志望動機が書けないので大手内定者から面接対策の履歴書・ESの書き方や例を教わる就活生

『就活生なのだが志望動機が全く書けない』

『新卒で大手を狙っているが志望動機の書き方が分からない』

『志望動機がない、思いつかない、意味が分からない、そして書くのが面倒

 など就活では必ずと言ってよいほど志望動機を書かなければならず、ほとんどの就活生は実際に働いた事がない為、面接官を納得させる志望動機を書けない人がいると思います。本来、働くとは辛い事であり、世の中にはブラック企業、サービス残業、上司のパワハラ発言などマイナスイメージの単語が必ずと言っても良いほど目にします。その為、働きたいどこからますます社会人になりたくない気持ちが強くなり、志望動機がますます書けなくなるかと思われます。

 しかし就活生の中には『働きたくない』と思いながらも立派な志望動機を完成させ、かつ大手・優良企業から内定を取る人もいます。

 彼らは具体的にどんな風に志望動機を書いているのか?ここでは実際にこれから志望動機を書こうとしている後輩就活生と、複数の大手から内定を取った先輩就活生の2人の会話形式で、就活で通じる立派な志望動機の書き方について説明したいと思います。

やりたい事がないから志望動機が書けない場合の対処法

「先輩、お久しぶりです。今、就職活動を行っているのですが、志望動機が全然書けません。というのも『働きたくない』という気持ちが強くて、『辛いモノをどうやってやりたいなんて言えばいいんだよ!!』という気持ちで何も手を付けられない状態です。大手から内定を取る就活生は一体どうやって『働きたくない』という気持ちを払拭して志望動機を書いているのでしょうか?

「志望動機が書けないって事は少なからず以下の3つが原因だと思っている。

・ 『働きたい』という言い方が思い浮かばない

・ 各業界ごとの違いが見いだせない

・ 面接で想定される質問の答え方が分からない

 志望動機を書くという事は『働いてみたいです。』『何で?』とこの後の会話が続けるようなイメージを持たないといけない。しかしお前の事だから実際に働いた事がなく、仮にアルバイトやインターンシップで労働経験があっても、将来性がない、やりがいを感じないなどで、結局のところ、志望動機が書けない状態になっているんじゃないかと思う。

 ただ就活ではそんな気持ちとは裏腹に立派な志望動機を完成させる人もいるし、最終的にほとんどの就活生は立派な志望動機を書きあげる事に成功している。では一体どうやって立派な志望動機を完成させているのか?そのヒントとなるのが、3人のレンガ職人の話だ。

 簡単に話すが、ある旅人が大聖堂を作っているレンガ職人3人それぞれに『何をしているんですか?』と尋ねたところ、1人目は『石を積んでいるんだよ。毎度積み上げるから腰が痛くなる。』と言っていたのに対し、2人目は『家族を養える仕事をしている。文句を言ったらバチが当たる。』と言っていて、そして3人目は

『歴史に名の残る偉大な大聖堂を作っているんだ。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだ。素晴らしいだろう』

 と3人とも同じ仕事をしているのに、それぞれが仕事に対する見方が違っているという仕事の捉え方に関する話だ。

 この話に対する見解は色々とあると思うが、多くの人が『自分も3人目のように働いてみたい』という声を聞く。そして就活セミナーでは『志望動機を書く際は自分がどんな風に働いてみたいか?それが就活攻略の鍵となる』と言われているから、志望動機を書く際は3人目のように、『○○という仕事はこんな形で社会を幸せにするから、自分もそういう風に働いてみたいです』と、仕事を社会貢献の一環として捉えるような書き方にして志望動機を書けば、仕事をただの金稼ぎを見ていないと評価してくれる。だから本心がどうであれば、立派な志望動機を書く為には志望先の仕事がどんな風に社会的評価を受けているのか?それを調べるのが良いと思うぞ」

「先輩、確かに参考となるヒントですが、正直石積みの仕事って古すぎます。何か現代版で分かりやすい例なんてないでしょうか?」

「なら松下電器の創業者、松下幸之助の『電球磨き』の話なんてどうだ?当時、松下電器に勤めていた社員が電球磨きの仕事をしていたんだが『電球磨きは誰でも出来る簡単な仕事』と自分の仕事に対し、誇りを感じていなかったんだ。しかし松下幸之助は

『君が電球を磨いてくれたおかげで、暗い道を明るく照らしてくれて、安心して帰れる人がいたり、子供は夜でも親に絵本を読んでもらえると喜んだり、君の仕事は良い笑顔が作れる仕事をしているんだ。』

