お金以外の志望動機を書く就活生の例

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お金以外の志望動機が思いつかない

お金を稼がないと生活出来ないからが本音

お金以外で立派な志望動機って何?

 就職活動をしていて困る事の1つに志望動機にお金以外の理由が思いつかないというのがあります。恐らく今まで働いた事のない人からすればお金以外に何の為に働くのか?そんな事を思っているが為に、エントリーシートや面接で人に発表出来そうな理由が思いつかず、志望動機が書けない人がいると思います。

 良い企業に就職する為にはお金などの私利私欲的な理由ではない理由が良い為、お金以外の志望動機の作り方についても心得たいという人がいると思います。しかし志望動機というのはお金が本音であっても採用する場合が存在します。

 ここではお金が本音の後輩就活生が先輩就活生に「お金以外の志望動機を作るにはどうしたら良いのですか?」という質問のもとで、お金以外の志望動機の作り方について説明しております。

志望動機で「お金」と書いてはいけない理由

 先輩、実は今書類選考に向けて志望動機を書いているのですが、正直「お金が欲しいから」以外の理由が思いつかなくて困っています。ぶっちゃけ「お金以外に何があるの?」というのが本音なんですけど、志望動機にお金って書いちゃいけない理由って何ですか?

 それはお前が実際に営業に駆り出された場合の話し方を見ているからだよ。例えばお前が仮に食品業界の営業マンだったとしよう。そうなるとスーパーや飲食店に対し、「ウチの商品を置きませんか?」とそういう交渉をする事になる。ただ実際にやった事がないから分からないだろうけど、大抵はライバル会社複数と比較されて、自分が選ばれるようにしないといけないから、飲食店のオーナーにとって「この人と一緒に取引したい」と思わせるようなセールストークが必要になってくる。

 となると当たり前だが「これを売ればウチの利益(お金)に繋がるんです」みたいな言い方をしている人と、「最近、外国人観光客が増えて、彼らが好きな料理を作るのは難しいと思います。しかし我々はその手の料理研究もして、契約先と連携しております。どうでしょうか?ウチを選んでいただければ商品だけでなく、客のニーズに応える情報を提供出来るのですが?」なんて言う人がいれば明らかに自分達にとってプラスになる後者を選ぶだろ?

 正に働くというのは人から選ばれる事が前提であり、この就職活動においても面接官がお前を選ぶかどうかという意味では「選ばれる為にこの子はどんな風に自分をアピールするんだろう?」とそういう目で見てくる。なのに「金が欲しいからです」なんて言えば、「自分の利益しか考えていない」「ウチの会社の景気が悪くなれば直ぐに転職するのかな?」「利益追求ばかりして客から不評を買わないか?」と思われて不採用になってしまう。

 要は本音がお金であってもモノの言い方を心得ているかどうかをこの志望動機を通じてみているんだ。

「お金」以外の志望動機の例

 しかし先輩、確かに他人から評価される以上、自分の私腹を肥やして、使えなくなったら切り捨てる人と一緒に取引したいとは思いませんけど、では具体的にお金以外で相手を納得させる志望動機ってどんなモノがありますか?

 1つのコツとしてお前はこの仕事がどんな人に喜ばれて、そして人を喜ばせて、それがやりがいに感じる。そういう人間だと思わせないといけない。例えば働く理由について考える際、3人のレンガ職人という話をするのだが、要は1人目は「お金の為に働いているんだ」と言っていて、2人目は「家族の為に働いている」と言っているのに対し、3人目は「この聖堂を作れば多くの人が祈れて救われる。そんな立派な仕事をしているんだ」と言っている。

 だから就活ではこの3人目のように「この仕事でこんな風に人を喜ばせたい」とそういう風に言う事が出来て、本来辛いはずの仕事を楽しいと思わせる1つの例として活用されている。他にも日本の例で言えば「電球磨き」って話があってな、電球ばっかり磨く仕事に「つまんない」と言っていた社員が当時の社長が「良い仕事をしているね。君が綺麗に電球を磨いてくれたおかげで、暗い夜道も明るくなって安心して帰れし、夜でも子供に本を読んでもらえて子供は喜ぶ」と言って、「ああ、自分の仕事はこんな風に人を喜ばせるんだ」みたいになって頑張って働くようになったんだ。

 要は「君は何でこの仕事をしたいと思ったの?」という問いに対しては「私はこんな事をして多くの人を喜ばせるような人になりたい」とそんな風に応えられるようにしておいた方が良いのだ。

各業界の志望動機の例

 しかし先輩、先輩の言っている通り、その仕事を通じて人を喜ばせたいという言い方は妥当だと思いますよ。しかし業界ごとの志望動機ってどんな風に調べれば良いのですか?

