑えたり、子供の教育を後押ししたりなど生活面でのサポートが中心になる。このように如何に客の悩みを解決するのか?その辺の説明の仕方について心得ていると強い。

 先輩、企業が求めているコミュニケーションについてなんとなく分かりましたが、ただそれだとコミュニケーション能力というより提案力なのではないでしょうか?

 素晴らしい。正にお前の言うとおり、俺が今言った例だけなら、それは確かにコミュニケーションというよりも提案力が自己PRとなってしまう。コミュニケーション能力をアピールする以上、製品の良さを伝えるだけでは、もし客が求める商品がなければそれで終わってしまう。その為、例えばお客さんとの些細な会話によって新しいニーズを見つけ、そして悩みを解決するというニーズを掘り起こす話し方も重要なコミュニケーションスキルとして含まれている。

 お客さんに製品の感想を聞いたら「いいね」という人もいればクレームを言う人もいる。ただ不幸な事にそれが次なる製品の改善策のヒントになる場合がある。例えば工事現場で働いている人が、「ケーブルがすぐ切れて使えなくなる」とクレームを入れたところ、「ならケーブルが切れても大丈夫なように直列繋ぎではなく、交流繋ぎにしよう」と販売担当者が言って、ケーブルが1つ切れても止まらないような仕様にして顧客満足度を上げる方法を取った人がいる。これは俺が今言った例だけでなく、ビジネスというのは大抵クレームによって今後の方針を決めていく。実際、「弊社の悪口を言って優勝した人には100万円」とあえてクレームを得ようする企業や、「苦労は買ってでもしろ」と逆風の中に身を置く事を強要する人もいて、それはそういう不満や問題の中にこそ次を生かすヒントが隠れているからだと思っている。

 次のビジネス製品に対し、クレームを入れる人は後一歩、もしくは製品になにかしら愛着のある人が多いからクレームの対応に満足してくれれば貴重なユーザーにもなるし、自分の声が反映されたという事で、また新しい貴重なヒントを提供してくれるかもしれない。だからクレームを単なるクレームとして終わらせず、製品を生かすヒントとして捉える姿勢というのもコミュニケーションにおける姿勢として企業が求めているわけさ。

客だけでなく、仕事仲間に対するコミュニケーション能力の自己PR

 提案力やニーズを掘り起こすような話し方。なるほどそれが企業が求めているコミュニケーション能力というわけですね。ありがとうございます。

 いいや、これはまだ序の口だ。何故なら今までの話は客に対してのコミュニケーション能力で、仕事仲間に対するコミュニケーション能力について触れないといけない。

 仕事をする以上、同僚や上司との仕事の進捗具合について確認し合ったり、トラブルが起きれば課題や対策について話し合ったりなど常時、報連相が必要になってくる。当たり前だが組織に属する以上、仕事は1人で行わず誰かと分担で行い、その間のやり取りが出来るかどうかが必要になってくる。

 コミュ障の人の中には分からないのに誰に尋ねれば良いのか分からず、そのまま放置して悪化してから報告するという人もいたり、分からない事があったら直ぐ人に聞く癖がある人でも何も考えずにそのまま質問をしてしまい、調査時間にその人を待たせてしまうなど迷惑な人もいる。質問をする上でも「いつ、どこで、誰が、何を」など伝えるべき要点は伝えないといけないし、業務用語を交えて話し合えるようにしないといけない。グループ作業となればプレゼンなどの発表も心得ておく必要があるかもな。

 他にも今のは同じ部署内での話だが別の部署で働く仲間同士となると、商品別だったり、地域別だったり、または営業、人事、経理など役割ごとに仕事の内容が変わってくるわけだから部署ごとの連携の仕方についても心得ておく必要がある。

 更に部下を持つようになれば、部下の指導についても心得ておく必要がある。ある上司の中には「そんな事も分からないの?」「だからお前はダメなんだ」など批判だけして改善策など示さず、問題を放置して責任問題に発展するしかないケースも多々ある。他にも叱り方やほめ方を心得てなく、新入社員を早期退職に追い込んだり、またパワハラ、セクハラなど訴えられるケースもケースあるから、人を正しく指導する術も心得て置く必要がある。

 あと他にあるとしたら、仕事以外の付き合いだな。もしかしたら共通の趣味を見つけ、車内で仲間を見つけたり、そして上司になれば冠婚葬祭などのスピーチも買って出ないといけないかもしれない。

 このように仕事仲間同士のコミュニケーション能力においては、上下関係、部署や業務別の横関係、さらにもし日本人だけではなく外国人も一緒に働く現場であれば異文化交流すら求められるようになる。だからコミュニケーション能力というのは先の提案力だけでなく、報連相や、指導、話すネタの豊富さなど色々な形でアピールする事が出来る。それ故、もしコミュニケーション能力をアピールしたいのであれば、様々な経験をした印象付けるようなアピールした方が良い。

実際に大手から内定を取る就活生が書いている「コミュニケーション能力」の自己PR

 先輩、コミュニケーションについていろいろなアピールをしないといけないって事は分かりましたが、そんな提案、指導、共通の趣味など、実際にコミュニケーションをアピールする就活生はどんな事をアピールしているのでしょうか?

