やる気が無いのに内定を取る就活生

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やる気の無い就活生

『働きたくないからやる気がない』

『面接でアピールするモノがなくてやる気が出ない』 

『やる気はないけど内定は欲しい』

 という気持ちが本心で就活をしている人は沢山いると思います。しかし就活というのは恐ろしい事に本心を語っていなくても、やる気のなさが面接官に伝わり、不採用になってしまうという見えない壁が存在します。そしてその本心が原因で、努力しても良い結果を得られず、最終的にはやる気を失い、就活事態辞めてしまう流れになるやもしれません。

 しかし就活では同じ本心でありながら大手から内定を取る人がいます。

 それは親のコネだったり、嘘八百で面接を押し通しているケースもあると思いますが、普通の就活生がやる気が無いにもかかわらず、大手から内定を取る事に成功する人がいます。どうして彼らはやる気が無いのに内定を取る事を出来るのか?そんな方法について、実際にやる気のない就活生と、やる気が無い中、内定を取った先輩の2人の会話形式で、やる気がない状態でも内定を取る方法について説明したいと思います。

就活における”やる気”について

「先輩、お久しぶりです。あの、今、就職活動を行っているのですが、どうも働く気力が湧きません。どちらかと言えばこのまま学生生活を送りたいし、出来る事なら働かずに暮らしていける方法なんて無いかな、とそんな事を考えて、一向にやる気が起きないでいます。こんな自堕落な私でも大手から内定を取る方法なんて無いでしょうか?」

「その前に1つだけ言っておかないといけない事がある。お前は就活をする上でやる気が必要だと言っているが、実はやる気の有無なんて就活には全く持って関係ない。

 なぜなら本来仕事というのは辛いモノなんだから、”働きたくない”なんて思うこと自体が普通なんだ。お前だって、上司からの無茶な命令、客からのクレーム、そして言う事を聞かない部下への対応などそんな状況で働きたいなんて思うわけないよな?俺から言わせれば、仕事というのは本来やりたくないから、客からお金を貰えるのであって、やりたいものであれば客が自らやっている。だから本来誰もやりたくない事が仕事なわけだから、やる気がある事自体珍しい

 しかし就活では酷い事に建前としてやる気のある学生を採用する流れになっている。だから仕方なく就活生はそれに従い、やる気があるかのように振る舞っている。つまり就活というのは本心とは別として、やる気のない状態であるにもかかわらず、やる気がなくても結果を出せる人かどうかを見られる。実際『わが社の製品はお客様の為になると思います』と決まり文句で営業するわけだから、心のない事をあたかも本気で言えるような人材を社会では求められている。だから就活ではその方法について心得ていけば、やる気が無くても内定を取る事が出来るんだよ」

「でも先輩。言っている事は分かりますが、結局のところ、そんなノウハウについても心得ていて、かつやる気のある人が採用されるのが就活だと思うのですが、やる気の高さは就活では関係ないのですか?

「俺が言いたいのは、やる気があるだけではいけないという事だ。例えばここに2人の就活生がいて、2人とも「私は将来こんな事をやってみたいです」とやる気があるかのようにアピールしていたとする。しかし2人の違いを見出す為、「では具体的にどんな事をすればそれが実現できると思いますか?」と質問する。すると一方は根性論や成せば成るみたいな言い方をし、そしてもう1人はそれに類似する成功事例や、成功した理由や適切な方法など、仕事を成功する上で必要なノウハウについて面接で語れるようになっていたら、どちらを採用したいか明白だろう。

 いくらやる気があったとしても、その熱意が形として面接でアピール出来るほどの知識やノウハウがなければ何なる絵に描いた餅だ。それ故、やる気をアピールするよりも、志望先の業務ノウハウや、実際に成果をあげている人の事例を調べあげて「私なら御社に勤めた場合、こんな風になってみたいです」と言えるようになる事が内定獲得の近道になる。つまり就活では熱意の高さをアピールするよりも、仕事で結果を出せる雰囲気を漂わせた方が評価されるわけだ。

 お前はやる気が無いと嘆いているけど、本当な熱意の無さを嘆くよりも、実際に就活で成功しているノウハウをかき集めて、そして更には入社後、働いて活躍している人のノウハウも調べて、そしてそれをあたかも自分も身についていますよと言えるようになる事が就活攻略のカギになる。それ故、これから俺はお前に、就活で成功する為のノウハウについて紹介していこうと思う。

