貧乏就活生の大手から内定を取るまで苦労話

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「親が貧乏で就活援助が期待出来ない」

「貧乏だと就活で差別される」

「貧乏な俺が内定を取る為にはどうすれば良いの?」

 就活では費用が約15万~21万かかるとされ、親からの援助が期待出来ない場合、自分の持ち金で何とか就活を乗り越えないといけません。しかし就活の経験がない学生の中には、金銭管理が上手くできず、お金が無い為に就活を諦めざる得ない人も存在します。

 しかし就活においては例え貧乏であっても、立ち回り方次第で就活を続けられ、かつ内定を取る事が出来る人がいます。果たして、そんな彼らは具体的にどんな事をして、内定を取る事に成功しているのか?

 ここでは実際に貧乏であるが故に就活ではどんな苦労をするのか?そしてその中でどのように立ち回れば給料の良い大手に就職する事が出来るのか?その2つの内容を1人の就活生を視点を通して、資金不足の状況下でも内定が取れる例を紹介したいと思います。

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貧乏だと就活用のリクルートスーツの購入だけで苦労する

「何が何でも給料の良い所に就職しなさい!!」

 就活が始まる直前、親に資金援助を求めようと電話して親が最後に言ったセリフがこれである。こちらとしては給料の良い所に就職する為には、十分な就活資金を蓄えようとしていたのに、「援助は出来ない。でも大手に就職しろ」と都合の良い事を言ってくる。もしこれで大手で就職したら「あたしのおかげ♪」みたいな事を言ってくるんだろうな。

 そんな俺が先ず就活を始めて躓いたのはリクルートスーツの購入だ。

 俺の人生を振り返るにあたり、あんな立派なスーツを着た経験なんてない。だから就活が始まる前に事前に用意しないといけないのだが、案の定、その手の店に行ってみると2万円台もする代物でとても手が出せそうにない。しかもスーツだけでなく、就活ではネクタイ、Yシャツなど学生時代に着なかった服装まで用意しないといけないから、更にお金が必要だ。特にスーツだけでなく革靴も値が張る為、全てを揃えるのに5万近くもかかる事を知る。

 その為、店ではなく、ネット上でもっと安く買えないかと思い、色々と検索していたが、革靴で言えば安物だと4か月も耐えられず直ぐにダメになるというコメントが多く。服装で採用するか判別する為、その辺がネックになっていると書かれていた。正直買うのならネットではなく、その手の店舗から直に購入した方が安全だと思った。

 ただ俺はリクルートスーツを買う最中、こういう風に思った事がある?

「私服OKの面接ばかり受ければ良いのではないか?」

 わざわざ、リクルートスーツを買わなくても、私服OKの企業があるんだからそれを中心に受ければ大手から内定を取る事が出来るんじゃないのか?と俺はそんな淡い期待を寄せていた。しかしバイト先の先輩から「それは無謀だ」と指摘された。

 就活では確かに私服で来ても良い場合もあるが、それは面接に呼ばれる直前で判明される場合が多く、どの企業が私服での面接で行われるかなど事前に分かる状況ではない。そして先輩の話では99%の企業がリクルートスーツでの来るよう言われている為、数多の中にある私服OKの企業を見抜くのは不可能で、私服にこだわるのは良くないと指摘された。

 更に企業が就活生に私服で来るよう勧めるのは、スーツが買えない人向けではなく、その服装で就活生の個性を見る為であり、安っぽい服装だと貧乏としか思われない為、採用に至らない。言わば私服でも服を揃える余裕のない貧乏だとどちらにせよ不利なのだ。

 リクルートスーツを安く手に入れる方法がない、私服OKの面接での評価されない。というわけで結局のところ、就活に必要なリクルートスーツなどの代金を友達や先生から借金をして手に入れるしかなく、アルバイト先の先輩にもう頼むしかない状態になっていた。ただ先輩は別の提案として「俺の背広貸そうか?」と言ってくれたのだ。体系的に大丈夫かと思っていたが、バイト先の服装を見る限り、大丈夫そうだったので、何とか借金せずにリクルートスーツや革靴などを手に入れる事が出来たのである。

