問題解決能力のアピールはここまでする

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ロジカルシンキング

問題解決能力と聞くと、結果を出す事?と考えるかもしれませんが、そんな簡単なものではありません。

例えばこんな失敗例があります。

ある島では渡り鳥の影響で多くの鳥がこの島にやってきます。その為、主に鳥のフンによる被害が多く、観光客から被害の報告が絶えませんでした。その為、この島の自治体は鳥の数を減らすよう駆除に乗り出したのですが、鳥の数が多く、駆除するのにかかる人件費や駆除の処理代がかさばり、資金的な問題から断念せざる得ませんでした。

そこで次に音響で鳥を近づけない方法を取ったのですが、鳥だけでなく他の植物の成長にも影響が出て、折角観光に来たのに騒音で台無しになったといつも以上に苦情が来る結果もなり、これも断念。

次にとったのは、主要名所に鳥が近づかないよう金網を設ける方法を取りました。しかし金網により景色の外観が崩れる上、金網に引っ掛かった鳥を取り外す為、ここでも人件費や維持費にコストがかかりこの方法も取り止めになりました。

次の方法も考えたのですが、度重なる失敗と観光客からのクレームが一段と強くなった結果、この担当者はこの問題から外されてしまいました。

このように如何に解決しようとしても、中々結果に結びつかない場合があります。

問題解決能力で問われるのは、解決した結果ではなく、どのように解決しようとしたか?その過程も問われます。でないと先の担当者のようにいつまで経っても解決する事が出来ず、無駄な時間や資金がかかって終わるというパターンになります。

この難題に対し、有効だとされている方法が、なぜなに思考とされています。

言わば問題に直面したら何故こんな事が起きたのか、何故これが原因なのかなど原因を詮索して行くのです。何故これが効果的な方法なのかは次のコンテンツで説明します。

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ナゼ?と考える事で根本的な問題を見つけられる

渡り鳥の問題に対し、なぜなに思考で問題を解決した新しく担当者の話

渡り鳥の問題に対し、新しく引き継いだ担当者は、先ず何故渡り鳥がこの島に多くやってくるのか考えたようです。調べてみると渡り鳥は餌が比較的多い島に飛来する習性があります。その為、専門家を派遣し調べてみたら、この島には渡り鳥が好む昆虫や果実が豊富にある事を突き止めました。

つまり渡り鳥が他の島と比べ、多く飛来するのは昆虫や果実の量が他の島と比べ、比較的多い事が原因だと分かりました。そこでこの担当者は渡り鳥を減らすよりも、昆虫や果実の量を減らした方が良いと思いつき、昆虫が沢山いる廃墟施設の掃除を行い、渡り鳥が来る数を減らすよう試みました。

そして果実の場合は島の特定の場所に集め、植え替える方法を取り、渡り鳥が極力観光名所に飛ばない様にしようとしました。

結果、渡来する鳥の数が減り、観光名所に来る鳥の数も少なくなり、苦情も減っていきました。

上記の様に問題の根本的な部分を突き止めれば、前の担当者のように駆除に乗り出したり、音響設備を整えたり、金網まで張る必要もなく、簡潔に事を終えます。

ここで注目すべき点は、渡り鳥が何故多く渡来してくるのか、そこに注目した事です。

島の周辺には他にも沢山の島があり、渡り鳥が何故観光名所がある島を重点的に渡来してくるのか、この担当者は疑問に持ちました。その為、この島に渡り鳥が多くやってくるのはこの島に何か原因があるのではと考えに至り、根本的な原因である昆虫や果実に行き当たったわけです。

前の担当者の悪い所はこの根本的な部分を考えず、ただ単純に鳥の数を減らす事しか考えず、非効率な方法ばかり繰り出していた事です。

上記の例だけでなく、ビジネスをしていれば必ず様々な課題や難題が立ちふさがり、解決が必須となる場合が多くあります。その際、表面的で、目の前の問題を解決するような方法では社会で生き残っていけないと多くの人達が考えています。

次の内容では面接で問われる問題解決能力について説明したいと思います。

就活で問われる問題解決能力

【前年度より100名来客数を増やしたのに評価されなかった話①】ある就活生は学生時代、文化祭で来客数を前年度より100名以上多く増やしました。

その事を面接でアピールしたのですが、面接官から思わぬ事を言われました。

「何で来場者を100名増やそうと思ったの?」

(え!?)彼はその時、心の中でそう思ったそうです。

ただその質問に答えようと思っても、そう言われれば何故来客数をあげようと思ったんだっけ?と彼はそこで口ごもってしまったようです。

就活生の中には特に理由もなく、成果を上げている人がいます。それが何の為かと深堀りしてみると目立ちたいから、スキルアップの為など結局自分の事しか考えていなかったと思う人がいます。

