高卒で就職する場合、どんな就職先があるのか?

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「高卒の就職先ってどんな所があるのか?」

 家庭の事情などで大学に進学せず、高卒で就職する場合、どんな就職先があるのか?高校生の人からすれば気になる点だと思います。多くの人が借金までして大学に進学する為、大学に進学するメリットを見いだせず、本当に高卒で就職しても大丈夫なのだろうか、とそんな不安に感じている人もいるかもしれません。

 実際、大卒であれば高卒よりも生涯賃金が1億もの差がつき、選べる就職先も豊富にあり、選択の幅が広がります。しかし高卒で就職する方針になった以上、大卒ではなく高卒で働く場合の生き方について心得ておかなければなりません。

 ここでは実際に高卒で就職しようとしている後輩学生と、人材派遣会社で働いている先輩の2人の会話形式で、高卒での就職のあり方について説明したいと思います。

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高卒を採用する企業ってどんな所なのか?

 先輩、お久しぶりです。只今、ちょっと家庭の事情で高校を卒業したら企業に就職して働く事になりました。ただ他の皆は大学に進もうとしているのに、自分だけ働いているのは少し寂しい感じがします。大卒だと入るお金の金額や、自分が働いてみたい企業が見つかりやすいと言っていますし、メリットが多いと思うのですが、そんなに高卒の就職先って印象が悪いのでしょうか?

 正直、良い企業と悪い企業2つに分かれている。というのも高卒だからと言って良い、悪いと決まるわけではないから、正直良し悪しについて入ってみないと分からないと言った方が良いだろう。

 実際、高卒は大卒と比べ、給料が低い場合が多いけれど、社会を支えている仕事が多くある。主に工場、建築現場、飲食店など色々とあるけど、現場の最前線で働いている場合が多い。食品の工場であれば、恐らくだが食品のパッケージを均一に貼る作業や、衛生面の管理、そして不純物の排除など安全管理に徹底した業務を行っていたりするだろう。また建築現場でも作業を効率的にしたり、また安全性を高める為の衣服、熱中症を防ぐための防具など様々な点で活躍したりしているだろう。

 とまぁ、そんな風に影ながら社会を支える仕事に携わっている会社もあるけれど、中には誰でも良いから採用したいとそう思っている企業も目立つ。

 近年、昔と比べ、若い人が減っているから、働く人も同時に減ってきている。だから少ない人材で無理に動かそうとして、ブラックバイトや、長時間労働など人材の使い捨てなど、人よりも金を優先する企業が多くなっている。しかしそんな劣悪な環境では当然大勢の人が辞めていくし、となると誰でも良いから採用したいという企業もどんどん増えていく。高卒求人の中にはそんな猫の手も借りたいくらい人手に困っている企業があるし、今後どんどん増えていく可能性が高いから、リスクも今後更に大きくなっていくと考えても良いだろう。

 しかし先輩、高卒で一番目立つのは給料の低さです。何故だが知りませんが、大学を卒業した人だと20万近く貰えるのに対し、高卒だと同じ会社、そして同じ仕事でも15万から18万へと低い給料で働く事になっています。何故こんな学歴で待遇が違うのでしょうか?

 大まかな理由は決まっていないのだろうけど、正直企業の立場から言わせれば高卒より大卒の方を取りたいと思っているのが理由なのではないかと思っている。というのも高卒というのは18歳からの就職になるから、車の免許を持っていない可能性が高い。その為、車で商品を運んだり、また遠くに出かけたりする事も難しい為、扱いづらい点がある。更に20歳未満だと社会的責任能力が法的に認められていない為、トラブルを起こしても顔や名前を公表出来ないから、全てのミスは会社側の負担になってしまう。おまけに働く上で必要なスマホや口座などは全て親の許可が無くては手に入らない為、中には親が業務に口出ししてくるトラブルもある。こういう問題が背景にあるから企業からしてみれば、出来れば20歳以上の大卒者を取りたいというのが本音で、だから高卒より給料を高くして、大卒者が多く来るようにしているのではないかと思っている。

 だからこそ高卒就職者というのは大卒よりも低い賃金で生活する事が余儀なくされている。まぁ、これは高卒の就職先というよりも日本社会のシステムの問題だから、会社を責めても改善されないだろうし、日本全体が動かない限り、解決しない問題だと言える。それ故、もし高卒で働き続けたいというのであれば、お金目的ではなく、働く仕事にやりがいや、働く意義などを持つ事が大切だろう。

具体的にどんな就職先があるのか?

