面接で「第一志望ですか?」と質問された時の答え方で内定を取る就活生

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「他社の選考状況を言った際、第一志望ですか?と訊かれる」

「第一志望群という答え方は妥当か?」

「第一志望だと本気度を伝える方法は何かないか?」

 面接で訊かれる質問の中には「第一志望ですか?」という志望先への本気度を問う質問があります。この質問の答え方としては「第一志望です」と普通に言う、または「第一志望群です」と答えるなど様々な答え方がありますが、本当にそれで良いのか?と疑問に感じる人もいると思います。

 実際、この手の質問でその答え方をしている就活生はごまんとおり、他の就活生と同じ答え方なので、差をつける事が出来ていないと思います。出来れば何か他の就活生と違い、または差を出す何かしらの答え方をしたいと思うのが普通だと思います。

この「第一志望ですか?」と質問された場合、どのように答えれば上手くいくのか?

 ここでは実際に「第一志望ですか?」という質問の答え方に悩んでいる後輩就活生と、実際に就活生の面接を担当している先輩の2人の会話形式で、「第一志望ですか?」という質問の答え方について説明したいと思います。

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なぜ面接官は「第一志望ですか?」と質問するのか?

 先輩、つい先日1つの面接を受けたのですが、最後の質問で「第一志望ですか?」という質問をされて、何て答えればいいのか分からず、とりあえず「第一志望です」と答えたんですが、最終的に残念な結果となりました。ですので、「第一志望ですか?」の質問の上手い答え方について心得たいのですが、何か良い方法は無いでしょうか?

 先ず面接官の視点で考えてほしいんだけど、なぜ面接官が「第一志望ですか?」と訊くのかというと、その就活生が一体どんな基準で就職先を決めようとしているのか?その点を知りたいからなんだ。

 例えばお前の志望動機が仮に「地元の活性化に向け頑張りたい」だったとしよう。そうなると地元を活性化させる方法としては、例えば地元の名産品を組んだ特集を組みたいなど、出版業界で宣伝する方法がある。しかし他にもテレビなどを通じて宣伝する事も出来るから放送業界も候補の1つだ。更に他にも地元の銀行に入行し、地元の企業のお金周りを良くするのも手だし、旅行業界に入って観光客を呼び寄せるのも手だ。つまり志望動機によっては様々な業界を志望出来るし、「この子はどうやって志望先を決めるのか?」気になってくるだろう?だから面接では就活生に対し、「第一志望ですか?」と訊いて、本当に弊社を志望しているのかを確かめるんだ。

 ダメな就活生の場合、「第一志望です」ととりあえず答えるけど、その後、「何でですか?」と訊くとモゴモゴし出す。本心では恐らく給料や、規模や、知名度などで志望先を決めていて、内定を取った後、じっくりどの企業に入るか決めるのだろうけど、正直、そんな見え透いた態度でこられちゃ、仕事でもお金目的、成果目的など見栄で仕事をしていると取引先に思われ、ライバルに貴重な取引先を奪われるリスクがあるから、本音はどうであれ、相手に不快感を与えないような言い方を心得ている人材が欲しいね。

「第一志望ですか?」の質問に答えられる就活生

 先輩、何で面接官が「第一志望ですか?」と訊くのか分かりましたが、ではこの手の質問に答えられる就活生ってどんな言い方をしているのでしょうか?

 本当は「御社で働いてみたいからです。」って言って、こちらが納得いく理由を述べてくれれば良いし、実際に話内容より、本人の言葉の熱で選んだりもしている。けど、上手い言い方としては

いえ、もし御社から内定をいただいた場合、就活をやめて、資格取得に励もうと思っておりますので、御社が第一志望となります。

 という答え方かな。 就活生の間では「第一志望ですか?」と訊かれたら、志望動機の高さをアピールしないといけないと考えている人もいるけど、実際に社会人として働いた事のない就活生があたかも働いてみたいというのも難しい話でもある。だから俺が今言った例のように熱意の高さを示すのではなく、一番最初に内定が出た企業を選ぶのも1つの言い方だと思っている。

 言わば志望意欲以外の理由でこられると手ごわいね。今の例だけど、志望先を決める方法として一番最初に内定が出た企業と答えた場合、こちら側からしたら、「まぁ、内定が出たんだから普通そうだよね」という風に捉えざる得ない。無論、内定を取ってもそのまま続けて就活をする人もいるんだろうけど、就活を続ける意志があるかどうかは本人に訊くしかないから、確かめようがないしね。

 もっと言えば向こうからすれば、後続の質問として「就活をやめてからどんな資格取得に励むつもりなの?」という流れになるわけだから、一種の誘導尋問で、その質問の答えを用意していれば、尚、就活生に取って有利な会話の流れになる。

 「私はこの後、御社にとってプラスになりそうな資格取得に励んでいます。」とアピール出来れば、内定は一気に近づくし、面接官がどんな質問をして来るのか事前に分かっていれば、対策も打ちやすいわけだから、この手の質問に答えられる就活生っているのは、さりげない一言で自分の有利な話し方へと誘導出来る人だと思っているよ。

 先輩、確かに「資格取得に励みます」という言い方も良いと思いますが、他の言い方なんてないですか?