やる気がない就活生の志望動機の作り方

sleepbusinessman

「先輩、言っている事は分かりますが、でも残念な事に就活では志望動機を必ず聞かれます。つまりいくら本心では働きたくないと思っていても、働きたい理由については必ず述べなければなりません。それ故、如何にしてやる気のない就活生がやる気があるかのような志望動機を書けば良いのか?その方法を教えて下さい。

 参考となる例として『3人のレンガ職人』という話がある。その話というのは1人は金の為に働いていて、2人目は家族の為と、まぁ、ありきたりな働く理由について述べていた。しかし3人目は『偉大な大聖堂を作っている』と言って、ここで多くの人がお祈りし、祝福を受け、悲しみから癒す、自分はそんな仕事の一役を買っているんだ。という風に言っていていたんだ。仕事というのは単なる金稼ぎではなく、社会の何かに役に立っている点がある。だから志望動機を作る場合『こんな風に社会の役に立てる人になりたい』とそんなニュアンスを含む言い方にした方が良いのだ」

「先輩、言っている事は分かりますが、では志望先の業務がどんな風に社会の役に立っているのか?ってどう調べれば良いのです?例えば食品業界とか、金融業界とか、それがどんな風に社会の役に立っているか知りません。ですので『頑張ります』としか書けないのでどうすれば良いのでしょうか?」

資格口コミサイトを利用する。

 例えば食品業界の志望動機を練りたい場合『食品業界』『資格』『アドバイザー』と調べてみろ。するとフードコーディネーターや食生活アドバイザーという資格に出くわす。資格というのはその手のプロの人達がその業界で活躍する為にどんな知識やノウハウを身につければ良いのか?考え出されて作られたモノだ。だから志望先の業務が分からなくても、食品業界が抱えている問題や、そしてその課題を解決する為にどんなスキルを身に着けないといけないのか書かれている。だからそれを元に『自分は将来こんな風に働いてみたいです』と言えれば良い。実際、フードコードディネーターの資格を覗いてみると、食生活だけでなく、飲食店運営やイベント演出についても書かれていて、食生活アドバイザーの場合、食品の活かし方について中心に書かれていて、ダイエット効果のある調理の仕方、食材の美味しさを活かせる食べ方など食べ物の事について訊かれた際、役立っていると感想があった」

「なるほど、では次の口コミサイトは何の役に立ったのですか?」

「志望動機でウケるコツは相手を共感させる事にある。食品業界の場合、口コミサイトでは『お客さんのニーズに応えてやりがいを感じた』と顧客の要望に応える事が1種のやりがいのように書かれていた。だから志望動機を書く上で『私も顧客のニーズに応えて貢献出来る人になりたいです』とそんな締めくくりが妥当だというのが分かる。だから仕事の事について書かれた口コミサイトは志望動機を書く上で外れる確率を低くする事が出来るんだ」

「なるほど・・・っと言いたいところですが、そんな上手くいきますか?食品業界について一度調べてみた事があったのですが、食品の加工やら、スーパーや飲食店への卸売りやら、正直やっている事が多すぎて何をアピールすれば良いのか分からないでいます。志望先で的確なアピールをする為には一体どんな風にアピール内容を絞り込めば良いのか分からないのですが、先輩ならどうしますか?」

「志望先に合わせてアピールしたいのであれば、社員懇談会のある説明会であれば『お客さんは日頃からどんな要望をして、その要望に応える為にどんな事をしないといけないのでしょうか?』と訊いてみるのも良いかもしれん。要はお前が知りたいのは資格で身に着けた知識をどのように活かせば良いのか?その成功する為のステップの材料だろ?仕事というのは大抵顧客の要望から、自助努力でニーズに応えていく流れが出来ている。だから知識を活かしたいのであれば志望先の業界で、お客さんは普段からどんな要望をしてくるのか?課題というモノを知らないといけない。

 そしてそのニーズに対し、どのように応えれば良いのか?企業ならではの解決策があるだろう。だから社員懇談会で『御社に勤めるにあたってお客さんがどんな事に困っていて、そしてその為にどんな風に努力すれば良いのか分からないでいます。その為にも御社の知る中で、御社の製品が如何に顧客のニーズに応える事に繋がったのか?1つエピソードを教えて頂けないでしょうか?』と尋ねて、成果を上げるまでの手順の情報を入念に集めていた。