 では先輩、高卒の就職先として具体的にどんな所があるのでしょうか?

 一概に全部言い切る事は難しいが、個人的に介護、建設、IT、そして工場が一般的な就職先だろうね。どれもネット上で人手不足だと言われていて、ブラック企業が多い業界だと言われている。

高卒の就職先が介護業界の場合

 少子高齢化社会において介護業務は日本に無くてはならない職業になっている。お前は1人暮らしの年寄りの生活を見た事があるのか知らないが、最近悲惨な状態になっている。

 というも身寄りのいない独居老人の場合、正しい判断能力が出来てなってきているせいか、片付けが出来ず、更に捨てる判断も出来なくなり家をゴミ屋敷にしてしまうケースが増えている。更に認知症になると正しい判断能力が出来なくて周囲に迷惑をかけるケースがある。昔はそんな事はなかったのだが、医療の発展に伴い、長生き出来るようになって、長く生きる事は出来ても正常に生きていける健康寿命との隔たりが長くなっている。

 このようにゴミ屋敷や認知症による問題が目立っていないのは、その高齢者の生活を支えてくれる人があってこそだと言える。だからこそ介護というのはお年寄りの生活を支えるだけでなく、社会を支える業務と言っても良い。

 ただ最近は介護業界もキツイ職業の1つだと言われ、離職率の高い仕事だと言われているのも事実だ。介護業界というのは高齢者の排泄処理や食事介助などお年寄りの生活を支える業務を行っているが、正直スケジュールが不規則で1人当たりの仕事量が半端ない。足腰の悪い高齢者を運ぶわけだから、何人もの人を運ぶのはとても手間がかかるし体力もいる。更に病気や持病も抱えている人もいるから、健康、栄養、医療などの知識が求められる。

 ただ介護業界で一番厄介なのは高齢者への対応だ。介護施設に預けられるほどとなると自分で正しく判断出来ない人も多いから、注意しても直らないし、反発して暴力や暴言まで職員に振ってくる事もある。その為、着替えの際、服を脱がせたり、または排泄物を処理する際など、抵抗してくる場合があるから、傷を作りながら介護をする場合もある。正直、折角世話をしているのに感謝されるどころか恨まれる環境下だから、「何でこんな目に」という感情が嫌でも芽生えてくる。そしてそれを毎日続けていくとうつ病になったり、または高齢者をついうっかり暴力を振るってしまい、ケガによっては家族から訴えられる場合があるから、それだけ介護に携わる人達は利用者からすると立場が弱い状態になり、何でも言いなり、または暴力を振るわれても毎日笑顔で応えるような事をしないといけないんだ。

 このように正常に判断出来ない人も相手にしないといけない職業でもある為、暴力や暴言などの対応などに四苦八苦する面がある。ただ先ほども言ったように彼らは高齢であるが故に正しく判断出来ない場合があるから、これは相手に改善を求めるというより、出来ないのだから自分が何とかしないといけないという使命感を持っていないやっていけない。それ故にそんな困った人達の支えになりたいというのであれば、この業界も1つの志望先になるだろう。

高卒の就職先が建設業界の場合

 建物というのは形に残るモノだ。だからお前が仮に大きい建物を作った際、「これが今後日本の社会を支えていくんだな」「今後20年間の家族を支えていくんだな」とそういう風に人の人生に貢献出来たやりがいというモノを感じられる。

 それに建築物というは社会にどんな風に貢献しているか知っているか?建物というのは必ず老朽化していくから、お前が住んでいる家かマンションはいずれ補修しないといけない。それなのに家を建てる施工者がいないとお前の住んでいる場所はやがて穴が開いて冷たい風や虫などが入って暮らしづらくなったり、建物が崩壊する危険性があるからと言って立ち退きを迫られたりする。つまり今までこの場所で築き上げてきた思い出や周囲の人との人間関係がリセットされてしまうんだ。

