パワハラで退職しても転職で成功する人の例

シェアする

パワハラを理由に退職したら、転職はどのように立ち回れば良いのか?

 転職するとなると大抵は「何で退職したの?」と退職理由について訊かれると思います。この事からパワハラを理由に辞めた場合、果たして面接官はどう思い、評価されるのか気になるところだと思います。パワハラは確かに自分に非は無いですが、面接での言い方を間違えると「打たれ弱い」または「前職のパワハラ被害を引きずっていないか?」と疑われ、転職で不利になる可能性が潜んでいます。

 その為、仮にパワハラで退職した場合、面接ではどのように受け応えすれば良いのか?その辺の面接対策を1人の転職者の視点で説明したいと思います。

スポンサーリンク

パワハラ被害者が転職で成功する為の注意点

「パワハラ上司に当たった」

 新しく配属された職場でパワハラ上司に当たり、数か月間検討した結果、転職する事に決めた。ただパワハラを理由に転職する事は面接で通用するのか?その辺の転職事情について知らなかった為、大手人材斡旋会社で働く親父と相談し、パワハラを理由に転職する為のノウハウを教えてもらう事にした。

 親父の話を聞く限り、人手不足も背景があって、転職は意外とスムーズに行く場合があるらしい(無論、その手のスキルを持ち合わせていれば話だが)。ただ無論、パワハラを理由に転職する場合だと2つほど懸念材料があるらしい。

 1つは『パワハラと勘違いしているのでは?』と疑われるケースだ。

 世の中には自分の落ち度でありながら上司の不備と勘違いしている人がおり、他己責任型の問題児が存在する。だから面接では本当に前職の上司がパワハラを行っていたのかどうか?その辺について調べてくる面接官がいるらしい。

 そして2つ目は『パワハラによる後遺症を持っているかどうか?』調べられるケースだ。

 パワハラは時に被害者を精神的に追い詰め、転職しても悪影響を及ぼす事がある。例えばただ上司が声をかけただけでパニック状態に陥る人がいたり、働くだけでうつ病を発症し、休職状態に陥ってしまう人がいる。長期間休職する場合、給料の3分の2を支払う事を法律で義務付けられている為、企業によって重荷になってしまう事がある。その為、パワハラ被害に遭っていても、ちゃんと仕事を継続して続けられるかどうか?志望者のメンタル面を見てくる面接官がいるらしい。

 このようにパワハラを理由に退職をした場合、”他己責任型”か”重度のうつ病者”と警戒されて審査される場合があり、そう思われない事が転職で成功する方法らしい。だからパワハラ被害にあった人が転職で成功する為には

・ ちゃんと上司の対応に問題があったと言えるようにする

・ 怒られた場合の対処法を心得ている事をアピールする

 この2点の対策を取る事にした。

パワハラ被害の妥当性が転職成功の鍵になる

「どんなパワハラに遭ったの?」

 パワハラを理由に退職した事を話すと、この手の質問がどの面接官から訊かれた。やはりパワハラ被害にあった退職者に対しては、パワハラ被害の詳細を知りたいものなんだと面接をしていくうちに感じた。

 ただ親父の話によるとパワハラ被害を訴える被害者の中には『本来ならこうあるべきなのにそうしようとしない』『俺が間違っていると言ってくる』など自分の考え方を曲げる事が出来なかったり、他人の価値観を受け入れられない人もいる。だから他人と衝突し、自分はパワハラ被害に遭ったと言って、自分に落ち度はないと考えるケースもある。この手の人の場合、会社独自の企業文化の中に溶け込むことが出来ず、自分のやり方を貫き『前の現場ではこうやっていた!』『年下なのに何でそんな事が言える!』と現場を混乱させる場合がある。だからパワハラ被害を面接で主張する場合『こんな事があった!』と被害の正当性を訴えるのではなく『自分の受け取り方に不備があったのか?探り探り打開点を見つけていったのですがダメでした』みたいに面接官が解決出来ないと思わせる言い方が好まれると思われる。