就活ではそんな点が露見してしまう事があるのです。ビジネスでも特に理由もなく、過剰投資や過剰人員を投入し、経営を悪化させてしまう人がいます。

つまり、先の文化祭で100名来客を増やした話も本当に100名増やす必要があったのかと疑問に感じてしまう人もいるのです。

もしこれが「不景気の煽りでサークルに入る予算が減った。サークルを維持するには来客を100名増やす必要があった」と正当な理由があれば良いのですが、特に考えも無ければ、考えも無しに突っ走ると悪い評価に変わってしまうのが就活なのです。

面接で求められるアピール①
アピール出来る程の成果を出しても、その成果に対して正当性を述べられなければ、単なる目立ちたがり屋という評価へと変わってしまいます。面接では成果を述べつつ、何故このような事をしないといけなかったのか?この点について述べられるようになる事が重要だと思います。

【前年度より100名来客数を増やしたのに評価されなかった話②】ある就活生は学生時代、文化祭で来客数を前年度より100名以上多く増やしました。

その事を面接でアピールしたのですが、面接官から具体的にどうやって解決したの?と訊かれると

「親戚を呼んで来場者を増やしました」

「後輩に来るように頼みました」

「部長の手腕が凄くて・・・」

(あれ!?)彼はその時、心の中でそう思ったそうです。

具体的にどんな解決方法に取り組んだかと考えてみると、結局人に頼んだり、自分はただ単に言われた事を大人しくやっていただけで、そんなアピールできるものではないと思ったようです。

学生時代に取り組んだ解決方法を詳細化してみると、他人任せだったり、知人に頼んで終わりだったりするケースがあります。一応解決に至ったケースではありますが、別に君がいなくても良いのではと思えるアピール内容であり、あなた自身の必要性に結び付かないアピールだったりします。

もしこれが「100名集める為に、自分の商品がどんな客層に人気なのかを調べ、その客層に中心に声を掛けました。」「少ない部員を極力動かす必要があった為、皆のスケジュールを予め聞き、どのように人員配置するか段取りを行いました。」など自分が結果を出す為に取り組んだ点を述べるのが重要です。

面接で求められるアピール②
解決した経験があっても、企業にアピールする上では不十分な場合があります。取り組んだ内容を見直し、そして自分はどんな事をし、それが如何に大切だったかその点について考えて、述べる事が有意義なアピールへとつながります。

【前年度より100名来客数を増やしたのに評価されなかった話③】アピール内容を一通り言い終え、そして面接の終盤に差し掛かった頃、面接官からこんな質問をされました。

「では最後に、この問題に対し解決出来た理由は?」

(ん?)彼はその時、心の中でそう思ったそうです。

今まで、”どんな原因があり”、”どんな風に解決し”、”自分はどんな風に解決したのか”をずっと述べてたのに何故また同じような事を言わせるのだろうと思いました。

ただ質問なので答えようと思ったのですが、(あれ、どう言えばいいんだ?)とカミカミになってしまいました。

最後の確認として成功した理由について訊いてくる場合があります。

就活生の中には学生時代に成果を上げた経験があったとしても、それが偶発的な場合があります。つまりこの就活生がまた同じような境遇に見舞われたら、また同じように問題を解決する事が出来るのか、その点を見ているのです。

この確かめる基準として、面接官は取り組んだ課題に対し、この就活生が要点をわきまえているのか見てきます。例えば「成功した理由は?」と訊いて、就活生が正しく答える事が出来れば再度同じ問題が行っても取り組めるように感じ、出来なければ偶発的な成功の可能性が高いなと見られてしまいます

故に今回のケースを答えるなら

「100名を集める為、まずどの客層に人気なのか調べました。そしてその客層がどういう感想を持っているのか調べ、その希望に沿う形を皆で考え、それが受け入れられたから100名も集められたのだと思います。その為、事前の調査や皆で協力し合った事が成功出来た理由だと思います。」と

課題を深堀りして、成功するのに必要な要素を挙げていく事を述べるのが良いでしょう。

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