 つまり建物というのは単なる雨や風をしのぐだけのモノではなく、今後20年分の人の人生を作る仕事とも言える。だから快適な人生を送ってもらう為に地震に耐えれるようにしたり、虫が住み着かないようにしたり、雨水などで腐らないようにしたりなど、20年間の生活出来るような工夫を施す。建築業界で働く人達というのはそんな20年間幸せな生活が出来るような空間を言うモノを作っていく仕事をしているんだ。

 とまぁ、建築業界のやりがいについて語ったけど、良い面だけで言うのはある意味反則だから、悪い面についても説明しておく。就職先が建設業界の場合、これも介護同様、体力勝負という事になる。お前は建設現場で働いた事はないと思うけど、夏は蒸し暑いのに厚手の作業着を着て重いモノを運んだり、冬なのに雨や雪の中でもお構いなしに作業をしなければならない。つまり劣悪な環境で働く事が求められるって事だな。

 そんな体力勝負と言われる現場である以上、長年働き続けているのは体育会系出身者と言われる人が多い。まぁ、つまりガテン系の職場になっていて、スポーツ業界ならではの先輩の意見は絶対で、年下はパシリのように扱われるような職場がある。だから運が悪ければ、先輩から理不尽な事を長年やられ続けられる事だってあるから人間関係で凄く疲れる業界だと言われている。

 もう1つ建設業界で危険な事として労災に加入していない場合がある。現場は建設中のビルであれば、耐震強度や上からモノが落下してくるなど、常に危険が伴うわけだが労災に加入する必要がある。しかしそれを徹底してない企業が多く、万が一、お前がケガをした場合、保証が下りず、一生治らないケガを背負う可能性があるから、それで人生が終わる可能性だってある。

高卒の就職先が工場の場合

 工場と言えば食品加工だったり、車や家電などのベルトコンベア形式の製品系工場もある。まぁ、製品ごとに働き方は違うのだろうが、主に対象製品の製造、点検、出荷のライン作業を行う事になるだろうな。

 俺達が普段コンビニやスーパーで並んでいる商品というのはほとんどが工場を通して店に運ばれる。俺達が毎日品不足で悩まないのはこうやって安定的に商品を現地に届けるインフラが出来ていて、更に安全に管理された上で運ばれているからでもある。仮に1つの商品に不備があればリコールや全品回収など多大な損失が生まれかねないから、それだけ工場業務というのは責任のある仕事と言える。だから毎日安全に点検するという仕事は人の生活を支える重要な業務だから、誇りに思える仕事と言える。

 だが工場によってはそれなりの苦労がある。先ず自動車や家電の場合、重い部品を生産ラインとして扱う事があるから、持ち運びの点で腰を痛めたりするし、機械のようにずっと動き続けるから特定の体の箇所が疲弊する場合がある。他にも食品の質を保つ為、異常な冷凍設備の中で長時間働かせたり、金属を溶かす工程のあるラインの場合だと熱中症もそうだが、生産設備が古ければガタがきて危険物質が飛び散る事もある。つまり衛生面や安全管理に問題がある工場だと低温障害や大やけどになったりする場合があるから、社員の労働環境を意識した職場化どうか知っておく必要がある。

 あと工場というのは大手などの受注先があってこそ経営が成り立つから、取引先の無茶な要求に応えざる得ない場合がある。例えば普通の値段より安く仕入れさせる「買いたたき」や支払いを遅延させられたり、本来自分達の仕事でもない仕事を押し付けられるなどある。無論断れば、発注が停止するから、止めたくても止められないジレンマがあり、元請けから理不尽を一向に受け続ける場合がある。

高卒の就職先がIT業界の場合

 IT業界についてだが、この業界の主な仕事は人がやる仕事を如何にコンピューターで代用するか、または作業を効率的にするかなど、人件費の削減や仕事の能率を上げるようなシステムを作るような事をする。

 今の日本は人手不足で深刻だと言われているから、IT業界は今後伸びる業界だと言われている。主に金融系の業務や、事務系の業務、また電子・機械系のITスキルを持っていれば先の工場関連の企業から依頼が来る事がある。まぁ、それだけ様々な業界に携われるし、他にも分析系の仕事もITは出来るから、社会の様々なニーズに応えたり、企業の様々な負担を減らしていくというやりがいを感じるかもしれない。

