「なんで働かないといけないんですか?」この「答え」と「理由」を見つける方法

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なんで働かないといけないのか?

就職活動では志望動機や自分のキャリアプランを作る上では「働く意欲」が重要なアピール要素となっている。

しかし働く事が辛いを囁かれている今、「働く事は辛いはずなのに、なぜやりたいと言わなければならないのか?」とそんな矛盾に行きつくはずだ。ネットの質問サイトで検索しても、この手の回答には、

「働かないとあなたが死ぬだけ」
「金を稼ぐ為」
「お前、ニートか?」

など全然参考にならない回答が並んでいるだけである。

私の知り合いも入社してから「働きたくない」「休みたい」「一生働かずに暮らしたい」そういう思いで仕事をしている人が大勢いる。いや、むしろ、そんな人達しかいない。それなのにそのうちの1人である新卒採用担当者は学生に「なぜウチを志望したのですか?」と訊く。

この時、彼は「建前」と「本音」の使い分けが出来ているか見ていると答えた。

働く上では本音を隠して仕事をしなければならず、「お客様の為」、「世の中の為」、「みんなの為」、と何の不安もなく、あたかも本心で言っていると向こうに思わせないといけない。

確かに私利私欲に走る人間は賞味期限を改ざんしたり、客に相応しくない商品を売りつけたりと顧客からの信用を失い、経営が息づまるような事態になりかねない。

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「社会で求められる働く理由」と「就活で求められる理由」は違う

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ただ就職活動をしている学生からすれば、そんな経営上の都合上など知った事ではない。就活生からすれば面接官が納得するような働く理由がどんなモノなのか?を知れれば十分だろう。

就活では面接や面接結果の報告では何故落ちたのかを教えてくれない為、自分で原因を考え出さないといけない。ただ働く理由については人によって答えが違うし、「やりがい」について検索しても「人を笑顔にする」という曖昧な表現しか見当たらない。

しかしそれでも働く人の中にはやりがいを見出している人達もいる。そういう人達について分析すれば、自分も就活で通じる志望動機が言えるのではないか?と期待出来る。

松下電器(現:パナソニック)の創業者、松下幸之助は従業員にこんな事を言った事がある。

「君が電球磨く。その電球で、町の街灯に明かりがつく。駅から家に帰らなあかん女の人がおる。君の磨いた電球のおかげで、いつも怖い思いして帰っていたのに、今日からは安心して家に帰れる。」

「おかあちゃんが帰ってくるのが遅くて、もう暗くなってもうて、ウルトラマンの絵本、読んでもらわれへん子供がおる。そんな子供の家に、君の磨いた電球一個灯るだけで、その子はおかあちゃんに、絵本読んでもらえる。ウルトラマンは続行や!!! 君、ほんまええ仕事しとるな~」

この時、従業員がやっていた仕事は誰でも出来る”電球磨き”の仕事でした。

電球磨きの仕事なんて誰でも出来るし、当時の従業員はやりがいもなく、話しかけてきた松下幸之助に愚痴をこぼしたところ、先の名言を言ったのである。

人の暮らしを支える仕事。こう感じるだけで全然仕事への意気込みが変わる。

つまりビジネスというのは一般的にお金儲けを目的にしているが、本質的には「人の暮らしを良くする事」をしているのである。

人から感謝される、世の中から必要とされる人間になる。「働く」にはその答えがある。

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話を元に戻して「なぜ働かないといけないのか?」の理由についてだが、人や社会を助ける為のノウハウを理解する為である。

本来、人を助けるというのは簡単な事ではない。「経済の発展こそ人を幸せにする」と唱える人は多いが、その裏では地球温暖化、有害物質の排出、劣悪な環境での低賃金、長時間、重労働を課せられているなど様々な問題が生じている。つまり善意があっても、その結果が人を幸せになるとは限らないのである。

他にも東日本大震災が起こった際、被災者に支援する為に多くの服や食べ物の物資が送られてきたが、服が古着で使えなかったり、食べ物が腐るなど、助けているはずが逆に廃棄処理の仕事が増やし、逆に仕事を増やす事になった為、善意が災いする事だってあるのだ。

