「就活で全落ち。その後、どうする?」
「中小企業も全落ち。もうどうすれば良いのか分からない」
「高学歴なのに全落ちしてしまう。ニートになりたくない」
と就職活動を励んでいると、当初も持っていた持ち駒全てが全落ちしてしまい、その後、新たな持ち駒確保をしなければなりません。しかし志望先が中小企業だと『どの企業を志望すれば良いのか』迷い。更になぜ全落ちしてしまったのか?不採用理由が分からない為、この対策を必要になってきます。
その為、就活で全落ちしてしまった就活生がその後取る方法として
・選考で落ちてしまう理由と対策
・新しい就職先の見つけ方
の上記2点の対策が必要な為、ここでは実際に就活で全落ちしてしまい困っている就活生と面接官の経験がある先輩との会話形式で全落ちした後、優良企業を見つけて内定を取る方法について説明しております。
就活で全落ちしてしまう就活生の特徴
「先輩、助けてください。実は今、就職活動を行っているのですが、大手の選考で全落ちし、更にその後も中小企業も受けたのですが、全て1次面接で全落ちです。正直、ここまで面接で落ちる理由が全く分かりません。就活って不採用理由って教えてくれないので自分のどの部分に問題があるのか分かりません。先輩なら、この状況を一体どのように切り抜けますでしょうか?」
「中小企業も落ちるのであれば、恐らくお前は、面接官から不快に感じさせるようなアピールをしているのかもしれない。こればかりは憶測だが、面接で落ちてしまう就活生の特徴をこれから述べるから、もしそれに当てはまるのであれば改善していけば良いと思う。
全落ち就活生の特徴① 自慢話
まず就活生の中には、自分のアピール内容をあたかも自慢話のように語ってしまう人がいる。
例えば資格取得に関するアピールをした際『私だったら3ヶ月は余裕で資格が取れます』とスピードの速さを自慢する就活生がいる。しかし面接官の中にはこの話を聞いて『私はその資格を取るのに半年もかかったんだけどな』と思う人がいて、嫉妬のようなものを感じてしまう場合がある。まぁ、それは面接官からしたら大人げない対応かもしれないが、ただ同じ業界で働く以上、取引先の人も同様の資格を取得している可能性がある。
つまりこれからお前が就職し、そして取引先をしていく上でこの面接で同じように『この資格なら簡単に取れますよ』と言って、相手を不快にさせてしまう可能性があると面接官を警戒させてしまっている場合がある。
だから就活で全落ちしてしまう就活生の特徴として相手の苦労を意識して語っていない面がいるからもしかしたらお前にその部分が該当しているのかもしれない、仮に資格取得のアピールをするのであれば

私はこの資格を取る上でバイトと学業の隙間時間を狙って頑張りました
とどのように勉強時間を捻出し、そして合格まで導いたのか?そんな話し方に変えておくべきだ。実際、資格取得のスピードを語るのであれば、当然就職した後、どのように業務に必要な資格を取得しようとしているのか面接官にアピールしておいた方が良いだろう。だから電車の中でYoutube動画を見ながら知識や試験攻略のコツを学んだ、とかアピールした方が良いだろう。
全落ち就活生の特徴② 嘘をついていると思われるアピールをしている
他にも全落ちしてしまう就活生の特徴として『この就活生は嘘をついているのでは?』と警戒させてしまう人がいる。
例えば仮に『バイト先の売り上げを倍にした』とアピールする就活生がいたとしよう。この手のアルバイトの話では売上を倍にしたとか、来客数を倍にしたとか、売上や来客数をあげた話をする就活生がいるのだが、中には嘘をついて内定を取る就活生もいる。
まぁ、その場合『どうやって売上や来客数を倍にしたの?』と面接で深堀してくるから、家族や友人を呼んで水増ししたり、またケンタッキー・フライド・チキンみたいに12月になると急に売上があがるバイトに臨時採用されてあたかも『自分が参加した瞬間、売上があがった』なんてバレて、それは自分の力ではなく、水増しや繁忙に気に自分が便乗しただけだよね?という話になって、お前の場合、こんなすぐバレる嘘はついていないだろう。
