「やりたい事が見つからない理由」と、就活中に「やりたい事を見つけるコツ」について

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やりたい事が見つからない理由

QuestionHold
先輩・・・、俺、将来やってみたい事がないので、就活の「志望動機」や「10年後、どんな仕事をしたいか?」などの質問に答えられないでいます。俺みたいにやりたい事がない人は一体どんな事をすればこの状況から抜け出せるのでしょうか?

すまん、今の話だと何故やりたい事がないせいで就活が上手くいかなくなるのか、その背景が分からない。何故やりたい事を見つけようと思ったのか、そこに至った経緯について説明してくれ・・・

俺、今、10社ほど、エントリーシート書いているのですが、志望動機を書く際、特にこの業界で働きたいって気持ちが湧かず、表面だけの文章になっています。まだ面接はしていませんけど、模擬面接で「本心からそう言っているとは思えない」って言われて、歯ごたえの無さを感じています。面接で志望動機を語る以上、何故働きたいのかを言い切らないといけません。だから出来る事なら本番までに働きたいという気持ちを持って面接に臨めるようにしたいのですが、どうしたら良いでしょうか?

・・・安心しろ。それはお前が力の入れどころを間違えているだけだ。その点を改善すれば自ずと就活で内定が取れるようになる。

力の入れどころですか?

そう、お前だけなく、就活生の中には、「やりたい事がない。」「自分の軸が見つからない」って私はこういう働き方だと楽しく感じますってアピールする人が必ずいる。でも仕事って本来辛いモノなんだよ。だから働く事が楽しいっていう言い方には説得力がないんだよ。上司が慎重にやれって言っておきながら、結果が芳しくなければ何故積極的にやらなかったなど、矛盾した事を言っていたのに、怒られるのは自分になる。また取引先が絶対だという風潮があるせいで、こちらの考えが正しくても、顧客至上主義によってねじ伏せられてしまい、更には謝罪までさせられてしまうなど、どの業界でも人間関係や取引先とのやり取りでこういう経験は付き物だから、仕事自体が楽しいっていうのは少しずれた考え方なんだよ。それなのにお前は無理やり仕事は楽しいと言って、本心でもない事を面接官に言う。そして面接官はそれを聞いて、この子は本心では言っていないなって思われて、模擬面接でも不採用という結果が出てしまう。だから”仕事をやりたい”という言い方を変えない限り、内定を取る事なんてないと思うよ。

でも先輩。それでも仕事をしている人の中には仕事へのやりがいを感じるって人がいますよね。やっぱり仕事って楽しく感じるモノなのではないのでしょうか?

確かに仕事に対し、”やりがい”や”生きがい”を持っている人も事実だ。でもそういう人達が本当にやりがいを感じている事は仕事の過程ではなく、その過程を経て成し遂げられる結果に生きがいを感じているのだよ。

意味がよく分からないのですが?

例えば、すしざんまいの木村社長がソマリアの海賊を0にした話がある。ソマリアの海は質の良いキハダマグロが取れる事で本来は仕入れ目的でそちらに向かったんだ。ところが、現地では海賊が蔓延していてマグロ漁業が出来ない。でもすしざんまいの木村社長は何故か海賊の人達とあって、彼らが本来海賊ではなく、普通に働きたいという意思がある事を知る。そこで木村社長は「だったらマグロを獲ればいいじゃないか」と言って、彼らに漁業のやり方や海に出る為の船を貸し出して、更には買取もすしざんまいがするって事になって、海賊が0になったという話がある。

なんか、凄いですね。そのすしざんまいの木村社長って・・・

確かに凄いけど、俺が言いたいのはそういう事ではない、本来ビジネスっていうのは利益も大事だが、相手から感謝されるようなサービスを作る事も1つの目的になっている。お金のやり取りって別の言い方をすればサービスを提供してくれた人に感謝のお礼としてお金を払うフローと言ってもおかしくない。だからビジネスを成立させる為には困っている相手がいて、そしてそれをビジネスでどのように解決するか、そういう基盤づくりを会社で行われているんだ。

