内定がもらえない特徴を持つ就活生を相手にする面接官の例

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「内定がもらえない人の特徴って具体的にどういうものなのか?」

 就活で上手くいかない人からすれば自分の悪い所を直して次の志望先に備える。そんなやり方も必要だと思います。しかし自己分析をしてもこれだと思えるような悪い部分が見当たらず、『内定がもらえない人の特徴って具体的にどういうモノがあるのだろう?』と考えると思います。

 そしてその悪い部分を調べ上げた後、では今後は次にその『内定がもらえない人の特徴をどのように改善すれば良いのか?』その辺の改善策まで調べ上げないといけません。自分の悪い部分が分からない状態から内定を貰えるようにする為には具体的に何をしなければいけないのか?

 ここでは実際に内定がもらえない就活生相手にする模擬面接官の視点で、内定がもらえない特徴を如何に改善すれば良いのか?を説明しております。

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内定がもらえない特徴を持つ就活生の例

 人材斡旋会社の模擬面接を担当し、内定がもらえない就活生の対応に明け暮れる毎日。俺が新人の頃はどのように就活生にアドバイスをすれば良いのか迷っていたが、今では内定がもらえないパターンが見え、その改善策を提示するという一種のルーチンワークと化している。だから就活というのは一種の通過儀礼で、モノの言い方を心得ていれば内定が取りやすくなると俺は信じている。(無論、超大手となれば話は変わってくるが)

 とりあえず俺の経験則から言わせれば、内定がもらえない就活生の特徴として3つのパターンが存在し、その悪い部分を無くしていけば内定が取れる就活生に変わると信じている。だからここでは実際にどんな特徴が内定を取りにくくしているのか?その辺について説明してみたいと思う。

内定がもらえない人の特徴① 志望先の業務の理解不足

 内定がもらえない就活生の特徴として『志望先の業務内容を理解していない』『自己分析が出来ていない』『質問を正しく理解していない』などというモノがある。就活では業界分析や自己分析、そして面接官からの質問への対策が上手く出来ず、それで内定がもらえない人がいる。

 ただそれは一言でまとめれば、その就活生は志望先の業務について正しく理解してなく『御社の業務ではこんなスキルが求められる』『だから自分はこの業界に向いていると思うのです』『この質問はこの手を確かめる為の質問だな』と、結論を述べられないからではないかと見ている。つまり口下手な原因は話し方としての結論を心得ていないからではないかと思っていて、どのように話すべきなのか?と知ればコミュニケーションの問題は緩和されるのではないかと見ている。

 だからこの手の就活生相手には『志望先の業務を理解すれば、どんなスキルが求められ、自分はこれが出来ますと面接で言えるようになるし、この業界は自分には向いていないと、無駄な企業を志望する事を避ける事が出来る。だから志望先の業務を知り、逆から考えて、面接でアピールする為に必要な情報を整理していけばよい』とアドバイスしている。

 ただこの話を聞いた就活生の何人かはこう言いかえす。『では一体どうやって志望先の業務を正しく理解すれば良いのか?』と。それに就職活動期間だから、大学やES作成、またはバイトまでもやっている人がいるから『電車の中や講義の時間帯など目を盗んで情報収集するしかない』と言ってくる。

 だから俺の場合、業界分析をする際に役立った『しごと場見学』という本を紹介している。

 これがどんな風に役立つかと言うと例えば銀行で働く人たち (しごと場見学!)の場合、個人営業、法人営業、融資営業、支店長として働いている人が紹介されている。銀行業務は専門性が高く、各職務では具体的にどんな仕事をするのかイメージしづらい点がある。

 ただこの本の場合、個人営業ってどんな仕事?と書かれていて、預金の案内や投資信託、金融商品による資産運用のアドバイスをしていると書かれたりしている。おまけに各職種ごとに実際に働いてくれる人を必ず紹介されており、個人営業の場合、『お客様が将来にわたって有意義な生活を送れるようサポートしたい』となっており、志望動機を書く際に役立つし、またどんな努力をしないといけないのか見えてくる。1冊2000円と高いが、これから40年間務めるかもしれない企業を決める以上、時給2,3時間の値段で内定がもらえない状態から緩和されると考える事が出来る為、考慮の余地はあるだろう。

内定がもらえない人の特徴② やりたい事が見つからない

 他に内定がもらえない人の特徴としては『この子は一体何がしたいのだろう?』と自分の考えが見えない人だ。志望動機について尋ねても『私はこんな事をしてみたい』と言えても『なぜ?』と問うても、憧れ、面白そうと言ってくるだけで本気度が見えない。

 『憧れている、面白そうと言っているのだから採用すれば良いのでは?』と思うかもしれないが、怖いのはその就活生の言っているやる気が一時的なモノで就職後数年で退職してしまうのでは?という危険性がある。