 と、自分の仕事がどんな形で人に喜ばれるのか、そんな風に語り、社員が仕事に対してやりがいを感じるようになる話だ。ただそんな感動話よりも今は志望動機の書き方について話しているわけだから、これを無理やり志望動機として置き換えると

御社は世の中に光を届けるような仕事をしており、それで暗い夜道を安心して歩けたり、また夜でも絵本が読める為、家族の笑顔を作る仕事だと思っています。その為、私自身、御社に勤め、そんな人に笑顔を作れる仕事をしたいと思っております。

 とあからさまな志望動機だが、このように働くというのは単なる金儲けではなく、人を助ける事にやりがいを感じていると見える。そしてビジネスである以上、お金を稼がないといけないが『私自身、お金を稼ぐ事は大切だと思っています。しかしその稼ぎ方としてお金はお礼として貰い、感謝されて貰うスタイルでやっていきたいと思っています』なんて言えたら印象が悪くない。だから志望動機を書く際は『志望先の仕事はなぜ社会的な支持があり、そして自分はどのようにお客様の期待に応えたいのか?』その辺を調べて志望動機を書けば評価の高い志望動機へと変わると思うぞ」

各業界ごとの志望動機の作り方

「なるほど、では志望動機を書く上では志望先がどんな形で社会から必要とされており、自分もその1人として働いてみたい。とそんな構成で書けば内定が取れるようになるのですね?」

「そんな簡単な話ではない。実際、俺自身『3人のレンガ職人』の話を聞いた後、試しに建築業界を志望したんだが『家族皆が安心して暮らせる。そんな素晴らしい仕事をしたいです』なんて言うと

『ではどうしてそんな風に働いてみたいの?きっかけは?』

『建築業界では、こんな大変な事があるよ。覚悟はある?』

『では10年後のどのように働いていたいか説明して』

 と面接官は俺の志望動機について細かく追及してくる。

 言わば仕事にやりがいを感じる人がいても、その就活生(俺)が本当に志望先の仕事に対しやりがいを感じる人なのか確かめてくる。だから志望動機を作る上では志望先と自分との相性の良さについて語らないといけない

相性の良さって具体的にどういう意味ですか?

「つまり志望動機の文章構成だが

① 私は過去にこんな事があり、

② その為、こんな事が出来るようになりたいと思っており、

③ 御社は○○に力を入れており、それが出来ると思い、志望しました。

 とここまで書いてやっと大手で通用する志望動機が出来あがる。

 ただ具体的にどこまで求められているか見えづらいと思うから、2つほど例を言うけど、例えば銀行の場合

『私は過去、工場の息子として親父の仕事を手伝っていたのですが、リーマンショックの影響で経営が立ち行かなくなり、倒産寸前まで追い込まれた事があります。しかし銀行員がある日、資産運用に関するサポートをしてくれて、かつ最終的には新しい取引先を見つけてくれて、経営を持ちなおす事が出来ました。私自身もその銀行員のように企業を経営を支えるような仕事をしてみたいと思い、御行は地方を中心に融資だけでなく、経営的なアドバイスも行っているので、志望しました』

 とこんな形で言える。

 銀行というのは企業にお金を貸し、そのお金を回収する際、一定の利息を付けて少し多めにお金を貰って収益を上げるビジネスを行っているわけだから、まぁ、相手のビジネスが成功しないと利益が上げられないわけよ。そんな融資先を融資して、利子を回収する為に、ただ金を貸すだけでなく、効率的な資産運用のアドバイスや、または他の融資先と結びつけて新しいビジネスを生ませるなど、経営的なサポートを行うのが1つの目的になっている。言わば融資先の社長と今後の経営について話し合ったり、どのように資産運用をすれば良いのか?どのように節税対策をすれば良いのか?と資金繰りに関するサポートを中心に行い『相手のビジネスを資金的にサポートする仕事をしたいです』という人が向いている仕事だと言える。

 ただそんなサポート業務は他でも行っている。例えば食品業界の場合、食品業界というのは自社の食品をスーパーやコンビニなどに卸してもらうだけでなく、自社の商品がどんな形で人々の食文化をサポートするのか?それを理解しておかないといけない。それがダイエットなのか?健康なのか?またはクリスマスケーキ、バレンタイン、恵方巻きなど季節ごとの食のイベントを盛り上げるモノなのか?まぁ、少なからず食生活に関するサポートが主な仕事となる。となると食品業界で働く事になれば、銀行とは違い、栄養関連の知識は勿論、今話題の食材と自社製品との組み合わせ方、例えば醤油を売っている会社なら、どんな風に調理すれば今の旬の食べ物を美味しく頂けるのか?というレシピの知識が役立つし、一般家庭だけでなく、場合によってはレストランや小売店などの卸し先の店長や店員に『食品の活かし方をアドバイスしたい』人が向いている仕事と言える。