 ちなみに俺の場合、パワハラ被害の妥当性を説明した。

「完全に上司に嫌われてしまったんです。私がある日、以前上司から指示された内容と違う事をしたいと申し出たんです。しかし『俺が前に言ったやり方でも出来るだろ?』と言われてしまい、それでもと食い下がると『あ、そう。じゃあ、それでやって』と言って機嫌を損ねてしまったんです。それ以降、仕事の指示内容が以前より曖昧になったり、詳しく訊こうとすると『お前そんな事も判断出来ないのか?』と口調が強くなっていました。そしてある日、『お前は俺から仕事貰わないと何も出来ないよね』と、嫌われてしまったのかな?と思いました」

 と上司の不備を指摘すると風当たりが強くなったと、上司の人間性に問題がある風に説明した。他にも

「あれ、それ、前にやったやつ、など曖昧な言い方が多く、詳しく訊こうとしても『だから前に言ったやつだよ』と結局返事も曖昧なままで終わらせる事が多く、更に深く指摘するとふて腐れて、それで怒られる事が多かった」

「後出しが多く、前もって仕事を渡されても、最終確認の段階で修正に気づき、訂正する事が多い為、『最初の段階で決めてほしかった』と思う点が多々ありました。なのに『何で出来ていないの?』『言われた事をきちんと出来ないと仕事任せられないよ』と言われて怒られます」

「質問に答えていない事が多く、顧客から要望だったのに『これでイイよ』と自分のやり方を強く勧めてきて、『いえ、顧客の要望ですので』と言っても『それでやって』とテスト用の大量のデータを渡さない事がありました。それで出戻りが発生しても『お前ちゃんと考えろよ』と怒られる事がありました」

 パワハラ被害の妥当性を訴える為にも上司に問題があると言わないと説得力がない。その為、『指示内容が曖昧』だったり、『後から指摘する事が多く出戻りが多い』と言ったり、『質問に答えず、自分のやり方ばかり進めてきて、それで混乱する事がある』と上司の指示内容に問題がある事を言う。

 ただそれでおかしいと思っていたのなら「なら何で君はその時指摘しなかったの?」とその時、指摘しなかった自分の落ち度では?言われてしまう為「言ったのですが、まさかその後『あ、そう。じゃあ、今後はお前一人でやって」と言われてしまい、上司がいないとアクセス出来ないデータがある為、上司の機嫌を損なうと仕事を渡してくれない事がある、など不備を指摘しても問題が悪化する、と言わないといけない納得してくれない場合がある。

 ここまで言ってようやく『それは酷かったね』と言ってくれる。つまり悪い印象を持たれないという事だ。ただ面接官の中には『なら君ならどうするつもりだったの?』と上司の落ち度をもし自分だったらどうするべきか?と訊かれる事がある。まぁ、おかしいと思う事は出来ても『ではどうすればよかったのか?』批判だけでなく、代替案も用意出来るのか?その辺のスキルを見たりしてくる。だから俺の場合

「出来る事でしたら、『何時までに、何を、どのように』など、時間や仕事内容の範囲を明確にしてほしかった」

「上司の指示に分かったつもりにならないよう、途中で確認作業をしたかったのですが『忙しいから後で』と言われてしまい、なかなか出来なかった」

「時々、上司が命令して、自分だけが手を動かす状態なのですが、なんか二人羽織の状態で、命令内容は出来ても、仕事の中身が見えない状態で、手探りの状態で作業していました。出来れば何をやろうとしているのか説明してほしかったです」

 などパワハラ上司に問題があれば『どうして欲しかったのか?』間接的に的確な指示方法を伝えた方が良いと思った。

 俺の場合、上司の指示内容が抽象的過ぎたのであれば、『何時までに、何を、どのように』を明確にしてほしかったと言ったり、上司が伝えたつもりになっていたので『途中で確認作業を入れて欲しかった』など確認作業を怠っていると伝えるなど、モノの言い方が必要だ。要はこうあるべきだ、と主張するのではなく『こうしてほしかった』と上司の対応の不備を分かりやすく伝えるのがコツである。

 パワハラ被害について訊かれた場合、転職者の中には『自分がどれだけ苦痛を受けたのか?』その辺の説明をしようとする人がいるけど、実際に面接官が知りたいのは、パワハラ被害の妥当性。要は本当に上司の方に問題があったのか?その確証である。パワハラ被害にあった人の中には「上司がほんとただ罵声を浴びせているだけで・・・」と愚痴だけを言ったり、『何故パワハラ被害を受けたのか?』と答えられない人が多い。これでは被害妄想の人と判別が出来ず、不安要素が残る。だからこそパワハラ上司の行いが如何に不適切で、では何が適切だったのか?それを説明出来るようにする事が転職を成功するコツだ。