 1つの例として例えば食品業界においては「食を通じて、人々の健康や安全を目指しつつ、食のニーズに応えるような仕事をしたいと思っています」という言い方が妥当だろう。食品業界というのは主に健康や美容を食生活で改善、または運動能力向上の食事メニューの提案、または飲食店や地方に客を呼び込む企画を立てる。そんな仕事をする。だから志望動機においては「御社の食品を通じて社会のニーズに応えていく仕事をしたい」というのが妥当だ。

 そして金融業界についてなんだが、これは金銭的なサポート。要は銀行であれば融資という形で企業にお金を貸して、「あなたのおかげで我々の事業に必要なお金が手に入った。お礼として借りた金額1%を載せて全額お返し致します」と利子で稼ぐ商売をしている。保険も事故が起こった場合の損失を補う仕事をしているし、証券会社も銀行に頼らず自分達でお金を作り出す方法を提供している。だから金融業界に志望するのであれば「金銭的なサポートをして企業や街を元気にしたい」というのが1つの言い方となる。

 このように各業界ごとお客さんがいる以上、「お金を払ってでも受けたい理由」というのが存在する。そしてそれが客にとってプラスで「○○をする事でお客さんを笑顔にしたいというのが1つの言い方になってくる。だから志望動機を作る為には先ず「なぜお客さんはそのサービスを利用するのか?」それを考えられるようにする事が重要なんだ。

 先輩、言っている事は分かりますが、具体的に先輩が1つ全く働き方の知らない業界で志望動機を作るのならどんな風に調べるのか教えて頂けないでしょうか?

 では俺はビールは飲まないからビール業界の仕事を知らないのに志望していたとする。そして俺は大手ビールメーカーの新商品について調べて「なぜこの商品が売れると見越しているのか?」その辺を重点に調べるね。

 この販売戦略をする理由は企業の求める人材に触れていると言っても過言ではない。例えば「近年、増加傾向にある外国人観光客に対応する為」だったり、「人手不足の影響に伴い、自動化、または作業効率を上げる戦略も必要」など新商品が何故売れるのか?について調べていたら「今後、こういう事が見込まれているので」という文言を見かける。

 それを元に「ああ、この企業は今後、こういう戦略を取っていくのか」と調べて、ビールの場合、「法律が改正されて、今後高価格戦略が必要になっていて」と書かれていれば、商品に付加価値を与える商品企画の需要が見込まれるから「マーケティングが好きなので」という書き方が志望動機には向いている。

 あと別の方法としては志望先の主力商品がビールであれば、ネットで「ビール 需要」と検索して調べてみるのも良いと思うぞ。

 日本の市場の特徴として少子高齢化社会、女性の社会進出、多様化など様々なモノが存在する。そういう時代の変化の中でこの会社は今後どんな事をしようとしているのか?それをこのネット検索では大方見えるようになる。それ故に先の課題が見つかれば、当然その課題に対し各企業はどんな戦略を打ち出すのか、公表しているはず。そしてその公表内容を元に高齢者向けの商品開発をしているのなら、高齢者の生活を支えないという言い方が良いし、多様化の時代という意味では「様々な商品企画を立てて、社会の様々なニーズに応えられる人になりたい」などそんな言い回しが有効だ。

 まとめとして、志望先の新商品が何故売れると企業は思っているのかを調べ、そして志望先の主力商品の需要について調べてみれば自ずとその企業が求める今後の人材が見え、「私は将来こうなってみたいです」と志望動機として書く事が出来るようになるわけさ。

本音の志望動機が「お金」でも建前が良ければ良い就活

 先輩、結論としましては志望動機は本音でなくても良いのですか?

