面接官が感じる親の関与を否定的に思う理由

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親の就活への干渉
近年、親と一緒に志望先やESの内容を決めたり、入社するかどうかを相談したりして決める人が多くなっています。自分の今後の人生を決める大切な時期であるため、親と相談する事は大切かもしれません。しかし企業側からするとそんな就活にまで親が関わっている事に対し、あまり快く思っていない人おり、選考で落とす基準として考えるようにもなっています。

なぜ親の参加が悪く見られるのか?

ここでは実際に採用に関わったことのある人から親が就活に干渉してくることをどう思っているのか述べつつ、そこからどんな問題が生じ、就活で不利になっていくのか解説していきたいと思います。

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親が就活に関わるデメリット

◎「入社意欲が低い」と思われる。

私は学生を企業に紹介する人材斡旋会社に勤めています。採用の是非が我々の収入源となりますので、企業が何故採用しなかったかについては必ず聞いています。その中で最近増えているのは親の干渉を少しでも感じたら採用を見送るというケースです。その理由は自分の意志で入社すると決めていない可能性があると思われているからです。

就活生の中には親に勧められた、親に「ここを志望しなさい」など親に指示に従って入社するか決めている学生がおります。つまり就活生自身が将来こうなりたい、となると今後こういう企業に入った方が良いなど自分が働いているイメージを持たずに入社することになってしまいます。

本来、仕事というのは辛いものです。それなのに「生きていくにはやむを得ない」、「周りから冷たい目で見られる」など世間体からの動機で働いている人もおります。ただ企業からすると、入社する目的が達成されて、真面目に仕事に取り組まないのではという一抹の不安を感じさせるのです。

日本の場合、一度入社すると解雇が難しいため、将来のことを考えて採用を見送った方が良いと考える企業が多くいます。実際就活生の中には入社後特にやりがいが感じられず、碌に働かず、または仕事の辛さに耐えかね、うつ病か早期退職するケースへと発展する話をよく聞きます。

本当に親の参加を感じただけで採用を見送るのかと疑問に感じる方もいると思いますが、女性が妊娠すると寿退社すると同じように少しでも早期退職する可能性があれば採用しない方針を掲げてしまうのが今の採用基準に存在しているです。

◎入社したことを後悔する可能性が高い。

ある教育機関で就職支援を担当しています。親が就活を手伝うケースはだんだん多くなっているように思います。社会人経験の無い学生が親に助言を求めること自体は問題無いと思いますが、問題はその内容や程度具合です。

例えば就活で大切なモノの1つに客観的な自分の評価があります。それは能力や人間性を含め自分自身を正しく理解する事で志望先や面接で話す内容をその本人に合った内容に構築する事が出来るからです。

もし学生自身が自分の力量に対し、過剰評価や的外れな評価をしていれば面接官からすれば、正しく自分の事を理解していないと判断されると思います。

我々は就職指導の過程で本人の自己理解具合を判定し、改める点やもっとアピール出来る点などを客観的な視点で助言しているのですが、これを自宅で覆してしまう親が少なくありません。

「親である自分が一番よく理解している」

という想いがあるからなのでしょうが、それが必ずしも的確とは限らないのです。

最近の学生は親の意見に素直に従う子が増えています。

それは悪いことではありませんが、一部には自分の意見を持てない子が増えているのも事実です。こうした現象は会社選びにも見られ、「親が勧めたから」という理由で応募を決めたというケースも少なくありません。

この場合、仕事で困難にぶつかると「本当はこんな仕事やりたくなかった」と逃げに走ってしまうこともありえます。
就活は内定を勝ち取ることだけが目的ではなく、その後の職業人としての行動や考え方の基礎能力を培う期間でもあるのです。自分で情報を収集し、自分に必要なものを取捨選択する。そして自分で交渉方法を考え、自分で決断する。こうしたことを体験できるのが就活です。
基本は当人に任せ、親は助言を求められた時だけ登場する。それが将来を見据えた手伝いではないかと考えます。

◎親の影響で就活生の魅力が見えない。

志望者がウチの仕事に興味があるかの物差しとして、志望者が学生時代どんな事をやって来たかを聞いて判断する事をやっています。ウチが行っている仕事は主に広告のアイデアを構築し、顧客が求めるサービスを提供する仕事になっています。ある日、弊社を志望してきた学生の中にサークル活動で実際に広告を作り、サークル活動で作成した商品を学園祭で売る話があった為、詳しく訊いてみると先のように来場する顧客がどういう方で、その方の為にどんな広告を作るべきなのか考えて実施した話をしていた為、当社に向いていると思いました。

ところが次の選考で担当の方から全く的外れな事を言っていると聞き、何故だろうと思ったのですが、その後親から苦情の電話が入り、その時、面接で何を話した方が良いと指示したと言っていたので、これが原因だと思いました。

仕事というのは本来辛く、面倒なモノである為、仕事を乗り越える為にはある程度のその分野に魅力を感じていないと長く続ける事が出来ないと思っています。その為、先の話で学生がウチの広告作りの大変さを知りつつも、それをやっていても楽しいという感覚が伝わってきました。しかし担当者の話による次の面接ではありきたりな事を言い、正直個性が感じられず、採用したいとまでは感じなかったようです。

親が望む就活をさせたが為に子供の魅力を逆に無くしていると思いました。親の方々には心配であっても子供の好きなモノを自分色に染め上げないような就活をしてほしいモノです。