 コミュニケーション能力をアピールする以上、自分の話術で何かしらの難局を乗り越えた話じゃないと説得力がない。俺の場合、居酒屋の経営悪化の際に店長と経営方針について話し合った事について面接で話したけど、他に知っている例だけど家庭教師をやっている友達がいて、その人はやる気のない学生に対し、如何にやる気を起こさせて結果を出すかみたいなアピールをしたと訊いた事がある。他にも介護施設で働いている学生もいて、意思疎通が困難な高齢者とどうやってコミュニケーションを取れば良いのか考えたり、また実家が魚屋で店先で「いらっしゃいませ。奥さん、今日は新鮮な魚が入っていますよ」などセールストークをアピールする人もいた。

 以上のように自分の話術が如何に現場で効果をあげるのか、問題解決?やる気?意思疎通を明確化?客の心を掴む?など色々なコミュニケーションがある。それ故、もしコミュニケーション能力をアピールするのであれば、自分の案が採用されて、それが実際に現場で使われて、そして良い結果をもたらした。など計画、行動、実行、結果など4つを入れ込んだ言い方をした方が良い。就活生の中には、ただの思いつきで実行したり、話をもっと細かく聞いたら実際は先輩がその案を考えていたり、結果についても後輩や家族を動員して売上を上げたみたいな方法を取っていたから、まぁ、印象の薄いコミュニケーション能力のアピールという事になるよな。

 印象の良いコミュニケーションを取る為にはそれなりの話の段取りを作る必要がある。例えば俺の居酒屋の経営方針についてだが、最近は若者の財布事情によって酒離れや、二次会、三次会の参加が消極的で若手層の売上や宴会の売上が落ちている。更に今の飲食店は人手不足が深刻で、まぁ、自由にシフトも組めない、サービス残業をさせられる、長時間労働などで人気がなく直ぐ辞めてしまう人も多いから一向に従業員が定着しない。少ない人数で回すわけだから、そりゃあ、品が出るのに時間がかかるし、サービスの質も下がる。正直客離れが起きて、逆に回るようになっていて複雑な心境だ。ただ居酒屋料理の材料である野菜の価格が高騰して売上を圧迫しているし、更に東京オリンピックの影響で受動喫煙防止が実施されようとしていて、喫煙化の客層が見込めなくなるという事態に見舞われている。

 まぁ、いきなり何で俺のバイト先の経営問題について話したのかと言うと、印象の良いコミュニケーションを作る為には先ず「課題」を最初に考える必要がある。面接では「居酒屋の来客数が減ってその対応をした。」と言うと「何で来客数が減ったの?」と訊いてきて、要は自分が頑張った事に対する課題が何なのかについて聞いてくる。その辺を踏まえていない人だと「え~っと何ででしょうね?」と言って話が終わってしまう。問題解決型のコミュニケーション能力をアピールしたいのであれば、「なぜその問題が起こったのか?」「なぜその方法で解決しようと思ったのか?」「なぜ君自身がそれをしようと思ったのか?」「失敗したらどうするつもりだったのか?」「その後はどうなっているの?」など、課題、解決方法の妥当性、意義、リスク管理、アフターフォローなど様々な質問に対応出来るようにしておくべきだ。

 俺の場合の模範解答だけど、課題はさっき言った通りで、解決方法としては「若い人達の需要が見込めないので、今後増えていく外国人観光客向けの客層を増やす方針に変えました。外国人観光客を増やす為に、彼らが使用しているWi-fi環境を整えたり、世界共通のクレジットカードが使用出来る端末を配備したりなどした。他にも新人アルバイトの引き留めについてだが、一番の課題は人手不足の影響で1人当たりの労働量が多いという事だ。そこで店長は外国人労働者を数人を雇って1人当たりの労働量を少なくして、負担を減らす事をしてみた。ウチで採用したのはタイ人だったんだけど、タイ人は自分がミスをしても「マイペイナイ」とか言ってミスを帳消しにしようというタイ独自の文化があって、まぁ、指導においては日本とタイとの文化の違いを理解して「日本ではこんな事をしないといけない」など異文化の違いを理解した上で対応するのに苦労させられたよ。

 まぁ、更に詳細について話すと長くなるから割愛するけど、要は俺はこの経験で店長に外国人観光客を増やす為の方法を提示したり、新人アルバイターと仲良くする事で人員を確保し続けたりなどして困難を乗り越えた話をした。まぁ、コミュニケーション能力をアピールする以上、仲良くなった、異文化の対応の追われたなどではなく、こう話せば結果が出るという打算的なストーリーを語った方が良いかもしれないが、要は面接の約30分間話せるほどの内容を持っていれば良い。

 正直なところ、30分間、店長に提案した話、例えばこの手の飲食店での売り上げを上げる方法としては、メインの商品を全面的に押し出すか、おつまみの注文数を増やす。どちらかに挑戦し結果どうなったかを30分話せれば良い。新商品に対しては、期間限定だという事を全面的に押し出して商品の希少性にアピールしたとかも1つの手だろうな。また少しでも負担を減らす為、営業時間を短くするべきかどうかの検討もしたり、営業時間が減った分、店の売上も低くなるのだから、その辺の対応をどうするべきかについて話せるのも良いかもな。

 コミュニケーション能力をアピールする1つのコツとして、自分で考えて、相手のニーズに応えて、かつその内容が採用された、または相手から感謝されたなどという流れを作る必要がある。お前は色んな会社説明会に参加していると思うけど、その際に企業が求める人材として「コミュニケーション能力がある人」以外にも、「自ら考えて行動する人」「相手の視点で考えられる人」「チャレンジ精神がある人」など聞いた事があると思うけど、要はどの企業も相手の視点で考えた上で、その考えた内容が採用されて結果を出せる人材が欲しいわけだから、コミュニケーション能力をアピール出来る人はその一連の流れを話術を持って乗り越えた経験がある人と言える。勿論、アイデアの提案や、人の指導などの経験は別箇で上げても良くて、要はコミュニケーション能力をアピールするメリットは他の就活生が部分的に挙げている内容を総合的に挙げる事が出来る強みがある。だからもし居酒屋や家庭教師、介護など様々な業種のアルバイト経験があるのであれば、それを元に複数のコミュニケーション能力をアピールするのも良いかもしれないな。

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