 また場合によっては自分の本心が言えない、例えば親に『ここを受けなさい』と言われて受けに来ている場合や、面接日までに言う内容をまとめることができずに来ているパターンもある。だから就活では、そんな中身のない就活生と見極めるために『なんでこの企業で働いてみたいと思ったのか?』その熱意がわかるまで質問をしたりする。

 就職希望者の個性へのこだわり。なぜそこまでこだわるかと言うと、その個性で自分達の仕事に向いているかどうかを判断する為だ。採用して困る人物の中には早期退職者がいる。その退職理由の大半が『思っていたのと違う』という入社後のイメージの差異が原因だと見ている。就職活動の採用活動って結構お金がかかって、例えばリクナビに広告を載せるのって13ヶ月で30万ほどかかる。更にWEBテスト。1人当たり5000円。更に企業で説明会や面接官の用意などを含めると、一人採用するのに100万ほどかかるんだ。そして仮に採用して1年くらい勤め上げるとして、まぁ、1人あたり年収300万。そして光熱費などを含む費用を100万と想定すると早期退職者を出すって事は400万円以上の損害を出す事と一緒なんだ。だから人手不足の時代であっても、志望先の業務を正しく理解していないせいで『思っていたのと違う。転職しよう』と考えてしまう可能性があるのであれば採用しない方が被害が少ない。

 だから就活では例えば銀行を志望する場合、

「お客様に最適な資金運用のサポートができるような人になってみたいと思っています。その為にも私は大学で工学関連の専攻しましたので、工場や精密機械関連の企業相手に資金的なサポートをしてみたいと思っております。今、工学関連の業界は自動運転やAIなどで改革が求められ、しかし資金の乏しさから中々実現に至らないケースがあると思っております。そこで収益を出せる資金運用を提案し、そしてお客様から「〇〇さんに頼んで良かった」と言われるような存在になって、機械関連の工場をサポート出来る銀行員になる事を目指しています」

 と銀行業界がお金を貸す仕事だと理解している上、何故その業界で働こうと思ったのか?そしてその業界で働いていく上で自分のスキルをどのように活かそうと思っているのか?その熱意や個性は就職してから成果を上げるまでの手順まで考えている。

 今のは金融業界の例だったが、食品業界の場合、健康的な食生活を提案する事で、快適な生活を送れるように頑張りたいと、まぁ、栄養関連の知識を身に着けるなどをして、消費者や飲食店の責任者に自社食品を売る事を目指すという言い方も良いし、IT業界の場合、近年の働き方改革により自動化、またはデータ分析などを行って労働環境や経営に大きく貢献しています。ですので私もITを通じて社会の負担を減らしていくようなエンジニアを目指したいです。と今まで人の手でやっていた事を機械化するというのも1つの手だ。

 就活生の中には『言葉のキャッチボールが出来ていない』『質問に答えられていない』などコミュニケーションに問題がある人もいる。ただその原因として『就活でどのようにアピールすれば良いのか?』それを心得ていないからではないのか?と言える。面接する側からすれば『この子を採用すればちゃんとウチの成果に繋がるのか?』と結果を出せる人間かどうかを見てくる。だからこそ、面接でアピールするのであればせめて成果を上げるまでの手順について踏まえておくべきだろう。まぁ、だからこそ、先の繰り返しになるが志望先の業務の理解力は就活成功の上で重要なカギになる事は言うまでもない。

内定がもらえない人の特徴③ 性格に難あり

 では志望先の業務について正しく理解し、そして正しくアピールが出来れば内定がもらえる就活生になれるのか?と言われればそれは違う。なぜなら就活生の中には実力があっても、採用しないケースがある。それは性格の悪さがにじみ出ている場合だ。

 実力があっても採用を控えたいと思う社会人はたくさんいる。例えば人の失敗を裏では笑ったり、人のミスを責めているだけだったり、またはワンマンプレーで仕事をしたりする人がいる。人のミスを笑うと言うのは論外だが、残りの2つについては、悪気がないと思っている人が結構いる。

 例えば実力のある人の中には『なんでこんなことも出来ないんだ!?』と実力の伴わない人に対し責めてばかりいる人がいる。確かにミスをする人に対しては叱責することも必要だ。しかし責めてばかりいても問題は改善されないし、問題を解決するのであれば『なんでこの人はこんなミスをしたんだろう?』と再発防止の徹底に力を入れるべきだ。

 しかし世の中には『ミスばかりしてみんなの迷惑をかけている』と言って、一向に改善策を設けず、責めてばかりいて、人を成長させることを怠っている人がいる。これでは集団行動が伴う組織において、成長が感じられない。むしろ今の時代人手不足で騒がれているのだから、退職を促して、ネット上で悪い評判を書かれたりすれば、それだけで今後人が来る可能性が低くなるし、優秀な人が来なくなる。となれば責めてばかりいる人がいるだけで、さらに評判が悪くなると言う悪循環が生まれる。

 その結果、今度はワンマンプレーで、自分1人で成果を出そうとする輩が生まれてくる。要は人を育てることをやめ、自分の成果だけを追い求める組織体制になってしまったパターンだ。