 ちなみに俺の場合、1つ目の食品業界では現在少子高齢化に向け、高齢者向けの食事のニーズが強まっているから、ご高齢の方が食べやすいよう食べ物を柔らかく方法を取っている。と言ってくれたり、別の食品業界では女性の社会進出に先駆け、女性向けの食ダイエットやアンチエイジングなど機能性食材に力を入れた商品の提案をしているよ。と答えてくれた。だから俺の場合、高齢者、女性向けが求める食品とは何か?それを応える為に資格や口コミからどんな情報が使えるのだろうか?と選別し、アピール内容を練った。つまり真面なアピールを出来るようにしたいのであれば、志望先の顧客のニーズについて調べ上げる事が大事だと思うぞ」

アピールするモノがなくてやる気が出ない場合

「先輩、とりあえず志望動機を作るコツについては何となく分かりました。しかし先輩、厚かましいのですが、実は私は学生時代特に目立った活躍をしてなくて、自己PRやガクチカでアピールするモノがなくて困っています。先輩ならアピールするモノがない中、一体どうやって内定を取ろうとしますか?」

「・・・お前は目立った活躍がないからアピールするモノがないと言っているが、実は就活というのは学生時代に立派な成果をあげても内定が取れないもんなんだぞ。

 例えばお前が売上を2倍にした。大きなイベントで来場者数を1000人増やした経験があったとする。しかし面接で『どうやってそんな成果を上げたの?』と質問されたら応えられるか?

 就活生の中には物事を大ごとに言ったり、または実際に成果が上がったのは近所に大きなイベントがあり客が自分の店に流入した、去年のイベントでは雨が続き、比較的来場者数が1000人に達した、自分よりも外部的要因が強かったりするケースがある。だから学生時代に素晴らしき実績を上げたとしても、それに見合う工夫を述べられなければ『偶然の産物か?』と疑われてしまう。だから就活で内定を取る為には、成果が出ると思わせるノウハウを語れるようにしないといけない」

「しかし先輩、確かに成果を上げる為のノウハウについて心得ておかないといけないって言うのは今の話で分かります。しかしそれでも何かしらの成果がないといけないのではないでしょうか?どんだけ成功するかもしれないノウハウを言っても、実績がなければ『やっぱ失敗したのか?』と評価が下がります。ですので結局のところ、何かしらアピール出来るモノがないと就活は上手くいかないのではないでしょうか?

「では俺が学生時代、失敗ばかりしていたエピソードを話して面接を通過した話をしよう。俺のバイト先では人手不足で店が運営が出来ない状態にあった。だから俺は1人当たりの労働力を減らす為に店長に、メニューを減らし、カウンターをテーブルに変えて、更に飲み物はセルフにする方法を提案しました。作る料理が減れば作り置きなどで手間も省けるし、カウンターのような回転率が高いモノだと作業内容が増えます。そして水を注ぐ作業を減らせれば負担は減り、店は回ると思いました。

 しかし店長は『ウチはチェーン店だから、本部の意向で決められたメニューや店内の内装を勝手に変えてはいけない。だから店を運営する為には人手を増やす事が重要だと指摘されました。だから採用率を上げる為に、私が面接官になったのですが、採用した人が長続きする為にもとにかく褒めました。自分から率先して訊きに行ったりすれば『顧客は料理だけでなく、従業員の雰囲気で今後来る店を決める。だからお客さんから愛される接客術を目指そう』と言いました。また掃除でも心得ていけばどのように早く片付けられるのか分かるようになる。テーブルが1秒でも早く空けばそれだけ早くお客さんを店内に入れられて売上があがる。掃除を心得る事は売上を上げる事につなげられるんだ、と店の戦力になる為に具体的にどの部分を伸ばせば良いのか分かるように説明しました。その結果、辞める予定の期日を過ぎても『このまま続けたい』と言ってくれる人が現れ、定着率は上がったと思いました。