つまり俺が言いたいのはお前のアピールの仕方が面接官により『嘘なのでは?』と疑われるアピールをしていると俺は思っている。全落ちしてしまう就活として当てはまるのが仮に実力で売上を倍にした実績があっても『なぜ売上を倍に出来たのか?』を答えられない人と言える。例えば当人は気づいていないが、たまたま自分の近くで大規模イベントがあり、一時的に来客数があがったとか、実は出来る先輩が裏で宣伝活動をしていて、お前がそれに気づいていないなどあり得る。
社会人の中には成功すると『自分のおかげ』と自慢する人もいて、成果をあげるノウハウを身に着けていない、語れない人は他人の成果を自分のモノにする可能性がある。俺だったら『私のバイト先では来客者のみ対応するスタイルでしたが、宅配ビジネスも取り入れて新たな客層を確保しました』と新しいニーズを取り込んだ言い方をした方が良い。
だから全落ち状態から抜け出したいのであれば、なぜ成果をあげる事が出来たのか?その理由を意識して語れるようになった方が良いと思うぞ。
全落ち就活生の特徴③ 志望先業務の無理解
そして最後だが、これは多くの就活生がやっている事だが、志望先の仕事について正しく理解せず、的外れなアピールをしている就活生がいる。
例えば食品業界を志望する場合『私は食べる事が好きです』と言って食品業界を志望する人がいる。しかし食品業界の場合、自社が開発している醤油、塩、またはチョコレートなどの商品をスーパーや飲食店の方々に売っていただくよう提案するのが主な仕事だから『これなら売れる』と思えるアピールをしないといけない。
なのに就活生の中には『食べる事が好きです』と、あたかも自分が志望先の商品を堪能するかのようなアピールをする人がいる。これは受からないし、どちらかと言えばその商品を世の中に広めていく仕事をしていきたいとアピールしないといけない。例えば

『私は栄養関連の勉強をした事があり、祖父の健康を支える食事を提供する事にやりがいを感じました。だから私自身、食を通じて人々の食生活を支える仕事をしたいと思い、この度、御社を志望しております』
と、自分の特技と志望先の仕事に結び付けてアピールしないといけない。
今のは食品業界の例だったが銀行の場合、『中小企業の資金面をサポートする仕事をしたいと思っております』と言わないといけないのに、就活生の中には『お金が好きです』とアピールする人がいる。だから全落ちしてしまう就活生の特徴として志望先の業務を正しく理解せずにアピールしている節がある。それ故に自分のアピールの仕方を見直し、面接官が『この就活生はこの仕事に向いている』と思わせるようなアピールをすれば自ずと結果は出ると思うぞ。
就活で全落ちしてしまったらその後、どうすれば良いのか?
と、これが俺の知る限り、全落ちしてしまう就活生の特徴を述べてみたが、何か心当たりありそうか?」
「実はですね。どうも全てに当てはまりそうで、かつ考えが浅かったなと思ってアピールの仕方を練り直さないといけないななんて思っています。だから正直、改善しないといけない部分は見えていて、でもどうやって改善すれば良いのか分からないでいます。この場合、どうすれば良いでしょうか?」
「なら志望先の業界で活躍している人の情報集めて、悪い部分を直していくしかないな。さっきの食品業界の場合、スーパーや飲食店の店長に魅力的な提案が出来るようにならないといけない。だから
『わが社の商品は低カロリーで、低カロリーを謳っている店長の商品メニュー開発のニーズに合ってると思います』
とアピールして自社商品を置いて貰う事をしたりしている。
銀行の場合、銀行は証券や保険とは違い、中小企業向けも資金的なサポートを行っている。そして俺のバイト先に来た銀行の営業マンは
『個人経営店を営んでいる飲食店向けに、2店舗開店に伴う助成金が出来ましたので、それとともに融資を受けて、2店舗目の開店を目指しませんか?』
と言って、開店資金の1000万円を店長に融資を募り、そして5年後に1100万円で返してもらって100万円の利益を上げた銀行マンがいたよ。このように銀行マンと言うのは、多額のお金を貸して、貸した分より多めに返して貰って稼ぐ方法を取っている。だからこそ多くの企業にお金を貸す手腕が問われる業界なのだが、就活生の場合、『資金的なサポートをする事で、経済を良くして、みんなが笑顔になれる仕事をしたいと思い、銀行を志望しました』と言って志望動機を語れば良い。
『全落ちした理由』を尋ねられたらどうすれば良いのか?