さっきのすしざんまいの例では職の無い海賊たちに漁業という職を与えて、海賊を辞めさせた。これって人によっては社会問題を解決した話になるから、今後こういう風な形で現地の治安改善、ならびに雇用の拡大の為に、ビジネスを頑張ろうと思う人もいるよね。これがお前の仕事に対し、やりがいを感じる人って言う話になるんだよ。

ああ、なんとなく意味が分かりました。つまり仕事におけるやりたい事って、やりたい仕事を言うよりも、仕事を通じて成し遂げてみたい事を語るべきなんですね。例えばさっきの海賊の例で言えば、規模を拡大して雇用を増やして、安心して暮らしていける人達を増やしたいなど。

やりたい事を見つけるコツ

RepeatWork
でも、先輩。今の話は雇用を拡大しただけで、そんなのどこの企業も当たり前にやっていますよ。例えば私が食品業界の面接で、「御社は多くの人を雇用し、人々の暮らしを豊かにしています。」なんて言っても、「雇用なんてどこの企業でもやっているよ」って言われて、門前払いをくらいそうですが・・・

そりゃあ、今の例はお前が分かりやすいようにありきたりな例を言ったからな。これからは分かりやすいように食品業界が抱えている問題から、その問題に克服しようとしているビジネスについて説明するから、そこからどのように企業分析すれば良いか、一緒に考えよう。

これから紹介する会社は株式会社ファンデリーという会社で高齢者向けに健康食の宅配弁当を行っている。この企業が発足する前、高齢者は自分一人で買い物をする事が出来ず、ネットで食料を注文するライフスタイルへと変化していった。しかし高齢により調理も自分でするにも難しくなり、栄養管理ならびに高齢者向けの食事を提供するサービスが必要だとされていた。株式会社ファンデリーはそんな高齢者向けに栄養管理の整った弁当を自宅まで届け、更には糖尿病、高血圧など利用者の健康状態に合わせて適切な食事を提供する為、栄養管理士による電話サポートも行っている。

凄い会社ですね。これって今の日本の高齢化社会に適したサービスを提供した会社ですよね。つまり私はこの株式会社ファンデリーのように今後日本は高齢化社会に対応する為に、栄養管理の整った食事を作成したい、または足の不自由な高齢者に向けて宅配システムを将来行ってみたいなどそういう風に考えれば良いのですね。

そういう事だ。日本は少子高齢化社会になっていくから、これからどんどん高齢者にも買ってもらえるようなサービスを作らなければならない。スーパーや百貨店などわざわざ足を運んでくれる人も減ったし、ネット環境が整った事から待つ商売では通じなくなった。だからこちらから客に出向くようなサービスを作りたいっていう風に言うのも一種の答えだと思う。

って事は先輩。今のは少子高齢化社会の話でしたが、日本の食の問題と言えば、まだ食料自給率の低さやTPPの問題もあります。食料自給率の低さを例にするなら、今まで畑がなければ作物を作る事が出来なかったが、植木鉢程度の面積で、かつ1人分の食事に必要な作物を栽培できるキットを開発してみたいって言うのも、やってみたい仕事として数えられるわけですよね。

だいたいコツが分かってきたな。ちなみにTPPについて言うのであれば、原価の安い外国産穀物が入ってくれば現地の農産業に大打撃を与えるから安価の外国産に負けないよう、高価格で販売出来る穀物の開発に力を入れたいって言うのも一つの手だな。また食品業界とは言い難いが、生産部分にあたる農業においては現在後継者不足で農業に携わる人達が減ってきている。だから農業に少しでも興味を持ってもらえるような活動をしたい、または作物生産を機械化し、少ない人数で作物で生産できるよう生産ラインを機械化したいというのも1つのやりたい仕事という事になるだろう。

なるほど。

今、言ったようにやりたい仕事というのは主に食品業界で言うなら食料自給率やTPPなど今日本が抱えている問題を解決したいという気持ちから来ている。迫りくる問題に対し、自分はどのように解決したいのか?それを自分の言葉で言い表し、そして面接で言えるようになれば、自ずと説得力のある志望動機になるだろうし、志望したい企業についても絞り込むことが出来るようになると思うぞ。

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