どうしてウチの子は内定が取れないのか?

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「高い学費を払って大学に行かせたのに、全然内定がもらえない」
「せっかくアドバイスしているのに、言うことを聞くどころか、反発してくる」
「志望先を隠したり、せっかく書いてあげたESとは違う事を書こうとするし、どうして親の親切を無駄にするの?」

と子供の就活を通して、親の意に反する事をして腹を立てるかもしれません。何故あなたのお子さんは大手から内定が取れないのか?ここではその辺の内容を解説しております。

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学歴主義ではなくなった日本の就活

大学という学歴があり、かつ資格も持っている。そうであれば大手に受かる事は容易いはず、とお子さんは思っているかもしれません。しかし現在の就活は大学に出ている、資格を持っているだけでは通じなくなっており、それを理解していないが為に内定が取れないのかもしれません。

なぜ大卒の価値が薄れているのか?

親の世代であれば、大学に出ている学生は貴重であり、それだけ大手有名企業から内定が取れたと思います。しかし、現在の大学の数は昭和62年の時と比べ、474校から779校と300校ほど増え、大卒の人も193万人から286万人と以前より100万人も多くなっています。この数の多さにより以前のより大卒の価値が下がっており、かつ大したことのない大学も増えた事から、質の悪い大学生も増えており、大卒=内定という価値が無くなりかけています。

更に近年では学歴目的で大学に入る人達が増え、大学で学んだ価値を生かせていない学生が大勢います。例えば、有名大学卒の学生が入社後、学歴を武器に人を見下したり、また実践的な経験を積んでいるわけではない為、頭だけでなく体を動かすような事が出来ず、営業や社交辞令など基本的な事が出来ない人が目立っています。

このような社会人基礎力が備わっていない学生が増えている為、学歴で人を判断するのは書類選考までとし、面接で人柄を見る方針に多くの企業が取る形をとっています。具体的には

・「どうしてその大学に入ろうとしたの?」

・「大学の勉強で役に立つようなモノって何?」

・「将来はどんな事をしたいの?」

など学業の具体的な活用法や将来のキャリアプランなどを描いているかどうかを見てくるようになっています。近年の大学生は有名大学に入れたんだから大丈夫だろう、勉強で良い成績を取っていれば大丈夫だろう。と学歴や成績で物事を判断しています。しかし実際にビジネスに求められるのは、客の視点、つまり自分が何をすれば相手は自分が必要とされるのか?その辺を追求した質によって判断されるようになっています。つまり過去の実績より未来の可能性、この辺が述べられないと、いくら学歴や成績をアピールしても内定は取る事は出来ません。

恐らくお子さんがそれなりの学歴を持っているのに、いつまで経っても内定が取れないのは、学歴だけしかアピールしていない可能性があり、志望先で働く姿勢を示していないからではからだと推測されます。そのような具体的な打開策については、本サイトの各業界の志望動機と仕事内容に載せております。金融業界、食品メーカーなど志望先をある程度決まっているのであれば、参考になると思いますので、ご覧ください。

資格も昔より審査が厳しくなっている今の就活

学歴以外にも公認会計士、TOEIC990点などの資格で就活を乗り越えようとする就活生もいます。恐らく、あなたのお子さんもそれなりの資格や経験を持っており、それさえあれば、就活も苦なく乗り越えられると思うでしょう。

ただ良い資格を取りながら、内定がもらえないという事は、恐らくお子さんはある落とし穴にはまっている可能性があります。

確かにこれは他人から見ると魅力的な内容ではありますが、

「私は大学を首席で卒業しました。」

「在学中に公認会計士の資格を取りました。」

「TOEICは990点です。」

と言っても面接官からすると自慢話にしか捉えない人がいます。つまり如何にこの資格を取るのに苦労したのか?そしてこの資格があれば、こういう風に仕事では活用できるという部分をあまり語らず、ただ取れた時の喜びや自慢話などして終わらせているかもしれません。

最近の就活生はただ就活で有利に進める為だけに資格を取る資格マニアと呼ばれている人達が沢山います。資格マニアとは地頭の良さから多くの資格を取れる頭脳を持っているが、それをどのように社会で役立てようとか考えず、ただアピールする為だけの目的で資格を取得し、面接で「この資格をどのように活かそうと思っているの?」という質問に答えられない学生を指します。