 しかし学生ばかり採用すると試験や就職時に辞める生徒がいて、更に主婦層だと子供の面倒などで同じ時間帯にいなくなる事も多い為、特定層ばかりを採用すると特定の時期にいなくなるリスクが存在し、忙しい時期と重なれば、人手が足りず、サービスの質が落ちる為、それが客離れの原因となりました。と話したね」

「色々とアイデアを切り詰めて頑張っていても、中々上手くいかないモノなんですね」

「そう、世の中には努力しても人間関係、上下関係、ニーズの変化、ライバルや新技術の脅威、法律による改正などで経営が大きく変わる事がある。だからかつて成功していたとしても、次も同様に成功するとは限らない。だから就活では成果よりも成功する為に必要な手順を踏んだか?が重要になってくる。

 だから失敗談の話だったとしても、その後『どうすれば良かったと思う?』と反省をうながす話になれば変わってくる。例えば東京オリンピックの影響で受動喫煙対策として飲食店は完全禁煙化の方針を立てられ、喫煙者の需要が減るという問題が起きた。だから今度の需要は健康ブームだと定め、その手のバイト先に変えたとか。他にもバイトテロで経営が厳しくなり、次のバイト先ではバイトの教育に力を入れている所に移ったとか、色々とその後の対応が違ってくる」

「失敗ばかりの話でも『だからもし同じような事があればこんな事をします』と、妥当な反省方法を面接ですれば良いというわけですか?」

「結局のところ、就活というのは実績だけでなく、結果を出す為の知恵や行動力も評価の対象になる。実際、お前はアピール出来るモノはないと言っているけど、自分の事でなくても、こうするべだったと言えれば良いし、または良い実績がなくても、悪い状態を普通の状態に戻したというのも1つのアイデアになる。

 他にも就職活動自体をアピールするのも良いと思うぞ。

 就活というのは誰もがやっていると思うが、学生の立場なのだから志望先が具体的にどんな仕事をするのか、またはどんな風に働きたいのか色々と調べるはずだ。自分の今後の人生を大きく決める事柄である為、情報収集に徹していました。とアピールし、どんな風に調べ上げたかをアピールするのも良いと思う」

「そんなの通じますか?」

「例えば俺が銀行でアピールした方法だが『私は当初、銀行員の仕事というのは融資を回収出来ればそれで良いと思っていました。しかし私がOB訪問で出会ったOBの方は融資の回収だけでなく、融資先のビジネスを如何に成功させるかについても語っていました。2店舗目を作ったは良いけど、バイトが集まらない。使っている食料の仕入れ先が倒産したなど、人手や代わりの仕入れ先を見つける為にはどうするべきか?また新しい店舗を見つける為、不動産と掛け合って候補地を見つけてくるなど、ある意味、融資先の経営を支える仕事をしていました。私自身もその話を聞いてとても面白そうだったので、私も将来、その会ったOBの方のように相手のビジネスを成功させる為に融資以外のノウハウを身に着けて、貢献出来るような人になってみたいです』と成功している銀行員のノウハウについて中心に語って、自分も将来そうなってみたいです』と語ったよ」

「なるほど、要は志望先の業界で成功している人の事例を参考にあたかも自分もやってみたいです、とそうアピールすれば良いわけですか」

「そういう事だ。後は補足として銀行で働く上で必要な知識、銀行の場合、簿記や銀行検定になるのかな?さっきの資格や口コミサイトの内容を参考に、お客様に配慮した対応、例えば、銀行の業務は専門的な用語が多いので、それを如何に分かりやすい言葉で伝えるようにするべきかとか、財務の流れだけでなく、税や法律など多角的な視点でアドバイス出来るような雰囲気を醸し出して、銀行員に必要な働き方を心得ているとアピールすれば良い。

 結局のところ、実績よりも結果を出す為に必要な考え方を面接でアピールする事が重要なんだ。だから就活生の中には立派な実績を持っていないからってやる気が出ないと言っている人もいるけど、実績よりも、志望先に必要なノウハウをアピールすれば、印象が変わるわけだから、アピール内容より成功する為のノウハウ。これを中心に集めた方が良いと思うぞ」

やる気がないのに内定を取る人の例

「う~ん。就活生の中には色々な事をしている就活生っているんですね。しかし今の話を聞く限りやる気がないというより正当法でやっていないという印象です。結局のところ、やる気がないというより、真面目にやっていないだけというわけじゃないのですか?」

