保険業界のアピールの仕方を内定者から聞いてみた。

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先輩、保険業界の志望動機ってどう書けば良いのですか?

お前、エントリーシートの受付が始まったから保険業界を志望しているな。何故保険業界に入りたいんだ?

正に先輩が仰ったとおり、エントリーシートの受付が開始されたからです。第一次募集なので書類選考が通過する可能性が高いですし、会社説明会で自由な職場や年収1千万も夢ではないと言っていたので、俺にもチャンスがあるかもって思っているんです。

悪い事は言わん。お前の性格上、保険業界は向いていない。諦めろ。

はっ!!なぜです!!やる前から無理って言わないで下さいよ。

お前、保険業界がどんな仕事かを知っているのかよ?

はい、保険って、地震や火事が起きた時、被害にあった人に支払われるアレですよね?それを売る仕事だっていう事は知っていますよ。

・・・お前、保険業界が入社した人数分、辞めているって話知っているか?

え、そうなんですか?

んでもって、多分普通に保険を売っていても、「それならネット保険を利用したらいい」って事になり、売るだけではこの業界では生き残っていけないほどキツイ業界である事も知っているか?

・・・いいえ、知りませんでした。

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給料1000万円も夢ではないが、成功者は1割程度と言われる保険業界の仕組み

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保険業界っていうのはフルコミッション、つまり完全歩合性で、案件が取れるほど給料が増えていく仕組みになっている。つまり多くの顧客に保険を売れば売るほど、その月の月給が上がって、給料1000万も実現できる。更には保険業界の仕事っていうのは週に一度の定例会を除いて自分のやり方で保険を売る事が出来るから自由な働き方が出来るという意味で人気を呼んでいる。ただそれは保険業界の明るい部分を見ればの話だ。

始めのうちは固定給が30万ほどで新入社員にしてみれば、生活するのにはそんな苦労はしない。しかし2年、3年たつと固定給が少しずつだが、減っていき、最終的には10万になるとされている。そんな10万の給料なら独身生活をしている人なら何とか生活できるかもしれないが、家族持ちだったり、住宅ローンを払っている人であれば、生活なんてまず出来ないし、人によっては借金をしたり、副業を禁止されているのにアルバイトをして生活費を稼いでいる人もいるんだ。

で、でも、先輩からノウハウを教わったりして、そのノウハウを身につければ・・・

先輩から教わる事なんてほとんどないよ。確かに新人研修で色々と商品の説明はしてくれるかもしれないが、ほとんどはその研修だけで、後は名刺などを渡して、「あとは自分一人で頑張ってね。」で終わりだ。お前もさっき自分で言ったけど、保険をどう売るかどうかは自分のやり方次第だって。それって営業のやり方を自由に決められる反面、自分一人でアイデアをねん出して結果を出さないといけないという、孤立無援の状態と言っても過言ではないんだぞ。

そして保険業界には月に1度、または半年に1度、査定という物が行われ、その人が会社が定めた契約数、または保険料を取得しているかを査定してくる。もし査定に引っかかれば退職せざる得ない為、営業担当者はノルマを達成する為にどのように契約を取るか日々考えていかなければならない。

それがこの業界で9割が辞めていくという理由ですか?

それが一番の理由だろうな。だって一度査定をクリアーしても、その次の月も同じように定められた基準をクリアーしないといけない。つまり一度成功してもまた同じように成功しないといけないわけだし、新規契約が基準なのだから、知り合いに頼んでも、見込んだ客層がいてもいずれはストックが切れて、新しい需要を見出さないといけない。そんなプレッシャーに耐えられず体を壊す人もいるんだけど、病気になればその分仕事が出来ないわけだから、更に1日当たりの仕事量が増え、どうやってノルマを達成するべきなのかと悩み、結果的に査定に引っかかり退職という精神の図太い人でないとこの業界はやっていけないというわけだ。

上記の労働環境から結果的に保険業界で食べていけるのは全体の1割程度ってわけで、その1割の中に入っている人達は、来年もまたその1割の中に入っているという保証はなく、年収1000万も夢ではないが、その1回だけで終わる場合もあり、継続して食べていくためにはそれなりのスキルを身に着ける必要があるんだ。

ノルマがキツイ保険業界でも働いていく魅力とは?

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でも、先輩、そんな大変な業界なら何故先輩はこの業界に入る事を決めたんですか?