 このように同じサポートでも資金面でサポートしたいのか?または健康面でサポートしたいのか?この手の違いは自分の経験によって判別されるわけだから、健康を意識した生活を送ってきたから、または親が金融関連のサポートをしており、その仕事に憧れたからとか、自分の経験や過去の経緯について触れ、面接官を納得させるような事を言わないといけない。それ故、業界ごとに魅力と就活生の個性を結びつけた相性の良さを志望動機に盛り込まないといけないんだ」

「先輩、『業界ごとの魅力』って言いましたけど、具体的に各業界ごとにどんな魅力があるのですか?正直学生の立場からでは良く分からなくて教えてほしいのですが?」

「さっき言った銀行や食品以外でもネタあるから教えておく

証券会社の志望動機の書き方

 主に株やFXなどの金融商品を駆使して、相手の資産を増やすサポートをするのが証券会社の主な仕事だ。主な客層としては、退職金を貰ったが、それだけでは老後の生活としては不十分な為、資産を増やして円満なセカンドライフを過ごしたい定年退職者。または貯金などで子供の教育費を増やしたい主婦、他には社員の定年退職後の積立金を増やしたい企業などもあり、今後資産を増やしたいと思っている人達に資産運用のアドバイスで生活を支えるような仕事をしたい。という言い方が妥当な志望動機となるだろう。

 証券業界に向いているアピールとしては、例えば自分の親は子供の頃貧しい生活を送っており、お金がない大変さを小さいころから聞いていた。今の時代、退職金でも老後の生活が厳しい、子供の貧困であらゆる子供の選択肢が狭まっているなど、将来の可能性を広げる為にも資産を増やす資産運用に関する仕事がしたいと、こういう経歴を言えれば良いかもしれないな。

保険業界の志望動機の書き方

 保険業界は証券とは違い、火事や地震による多大な損失や、事故や病気で働けなくなり、収入が確保出来なくなった人向けに金銭面なサポートが出来るよう取り計らう仕事をしている。お前だって火事で大やけどを負って今度多大な治療費を払わないといけないし、かつケガの為、定職につく事も難しいとなると、支出が多いのに働けないとなれば生活保護行きになる。このように生活困難者になる可能性がある人に事前に保険に入ってもらい、事前に問題を防ぎたいというのが主な志望動機となる。

 となると保険業界に向いている人は日頃からリスク管理を意識している人。例えば共働きの家庭の場合、母親にもし万が一事故が起きた場合、母親が担っていた家事労働、そしてパートなどの収益が無くなった場合、どうするべきなのか?奨学金を借りている場合、仮に給料の低い企業に就職した場合、どのように返済に当たれば良いのか?などその辺の様々な事態における対策。そしてその手の対策に対し、当事者だけでは限界があり、保険をどのように活用すれば最悪の事態を避ける事が出来るのか?そんな知識を持っていたり、または日頃から考えたりしていれば保険会社に向いているかもしれない。

鉄道業界の志望動機の書き方

 鉄道業界の場合、主な仕事は管理業務だ。鉄道は日頃から当たり前のように使っているが、利用者数は年間で200億~250億人と言われている以上、1秒の遅れが多くの人の人生を揺るがす事に繋がる可能性がある。だから鉄道業界では安心・安全を徹底し、当たり前である日常を維持するそれが使命となっている。他にも酔っ払いや痴漢、暴力への対処、または人身事故が発生した場合の客誘導など、鉄道業務というよりも接客業が主な業務内容になる。そして裏方の仕事では主に時間管理、安全管理、スケジュール管理、情報収集・整理が主な仕事になる為、楽しいというよりは自分が社会で必要とされている業務に携わっている。そんな使命感がその業務における醍醐味だと思うから、自分を律する事にやりがいを感じる人が、この業界に向いていると思われる。