 それだと実力があっても、その人がいないと仕事が回らなくなると言う状態になるから、病気による長期休暇や、転職など、その人を失えば会社としての仕事が回らなくなる。さらに独自路線で仕事を進めるわけだから、周囲の人たち、特に新入社員はその仕事に溶け込めることができず、さらに反発を招くことになる。となればパワハラや、人材の使い捨てが増えて、ますます会社として成り立たなくなっていく。

 成果を上げている以上文句は言いづらい。しかしそのまま放置すれば会社としての健全経営に穴を開けることになりかねない。だからこそ性格に問題がありそうな就活生には、どのような人間関係を持っているのか中心に面接では訊かれてくる。

 サークルで反対意見が出た人の対応や、ミスをした人に対するフォローなど、パワハラが生まれそうなやりとりに対して、ちゃんと遺憾無く終わらせているかどうかそれを見てくる。だから両者の意見を良治させるような提案を模索するか、またはミスをした人に対し「なんでこのようなミスを犯したんだろう?」と原因を究明し、再発防止に努めると言うふうな言い方ができれば、認識は大きく変わってくるだろう。

内定がもらえないと勘違いしている就活生の特徴

 このようにコミュニケーションの乏しさや、志望先の業務知識の理解不足、性格に難ありの就活生であれば内定はもらえないだろう。

 ただ就活生の中には「自分は何の実績も積んでいないから、何もアピールすることができないから内定がもらえない」と実績のなさも内定がもらえない人の特徴だと考えている。

 ただ俺から言わせればその考えはノーだ。なぜなら例えばIT業界の場合、業務システムの改善についてシステム作りを行うわけだから、そんな経験をしている大学生なってあまりいない。しかしIT業界のほとんどは新卒採用で学生を採用したりしている。つまり未経験者を採用していると言うわけだ。

 他にも法人向けサービスを行っている会社、例えば化学業界や、建築業界、または仲介業務を営む商社も、未経験であるはずの新卒就活生を採用している。つまり就活では実績のない就活生も採用しており、実績のなさが内定がもらえないと言う理由に結びつく事は無い

 それは法人向け以外でも同様で、新しい商品を作ったり、今まで売り込んだ事のない客層に販売したり、新しい事にも挑戦しないといけない所がある。なら未経験の状態で結果を出すスタイルが求められ、俺の場合、成功している人の例を参考にあたかも自分の事のように内定を取った事がある。

 俺も学生時代、資格試験に挑んだわけだが、運悪く落ちてしまい、何もない状態で就活に挑まなければならない事があった。しかし結局のところ、志望先の業務について正しく話せれば『君は今後どのように働いていくつもりなの?』と訊かれ、志望先業界で成功している人のノウハウを真似て、あたかも自分はその考えの下で働いていきます。みたいに答えていたら内定がもらえた。  

 結局のところ就活と言うのは、積んできた経験と言うよりも『この子は仕事ができそうだ』と思わせた人の方が採用される。いくら難易度の高い資格や、またはバイト先の売り上げを倍にしたなどすごい経験を持っていたとしても。『では君は具体的にどのようにそんな成果をあげられたの?』と聞かれ、成功するためのノウハウについて語れなければ、結局のところ内定はもらえない。

内定がもらえない人の特徴【まとめ】

 内定がもらえない人の特徴の根底的な部分には自分がこの会社に就職した後の事をちゃんと考えていない点が目立つ。

 面接官というのは採用して結果を出せる人を採用したいと思っている。なら就活生は就職後の働きぶりに触れたアピール内容を練る必要がある。しかし残念な事に就活生の中には内定が取れればそれで良いと考えている人が多く、その結果、就職で働く上で重要な要素を調べるに面接を受けている人がいる。内定がもらえない就活生というのは、そんなただ自分の過去話を語って終わり、未来の話について考えていないのも1つの特徴である。

 就活と言うのは自分と言う商品を売り込む場所でもある。もし御社が自分を採用した場合、こんな形で利益をもたらします。とアピールをしないといけない。だからこそ俺のところに『内定がもらえない』と相談しにくる人がいた場合、先ずは就活で、または仕事で成功している人の例を参考に、あたかもそれを自分のことのように語ることから始めてみたほうが良いと言っている。

 面接官として本心から働きたいと言ってくれる生徒を採用したいのが本音だが、働いた事のない人が『働きたい』と言うのは難しく信憑性も乏しい。だから就活では働きたい意欲とかではなく、仕事で成功しそうな雰囲気を醸し出した人に内定が貰える仕組みになっていると俺は考えている。就活というのはある意味情報戦であり、成功している人の情報を知れば知るほど有利になっていくと思っている。となれば内定がもらえないと嘆いている人達がまずやる事は成功している人達、または働いている人達の情報を先ず手に入れる事になると思う。となればアピール内容も自ずと絞り込めるだろうし、内定がもらえないと嘆く事も減るだろう。

□ 志望先の業務、働いている人達の理解に役立つ本

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