居酒屋のアルバイト経験を自己PRにして面接に受かる就活生

シェアする

tavernstaff

「学生時代に頑張った事が居酒屋のアルバイト」

「居酒屋のアルバイト経験を自己PRとして書きたい」

「外食業界以外の所から内定が欲しい」

 就活で居酒屋のアルバイト経験をアピールするにはどうしたら良いのか?実際に面接でアピールした人の中には居酒屋で苦労した経験を話しても「大変だったね」としか思われず、採用したいと思えるような話まで持っていけない人がいます。実際、居酒屋のアルバイト経験は飲食店では通じても、金融、自動車、ITなどでは他業種ではどのように結び付ければ良いのか分からず印象に残らないケースが多くあります。

 ただ飲食店以外の業界でも居酒屋の経験で内定を取る事は可能で実際にそれで内定を取る就活生は沢山います。では彼ら具体的にどうやって飲食店以外の業界から内定を取る事に成功しているのか?ここでは居酒屋のアルバイトの魅力と内定を取るまでのステップを居酒屋のアルバイト経験で内定を勝ち取った内定者とその後輩でこれから就活を始める学生の2人の会話形式で説明したいと思います。

スポンサーリンク

面接官が欲しい居酒屋のアルバイト経験を持つ就活生

beefstaff

 先輩、お久しぶりです。現在就職活動を行っているのですが、居酒屋のアルバイト経験のアピールの仕方が分からなくて困っています。私、学生時代、居酒屋のアルバイトを2年くらいやっていたのですが、面接でそれを話しても「それで?」みたいな雰囲気になって、居酒屋のアルバイト経験を話しても面接官が欲しいと思えるアピールが出来ずに終わってしまいます。居酒屋のアルバイト経験を就活でアピールする為にはどんな風にアピールするべきでしょうか?

 居酒屋の経験問わず、アルバイトの経験を活かしたいのであれば、そのアルバイトで得た経験を志望先の業務に結び付けて、成果をあげられると思わせるようなアピールしないと効果は発揮しないといけない。例えば俺の場合、

御社はビール販売の営業を中心に行っている会社です。居酒屋は酒とおつまみを主体とした飲食店なので、ビールの存在は必要不可欠だと思います。その為、御社に入った暁には、飲食店、特に居酒屋を中心としたビールの営業をやってみたいと思います。

 と居酒屋の経験と志望先の業務に結び付けて説明する事をしていたね。ただこれだけだと足りない。実際、俺はビールメーカーに入社してから居酒屋を中心に飛び込み営業をしているけど、いくら大手の看板を背負っていても売れるわけではない。どちらかと言えば、ライバルのビールメーカーから顧客を奪うほどのノウハウを身に着けていかないと成果をあげられないから、居酒屋のアルバイトの経験を活かしたいのであれば、そのノウハウに結び付くような話を持ってこないといけない。

 でも、先輩。そんなたかがアルバイトの経験でそんな大手の営業のノルマを達成するような経験なんて出来ますか?確かにアルバイトは仕事ですけど、されどアルバイト。そんな評価されるような仕事をしているとは思わないのですが?

 自分がやった経験でなくて良い。実際、俺はアルバイトの体験を通して、自分の居酒屋が繁盛しているのを目にし、そのノウハウをビール販売だけでなく、売り込む飲食店の経営ノウハウとして取り入れるようにしている。例えば2020年のオリンピックの影響により外国人観光客が増えていて、特に居酒屋は日本独自の文化として関心を持つ人が多いから、外国人観光客の対応が急務となっている。

 例えば外国人観光客は世界各国に回っている人が多い為、現地の通貨というよりも世界中何処でも使えるクレジットカードを使用している場合が多い。だから世界共通のクレジットカードであるVisa、JCB、Mastercard、American Expressなどが使えるようカードリーダーの設置が必要になってくる。

 クレジットカードの対応だけでなく、今度は文化の違いの対応。例えば、宗教的な理由でアルコールを禁止している人や野菜しか食べないベジタリアンも旅行者の中にはいるから、注文を取る際、アルコールは使用されているのか?野菜だけの料理はあるのかなど、店長だけでなく、注文を取るアルバイトにも徹底させないといけない。全て日本語ではなく、英語で向こうは確認を取ってくると思う為、その辺の対応も必要になってくる。他にも居酒屋で食事についてSNSに投稿する人もいるから、スマホが使えるようWi-fiを設置している飲食店かどうか確認する外国人もいるし、クレジットカード、文化、外国語、ネット環境などその辺の対応が今居酒屋の課題になっている。

