男の職場なのに女性を募集する原因

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求人広告のジレンマ

就職活動の求人広告では時に男性5名、女性5名、または採用予定200人など書いている求人広告を多く見かけます。この求人内容を見るとあたかも男性だけでなく、女性も一緒に採用してくれると感じますが、実際はそうでない場合があります。

日本には”男女雇用機会均等法”という募集の際、男女同じ人数募集する法律があります。

具体的には求人広告を載せる広告企業は求人を出す際、企業が性別によって採用人数を決めていないか確認する義務があります。もし男性のみ、女性のみの表現があれば、これは男女差別に該当し、広告企業はこの求人内容を掲載しない措置を取らないといけません。

求人広告のやり取り

それ故、求人を出す企業の多くは職場が男性中心で男性のみの採用をしたくても、広告側の意向により女性も採用する求人内容にしないといけないわけです。

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募集人数は男女平等でも採用人数は別

では募集人数が男女同じであれば、採用される女性の人数も男性の人数と同じなのかと思う方もいるかもしれませんが、実際そうではありません。

男女雇用機会均等法では募集だけでなく、採用の際も男女平等で審査する義務が設けられていますが、実際に採用する人数を男女一緒にする義務は設けられていません。

つまり男性しか採用しない企業は求人広告には採用人数200名(男性100名、女性100名)と書いておき、実際選考する場合は男性中心の職場、女性に向いていない仕事という理由で不採用という形と取るのです。

求人広告のやり取り

よく女性を採用するつもりが無いのに、何故女性を募集するんだという愚痴などを聞きますが、これには採用における表現の法律が背景にあるからなのです。

性別以外での求人広告における表現規制

この求人広告における表現は男女差別だけに留まりません。

①体力のある人 → 身体障害者への差別表現


建築業界や宅配など体力が必要とされる仕事であれば、求人募集に体力のある人と表記したいと思いますが、これは身体障害者のような体に障害を抱えている人への差別表現に該当する為、書き直すのであれば「活力のある方」「バイタリティに溢れる方」という表現に変える必要があります。

②外国人留学生募集 → 国籍による差別表現


外資系やグローバル企業からすると英語を話せる日本人よりも海外での文化を知っている外国人を採用したい場合があります。しかし、求人広告で外国人を募集する内容は日本人を採用しない、言わば国籍による差別表現に該当します。この逆も同じで日本人のみを採用したくても外国人を避けるような表現は国籍差別に該当し、「英語が話せる方」「海外経験が豊富な方」など表現を変える必要があります。

③明るい人 → 環境によって左右される為、不適切表現


求人募集の欄には時に「求める人物像」と書かれている欄があります。ただこの欄を見てみると、「自分で考えて行動できる人」「明るく振る舞える方」などどの企業ともあまり大差ない人物像を求めていると思います。

時に「元気な人」「明るい人」など直訳で書いても良いと思いますが、この表現は日頃から常に明るく、元気であるわけではない為、環境によって性格が異なり、不適切な表現として捉えてしまいます。もし性格的表現を求めるなら、元気になれる、考えて行動するなど一時的にその性格になれる人という表現で表記しないといけません。

募集内容を鵜呑みにしてはいけない就職活動

面接では求人募集に書かれていた求める人物像や掲載内容を参考にアピールする内容を決める人がいると思います。しかし上記の様に女性を採用するつもりがない、外国人のみ採用したい、求人広告に書かれている人物像とは違う人物像の人を採用するなどの不条理が行われています。

それ故、企業が本当に求めている人物像を探る為にはOB訪問や就活仲間の意見を参考に自分で見出す必要があります。また面接で求人募集のように話して不合格になったとしても、それは自分のせいではなく、企業側に都合があったという場合もある為、100%自分を責めるというのは間違っている場合があります。その為、面接で望まない結果になったとしても落ち込まず前に進む事が大事だと思われます。

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