そしてこのように業界分析が出来るようになると『どうしていまだに内定が取れていないの?』と全落ちした理由についてもうまく言い返せる。
なぜならもし仮に内定が取れない理由について訊かれても
『当初食品業界を志望していたのですが、恥ずかしながら私は食べる事が好きだったので、それを志望動機として語ってきました。しかし実際に食品業界の方とお会いし、実際にどのように食品業界で働く事になるのか?その辺の仕事内容について詳しく聞く機会をつい最近得られたので、これから就活をやり直したいと思っています』
と言えれば良い。実際就活生と言うのは働いた事がないのだから、志望先の業務について正しく理解していないのは仕方がないと思われる事がある。そしてその上で正しい業務内容について述べる事が出来れば、内定を取る事が出来る就活生へと近づく事が出来るぞ。
全落ち後に優良企業から内定を取る就活生
「なるほど、非常に役立つアピール方法ありがとうございます。ただ肝心の志望先の業務情報をどのように収集すれば良いのですか?大学や、ネットの情報なんてたかが知れていますし、新しい持ち駒を確保しながら、優良企業を見つける事が出来るのでしょうか?」
「そもそも優良企業と言う概念を考えない方が良いと思うぞ。どんな企業でも衰退する事がある。それはビジネスは競争であるのだから、儲かるビジネスをやっていれば、当然他の人達はそのビジネスを真似する。そして競争激化に伴い安売り合戦が起こり、薄利多売のビジネスに追い詰められる事がある。だから俺としてはお前にはブラック企業ではない、今後人生に役立ちそうな仕事スキルを身につけられそうな企業に就職する事をオススメするよ」
「ではその将来役に立ちそうなスキルが身につけられそうな優良企業って具体的にどのように見つければよろしいのでしょうか?」
「俺の場合だけどな、普通のリクナビやマイナビの場合、こちらが事前に調べた内容をもとに、面接に臨むスタイルになっている。だから事前の準備で全てが決めると言っても過言ではない。しかし出来る事なら、自分の学生時代の経験に基づいて、どんな仕事が自分に合っているのか?それが分かるような就職活動をしたいと思っていた。
そこで俺の友達に紹介されたOfferBoxというスカウト型就活サイトで、これが非常に役立った。そのスカウト型が何なのかと言うと、これは事前に自分の載せたプロフィールを見て、その内容に興味を持った企業が自分にオファーをかけてくれると言う、スカウト型就活サイトになっている。
これの何が良いかと言うと、さっきリクナビとマイナビでは事前に調べた内容が全てを決めると言ったけど、このスカウト型の場合『なんで自分に声をかけてくれたのか?』と知らないのだから『どうして自分に興味を持ってくれたのですか?』と尋ねられる利点がある。
例えば俺の場合、居酒屋ただアルバイトをしていただけなのだが、通信会社の企業からオファーがかかった。なんで居酒屋のアルバイトで通信会社からオファーがかかるんだ?と当初思ったけれど
我々は今後居酒屋に向けてWi-Fi端末やクレジット決済端末の売り込みを行おうと思っている。なぜなら今、東京オリンピック開催に向け、外国人観光客の呼び込みを行っているから、居酒屋を利用しやすくする為に、外国人観光客がよく利用する世界共通のWi-Fi通信や、世界共通の国際クレジットカードが使える端末が必要だと思っている。だから居酒屋のアルバイト経験がある君なら、どのように外国人観光客を呼び込めば良いのか?知っているのではと思いオファーをかけたんだ。
と言ってくれた。
こういう話をしてくれると、自分のどんな経験が通信会社からは魅力に感じるのか?その辺のアイデアを知る良い機会を得られる。他にも銀行員からもスカウトがかかったのだが
『個人経営店の居酒屋でバイトした事がある君なら、 2店舗目開店に伴う段取りを心得ているのではないかと思いオファーをかけた。実際、君がアルバイトをしている間に、この居酒屋は2店舗目を開店している。だから君なら銀行員がどのように店長にアプローチをかけ、そしてどのように2店舗目の融資を提案したのか?その様子を見ているのではないかと思いオファーをかけた』
と言う人もいた。
こういう風に自分達の仕事を踏まえて自分の経験がどのように役立つのか?その内容を知る事が出来るスカウト型就活サイトは、今までどのように志望先にアピールすれば良いのか分からなかった俺に大きな情報をもたらしてくれた。
実際、俺は運が良くてそのWi-fi端末の設置をバイト先の居酒屋で先輩がやっていたから、ノウハウを先輩から聞いて、バイト先の店長からも売上を上げたノウハウも色々と訊いたから、同業他社の通信業界の面接で『私はこんな風に売上を上げました』と言って評価を得た。これにより全落ち状態から一次面接が通るようになり、そこで得た情報を貰って更にアピール内容を磨き、最終的に内定を貰ったよ」
「先輩、他人の手柄を自分の物にしたんですねw」
「否定はしない。しかし就活というのは『この就活生は仕事が出来そう』と思わせた者が内定を取る。だから実際にどうやって自社製品を販売すれば良いのか?そのノウハウを心得ている就活生が内定を取れる。だから採用担当者と本音で話し会えるこのスカウト型就活サイトが俺にとって非常に助かった。だから今、どんな風にアピールすれば良いのか迷っている、そして新しく持ち駒確保をしないといけないのであれば『どうして自分に興味を持ってくれたのでしょうか?』と訊けるこのスカウト型就活サイトを利用してみてはどうかな?」