 俺は学生時代、Square、楽天スマートペイ、Coiney、PayPal Hereなどのカードリーダーの設置をした事があるし、Wi-fiなどのネット環境の整備をした事がある。だから今、ビールを売り込む際、オススメのカードリーダーやWi-fi設置用のマニュアルを提示したり、実際に設置したりして、その恩返しとしてビールを注文してくれる形で契約を取っている。あと外国人観光客への対応については、アルコールや野菜などが大丈夫かを確認する英語で書かれたプラカードを作ったり、チェーン店であれば、メニューが重なっている場合が多いから、外国語が書かれたメニュー表を作って、これもまた恩でビール注文の契約に結び付けた事がある。

 実際、こういう外国人向けにインフラを整備している店は少なくて、それを名目に契約が今取りやすくなっている。外国人への対応を良くした事から、そういう店はFacebookやTwitterで口コミが広がり、来客数を増える傾向にある。そうなるとビールの注文数が増えたり、上手くいけば、増えた来客に対応する為に2店舗目の出店を考えてくれて、その店舗向けに独占契約を結べる可能性だって出てくる。とまぁ、居酒屋の知識を駆使して内定を取りたいのであれば、自分が経験した経営ノウハウの知識をもとに、それが通じる企業を志望し、そして面接でアピールするやり方が効果的だと思うぞ。

面接ですべき、居酒屋のアピールの仕方

interviews5

 なるほど、つまり居酒屋を取引先にしているメーカーや大手であれば、居酒屋で業績をあげた経験を踏まえて、自社製品を売るだけでなく、プラス@の提案をして契約に結び付けられる営業が出来ますとアピール出来るってわけですね。

 まぁ、その通りだ。今の時代、大手の看板をちらつかせているだけでは営業の成績を挙げられるわけではない。大手という信頼の他にも、向こうの経営などに配慮した提案型営業というモノが求められていて、やり方は色々とあるが、近年増え続けている外国人観光客に対応する為にどんな事が出来るのか、実際にどんな成果をあげたのか?そんな実体験があると全然向こうの印象は変わってくる。

 それ故、面接で志望動機について聞かれたら「居酒屋のアルバイトをしていたので、そこでの経験から居酒屋と取引している企業を中心に受けていまして」と話して、「先輩や店長の経営ノウハウをもとに、ビールを売るだけでなく、経営についてのノウハウを向こうに提案できるようになって最終的には

「兄ちゃんのおかげで客数が増えたから、来月からのビール、少し多めに頼むよ。」

と言われるような営業になってみたいと思っています。」とさえ言えれば、志望動機としても使えるようになる。

 良く分かりました。ただ今のはビールメーカーの例でしたけど、他に居酒屋と取引している企業ってどんな企業がありますか?

 ビール以外で言うのなら、先のWi-fi設置の通信インフラ企業や、ぐるナビなどの飲食店を中心としたIT企業、また設備投資や新店舗の出店の際に資金調達をしてくれる銀行員も居酒屋と取引しているビジネスの1つだ。ただ銀行になると居酒屋だけでなく、中小企業や機械メーカーなど別の企業ともやり取りする必要が出てくる。だからもし居酒屋などの飲食店に限定しないビジネスをしているのであれば、「居酒屋の経験をもとに経営ノウハウについて興味を持ち、銀行は資金を中心に経営ノウハウを提案し、そしてビジネスを成功させるスタイルなので興味を持ち志望しました。」とそういう言い回しが必要になってくる。まぁ、居酒屋相手に取引している企業を簡単に説明すると水、電気、ネット、ゴミなどのインフラ関連、あとは資金、厨房関連の設備、人材などの人物金に関する業界になるだろうな。

 ただ気を付けないといけないのは、今は居酒屋のアルバイト経験をもとに内定直結に結び付くアピールの仕方について考えているが、そんな居酒屋ばかりに固執していると「では居酒屋以外の所が相手だと、仕事をしたくないのかい?」とそういう風に向こうは捉えかねない。それ故、居酒屋のアルバイト経験をアピールするのも大事だけど、そんな売上を上げた経験をもとに、社会で通じる経営ノウハウを身に着け、それを広げていくような仕事をしてみたいという言い方にした方が良い。「居酒屋はきっかけだった」みたいな感じにな。