PCやプリンターが買えない程の貧乏学生の就活

 俺は就活の途中からネットカフェを利用するようになった。え、金がないのに何でネットカフェで遊んでいるんだって?俺ほどの貧乏になると家にパソコンとプリンターが無いから、ネットカフェとかにあるパソコンとプリンターを利用するようになるんだよ。

 当初はスマホだけでいけると思っていたけど、就活ではWEBテストを受ける為にパソコンが必要だったり、予約票やESのプリントアウトする為にプリンターが必要だったりするなどスマホじゃ出来ない事もしないといけないんだな。大学では学生のネットサーフィンを避ける為、ネット繋がっていないからWEBテストや予約票の画面に繋がらないし、ノートPCを貸してくれるけど、今度は印刷機に繋がらないし、貸し出されるノートPCは少ないから1週間で返さないといけないし、連続で借りられない。つまり大学から貸し出されるノートPCをあてにしているといざという時には使えない為、別の方法を見つけないといけない。そこで俺は先輩や知り合いなどに掛け合ってアイデアを求めた結果、パソコンや印刷機がおいてあるネットカフェを利用して、WEBテストを受けたり、会社説明会の予約票をプリントアウトする事にしたのだ。

 俺は金が無かった為、人生で初めてネットカフェを利用した。利用料金は初回1時間で500円~600円。延長する場合、10分あたり60円~80円するから、俺からすれば決して安い金額ではないが、PCやプリンターを買うよりは安上がりなので、セット割引のパックセットを購入したり、回数は減らすなどして工夫をすれば何とかいけた。

 ただ少しだけ失敗談があって、例えばネットカフェの利用を1回だけに済ませる為、3社連続でWEBテストを受けた事がある。ただ1つ目のテストを受けるだけでヘトヘトになるし、更に3つも連続で受けるとなるとかなり疲労がたまる。挙句の果て周囲の音も少なからず聞こえるわけだから、テストに集中する事も出来ず、後半のテストほど悪い点数(分からないが)になるから、お金を無駄にした気分がぬぐえず後味が悪くなってしまう。

 それでも金の節約の為に別の日でも3つ連続で受けた事があるのだが、当初は1社につき、45分程度しかかからないから、休憩も合わせて3時間あれば十分だと思ってそれで予約していた。しかし不幸な事に1時間が2回続いて、最後の3社目のテストを受ける際は、ギリギリの状態になってしまい、続けて受けていたら、後ろから「そろそろ時間ですが、延長しますか?」と言われて、店員とやり取りしながらWEBテストを受けるというそんな非常事態な状態になった事がある。つまり利用時間ギリギリでWEBテストを受ければ、店員からのお声掛けがあるので、余裕を持って受けないといけないから、余分な金を払わないといけないのである。

 プリント代もバカにならない。仮にこれから企業の選考を受ける場合、先ずは会社説明会に参加しないといけない。その場合、参加資格としてネットで予約した際に表示される予約票1枚をプリントアウトしないといけない。そして会社説明会に参加した後も、1次面接に進みたい場合、企業ホームページからエントリーシートもプリントアウトしなければならない。俺はてっきりホームページから手入力でエントリシートを書いて、そしてそのまま提出する方法を取るもんだと思っていた。無論、約半数はネットでの提出を求められたが、残りの約半数が、パソコンからエントリーシートをプリントアウトしてそれを書いて郵送(有料)して送ってくださいという方法を求められる。この為、俺はエントリーシートを2枚分ほどプリントアウトし、それを手書きで書く事をしないといけない。その為、プリント代以外にも封筒を郵送する手間が出てくるから、封筒代や郵送費なども付け加えないいけなくなり、更に節約しないといけない。