 そりゃあ、そうだろう。お前だって店で店員が「お客様の為に頑張ってます」なんて言っても本音では信じていないだろう。しかしお前がその店を利用するのは「お客様の為に、今、こんなサービスを行っています」なんて言って「うん、いいね」と対応する人の本音より受けるサービスが良いから利用するだろ?言い方を変えれば店員の本音なんて二の次で、提供するサービスの良し悪しで決まるからその手のスキルがあると思わせた方が良い。

 実際、映画の例で言えば「来場者特典」なんて明らかに来客数を稼ぐ為の餌だし、しかしお前もそれを理解した上で映画を見に行くし、「客をカモにしているからいかない」なんて考えたりする人なんて少数だろ?要はビジネスというのは勿論お客様の為に頑張るのが一番だけど、企業と利用者の利害の一致で成立するわけだから、志望動機が例え「給料が高いから」であっても、お客さんが自分達の商品を買ってくれる手腕を持っていると感じさせれば志望動機が本音でなかろうと関係ないわけさ。

 だからこそ、お前がその手腕がある事を思わせる為にも人の心に響く志望動機の書き方というモノを心得ないといけない。少しだけだが、その辺の部分を説明しておこう。

「お金」以外の志望動機を更に良くする書き方

 お前も今までの話を聞いて気付いたかもしれないが、「私はかつてこういう事をした事があり」と自分の経験を紐づけて話さないと説得力が出ない。つまり学生時代に頑張った事についてはその経験に紐づくものでないといけないから、志望動機を作る上ではやはり自分が過去どんな経験をしたのか?そんな事を話さないといけない。

 しかし先輩、自分の経験がどんな風に仕事に役立つのか理解出来ないのですが、志望動機を魅力的に感じさせる学生時代に頑張った事って何かありますか?

 1つの方法として辛い経験を乗り越えた話というのが良いと思う。お前だって分かっていると思うけど、仕事とは本来辛いモノだ。だから企業の中には「採用しても直ぐに辞めてしまう」と嘆くところが多いし、ましてやお金目的でお前は志望先を選んでいるわけだから忍耐力がないと思われてしまうリスクがある。だからこそ、そんな直ぐに辞めてしまう人だと思われない為に、「辛い事があっても長く続けることが出来る」とそんな風に感じさせるモノを用意する必要がある。

 まぁ、アルバイトでも部活でも長く続けてきた経験はお任せするけど、では面接官が納得しそうな「辛くても長く続けられる理由」とは一体何なのか?

 その1つの例として「使命を全うする」「途中で投げ出すのが嫌だったから」など責任感から来るモノもあれば良い。例えば「皆はつらくてやめていったけど、私は違う」と人が苦労すると思われる作業を自分は苦に感じなかった、または逃げさなかった経験と理由があれば良い。

 さっきの電球磨きの話になるけど、つまらない電球磨きでも「人の為に役に立つ」と分かると人はやりがいに感じるモノだ。だから「これをすればこんな風に人の為になる」と考えられれば辛くても頑張ろうと思えるし、「途中で仕事を投げ出すなんて無責任と思い、最後まで丁寧に続けようと思った」と結論付けるのも良い。まぁ、一番良い言い方は「このままだとこうなってしまう」と問題を悪化させるのを防ぐ為、最後まで続けたという言い方の方が自然だから、もしその手の経験があるなら採用してみるのも良いと思う。

 だから結論として、お金以外の志望動機を書く上では

私はかつて○○のような事があり、□□という会社の人から助けられた(サービスを受けた)事があります。その為、この仕事はこんな風にお客さんを喜ばせる事が出来ると知り、その為、私もその人のように客のニーズに応える事で、社会を良くする人になりたいと思い、この度、御社を志望しました。

 とこんな形で書き、学生時代に頑張った事については

私はかつて○○のような事があり、しかし皆が辞めていく中、私は最後まで続けました。その理由は□□をしないと□□になってしまうからです。その為、最後までやる必要があり、私はこういう方法で窮地を乗り越えました。

 なんて書ければ志望動機と学生時代に頑張った事を両立させた内容になるはずだ。