 このIT業界でも工場の時と同様で元請けからの理不尽な思いを受ける事もあるけれど、IT業界で特有なのは、作り直しの回数が半端ない所だ。ITの製品って一度作り上げないと動かない仕組みになっているから、一度完成させて顧客に見せる方式をどうしても取らざる得ない。つまり一度完成品を見せてから、顧客が気に入らない、または大幅修正変更を指示されれば、再度作り直さない。そしてまた完成させてから見せて、修正指示。そしてまた完成させてから修正など、この繰り返しになってしまう。完成品が見えづらいクリエイティブ業務の場合、修正指示が発生した場合、延長申請をしたいのだが、それを受け入れない企業も多く、当初のスケジュール通り、かつ予算内で進行するように強要される場合があるからIT業界というのは低賃金で、かつ長時間で働かせる傾向になってしまう。

 他にもITスキルを身に着ける上で、それなりのプログラミングの知識やパソコン、そして環境設定やサーバーへのアクセスなどITリテラシーというモノが必要になってくる。そうなるとそれなりの勉強や、勉強する為の資金というモノも欠かせなくなってくるから人によっては経済的な理由で満足いくITスキルが身に着けられず、仕事に深くかかわれる事が出来ないが為に解雇という傾向もある。

高卒の就職先が運送業界の場合

 さて他に高卒の就職先としてバスやタクシーなどの運送業界がある。今は人手不足が深刻でドライバー1人当たりの運転が過労死ラインを越えているとされている。その結果、バスなどでは寝不足の状態で運転してしまい大きな事故に繋がったり、長時間運転している事でメンテナンスが疎かになり危険な状態で運転せざる得ないなど様々な問題を抱えている。

 ただバスでもトラックでも何でも今の日本は高齢化社会だから多くの人達が買い物難民になっている。つまり自力で外に出て買い物が出来ない人が多いから、バスやタクシーなど通院などに便利な移動手段が減ると問題が生じるし、今の時代宅配サービスがあってこそ日本のインフラを支えているわけだから、トラックなどの事業も本来なら他の業界より優遇されるべきだと個人的には思っている。

 そしてその1つの兆しとなっているのが運転免許に新しく準中型免許という新しいカテゴリーの誕生だ。バスやトラックの場合、中型・大型自動車免許が必要で、これは普通自動車運転免許を取った後、3年の月日を経てやっと取れる免許になっている。ただこれは2017年3月11日までの話でその次の日に準中型免許というものが出来た。

 つまりだ、仮に普通自動車免許を取ったのが18歳だったとして、大型自動車免許を取る為には最低でも21歳からという事になっていたのが、2017年からは7.5tのトラックであれば運転出来るようになったんだ。つまり宅配便や送迎バス、中型トラックであれば高卒でも直ぐに運転出来るようになったから今後、この業界の高卒向けの採用のあり方は大きく変わってくるだろう。

高卒の就職活動は具体的にどんな風に行われるのか?

 先輩、高卒の就職先について何となくイメージはつきました。ただだったら高卒の就職先を選ぶ上で良いか悪いか判断すれば良いのでは思うのですが、どうやれば宜しいのでしょうか?

 正直、あまり良い方法はない。というのも高卒の就職活動というのは、先ず7月ごろに学校に掲示される求人票を見て、9月ごろに面接を行う形式になっている。ただこの面接は大抵1回きりで、企業側の一方的な質問で終わってしまう場合が多いから、向こうの仕事の良さをその1回だけで判断するのは不可能だと思っている。

 なら求人票の内容を見て判断と、お前は思うかもしれないが、残念ながら求人票の内容は他社とあまり変わらない内容になっている。広告業界において求人広告のフォーマットは9割型決まっていて、その理由として日本の法律では差別的な表現を使う事は許されてなく表現が固まってしまっているのが背景にある。例えば「近所にお住いの方」となると場所で人を選ぶ事になるから差別用語として求人票に書く事は出来ない。また「男性のみ」という性別で判断するような表現、「健康な人」という障害者を連想させるような表現、そして「外国人の方」など国籍で人を差別する表現も禁止されているから、細かい規制のせいで従来の表現をそのまま使って広告内容を作るわけだから、企業の個性が見えない中で選定を行う事になり、求人票から企業の特徴を見出すのは不可能だと思っている。