就活で嘘だと思われてしまう居酒屋のアルバイト経験

resultorprocess

 なるほど、つまり居酒屋専門の経営コンサルタントしても活躍できるようなアピールをすれば良いのですね。今の先輩の話を使わせてもらいます。

 ちなみにお前がこれからどんな風にアピールするのか知らないけれど、就活というのは理不尽な事に本当の事を言っているのに嘘だと思われてしまうケースがある。例えば「居酒屋の売上を倍にした。」とか、「新メニューを提案した」などの2点が良い例だ。

 居酒屋の売上を倍にした事が何故嘘だと思われてしまうのか?それは就活生の中には、売上を倍にしたと言っておきながら、詳しく話を聞いてみると開店したばかりで自分がアルバイトをした頃は人気になって急に売り上げが倍になったケースだったり、アルバイトをしていた時期に店長が店の規模が大きくして、辞める頃には始めた時よりも売上が倍になっていたなど、自分の成果でもないのに、あたかも自分のおかげで売上が倍になったと言う就活生が大勢いる。

 こういう嘘は面接で直ぐに見抜かれる。というのも今の居酒屋業界は廃業率が5割を超える生き残りが難しい業界なのに、そんな中、何故学生の力だけで売上を上げる事が出来たのだろうか?とそんな風に疑いの目で見られてしまうのが自然の流れなんだ。だから面接官は本当にこの学生が売上を上げたのか確認する為、「もし2倍にしたのなら、その成功ケースは他の店舗でも通じると思う?」と成功した事実よりも成功した理由について深く追及して来たり、「会社からボーナスとか賞とか出たの?」と、成功した場合に起こる社会的に風習などをヒントに本当にこの学生がその評価を得たのか、事実確認してきたりしてくる。だから就活では本当に自己努力で売上を倍にしたとしても、倍にした理由について述べられなければ、内定を取る事が出来ない。

 またこの手の対策として「新メニューを提案し、それがヒットした」と言って反撃する人もいるが、これも正直成功確率の低い対策と思ってよい。もしこれが個人店であれば、まだ良いが大手居酒屋チェーン店となるとメニュー内容や価格などの設定は本社のみで行えるようにしている場合が多いから、店長でも新メニューを作る事が出来ないのに、学生アルバイトが新メニューを提案して、更にそれをヒットさせたなんて話なんて空想上の出来事としか言いようがない。つまり新メニューを提案してヒットし、売上を倍にしたなんて話、大手居酒屋チェーン店の関係者に問い合わせれば「そんな権限、ウチにはありません。」と言われて、直ぐに嘘かどうかがばれてしまうんだ。

 これに対し、就活生の中には「余った食材を使った。」「揚げ物にして食材ロスを抑えた」とか苦し紛れの言い訳をするけど、余る食材は日によって違うし、そんな新メニューを維持出来る程の食材ロスが起こっているのであれば、新メニューを考えるよりも仕入れる食材の量を減らすのが普通の流れになる。そして揚げ物にして賞味期限を延ばした反論についても、そんな方法はもうどこの居酒屋でもやっているわけだから、そんな学生が言う前にもう実践しているわけだから、既出のアイデアが評価されるほど、就活はあまくないという事だ。

 実際、俺自身も期間限定で新メニューを提案する事もあり、面接官に本当かどうかを確かめられる質問がいくつかあった。例えば「そこの店は学生にメニューを考えさせるような事をしていたの?」「本社からの許可は下りていたの?」などそんな質問は普通にもあったし、一番驚いたのは、「新メニューはレジ登録出来るの?」とレジ機能について質問してくる面接官もいたんだ。恐らく本当に新メニューを提案したのなら、レジでもそれを勘定出来るよう設定されているわけだから、新メニューが提案が決まった際、どのようにそれがレジで登録されて、かつどのようにそれが勘定計算されるのか?その辺の多少の変化について調べてくる面接官もした。実際、アルバイト先の店長がレジの機能に俺の商品を登録してくれて、「会計の際はこの番号を振ってね。」とそう言われたんだ。だから嘘の新メニューをする就活生がいた場合、こんな形で嘘かどうかを調べてくる面接官がいるから、思いつきの嘘は逆に自分のクビを絞める事になると思ったよ。