◎入社後、親が干渉してくる可能性がある。

最近はゆとり世代と言われる学生が多く、正直入社しても何も出来ないというパターンが増えました。そんな中で増えてきたのが就職活動への親の参入です。とある会社の人事として働いています。仕事上、多くの学生と連絡しているのですが、電話に出てもまともに会話が出来ない人が増えました。そればかりか、電話に出ず、折り返しを親がかけてくる場合もよくあります。

そして面接の日時などの調整を親が行い、酷い場合は面接の日に菓子折りを持ってきた親もいました。
さすがにこちらも最初は焦りますが、最近では慣れてきています。そしてそんな学生は面接は断りませんがもちろん採用はしません。

その為、考えすぎかもしれませんが親が子供の仕事をしてしまうのではと考えてしまいます。例えそこまでしなくても、先ほどのように取引先に菓子折りを持ってきてしまうパターンもあり得ますので、そうなれば仕事の内容を親に言っていると情報漏えいを疑われてしまい信用問題へと発展しかねません。

親離れ、子離れなどどちらかに非が無くても、こちらとしては対応が出来かねますので、親の存在を確認しましたら、採用しない方針に致しております。

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親のサポートが子供を悪くする

就活で親の参入が悪くみられる理由については


◎入社目的になっている可能性がある。

◎入社後のうつ病や早期退職する可能性が高い

◎就活生自身の魅力が見えにくい

◎入社後も親が干渉してくる可能性がある。

通常企業側が親の就活参加に対し良い印象を持たれないのは、親に頼り切った環境で育ったため、社会で通用する実力が身についていない。そんな印象をもたれているのが起因しています。

また就活にまで親が積極的に関わってくるということは親自身子離れできていない可能性が高く、就活生が良くても家庭的な事情で採用を見送ることもあります。

就活向けのカウンセリングを行っている担当者はこう口にします。

親が就活をサポートする場合、心の支えとして機能していればいいのですが、中には大手病を発症して、子供の脚を引っ張っている親御さんも存在します。親の世代は、多くの場合はバブル世代です。バブル世代は、面接一回だけで大手企業にも全入できる時代でした。ですから、大きな企業に入れない子供の事を、あまり良い目で見ない親が居ます。

そうした親は、子供の志望企業が小さい企業だった場合は、もっと上を目指すように叱咤しプレッシャーをかけます。中には内定が出ていてもそれを取り消して大手を狙うように圧力をかけてくる親すらいるのです。

そうした親を持つ就活生の多くは、大手企業に入る事は出来ません。
なぜなら自分の意思で大手企業に入りたいと思っていないからです。
基本的に、大手企業の面接で落ちる人は、その企業に入るための知見が足りません。
人に言われて受験している人は、本心からの志望動機をひねり出す努力も出来ていなければ、企業研究のモチベーションも上がっていないせいで詰めが甘くなっています。エントリーシートすら執筆できずに落ちています。そして企業に落ちると、親からの厳しい言葉が待っています。

そして名誉挽回という大義名分のもと、また大手を狙って爆沈していく…可哀想な、「親がサポートをしすぎる学生」が、ここに生まれるのです。

面接官はなぜ親の存在に気付くのか?

ただここで一つの疑問「何故面接官は親が干渉していると気づくのか?」ということです。

通常親が面接を受けるわけではないため、親が就活を手伝っているなんて知られるはずがないと思います。つまり就活生の言動によって面接官に「ああ、この子の親、就活手伝っているな」と勘付くわけです。

一体どういう言動が親の存在を露わにするのか。それは面接官の下記のような質問で見える場合があります。

①「どうしてこれをやろうと思ったの?」

資格や部活動などをアピールする際によく聞かれる質問の1つです。就活では時々面接で良い印象を与えるためだけに活動している場合があります。そのため、自発的に行動したかどうかを探るため、このような質問を投げかけてくるのです。

もしこれに対し「私は将来こういうことをやっていたいと思い、その為この活動は・・・」と続けばよいですが、親の干渉が高い学生の場合、親にやれと言われた。自分だけやっていなかったなど、周囲に流されて行動したと露見してしまいます。

ただきっかけはそうであっても活動中に意義を見つけ、今後これをどのように生かしたいか考えを持つ場合もあります。しかしそれすらも無いようであれば、入社後も自分で自発的に何かを見出す可能性は低いとされ、採用を見送られる形に至るのです。

②「自分の良いところを言ってみて」

過干渉の親の特徴として「あれはダメ」「これもダメ」と子供の価値観を否定する人がいます。その為、その子供自身も自分を良いと考えていない場合が多く、先のように自分をアピールする質問に対しては極端に恐れる傾向があります。

社会で生き抜くためには他の人には負けない何かを持っている必要があります。それが話題性なのか、個性なのか、またはスキルなのか千差万別ですが、それを相手にアピールできなければ宝の持ち腐れです。

それ故、自分をアピールできない人に対しては面接においても良い印象を与えないので、親の存在の有無を確認してなくても、不採用になるケースになります。

③「ここに来るまでにどんな方法をとって来ましたか?」

この質問に対しては何故これで親の干渉がバレるのか不思議に思う方もいると思いますが、実はこれ、親が車で送り迎えしていないか確認しているのです。

就活生を応援する親の中には車で面接会場まで送り届ける人がいます。そのため、実際にどうやって来たのかという質問に対し、近くの駅名やどういった経由で来たのか答えられない学生がいるため、そこで親の干渉がバレる形につながるのです。

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