 求人票や面接で良い企業かどうか判断する事が難しいのなら、間を取り持ってくれている高校の就職課の人のアドバイスが鍵になるのだが、正直高校の中には有名大学の進学率のみを評価する場合が多いから、高卒の就職先を評価する制度が設けられてなく、消極的な対応をする職員が目立つ。

 だから高卒の就職活動というのは正直運要素が強くて、「入った以上、何があっても最後まで頑張る」とそう腹をくくって、仕事に臨むしかないないし、ITスキルでも身に着けて実績をあげ、将来もっと給料の良い企業に転職する、または独立するなど、その手の方法を取らないと満足いく給料を手にするのは難しいだろう。まぁ、要はお前がこの社会において必要な人材になる為にはどうするべきか?その辺の事を良く考えたモノが勝ち組になるのではないかなと俺は思っている。

高卒就職は辞めて、何が何でも大学に進学して就職するべきか?

 先輩、色々とお話をしてくれてありがたいのですが、正直収入が低いというは変わりはありませんので、高校で就職する事は辞めて、何が何でも大学に進学して大卒で就職するべきなのではと思ってしまうのですが、何が何でも大学に進学すべきでしょうか?

 俺は確かに高卒の就職先は大卒と比べ低収入で、企業情報があまり開示されていない中、就職する事になるから良い企業に就職するかは神頼みだと思っているけど、だからと言って大卒になれば必ず報われるというわけではない。最近はオーバーエデュケーションと言って、大学の数が多すぎたせいで、大卒をまともに評価する企業が少なくなっている。それに大卒と高卒では1億円もの生涯賃金に差が出ると言ったけど、それは大手の場合で、もし仮に大卒で中小企業に就職した場合、高卒とあまり変わらない給料で働く事になる。

 要は今からお前が有名大学に入れるほどの頭がよくなり、かつ有名大学の学費を払える程の経済力を身に着けて、更に企業がお前を欲しいと思える程の実績やスキルを大学時代に身に着ける事が出来るかが焦点となるから、大卒すれば良いというわけではない。今の時代、大学を卒業する為に奨学金を借りる学生がいるが、ブラックバイトや就職先がブラックだったが為にまともな給料が貰えず、高卒並みの労働をせざるえない場合もある。

 要は今の時代、高卒の就職先は悲惨だと考えるよりも、今の若者の労働環境は非常に悲惨と考える方が正しいのかもしれない。お前の親世代はバブルの時期に働いていた頃でもあるから、売れば必ず商品が売れた時代で、お金の流れが良くて、その分、歩合制で給料が上がっていく流れが自然に出来ていた。しかし俺達の時代はノルマという名目で、「ノルマを達成しなかった社員の給料を減らす」と客からではなく、社員からもお金を取り、利益を確保しようとする企業が増えている。つまり今後俺達のような若い人材は人件費の安さから使い捨てにする事で利益を確保される対象になるわけだから、如何に会社や社会から必要とされる人材に成れるかどうかが今後生き残る為の秘訣となる。

 とんでもない事を言っているかもしれないが、今の時代は少子高齢化社会の為、高齢者を支えるようなスキルが今後求められるし、人手不足で会社がつぶれるケースも増えているから、多様性のある人材になる事が今後より社会は若者に求めてくる。そして会社に入り、何かしらの仕事を任せられ、自分がいなければ事業となして成り立たない。そんな状態にならない限り、会社はお前を切り捨てるように考える可能性がある。俺自身、皆持っていないITスキルを身に着け、そしてシステムを作る上で自分がいないと成立しないようなポジションをなんとか確保して、食いつないでいる。

 志望先を選定する上でもこれは同様で、大手から自分の勤め先を切り捨てられないようにする為にも他社には負けない何かしらの強み、例えば商品や特許を持っていれば、切り捨てる事はそうそう起こらないだろう。だから高卒だからと言って、学歴で自分の人生を左右されるのではなく、自分の持つスキルを磨いて社会から必要とされるようになるには?とそう考えて、実現する事が今の時代に問われる生き方だと思うぞ。

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