「公認会計士の資格を取っているみたいだけど、何故学生のうちに取ろうと思ったの?」

「それがウチでどのように役に立つの?」

「この資格は弊社だけでなく、別の業界でも使えそうだけど、そちらには志望しないの?」

と本当にこの就活生は、この資格を社会で使おうと思っているのか?その辺を確かめる質問をしてきます。ただ単純に学生時代に時間があったから、経理の仕事で役に立ちます。と一言で面接官は終わらせません。学生時代に資格を取る時間があったのなら、何故そこで公認会計士の資格を取ろうと思ったのか?他にも英語、簿記、または運転免許の資格も取れる機会もあったのに、なぜ公認会計士なの?選択した理由について訊いてきて、その学生が本当にその資格を活かせる方法を知っているのか?と尋ねてきます。

なぜここまでしつこく聞いてくるかと言うと、これは就活事情から来ることですが、近年の就活生は就活でアピールするモノが無い為、特に理由もなく資格や偉業を成し遂げる人が大勢します。それはそれで凄い事なのですが、大抵の場合、入社する事を目的としている事から入社後は燃え尽きて特に仕事に身が入らないパターンに陥る場合があります。

その為、人によっては給与泥棒だったり、身が入らず折角研修などで育てても退職してしまう場合もあり、出来る事なら上記のような就活目的の資格や学歴を持っている人を採用したくない企業の裏事情があります。

親が就活にあまり関与しない方が良い理由

2015年度の人材広告会社の調査ではこんな結果が出ています。
親によって内定辞退された企業の割合

出典:2015年卒マイナビ企業新卒内定状況調査
http://saponet.mynavi.jp/release/naitei/index.html

上記の様に保護者によって内定辞退された企業の割合は全体で17%もあり、

規模が1000人以上だと約3割の企業が保護者によって内定辞退されている事になります。

その為、もう就活というのは学生独自の力で取り組んでいるというよりも親が背後で関わっているのが常識と考えている企業も広まっており、親の干渉についても採用基準の一つとなりつつあります。

その為、親としては出来れば子供にとってプラスになるような事をしたいと思いますが、就活などで親がどのように接すれば良いのかネットで調べてみると

・一切こちらから手を出さない

・子供が助けを求めるまで手を出さない

など始めのうちから親が子供の就活に口を出す事は避け、就活に必要なお金を工面するだけに留める内容が目立ちます。その為、保護者の中には何故ここまで親が就活に干渉してくるのがいけないのか不思議に思う人もいると思います。

実は現在の就活では
就活に干渉してくる親がいる学生を不採用にする企業が多く存在するのです。

その理由は

・入社後、仕事の事に関して口出ししてくるのではないか?

・親の干渉が高い場合、主体性の低い学生の可能性が高い。

・早期退職のリスクがある。

企業は親の干渉率が高い就活生を採用し、上記の様な苦労をした事があります。

就活という子供自身が考えて取り組まないといけない所を親が干渉し、入社後に口を出してくる親が多くいます。また不本意で入社し、親のせいで俺は辛い思いをしているという気持ちで仕事をしている為、うつ病や早期退職などのリスクが高い。そして日頃から親の命令によって生活して来た為、自分で考えて行動する経験が少ないなどのデメリットの部分が多い為、採用を控えた方が良いと考える企業が多くいるのです。

それでも親が出来る事は何か無いのか?

就活は自分の過去の話ではなく未来の話をすれば受かる。

政治家や婚約相手を選ぶ上でも出身大学、家柄、所有資格などで決定するわけではありません。この人と共に歩んで行く上でも、どのように歩んで行くのか、この人は本当にそういう事が出来るのか、将来性を見て判断すると思います。

就活も同様、企業が学生を選ぶ以上、企業は学生の将来性を見て判断します。

ウチに勤めたらどんな風に働くのか、

想定されるトラブルにどのように対応するのか、

取引先との交流だけでなく、身内とのやり取りもうまくいくか、

など学生が将来働くイメージを作りながら決めるでしょう。

よく就活では学業や資格の話をすれば受かると囁かれていますが、過去の実績だけでなく、そこから見えてくる未来の可能性を示唆すれば、更に受かる確率が高くなります。

ですので親は子供の就活に対し、どのような働き方が社会的に求められているのか、その点を踏まえていけば、子供にとってプラスとなるサポートが出来ると思います。

人を選ぶというのは今後自分とともに過ごすパートナーを見つける事であり、仲間として相応しいか見ているのです。

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