では人を助ける為にはどんな事をするべきなのか?その1つの方法が「働く」なのである。

例えば株式会社ファンデリーがやっている宅配弁当ビジネスは日本に迫りつつある高齢化社会に対応したサービスを実施している。高齢者の中には老体で外を自由に出歩く事が出来ない高齢者に向けて、宅配弁当を配達するサービスを行っている。更には高齢者向けの健康管理が整った食事にする為、栄養管理士の育成を行い、利用者一人一人に適切な食事のアドバイスを電話を通じてサポートできるようにしているのである。

ビジネスは本来世の中に必要とされるサービスだったからこそ普及するモノである。

家電メーカーも今ではネットの普及や韓国勢の低価格製品で疲弊しているが、元々は「食べ物を新鮮な状態を維持する為の冷蔵庫」に、「重労働である服洗いや食器洗いを楽にする為の洗濯機」など主婦の悩みを解決する製品を開発していたからこそ、社会から支持されるような企業へと成長したのだ。

ビジネスというのは相手からの感謝の気持ちがあってこそ、報酬が貰える仕組みになっている。つまり自己満足でビジネスを続けていても、客は離れていくし、世の中から必要とされないビジネスであれば相手にされない。つまり世の中に長く続いている企業は世の中から必要とされるサービスを提供しているのであって、その貢献にやりがいを感じ、働く事にもやりがいを感じられるのである。

それは人を助ける仕事と言えるし、相手からの感謝があってこそ、始めて相手を助ける事が出来たと自覚する事が出来るのである。

就活生が出来る「働きたい理由」を見つける方法

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では具体的に働く理由をどのように見出せば良いのか?いきなり働く価値について理解し、では自分は具体的にどんな事をしたいのか?と考えるようになっても、それを直ぐ答えが出せるのはごく少数だろう。

特に就活で選考の参加だけでなく、学業においても励まなければならず、そんな時間はないと言っている学生は大勢いるはずだ。ただ残念ながら、この辺の活動はあなた自身が納得する為、繰り返す必要があると私は思います。

なぜなら就活も学業も本来生きる目的の為に叶える事であり、漠然とした夢であれば、何処に就職し、そしてどんな勉強をするべきなのか、明確に描くことが出来ないはずだ。

その為、この夢を描く活動はどの活動においても最優先でやるべき事だが、大学卒業までのインフラを用意している日本教育においてはその価値を見いだすのは中々難しいだろう。

その為、ヒントとしてあなた自身が深刻な問題だと思っている事を考えるのが解決への糸口になるのではないかと推奨する。現在の日本は借金が1000兆円を超え、近い将来、若い世代1人当たり複数の高齢者を支えないといけないと言われている。その為、少なからずあなたはこの日本が抱えている社会問題に対して悪影響を受け、その解決の為に動き出さないといけない時期が必ず来るのである。

このような煽りを乗り越える為にはどんな事が必要なのだろうか?

例えば先の若者1人当たり複数の高齢者を介護しないといけない1つの解決策として機械による介護を実現しようとする企業がある。勿論、排泄から診療まで全てを機械で賄うのは事実上無理だが、栄養管理の整った食事作りや食料の運搬を自動化する技術開発は実現可能だ。

このような技術を社会的に普及する為に、その手の製品を開発している企業に就職して技術を開発したり、また開発スキルを持っていなくても、製品を販売して回る営業になったりするなど様々な立ち回り方がある。

また近年、過労死やブラック企業、長時間労働と騒がれつつあるが、その手の業務の負担を減らす為に、IT技術を身に着け、入力処理や書類の分析などを機械でやってもらうようにする事も将来生きていくために必要な取り組みである。

今のは自分の作業負担を減らす、自己的な考え方だったが、同じように手作業の業務が多くて苦しんでいる人が多ければ、自分が培った技術を紹介して、コンサルタントとして活動するのも1つの社会に必要とされる仕事として成り立つのである。

その為、自分がやりがいに感じる仕事については、世の中に潜んでいる問題をどのように解決したいか?その辺から考える事が効果的だろう。

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