評価される居酒屋のアルバイト経験を持つ就活生の例

 後、他に驚いた質問としては「何故自分の提案が評価されたのだと思う?」と自分の提案が通った理由について問う質問をしてくる面接官も沢山いた。俺の場合、周辺の居酒屋のメイン料理を研究して、ターゲットにされていない客層に集中してメニュー考案する事をしていてね。その辺の話をしようと思う。

 当初は外国人が増えているのだから、外国人向けに何か商品を作ってみようと思って、イスラム教徒向けのメニュー開発をしようと思ったんだ。その為、居酒屋の料理で、かつイスラム教徒が好みそうな料理は何なのかを調べる為、イスラム教徒が好きな食堂などを検索して、渋谷にあるイスラム教徒向けの和食店があるって知ったから、そこに食べに行く事もしたんだ。ところがそこの店員から「イスラム教徒はアルコールが宗教的に禁止されていてる」事を言って、酒がメインの居酒屋としては一番ダメな客層だと知ったんだ。挙句の果て、イスラム教徒が食べる料理はハラル食品と言って、アルコールを食材に含ませてはいけないだけでなく、調理に使う鍋や皿を洗う際の洗剤の成分も対象になるって言われたから、早速居酒屋の洗剤を見てみるとアルコール使用と書かれていたから、イスラム教徒向けのメニュー開発を断念したんだ。

 だから次の策として外国人が好きそうな居酒屋で作れる日本料理は何か色々と調べたところ、冬の場合、「ほっけ」「ウニ」「数の子」「ブリ大根」が挙がって、店長と相談した結果、「既存のメニューの歴史的背景を説明出来るように頑張ろうか」という話になったんだ。

 外国人のニーズについて考えてみると、日本の定番料理を楽しみたいという人達が多いから、居酒屋独自に開発した料理はウケが悪いと思ったんだ。実際、ウチの居酒屋に来る外国人観光客は先に述べた商品ばかり注文してきて、店長が考えたメニューを注文する人は一人もいなかった。更に注文を決める際、「It’s up to you(好きにして)」「I’ll leave it to you(あなたにおまかせします)」などと言う外国人が多いから、こちらでオススメの料理を提供して、更に少しばかり説明しないといけない。

 更に個人的に外国人は味よりも日本料理の食文化について興味を持っているから、その辺の説明が出来ると尚の事良い。実際、2020年のオリンピックの開催国を決める際、日本は文化や歴史などを盛り込んだ日本の魅力について説明して、開催国として決定したという話になっているから、食文化の知識も欲しいと思ったんだ。

 そこで俺は「ほっけのあぶり焼き」の説明について考えるようにしたんだけど、「ほっけ」の魅力について何かと言うと、ふっくらと焼き上げている点にある。つまり本来なら脂身のある魚なんだけど、それがしつこくない形で仕上がる焼き魚として人気になっているから、その辺の説明を求められる事がある。その理由としては「ほっけ」というのは本来炭火焼で焼くんだけど、ウチの場合、炭火ではなく調理場についている普通のコンロで焼くんだけど、遠火で強火で焼くのが特徴で調理の仕方を英語が分かる人に頼んで見せるようにした。

 後は「ブリ大根」の説明。2007年の郷土料理百選で富山県の郷土料理として有名になった料理であり、魚なのに崩れにくい、そして大根に汁がしみ込んでいるという特徴があると説明出来るようにしておいた。

 とこのように居酒屋の魅力について説明出来るようにして、外国人観光客から支持を集めて売上を伸ばした形になったんだ。居酒屋でのアルバイト経験についてやり方は色々とあると思うけど、客のニーズに応える為に、どんな事が出来て、そしてどんな事をしたのかを具体的に述べられれば良いと思う。面接では就活生の活動に対し、「何故この子は成果をあげる事が出来たのか?」とそんな疑問を持ちながら質問してくるわけだから、「アルバイト先では新しい試みとして外国人を対象としたサービスを考えていて」と始めて、そして自分がその中で行った工夫や失敗経験、そして最終的な成果を言えれば向こうは信じてくれる。何よりも就活生の中には成果をあげる為に一方的に企画を考えて実施したかのような言い方をする人がいるから、そんな独断専行ではなく、店長や皆と相談しながら、少しずつ改善していった話をしていけば印象は良くなると思う。それ故、居酒屋のアルバイト経験について話すのであれば、協力しながら、かつ工夫して改善していった形で述べられれば良いと思うぞ。

スポンサーリンク

シェアする