 この手の学生時代に経験出来なさそうな志望先に関しては、そんな精神面でマッチする事をアピールする傾向にある。例えば当たり前の事を当たり前のようにする為には、まぁ、日頃のルーチンワークの徹底。朝のランニングで体力作り、栄養が整った食事の調理して健康管理、自分の日頃を振り返る為に毎日日記をつけたりと自己管理を徹底し成果を上げている経験があれば印象に良い。また自己管理以外にも悪い事に関してはちゃんと悪いと言い、そんな飽きやすい、疲れやすいルーチンワークに対しどのように人を指導してきたなど、そんな経験を面接などでアピールして、『日頃から自分を戒める事で確実に成果を上げてきた身なので、その手の仕事に携わりたい。』そういう言い方がこの業界では向いている。

旅行業界の志望動機の書き方

 旅行業界の場合、当たり前だが旅行のプランを組むのが主な仕事になっている。例えば旅行のパンフレットを作成したり、応募する客を増やす為、旅行先候補地に赴いて、名産品や観光名所の調査、そして旅行先と決まったら、旅館やガイドとの人達と旅行内容や金額の交渉し、より明確な旅行内容を練る。またこの手の仕事の場合、当初の旅行プランではノルマの客数が集まらない事が多い、その為、足りない客数を集める為、再度現地に赴いて、もっと良い名産品はないか、観光名所をもっと盛り込めないか?など、旅行プランを見直し、再度パンフレットを作成する。言わば旅行を如何に面白くするかが焦点になっていて、自分の立てた企画で人が喜ぶような仕事をしたい。というのなら旅行業界も1つの候補先となる。

 この手のアピールに関しては学生時代に頑張ったイベント企画や旅行プランなど、それで人を喜ばせた経験があれば良い。ただ単純に自分の企画の良さにうぬぼれず、本当に相手が喜ぶプランを立てたのか?相手の話を聞き、その要望に応えているのか?そしてそれ以上の魅力を見出す事が出来たのか?などと答えのない課題に対し、とことん追求していく経験があれば、旅行業界に通じるアピール内容となる。

商社の志望動機の書き方

 就活において『商社ってどんな仕事をしているの?』と聞かれたら『何でもやっている』と言われているけど、個人的に海外にある資源を日本に運ぶのが主な仕事だと個人的に思っている。日本は島国である以上、海外から資源を運び入れる事は必要不可欠な状態にある。その為、例えばコーヒー豆を仕入れる場合、ブラジルやベトナムなどの土地でコーヒー豆を栽培する為の農家と現地語で交渉し、更に良質な豆を栽培する方法を現地語で教え、そして栽培した豆を港まで運ぶ運転手、トラック、そして場合によっては道路の塗装や橋などの交通インフラまで用意する。そして港が無い場合、港の建設もして、その建設に携わる従業員も各国から派遣したり、現地で募集、育成したりする。更に現地での交通インフラや港建設に向けての許可を現地法人、または住民の人達と交渉し、承諾を得る事まで行い、そして始めて日本に届けられ、コンビニやスーパーなどで販売される。と長かったけど、商社というのはたかがコーヒー豆を日本に届ける為に、現地の農家の教育や交通インフラ、並びに港の建設まで行う。今のはコーヒー豆だけだったが、場合によっては鉱山、レアメタル、石油、鉄道の整備などあらゆる事まで行う。つまり原材料の確保から卸売までの第1次産業から第3次産業までのインフラ全般を行うのが商社の仕事で、日本に安定的に資源を届ける事をしたいというのが主な志望動機になるだろう」

今から出来る志望動機が書けるようになる方法

「先輩、色々と参考となるお話ありがとうございます。では再度確認したいのですが、これって先輩一人で考えて作ったのですか?」

「いいや、これは他の就活仲間と一緒に作ったり、世の中には無料で内定者のESを見る事が出来る就活サービスが存在する。例えば俺が利用した方法の中にキャリアパーク就活というのがある。自己分析、面接、ES、SPI、などそれぞれ就活の悩みごとの資料が載っているから、暇な時に見て、ES作成や面接前の対策として参考にしていたよ」

志望動機を書く上でやってはいけない書き方

「具体的にどんな風に役立ったんですか?」

「例えば『志望動機でありがちなやってはいけない書き方』なんてモノがあった。例えば就活生が書く志望動機の特徴として『感銘志望』というのがある。学業やバイトなどをしている就活に時間をかけられる人が少ない為、中には志望先の企業理念を見て『御社の理念に感銘を受けました』と書く人がいる。確かにそれだと直ぐに書き上げられるのだが、この手の志望動機は就活生の中では当たり前のようにやっていて、逆にそんな『感銘志望』を書いてきた就活生は『ESの締切に間に合いそうになかったので適当に書いた』と不快に思われてしまう。