 郵送費は約150円近くする為、更にそこに茶封筒代やプリント代を合わせると1社に付き、250円近くする。つまり10社送るとなれば2500円だ。んでもってネットカフェも俺の場合、5回ほど利用した為、それだけでも12500円近くも使ってしまった為、ネットカフェでは総計15000円近くも利用した事になる。1回の食費500円を目指している俺からすれば15000円なんて30回分の食費に相当し、時給1000円で換算すると15時間のもアルバイト代金だ。貧乏な俺からすればネットカフェの利用料も大きな痛手であるが、酷い事に就活にはもっと出費がかさむものがある。それは交通費である。

貧乏だと会社に行く為の交通費が足りず、出来るだけ少ない志望数で内定を取る事が目標になる

 就活の選考というのは、先ず会社説明会に行き、そして筆記試験を受け、3回ほど面接を受ける流れになっている。つまり1社から内定を貰うまでに最低でも5回も会社に足を運ばないといけないのである。その間の交通費は勿論こちらの負担になり、それを20社も行うとなると相当な金額になる。

 例えば俺の場合だが、書類選考は通り、1次面接もある程度受かる実力はあった。つまり俺の場合1企業につき3回は必ず足を運んでいたので、山手線や地下鉄などを組み合わせて使うと1回行くだけで約400円。そして往復になると800円になり、1つの企業だけで2400円も使う事になる。そして就活で20社ほど受けた場合、交通費で合計48000円になる計算だ。

 当初は「交通費を支給してくれる会社がある」という事でそれに期待したのだが、交通費全額を支給してくれるわけではなく、最終面接への参加者だけだったり、その金額が500円だけと一定だったりなど、少なからず序盤の会社説明会から1次面接までの選考内で支給してくれたところは1つもない。

 そういう予算的な関係で5社目あたりから会社に行くのが大変になっていく。だから20社と最初に行くのを前提で考えていたが、俺の場合、20社も受ける事事態が難しく、限られた選考数の中で如何に内定を取るかが焦点になってくる。

就活では貧乏であるが故の苦労を理解されない事がある

 選考出来る企業に限りがある以上、1つ1つの面接でのやり取りでは最新の注意を払っていきたいのだが、貧乏ならではの苦戦が就活では存在する。例えば下記の例がある。

「今の選考状況を教えてください。」

「それだけしか受けてないの?やる気ある?」

 無論、「それだけしか受けていないの?」と直接的に言わないが、実際に選考数を言うとあまりの少なさに驚かれ、就活をなめているの?みたいな雰囲気が漂う事になる。さっきの話でも出たが、お金があまりない就活生の場合、受けられる選考数にも限りがあり、予算的な関係で受けられる企業が少なくなってしまう。そういう経済的な事情を心得ている面接官であれば苦労はしないが、大抵はバブル時期、または景気が悪くなかった時代の人達が面接官である為、少ない選考数は当時の人からすると違和感を感じてしまうのである。

 その為、選考数の少なさで面接で不利になるわけではないが、選考する企業数が少ない為、「この子はもしかして消極的、または行動力がない」と判断され、他の部分でも同じようにどのくらい行動したのかを見てくるのである。例えば以下のモノがある。

・ サークルや部活の参加率

・ 志望している業界へのこだわり

・ 趣味の多さ、こだわり

・ 生活習慣

 これは俺の場合だが、経済的に余裕がない場合、サークルや趣味などに力を入れる余力はないし、生活習慣もきちんと取る事も難しい。例えばサークルや部活についてだが、サークルは最初の1年目は食事代やイベントなどの参加費を先輩たちが払ってくれる場合が多いが、2年、3年になってくるとその金額を自分達で払わないといけなくなる。更に交通費自体、支払うのに躊躇する俺から言わせれば部活の道具や移動時の交通費にかけるお金にも余裕がなく、更に飲み会などにも参加するのも大変だから、まぁ、人付き合いが悪い、またはやる気が無いなんて思われて、雰囲気が悪くなってしまう。そんな事に時間をかけるくらいならアルバイトを入れて生活費の足しになるよう努力した方が良い。ただそういう事を履歴書に書くと面接官からこんな質問を聞いてくる場合がある。

「何でサークルや部活には参加していなかったの?途中で辞めたの?」

 

