夫の給料が少ない場合、「転職させる」か「共働きする」かの判断について

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 年々の給料の減少に伴い、最近の主婦は、夫をもっと給料の高い所に転職させるべきか、それとも自分が働きに出て、新たな収入源を稼ぐか、などそんな悩みを抱える人達が増えています。この手の問題に対して時々取り上げられますが、

「夫を直ぐに転職させるべき。無理なら空いた時間でバイトさせましょう。」

「給料の低い夫なんかと、さっさと離婚するべき」

「事前に夫の給料を調べなかった貴方の自己責任」

「あなたがパートに出て稼ぐべきです。」

 など、転職、パート勤めだけでなく、離婚や自己責任論まで持ち出す人がいる為、夫の給料の低さに伴う問題には正解がないのだと感じざる得ません。しかし離婚は言うのは簡単だけど、「お金目的で男を判断するような事は道徳的にどうなのか?」と良心的に引っかかる部分があり、今後の生活費や、子供の教育上に大きな影響を及ぼす為、簡単に出来るものではありません。また自己責任論に対しても「はい、そうですか」と受け入れられるモノでもない為、夫の年収が低い場合、「高給料の企業に夫を転職させる」か「自分がパートに出る」かのどちらか、あるいは両方が有効な解決策だと推測されます。

 ここでは転職か共働き、どちらにどんな課題があるのか説明し、そしてどんな対策をすれば良いのかを簡単に説明しております。

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夫が給料の高い企業に転職出来る見込みがあるかの判断

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 まず第一に貴方は育児や介護など家事がある為、出来れば夫を高収入の企業に転職してほしいと思います。しかし転職というのは口で言うほど簡単ではなく、様々な問題があります。

・転職先の求人票が本当に正しいのか?

・夫が転職出来るする為に必要な有休をとる事が可能なのか?

・転職を成功させる事ができるのか?

・夫は転職する意欲を示してくれるのか?

 など、給料を理由に転職に成功する為には、上記の4つのプロセスをクリアする必要があります。近年の求人票では人手不足が原因で、求人票には実際と比べ高い給料を書く所が多くあります。それは法律上問題のない書き方、例えば月給23万と書かれているが、実際は基本給が15万で固定残業費が8万という内訳で書かれている場合です。

 つまり本当の月額は15万なのに、残業している事が前提の給料8万円分を足した給料額を求人票に載せるケースです。これにより給料の高い所に転職したはずが、実際は更に低い給料で、残業を強要させる企業だったという事に成りかねないので、転職先を決める際は最新の注意が必要です。

 そして夫が転職に賛同しない1つの壁に転職活動に必要な有休がとれない部分があります。

 転職する場合、最低でも2回の面接を受ける必要があり、日時の指定も向こうがしてきます。その為、日時に合わせて時間を作る必要がありますが、現職の業務の影響で中々仕事から抜け出せず、更には転職に失敗した場合、再度有休をとって再挑戦しないといけなくなり、そんな頻繁に休んでいれば転職を疑われて、職場に居づらくなります。それ故、転職に必要な時間を確保出来るのも転職を成功させる1つの課題なのです。

 そしてこの手の転職で一番の壁とされているのは転職理由です。

 今回のケースで言えば、子供の行事や生活に必要な収入を得る為に転職するわけですが、そんな給料目的で転職するような人を企業は好んで採用しません。もしこれが現職の業務で成果をあげたのに特別手当や昇給金額に反映されないなどのトラブルがあり、転職を考えたのであれば、分かりますが、特に個人的な都合で転職するのであれば、採用側に採用したいと思える魅力をアピール出来ず、何時まで経っても転職出来ない状態になります。

 そしてこれら全ての壁を乗り越えるのには何よりも夫の転職したい意欲が必要です。

 そもそもこの手の転職は妻が子供の行事や生活に必要な金が無い事を理由に始めてします。しかし夫にも仕事にやりがいを感じている、または仕事に責任を感じているという状態であれば、いくら家族の事であっても転職には消極的です。それ故、面接で