転職成功の為にパワハラ被害の克服力が見られる

 ただそうやってパワハラ被害の妥当性を訴えても『なら見返したり、仲良くする方法を探るべきだったんじゃないのか?』と、相手に問題があるけど、ただ社会で生きていく為には我慢が必要だと不幸ながら指摘する人がいた。つまり大人の対応力が備わっているかどうか?それを見てくる面接官がたまにいる。

 まぁ、確かに酷い事をされたとしても、その悔しさをバネに頑張る人もいるし、トラブルを起こす人より、そっちの方を会社が求めている事は知っている。癪だけど転職成功の為に模範解答を作り、俺の場合『不仲になった上司と仲直りしようとしたけどダメだった』言い訳を用意しておかないといけない。

「もともとは仕事が出来るように頑張ろうと思ったのですが、仕事が出来るようになっても『ならこれもやって』と逆に上司の仕事を更に渡されるようになりました。仕事が出来れば出来る程、上司の仕事を渡され、仕事内容を具体的に伝えない人だったので『俺が求めていたモノと違う』とやり直しを命じる事がありました。

 更にそれで仕事が出来ても、前職の場合、個人評価ではなく、チーム毎に評価される為、私の仕事が出来るという事は『その上司の指導が良かった』という風になり、自分ではなく、上司を評価する方向になっていました。

 頑張っても、ただいつもより多く仕事が回され、更にチーム評価である為、上司しか褒められず、『俺の指導のたまものだな』と、パワハラ上司の評価になる為、このままだとずっとパワハラまがいの状態が続きそうだったので、転職を決意しました。

 と、頑張ったけど評価されない。手柄を上司に横取りされる。など報われない職場だと言って説得していた。要は見返しても、仲良くしても、意味がない職場である以上、仲直りするよりも職場を変える方が良いという判断に行きつくからだ。

 だからこの手の質問をされた場合、パワハラ被害を克服するよりも新天地で頑張りたいという意欲を示した方が良い。『本当はこんな事をやってみたかったのですが、上司と折り合いがつかず、御社なら出来るのではと思い志望しました』と言えれば良いかなと思っている。

転職成功の為にパワハラ被害の後遺症がない事を伝える

 そして最後の対策として『パワハラ被害に遭った場合の後遺症がないか?』と疑われた場合だが、要はちゃんと継続して仕事が出来るかどうかを見られる。

 面接官の中には『この子はちゃんと仕事が出来るのだろうか?』と辛い話をあえてさせる人もいる。話している最中、パニックなど、ぎこちなさが出てくると業務に支障が出るのでは?と判断するらしい。

 パワハラ被害に遭った人は、辛い経験が原因で、似たような事が起こると、辛い記憶がフラッシュバックし、過呼吸の状態に陥る人がいる。パニック障害でなくても、落ち着かなくなったり、人とやり取りが出来なくなるなど、それで顧客に心配かけたり、報連相が出来なくなったりなどの問題が起こる。場合によっては退職や休職をする人もいる為、採用した側からすれば損する事になる。

 だからパワハラ被害に遭った場合、パワハラを受けていた時の話を丁寧に説明出来る事が1つの目安になってくる。だから先ほどの話した『パワハラ被害の妥当性』『報われない職場』をきちんと説明出来るようになるのも、パワハラによる後遺症がない事の証明になってくる。だから面接で受け応えする場合、

「上司に業務改善の提案をしたのですが、自分のやり方以外の方法を推奨した為なのか嫌われてしまいまして。その後、仕事を渡さなかったり、仕事をする上で必要な資料やデータをなどをギリギリに渡される事が増えました。

しかしそれでも頑張ろうとしたのですが、前職はチーム全体の評価制で、頑張っても上司の手柄になってしまいます。その為、ますます『自分の今のやり方が正しい』となり、改善される事はありませんでした。

その為、この企業で頑張っていこうという気持ちがなくなり、逆に新しい職場で頑張ってみたいと思い、この度に御社を志望しました。

 と『上司に非がある』『頑張っても報われない』『転職が1つの解決策』とパワハラを解決する事が出来ず、転職が一番良いと思わせる言い方を面接で出来れば、パワハラが退職理由であっても転ぶことはないと思っている。

スポンサーリンク

シェアする