 大学1年の時、サークルや部活などに入っていたりすると、2年目、3年目になると想像以上にお金がかかる事を知る。始めは部員勧誘の為、飲み会がダタになるから、俺もそれにつられて入ってしまった身だ。ただよくよく考えれば2年目以降はその代金を自分が立替えないといけないわけだから、年数を重ねるほど支出は増えていく事になる。

 その為、2年目の時点でサークルや部活も辞めたのだが、面接でのアピール材料になると思い、エントリーシートの方にサークルに所属していた経歴を書いてしまったのが間違いだった。そのせいで大学1年目でサークルを辞めた雰囲気になるから、面接官は俺が途中で面倒くさくなって辞めた、または人付き合いが苦手だと判断されてしまい、経済的な余力がないが故に、根気がない、継続力ないと評価されてしまうのが貧乏就活生の苦労する点である。

 そういう風に思われたとしても経済的な事情を話せば納得してもらう事もある。ただ面接では約30分程の時間が無い為、経済的な事情を話せば約10分ほどの時間が浪費され、それだけアピール出来る内容が限られてしまう。その為、もし可能ならエントリーシートや履歴書からサークルに所属していた内容はあまりかかず、アルバイトで頑張った事のみを中心に書いた方が有利に事は進むだろう。

 ただアルバイトばかりの話をしていると、時にはこういう質問をしてくる面接官がいる。

「どうして大学に行こうと思ったの?」

 言わば貧乏なら学費の高い大学なんかに行かず、高卒で就職して生計を立てれば良いのでは?という高卒の就職の大変さについて心得ていない面接官が結構いて対応に困る。口では言わないが、「大学に行けば高い学費が原因で貧乏生活になるのか目に見えていたはずだ。それなのに貧乏で苦労している事をアピールするのは、お前の自業自得だ」という風な雰囲気を出して、あたかも俺の大学に行こうとした理由が悪いと論破してこようとしてくる。

 そして大学に行く理由についてなんて就活で志望出来る企業数が増える。給料の高い企業に行けるなど営利的な目的が一番である。なのにこの手の質問をしてくる面接官はその辺の心情を心得てなく、これはある意味、落とす為の面接に成り代わる。

 そして最終的には「そんな営利目的だったから、就活でも同じように苦労しているんじゃないの?」と利己的な願望が面接で伝わり、それが悪評価へと繋がり、就活で苦労するんじゃないのか?とまるで鬼の首を取ったかのように論説してくる。

 ただこういう場合、俺は面接でこう言いかえしている。「では御社の仕事は、サービス業や建設業より劣る仕事なのですか?」「では私がこの業界を志望するのは間違っているのですか?」「○○業界はこういう面で良い仕事ですし、私自身、この仕事に憧れを抱いています。しかしこの業界は大卒ではないと受けられません。つまり金がない人はこの業界を受けてはいけないのでしょうか?」とそういう風に訊ねながら質問すると、面接の雰囲気は最悪だが、どうせ何も言わないと面接で落ちるのだから、せめてプライドは守って帰らせていただく。

 とまぁ、ケンカ腰で臨んだことは1回ほどあったが、ケンカ腰で臨めば必ず落とされてしまう為、面接官が間違ってこういう質問をしてしまった場合、被害を最小限に抑えて、せめて次の選考に進む為、別の言いかえしが必要になってくる。その1つの考えとして、大卒と高卒の就活における待遇の違いについて語れるようになると良い。例えば高卒の就職活動の場合、一般的に高校に来る求人を見て行く企業を決めるが、介護、飲食、ホテルマン、建設現場関連の仕事などサービス業が中心になっている。つまり人を相手に仕事をしている以上、どれだけ頑張っても歩合制による給料が上がる見込みはないし、低価格で取引しないと元請けからお金が取れない仕組みでもある事から、安い賃金で働かないといけなくなると言われている業界だ。つまり高卒の就職活動は給料があがりづらい企業に就職しろと言っているようなモノなのであり、貧困層である俺が高給な職業に就くための方法として不適切なのである。