「では何故、今の職を辞めようと思ったのですか?」

「そういう大変な状況下だったのに、何故転職しようと思ったのですか?」

など”やりがい”や”責任感”が問われるような質問をされて、心残りがあるようなのであれば、「やっぱり転職は辞めよう」とそんな話になりかねません。

 それ故、夫を転職させるかどうかは、今夫が勤めている仕事について夫がどう思っているのか?その辺について理解しないといけません。話を聞くと、今自分は大変な状態だけど、部下はもっと大変な状態なんだ。と言えば個人的な理由で抜け出すのは難しいし、口では家族の為と言っているが、仕事の話をしている時の方が生き生きしている。など純粋な仕事人間であれば、今の仕事を辞める考えを芽生えるわけがなく、夫の転職は諦めた方が良いと思います。

妻が共働きする場合の課題について

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 このように夫を転職させる為には様々なハードルをクリアしなければならず、もし叶わない場合、あなた自身がパートや派遣などに出て、収入を増やすしかありません。

 ただここで問題となるのは、家事と仕事との両立です。

 働きに出る以上、食事、洗濯、掃除、育児などが今までより短い時間でこなさなくてはなりません。その方法としては今までは毎日やっていた掃除を週に1度で済ます、料理の作り置きなど手間のかからない料理を心得るなど、時間の短縮や回数を減らすなどの工夫が必要です。

 それ以外にも子供の風邪やケガなど想定外の事態に陥った場合の対処も重要です。病院に連れて行くのであれば、急な休みにおける職場の理解も必要であり、自分の代わりに子供の面倒を見てくれる人も必要になってきます。

 家事や育児以外にも共働きするのであれば、「税金」への対処も必要です。

 日本の場合、年収103万円以上稼いだ場合、夫の扶養控除から外れてしまいます。更に年収130万円以上稼いだ場合、課される税金に住民税が増え、更に家計を圧迫する事になります。それ故、共働きする場合においても正しく税金に対する知識を身に着け、貯蓄を増やすはずが、逆に減る事になる事は避けれるようにならないといけません。

 家事の効率化、周囲の理解、そして税金への対処など家事と仕事との両立においてはこの3つの対策が必要になります。そしてそれを実現する上でもあなたのパートナーである夫の理解が必要不可欠です。

 ある家庭では掃除する回数を減らした為、「家事を疎かにしている」と激怒したり、義母が仕事の経験がない人である為、仕事と家事の難しさを理解していないが為に、逆に夫の味方をする場合があります。こういう事態に陥った場合、恐らく幾度となく口喧嘩する事になる為、「口喧嘩で勝つ」か、または「夫を説得する方法」について考える必要があります。

 例えば「子供は託児所に預けた良い」と外部サービスに頼ろうとするのなら、「あなたの収入が少ないせいで働きに出るのに、更に支出を増やしてどうするの。」と言い返したり、「それに今の託児所は子供を預ける事が出来ないシングルマザーを優先して預け入れる事になっているから、あたしのような兼業主婦だと実家か義父母家に預けてくださいと言われるの。あなた説得できる?」と制度的な理由や、夫の出来る仕事などを明示すると流れは大きく変わります。家計を支える上でも夫には共働きにおける苦労話を理解させる必要がある為、口げんかに勝つ為の算段をつけておく必要があります。

「転職」、または「共働き」かの判断について

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 このように夫の給料が少ない場合、転職、共働き、あるいは両方の解決策がありますが、どちらを選んでも様々な課題があります。これを乗り越える為にも最悪な事態について考えておく必要があります。

 今の日本は少子化や借金1000兆円を抱えている状態であり、借金返済や働けない高齢者を支える為、働ける人達が高い税金を支払わされる形になります。そして今の日本は少子化の一途をたどっている為、一人当たりに支払われる税金額も今後増えていくと予想されます。

 消費税10%、所得税や住民税の増加、そして公的機関からの税金だけでなく、医療や大学などの費用も高くなると予想されます。ドイツでは借金返済の為、社会に還元する失業保険、医療控除、年金受給額を減らしたり、または引き上げたりして、支出を抑える措置をしています。それ故、日本も近い将来、課税、公的サービスの削減あると予想されます。

 そうなる以上、家計を支える為に今後貯蓄や新たな収入源を確保する事は必然となり、夫の転職や、共働きを成立させるなど、将来にとって必要な取り組みが必要なのかイメージが付きやすいかもしれません。それ故、自宅の生計を見返り、自分達に何が出来て、もしそれをしないとどうなるのか?じっくり話し合う事で、必要な取り組み、そして夫との情報共有する事が、「このままだといけないね。」という話へとつながり、意識が変わり、具体的な対策について見出せるかもしれません。

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