 最近、増えているのが、

奨学金を借りている立場なので、内定が出たら直ぐにアルバイトを始めたいと思っているので、一番最初に内定が出た企業に就職します。

 という言い方かな。今は大学生の半分が奨学金を借りているから、就活はとっとと終わらせて、借金返済に力を入れたいという人が増えている。だから生活面で不自由があるなら、そりゃ仕方がないね、という流れになるから、正直、追及しづらい答え方の1つだと思っているよ。

 では先輩、資格取得や奨学金返済という「直ぐに就活をやめる」みたいな言い方をすればこの質問の対策が出来るわけですね。

 いいや、そう単純な話でもない。例えば奨学金返済を理由に直ぐ就活をやめると言っているのに、「ESにはアルバイトをした事は書いてないけどどうして?」と訊いた事がある。実際、奨学金を借りるほどお金に困っていたのであれば何かしらバイトや副業など金を稼ぐような事をしていたはず。恐らくだが、その就活生は集団面接でこの質問に答えた他の就活生の回答を偶然聞いて、自分もこの答え方をしようとしたんじゃないかと睨んでいる。

 ただやっぱり就活というのは特定の質問に対する質問の答えを覚えていれば良いというわけではなく、面接官はESで書かれている内容や、今までの話の内容をもとに総合的に判断する。だからその場しのぎの答え方をしても、他のアピール内容と整合性が取れていなければ直ぐに気づく。資格取得の答え方だって、「次の受験の日は何時で、その間、どんな風に勉強するつもりなの?」など具体的に訊くつもりだ。やっぱり資格を取るのであれば、この就職活動を何時までに終わらせないといけないと計画を練っていると思うから、その辺の計画力をもとに学生の素養を判断する事をしているよ。

「第一志望群です」という答え方について

 先輩、聞いた話ですと、この「第一志望ですか?」という質問の答え方として、「第一志望群です。」という答え方があるのですが、これって面接官である先輩からして良い答え方だと思いますか?

 俺個人としてはあまり良い答え方だと思わないね。だってもし俺が「第一志望ですか?」と尋ねて、「第一志望群です」って答えられたら、

ウチ以外にも狙っている所があるのか?

ウチの仕事内容についてちゃんと把握していないから曖昧なのか?

まだ何処で働きたいか決めていないのかな?

 など他に本命がある。決め手がない。働く覚悟が出来ていない。などあまり良い印象を抱かない。実際、こういう答え方をする就活生の中には志望動機が給料目的だったり、家に近かったり、親が最終的に決める為、自分では判断出来ないなど、相手にとって良い印象を抱かないケースが多い。

 だからこういう返答の仕方をする就活生に対しては、

「他に行きたい企業があるの?」

 と本命ではない理由について聞くね。

 もしこれが俺がさっき言った「他の業界でも自分がやってみたい働き方が叶う」内容であるのなら分かるが、そうではないケースが多いし、この「第一志望群です」という答え方をすると、大抵は「どうして?」などという話になり、同業他社との違いや、自分がやってみたい働き方について話す事になるから、まぁ、面接において一番難しい部類の話の内容へと流れてしまう。そんな難しい話し方をするよりも、「第一志望です」と普通に答えて「なぜなら」の方が、同業他社の理由を省いて説明する事が出来るからこっちの方が手間が少ないと思うぞ。

もし違いのない同業他社と比較されて「第一志望ですか?」と訊かれたら?

 先輩、色々と「第一志望ですか?」の質問の答え方に対し、参考となる言い方を説明してくれてありがたいのですが、出来れば資格取得や奨学金など個人的な事情ではなく、「御社が良い」というような答え方なんてないでしょうか?

 大手メガバンクの例で話すけど、銀行の場合、「赤の銀行」「青の銀行」「緑の銀行」の3つの同業他社の違いを述べるのは難しい。実際のところ銀行の業務というのは、仮に1つの銀行が良いビジネス展開をしても、他の銀行も同じように真似る事は法律上問題なく、つまり良い部分は真似され、他との違いを見出すのが難しい事から、この3つの銀行でもし「第一志望ですか?」なんて訊かれてもどう答えれば良いのか分からないし、誰にも分からないと言っても良い。実際、就活生の中にはこの手の違いを見出す為に「うちの家族がみんな使っている」、または「不景気の時に助けてくれた銀行だったから」など個人的な事情でしか差別化している声が多かった。

 ただそれでも他の就活生と差をつけたかった俺はOB訪問をして、

「御行のOBの方が1番良いと思いました。」

 と面接で言えるようにしたんだ。OB訪問の場合、事前にその就活生にあったどうか記録が残るし、信ぴょう性も増すから、OB訪問を通じて、どんな人と働いてみたいか決めました。みたいな風に言ってきたよ。

 先輩、とんでもない手を使ってきますね。

 今からOB訪問をして間に合うのか?と言われても微妙なところかもしれないが、OBに会うだけで同業他社の違い、特に「第一志望」の理由について述べる事が可能だから、後はOB訪問の際、「銀行の仕事の仕方や、必要な資格、そして人から信用される為に必要な働き方など、銀行で働く上で大切な事を教えて頂いて、とても魅力に感じました。」など、どうして御行のOBが良いのか?という理由させ述べられれば上手くいく。

 正直なところ、「御社が第一志望です。」という理由を作る為には、やはり志望先の社員が実際に働いている姿や様子について知り、他の企業との違いについて触れた話をしないと難しい。だからこそ働いた事のない学生が「第一志望ですか?」の答え方を身に着ける為にはやっぱりOB訪問が一番の方法だと俺は思ったわけだから、まぁ、もし可能なのであれば、OB訪問をして、他の企業より良い理由について述べられるようにしておいた方が良いと思うぞ。

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