ウチの家系、癌持ちの家系なんだよ。ウチの祖父は癌にかかった事があって、その手術や再発防止の通院が1年以上も続いて、勤めていた会社を辞めざる得なくなったんだ。そのせいでウチの家庭は貧乏まっしぐら、挙句の果てに祖父母の介護をしないといけなくなったからウチの母は介護、父は祖父と同様、癌の疑いがあるって医者から言われていて祖父のように会社を辞めないといけない危機感があるんだ。

そんなウチの家系に最も合うのは保険業界の自由な社風っていう部分だ。保険業界っていうのは就業規則が厳しくなく、先輩の話じゃ、週に1度の会議に出席していれば何をやっていても良いんだ。実際、入社してからノルマに余裕のある上司は就業時間でありながら息子の野球に応援しに行ったり、妻の買い物を手伝ったりしているのを知ったから、ウチのように就業時間中に何かしないといけない爆弾持ちにとっては動きやすい業界ってわけだ。

先輩も大変なんですね。

それだけじゃない。今のは病気持ちの家庭についてだったけど、今は一人っ子の家庭の人達の募集が多くなっている。何故なら4,50代になると親の介護が必要だって言って、就業時間中に介護施設を探したり、通院の付き添いをしたりしないといけないって、自由な仕事が出来る保険業界に転職する人たちが増えて来ているんだ。俺も一人っ子だからよ。将来の事を見据えるとやっぱり保険業界で実績を収める器にならないといけないって思ってこの業界で働く事を決めたんだ。

一人っ子や通院が必要な家柄だと保険業界はオススメの業界になるって事ですか?

この業界で生き残っていく為には保険で食っていくって腹を括らないといけない。だからもうこの業界しかないって気持ちがあれば、俺みたいに腹も括れて、辛いテレアポや飛び込み営業もこなしていける。だから自由な時間が必要でかつ、高い収益が必要な理由がある人であれば、この業界はオススメかな。

保険業界で働いていく上で必要なスキルとは?

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では先輩、この業界で生き残っていく上で先輩はどんな事をしていますか?

まず簡単に保険業界の仕事を説明すると、保険を買いそうな見込み客をリストアップして、その相手にひたすら電話。しかも100件、200件なんて当たり前でその中で2,3件アポイントが取れれば良い方。んでそのアポイント先に伺って、保険について説明し、契約が取れれば良し。ただ先輩の経験上、20件のうち1件でも契約が取れれば良いって言っていたな。

確か先輩、さっき1ヶ月に1度査定があるって言っていましたよね。つまり1ヶ月のうちに20件のアポを取るためには、200件中2件と仮定して、2000回も電話しないといけないってことですよね。しかも毎月・・・

そう、だから数をこなす精神力がこの業界では求められる。しかも保険業界って保険を無理やり押し付ける風習が社会的に認知されているから、保険と訊いただけで邪険に扱う人達が多い。電話する度に「もう二度と電話するな」「おめぇの保険がウチにとってどれだけメリットあるのか説明してごらん」など誹謗中傷だったり、上から目線だったりしてその対応を毎月1800回もしないといけない。つまり何を言われても真摯に説明する姿勢も必要なんだ。

テレアポを成功させるコツとして社長に直接話を聞いてもらうようにする事。決定権がある社長が決めると秘書や部下が快く思っていなくても契約に結び付けられる事があるからな。その為に中小企業を中心にテレアポする。規模が大きいと社長じゃなくて秘書や部下が対応する場合が多いからだという事だ。んでテレアポするなら午前中が良いという事。午前中に出社する社長は会社の為に働いている場合が多い為から企業が成長する可能性が高いし、今まで数十万の契約料だったのが、1ケタ増えて、数百万の契約料になる可能性があるから、つながりを持つなら、黒字で社長が午前出社している企業・・・など色々なノウハウがある。

・・・テレアポだけでも結構細かい工夫があるのですね。

次に飛び込みについてだが、これもアポイントを取っておきながら、会っていきなり「帰れ」って言ってくる人達も結構いる。そんな人達に向けて少しでも役立ってもらう為に、節税対策や資金運用など保険を活用する事で少しでも役に立ちそうと思わせ、次のアポイントを取らせる事が必要になってくる。通常保険の契約って1発でうまくいく事は稀で3,4回アポイントを重ねて契約に結び付ける事が必要だ。だから保険の商品説明だけでなく、その企業にニーズにあった提案、例えばさっき言った節税や資金運用などの知識も必要になってくるし、保険の押し売りというより、ウチの企業運営におけるコンサルタントみたいに思われないといけない。

なんか、途中から職業が変わりましたけど、そんなもんなんですか?

保険業界で食べていけるのは約1割程度だと言ったけど、それだけライバルより特筆した事をしないといけない。だからさっきの金融コンサルタントとなると年収が1000万ほどの職業だけど、そのくらいの事をしないと向こうは話を聞いてくれないし、契約にまで結びつかない事が多い。故にこの業界に入るのなら一流のFPや金融コンサルタントになる事を目標に頑張るって思った方が良いだろうな。

面接でアピールするべき自己PRについて

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先輩、今まで話をまとめたいのですが、この業界に向いている人って、自由な社風と高収入を求めていて、色んな人から誹謗中傷を浴びせられても、保険で食べていこうと思っている人ですか?正直言って、学生の立場からそんな業界に入りたいって思っている人がいるとは思わないんですけど?