「あのな。確かにお前の言った通りだけど、ただこちらから言わせてもらえばお前はこれから働きに出るんだぞ?だったらやる気ない状態だったらマズくて、でもそれでもあたかもやる気があるように頑張らないといけない訳だろ?だからお前はこれから手を抜き、かつ成果を上げていく方法というモノを見つけていないといけないわけだ。

 この就活なんて俺じゃないけど、トンデモない先輩がいてな。OB訪問で食品、金融、鉄鋼、化学、IT、自動車業界など合計50社もOB訪問をしたんだ」

「50社もですか?相当やる気がある人なんですね?」

「違うよ。そいつ、OB訪問をするとOBから食事を御馳走を奢ってもらえると知って、就活が始まる半年間ずっと暇があればOB訪問をしていたんだ。

 どういう事かと言うと、OB訪問って普通相手の社会人は休みの日は会いたくなくて、大抵は平日の昼間か、夜の時間帯に会ってくれるんだ。つまりちょうど昼時か夕食時のどれか。つまり一緒に食事をしながらOBの方とお話しをするわけだ。すると企業の中には人手不足の影響からか『OB訪問の場合、経費として食事代が会社から降りる、という事で奢ってくれるんだ。そうすれば印象が良いわけだし、その先輩も自分の食費を減らす為に、OB訪問をして、食費を浮かしていたんだ。その結果が50社のOB訪問の結果よ」

「なるほど、それを聞くと私もOB訪問すれば良かったな、と思いますね」

「しかも話はこれだけにとどまらない。例えば三菱UFT、三井住友、みずほの3大メガバンク。これを志望する場合『何で御行なのか?』って書きづらい所がある。何でかというと銀行の業務って言うのは何処も金貸し、つまりどれも同じサービスをやっていて、良いサービスを作ってもマネされて、どこも差別化がない状態が生まれてしまうんだ。だから面接で『何でウチを選んだの?』と訊かれて『こんな事をやっているからです』なんて言っても『でもそれは他の所でもやっているよ』と言われてしまう。この場合、どうやって志望動機の差別化をすれば良いか分かるか?

「いえ?分かりませんが?」

『御行のOBの方が一番良かったからです』と言って乗り切ったんだよ。食事代を浮かすどころか他の就活生の悩みの種である志望動機作成をOBに会うだけ解決してしまうという仰天技。挙句の果てさっき銀行員のOBの方と会った話だけど、そこで仕事のノウハウや成功例を参考にし、それでガクチカや自己PR作り上げたんだ。つまり手間が省けるってわけだ。アイツが感じた苦労と言えば、会社説明会や面接に行く為の交通費がキツいって程度で、食事代浮かしていたわけなんだから。プラマイゼロってわけだ。

 そして就活というのは情報戦。各会社のウェブテストや面接でどんな問題が出たか?そして就職活動中の大学の講義内容や出席採決日は何時かなど、様々な情報のやり取りが必要になってくる。だからOB訪問をすると『俺ってこの会社のOBから貴重な情報入手したぜ』と言って、渡された名刺を見せて、その時の話で情報交換する。こうすると一種の団体戦と情報網の確保まで手に入る。もうお前が、いや一生懸命就活をやっている人からすると『ずるい』なんて思うだろ?」

「確かにそうですね。こっちは必死に会社説明会の話を聞いて、講義やバイトの合間をぬってアピール内容を練っているのに、こんな抜け道で頑張っている事に腹が立ちます」

「ただな。それが今度社会で生きていく上で必要な考えなわけなんだよ。俺もその先輩に”ずるい”なんて言ったんだけど、今の時代、長時間労働でただ長く働けば良い、量をこなせば良いという考え方が浸透している。その考え方を変える為には、今までの生産力を更に短い時間で作り上げるという考え方にシフトしないといけない。だからお前はずるいと正当法でやるなんて言い張っているけど、今は時代が変わり、少ない人数、または少ない予算や時間で今まで以上の成果を出す事が求められている。だから今まで以上に楽をするという考え方を身に着けないといけないんだ!!なんて言われて、どう言い返せば良いのか分からなかったよ」