 更に高卒の場合、入社してから苦労する点として交通費の問題がある。高卒の場合、18歳から働き始める場合が多いが、18歳だと車の免許が取れない。その為、移動の際は電車や先輩の運転の同乗させていただくしかないのだが、電車の場合、交通費が発生し、全額支給してくれる所は中々いない。挙句の果て、いざ免許を取ろうとすると最低でも1ヶ月程の時間が必要である為、事実上、休職のような形になる。そんな車が必要とされる現場だと先ずは契約社員として働いて20歳になってから免許を取る形になるが、契約社員の雇用って雇用主の意思次第で契約を打ち切りにする事が出来るから、まぁ気に入られなければ解雇されるという事だ。

 そして先ほど高卒の就職先は歩合制ではなく、給料があがりづらい所ばかりだと言ったが、一応例外はある。それはITと不動産、そして保険の業種だ。この手の業界は歩合制による報酬は確かにあり、それで1000万クラスの給料を貰えるところもある。しかしそれが出来るのはホンの一握りであり、それ以外の人は業績が悪いという事で長時間労働、サービス残業、または商品を自分達の給料で購入する自爆営業的な事をやらせるところもある。

 と高卒の就職先が全て悪いと言い難いが、高卒ならではの苦労があり、それは給料だけで判別出来るようなモノではない。そして高卒で就職する事は決して悪くないという事実が、大卒で苦労する理由を悪くする要因となり、面接で「高卒より大卒が良い」と言い切れない為、先の質問において質問されたら、面接を諦めるか、もしくは高卒の苦労体験を語って同情してもらうしかない。

 と大学進学理由においても大変だが、だからと言って得意分野でもあるアルバイトの話においても貧乏な俺の事情を悟れず、気まずい雰囲気にさせる質問も存在する。例えば下記の質問がその類だ。

「飲食店しかアルバイトしていないけど、他のバイトはしなかったの?」

 

 向こうとしては「何故飲食店でアルバイトする事に興味があったのか?」という気持ちで聞いたのだろうが、「まかないで食費を立てていたんだよ。」という答えは正直受けが悪かった。俺のような貧乏人になると食費も安く済ませる事が出来る飲食店などで働く事がある。ただこの後の話の展開としては、飲食店でアルバイトをして、どのような改善をしたのか?客への対応、自分がバイトをする上で努力した事など、そういう業務に対する意気込みみたいな流れへと持っていかないといけないから、まかないという食べ物目的でアルバイトしていたと言いかえされると面接官としては今後の話を展開する上で言葉が詰まってしまう事がある。

 それ故、まかないという本音を隠しつつ、飲食店にこだわった理由としてせめて「仕事をしていた楽しかった」みたいな話し方をしないと印象に良くない。つまりやりがいや意欲、そして知恵などが問われる就職活動において、お金目的や活動範囲の狭さは就活においてはマイナス評価に繋がってしまうのである。

 最後に苦労する点と言えば、話題性が足りない事である。就活では時々他愛もない話をする事がある。

「最近はまっている事は何?」

「最近読んだ本は?」

「好きな食べ物は?」

「最近見た映画は?」

 などが当たる。しかしそんな物を見る余裕などが無い為、その辺の会話になると話せない問題が発生する。しかも最近ではパソコンが使えない若者が増えているという意味で、

「パソコン使える?」

 

 などパソコンスキルに関する質問も訊ねられてしまう。こっちは家にパソコンがないから、その辺の知識なんて皆無。しかし取引先とのメールのやり取りやエクセルやワードなどパソコンならではソフトウェアを使ってビジネスを行わないといけない為、パソコンスキルのない学生は正直採用されずらい立場にある。

 俺の場合、面接で「給料が入ったら何を買う予定ある?」と訊かれた事があって、「リクルートスーツとパソコンを買う予定です。」とつい言ってしまった事がある。面接官はそれを聞いて「え、家にパソコンがないの?」と思われて、パソコンスキルは大丈夫かな?みたいな風に思われてしまったのである。