確かに普通なら入りたくないだろうな。でもさっきも言ったけど、俺にみたいに癌家系や介護などが必要な人の場合、自由な社風があるのは不動産業界を除いて、保険業界だ。更には癌となると時間以外にも治療や薬代による費用も必要となってくる。つまり他の人と比べ、高い収入が求められるってわけだ。今なんて日本の借金が1000兆円、そして高齢化社会によって税金や社会保障費などが昔と比べ、高くなり、年収300万円以下の人が大勢出てくる。つまり、今まで通り会社に勤めていれば大丈夫と言える時代ではなくなってしまうと考えられているわけだ。そんな状況を打開する事が出来るのは完全歩合性で給料が決定する不動産、並びに保険業界ってわけだ。将来の事を見据え、それなりの資金が欲しいのであれば、ノルマがきついと分かっていてもここで頑張ろうと思う人はいると思う。それ故、やりたくないけどこの業界に入りたい学生は少なからずいると思うぞ。

確かにニュースで将来の若者への負担が大きく、社会が持続出来なくなるって言われているので出来る事ならこの業界で食べていけるようになりたいと思っています。すいません。先輩、気休めですけど、この業界を受ける上で面接ではどんな事を言えばよろしいのでしょうか?

入社当初は自由な社風という意味で自分で計画を立てたり、進捗具合を整えたりしたいしないといけない。入社した人達の中には自分で自由に決められるって事で特に何もしなかったり、結果を出すために必要な事をしない人が多いと聞く。だからさっきの新規契約を出すうえで欠かせない自己管理能力について話せると良いと思う。

またそういう風に自分を戒める事が出来ても、自分が売り込む保険を相手が欲しいと思わせないといけない。だから相手の心を掴む人心掌握力についても理解した方が良いだろう。

学生時代の体験で、具体的にそれを言い表せる活動ってどんなモノですか?

保険業界には体育会系の人達が大勢いると聞く。その理由はさっき俺が言ったように保険業界で結果を出すためにはテレアポや飛び込み営業など地道な積み重ねが必要だ。スポーツも同様、結果を出す為には地道な鍛錬が必要で、何故自分はその鍛錬に耐える事が出来たのか?それを述べる事が一番効果的だと思う。よくスポーツ選手のインタビューで「なぜ辛い経験に耐える事が出来たのですか?」という答えに「確かに辛かったけど、ボールがバットに当たるようになったのを実感したから」とか「友達と競っていて、それが楽しくて仕方なくて辛い時間を忘れていた」や「愚痴をこぼしている暇があったら、練習した方が良い」など色々となる。保険の仕事内容もスポーツと似ている部分が多い。辛い断られ方をしても、徐々に話し方がうまくなっている。後輩が成果を挙げている自分も頑張ろう。愚痴をこぼしている暇があったら、仕事しようなどがある。そういう辛い中での喜びを言える人であれば、面接官も辛い業務でやっていける素養をこの子は身に着けていると感じて、採用される方向に動きやすくなるかもしれない。

また人心掌握術についてだが、はっきり言ってこの業界で成功を収めている人達はただ単に保険を売るというスタイルではなく、保険を通して、契約先の事業を成功させるためのサポートをしている人が多い。俺が先輩から聞いた成功者の例だが、

その人は黒字続きの企業の社長からアポイントを貰ったんだが、当初は保険屋だという事に気づかず、パソコンに向かったままずっとそっぽを向いていたようだ。しかしその時期は年末調整が近づいていて、中小といえど大人数を抱えている会社がエクセルだけを使用して、給料を計算するのは無謀だと思えた。だからその人は「もし次回も会っていただけるのであれば、便利なツールも紹介致します」と言って、次のアポイントにもこぎつけた。そして帰る間際、社員の一覧が載っている名簿があって、Facebookなどで社員の活動などを見て、企業の風習について書かれていたから、それを参考に社員旅行や介護離職を防ぐ方法などについてもノウハウまで勉強した。そういう企業運営における話題の豊富さからその社長と仲良くなり、企業運営の相談を乗るようになり、数回のポイントを重ねてやっと保険の有用性について話し、契約にこぎつけた話がある。契約にこぎつけるまでかなりのステップがあると思うが、そういう事業のサポートが相まって、規模が大きくなるにつれ、保険が見直され、契約する額も増えていくというメリットがある。

つまり保険屋であれど、保険屋であらず。そういう契約先の為の活動をする事が相手からの信頼を得る事につながって、最終的に保険屋にとってもプラスになる事が起こるってわけですね。

そういう事。保険っていうのはどの企業にとっても必要な存在だからな。だからちゃんと相手の為に努力しているのであれば、自ずと保険の必要性が分かってくるし、金融コンサルタントみたいな事をしても問題がないって事だ。このように相手の為に全力投球する。これが保険業界で生きていくために必要な姿勢であり、もし学生時代にそういう事を常に続けていた経験があるのなら、その辺の事をアピールした方が良いと思うぞ。

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