「・・・」

「”やる気がない”って事は言い方を変えれば”楽をする為の精神”って奴が身についているんでだ。『何で働きたいのか?』と問われても『世の中を良くする為』と人前で言って、しかし本心では『老後、遊んで暮らせる金を貯めておきたいから』など本音を隠して支持を得る言い方というモノを言えるようにしておかないといけない。だからやる気がないって言うのは言い方を変えれば、楽をしたいという気持ちの裏返しで、お前はこの感情を逆手にとって就活の意欲を出さないといけない。

 それが何処かの先輩の成功ノウハウを真似て自分のモノにするのも良いし、ネットで使える情報を集めて『ああ、この時に使えるな』とメモを取るなどの習慣を身に着ける事が俺なりの答えだと思っている。だからやる気がないってめげる必要などなく、逆にやる気のない気持ちを逆利用して頑張る為にはどうするべきなのか?それを踏まえて考えるべきだと思うぞ」

やる気が無いのに内定を取る就活生のまとめ

「先輩、色々と貴重なお話ありがとうございます。ただOB訪問はもう無理なので別の方法が知りたいです。最後に質問なのですが、先輩がオススメする就活法なんて何かないですか?」

「OB訪問に関して言えば東大、京大、大阪、一橋、東京工業大学、九州、九州工業、早稲田、慶應の9校限定だが、同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」 というのがある。まぁ、OB訪問をして成果を上げたいのであれば、これを利用した方が良い。

 そして他にも言いたい事があってな。実は今みたいにどれだけ就活に成功するネタを教えても成功しない奴がいる。そいつがどんな奴かと言うと、何にも行動しない連中だ。

 お前だって、俺と同様期限ぎりぎりになってレポートや試験対策するタイプだろ?追いつめられないと動かない。そしてこの就活というのは落ち込んでいる時の再起動が非常に苦しい。特に俺達のようにやる気のない連中なら尚更だ。だから就活で上手くいかず落ち込んでいる時に『この日までこれをおわらせないといけない』という気持ちを持つ事が何よりも大切でお前にすすめる就活法としてサボらない就活というのを教えておこうと思う。

 つまりウォーミングアップとして就活関連の座談会や、模擬グループ面接などに予約してみるのはどうだろうか?就活では即日内定イベント MeetsCompany というのがあって、俺も参加してみたのだが、内容はとある企業6社の責任者との座談形式でお互いの魅力を語りあう形になっている。運が良ければ内定がもらえて就活を終わらせる事が出来る」

「ちなみに先輩、その会社ってブラック企業ばかり紹介されたりしませんか?」

「ブラックの可能性は否定できないな。ただ人材斡旋サービスというのは返金規定というのがあって、紹介した学生が長く勤めてもらえないと紹介料の7割を返却しないといけないルールが出来ている。だから直ぐ就活生が辞めてしまうような企業を紹介すれば儲けが減るわけだから、お前がこれから調べてブラック以外の所を見つけるよりも、ブラックにあたる確率は低いサービスを利用した方が良いかな?と思った。

 それに俺もブラック企業以外に就職しようと思ったけれど、それって企業の内部事情を知らないといけないわけだから、転職などの口コミサイトを駆使して『ああ、給料が低い』『やりがいのないコメントが沢山だ。信ぴょう性があるな』などを見て判断するしかないな。

 それにさっきも話したけど、今の時代、給料が高くなる可能性なんて低いわけだし、処世術が主な生き抜く術という事になる。ならよほど酷い企業に就職しなければ、転職という方法で別の企業にわたり、技術を身に着けて、頑張っていくのも手だと思っている。だからこんな就活に時間をかける事より、手っ取り早く内定を取って、残りの時間を有意義に使った方が良いはずだ」

「それで良いのですかね?」

「実際、お前の悩みを挙げていくと

・ やる気が出ない。どうすれば良い?

・ これから調べる為にはどうすれば良い

・ 就活を早く終わらせたい

 になるのだから、俺の回答としては

・ 期日を設けて就活に必要なアピールを作り上げる

・ 俺が今言った話を参考に期日以内にまとめる

・ 運が良ければ内定が取れる方法

 という事になるわけだから、なら内定イベントを予約して期日を設け、そして今までの内容を期日に設けて内定を貰える形にした方が良いと思っている。となれば、参加者内定率96%のMeetsCompany に参加する事が最初にやる事だと思えるし、まぁ、やる気が出ないのであれば、頑張って挑戦してみるのも手だと思うぞ」