 最近ではパソコンが使えない学生が増えていて採用後に支障をきたすケースが増えているらしく、パソコンスキルがない学生は敬遠されているのではと思っている。またこういうパソコンのスキルだけでなく、ITや銀行となるとその手に関する知識や資格などを取得する必要があるから、本や資格に必要な費用が払えないのでは?とそう思われる事がある。この時点でこの企業は本や資格などの費用を出してくれないと企業だと分かったので、どちらかと言えば自分に向いていないと思ったからあまり気にしなかったが、一般の企業でもお客さんとやり取りする為に共通の話題で盛り上げる営業トークというのが必要だから、最近の話題について語れないのも貧乏就活生で苦労する点でもある。その為、就活では知識不足を補う為、趣味の話題を極力出さないようにしないといけないのである。

パソコンがない為、苦労する就活生の例
「自宅にパソコンが無い為、パソコン無しでも内定を取る事は可能か?」「就活ではパソコンが必要か?パソコンの有無で有利不利に繋がるか?」「就活中...

貧乏就活生が大手から内定を取る為には?

 このように就活ではスーツやPCなどの事前の資産に関して不足して困る事もあれば、アルバイトが出来ず、交通費や郵送費が足りず、就活を諦めざるえないリスクが存在する。挙句の果て、そういう資金的な問題だけでなく、話題性、持ち前のスキル不足、消極的、活動範囲が狭いなど、過去の行動や知識などで足を引っ張られてしまうのも就活で苦戦する原因でもある。

ではこういう貧乏就活生が大手から内定を取る為には具体的にどんな事をしないといけないのか?

 俺の強みと言えば生活費を稼ぐために大学時代にずっとやってきたアルバイトが唯一の強みである。だからこの経験が如何に志望先の企業に役立つことが出来るのか?その辺について述べられることこそが、志望する企業数を絞り込み、かつ内定を取る確率を上げる事に繋がると思った。そこで俺が志望先として絞り込んだのはアサヒやサントリ―などの大手ビールメーカーの企業を中心に志望した。

 何故大手ビールメーカーを志望したのかというと、実はこの企業、俺がアルバイトをしていた居酒屋に訪問販売として営業担当の人が来たことがあるのだ。当たり前だが、大手ビールメーカーとなれば、ビールを扱っているのは当然だが、居酒屋に卸す酒も扱っている。それ故、大手ビールメーカーの営業の人が居酒屋に訪問販売した際、どんな風に提案して、かつ俺の場合、その提案の後、店長からサービスを利用するかどうか、本音で聞いた事がある為、居酒屋が求める大手ビールメーカーのサービスについてある程度心得ていたのだ。

 何が言いたいかというと、面接では志望先の仕事内容についてある程度心得ていた上、どのように成果をあげれば良いのか、その辺について答えられると評価が高くなる。ちなみに俺が言った例として、最近は外国人観光客が増えているから、外国人向けの対応を迫られている居酒屋が多くある。その為、外国人の対応をする為、先ず居酒屋は日本独自の文化である為、アルコール類を宗教的に禁止しているイスラム系の方々にアルコール向けの店である事を伝える事と、そしてイスラム系ではなく、ビールで人気なヨーロッパ向けの客層の開拓に力を入れるなど、アルコールを扱う人ならでは居酒屋への販売戦略を指導していた。

 こういうコンサルタント系の仕事ぶりを発揮すると、1回だけの訪問だけでなく、何度も来てほしいと思われるビール販売員になる為、コンサルタント料として自社ビールを買う、または別の店舗に紹介するなどのメリットが存在する。

 そして居酒屋の店長の評価をあげる為に、外国人が来やすい店づくりに貢献するアイデア。例えば俺の所に来たビール販売員がやった手法だが、先ず外国人は世界共通のクレジットカードを使ってくることがある為、その手のクレジットカードが使えるようカードリーダーを設置の仕方について指導してくれた。また他にも世界共通の通信サービスであるWi-fiも外国人が利用している為、その手のインフラ整備を整える方法についても指導してくれた。

 後は外国語に対応する為に指先会話シートのようなモノを用意した。これは免税店が使っている手法で、ありがとうございます。勘定お願いしますなどの内容を6か国語に訳されたシートであり、免税店をサポートするホームページからダウンロード出来る。こういう風に予め必要とされる言葉を翻訳して見せる事で会話をスムーズに進める事をしていた。

 こういう風に売り先の飲食店の経営に貢献するような知識を持っていると数回だけでなく、何度も来てほしいという事になり、そして利用客が増えた事でビールの購入量を増やしたり、新しい店舗が出来た際、そこのビールを卸す担当者に任命されたりと「売り手のビジネスに貢献する事で自分達の利益に結び付くようなウインウインなビジネスをしてみたいです。」と面接で言うと俺の場合だが評価され、内定に結び付いた。

 このように貧乏であるが故に趣味の話や日常生活の話などが出来ないけれど、志望先の業務内容を中心に面接で話し、かつそれを自分のアルバイト経験と結びつけて話せれば経験のある就活生として見てくれる為、面接で話す内容は極力アルバイト以外の話をしないように努めるのである。

居酒屋のアルバイト経験を自己PRにして面接に受かる就活生
「学生時代に頑張った事が居酒屋のアルバイト」「居酒屋のアルバイト経験を自己PRとして書きたい」「外食業界以外の所から内定が欲しい」 就活で居...

 まぁ、そうは言ってもアルバイトの話だけだと流石に萎えてしまう為、アルバイト以外の話をして気持ちを切り替えさせる方法も面接では求められる。その為、極力自分の体験について触れつつ、かつ面接官が食いつきそうな話をする上でも面接官が「へぇ~」と思えるような貧乏体験のネタを用意しておく。

 例えば俺が用意したネタの1つに献血の話がある。貧乏な俺からすれば1日の食費にかかる値段も気にして、出来れば唯で食べ物を食べられる方法がないかと模索する事がある。その1つの方法として、献血で血を提供し、その報酬で無料の食券を貰う方法がある。就活では池袋や有楽町、渋谷、新宿などに行く事が多い為、そこにある献血ルームに行き、飢えをしのいでいた。献血を利用している人は少なく、かつ面接官も献血では今どんなサービスを行っているのか気になる人も大勢いる。

 ある面接官の話では「自分が学生の頃、献血400ccが8000円でやり取りされていて、そして献血をするともし自分が事故などで輸血が必要になった際、優遇してもらえるようになっていた」と数十年前の献血のサービスの内容について話してくれた事がある。しかし今の献血のサービスは昔より充実しており、例えば予約をいれていれば、献血する前の間、コーヒーや紅茶などのドリンクが無料で飲め、お菓子も無料で置かれている。その理由として今の血液製剤の価格は400ccで18000円と昔より1万も高い値で取引されている。更に今は少子高齢化の影響により高齢者に輸血する血が足りていない為、その結果昔よりも高値で取引され、かつ献血をする人を優遇する為に無料の食券などで人を呼んでいる。

 俺自身も血が抜かれる際は痛いとは言え、何も食べない事による空腹感を無くす為だったら僅かな痛みなどどうでもよかった。献血は月に1度しか受けられないという制約があったけど、4か月以上続く就活では、4回も食費を浮かせられる事は非常に俺にとって助かるし、かつ血液検査まで行ってくれ、健康状態も無料で分かる。かつ献血回数は献血カードに記載される為、ある一定の回数を超えれば、トイレットペーパーやインスタント食品などの日用品を特別に支給される。それ故、献血は俺にとって必要不可欠な存在でもあった。

このように貧乏であるデメリットを乗り越えて大手から内定を取る為には、

・ アルバイト以外の話をしない。

・ 就活でかかる費用を極力減らす。

 この2つを中心に行った方が良く、自分の悪い部分を極力出さず、志望先で使えそうな印象を与えるような話し方が出来るよう力を入れる。後は金銭的な問題で志望出来る志望数が減らないよう極力事前のアルバイト、友達からの借金、そして無料就活サービスなどを利用して出費を極力抑えていく就活をしていけば、結果は出せる・・・ように・・・なると思う。・・・多分。

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