 そして面接では本当に働きたいのか確かめる為に辞めていく理由を話して反応を見たり、10年後のキャリアプランなどを訊いて本気度を確かめてくる。『君は酔っ払いの相手を毎日出来る?』とかね。つまり具体的にかつ正しく志望先の仕事について理解しないといけなくなるわけだから、難易度が高くなってくる。

 就活生の中には『何処でも良いから内定を取りたい』なんて言う人がいる。これははっきり言って採用に100万、そして育て上げるのに1500万かかるとされる人事の人達からすれば採用したくない人材だ。『誰でも良いから付き合いたい』なんて言っている人が恋愛で成功しないのと一緒。だから志望動機に感銘志望を書くなど内定が取れない可能性を自ら上げているようなもんだから書かない方が良いという事になる。

 また別のやってはいけない事として末尾に『御社に貢献出来ます』とか『お役に立てると思います』など『自分は御社で活躍出来ます』と感じさせる書き方もマズイ。なぜマズイかと言うと面接官からすれば『今の俺でも成果を挙げるのに苦労しているのに、活躍出来ますだなんてどういう了見だ?』と、まぁ、聞いている本人からすれば簡単に成果を挙げる印象を感じさせるわけだから、苦労して仕事をして人からすれば気に障る内容なわけだ。

 だから就活では『貢献』『役に立つ』『活躍』など言葉は厳禁で、代わりに『頑張りたいと思います。』『こうなりたいと思います。』『目指していきたいと思います。』と目標に向かって努力するような言い方で締めくくる結論にする

「なるほど志望動機を書く上で配慮しない事が沢山あるわけなんですね」

「その通り。だから色々と内定者のESなどを見て書くべきなのだが、忠告しておくがこれはあくまで参考だ。さっき俺が述べた各業界ごとのアピールの仕方も友達と相談して作成したから、丸パクリだと『他の就活生と同じ内容になっているぞ』とバレてしまう。だから自分なりに考えて書かないとダメで、これは時間がない時や自分の書いた志望動機の自信が持てない場合、参考までに見た方が良いだろう」

企業別に志望動機を書き分ける方法

「先輩、色々と参考となるお話ありがとうございます。最後に訊きたい事があるのですが、企業別に志望動機を書き分ける為には具体的にどんな事をすれば良いでしょうか?」

「なるほど要は『この業界を志望しているのは分かった。でも何でウチなの?』と同業他社との差別化も含めて志望動機を作成したいわけだな。まぁ、そのやり方は俺が知る限り2つある。1つはスカウト型就活サイトを利用する事だ。

企業別に志望動機を書き分ける方法【スカウト型就活サイト編】

 就活の難点と言えば、自分が面接に臨む前に調べ上げた内容全てで勝負が決まる点だ。つまり志望先の仕事について正しく理解していなければ『君はこの仕事に向いていないよね』という話になって嫌な流れになってしまう。ただ世の中には面接時に正しい認識を持っていなくても対処出来る方法がある。それがスカウト型就活サイト(OfferBox)だ。

 スカウト型就活サイトというのは自分のプロフィールを就活サイトに登録し、それに興味を持った企業が声をかけてくれるスカウト型の採用形式になっている点だ。これの何が魅力的かと言うと、仮に適当に志望動機を作成していたとしても、ガクチカや自己PRなどを見て声をかけてきてくれる企業がある。

 俺の場合、居酒屋のアルバイトをしていたのだが、すると通信業界の会社からスカウトが来た。何で居酒屋のバイトをしていただけで通信業界の会社からオファーがかかるんだ?と思うかもしれないが話を聞いてみると『弊社は主に外国人観光客が利用する世界で使う事が出来るWi-Fi端末や国際利用が可能なクレジットカードの決済端末を販売している。そして居酒屋は日本文化の1つでもあるから外国人観光客が訪問する1つの名所でもある。だから東京オリンピックの影響で飲食店は全面禁煙になってしまったから、新たな観光客として外国人観光客を呼び込めるように通信端末と決済端末を売り込める人材を探している。君は居酒屋でバイトした事があるし、店長にどうやったら売り込めるのか?その辺のノウハウを訊けると思って声をかけたんだ』と言ってくれた。

 たかが居酒屋でバイトをしていただけで大手通信会社から声がかかるんだ。そして俺はこれを聞いて志望動機には『将来、外国人観光客が喜んでもらえる営業マンになりたい』と書きなおして、様々な企業からオファーが貰えるようになった」

「なるほど要は『どうして弊社を応募したの?』と訊かれないよう、スカウト型就活サイトを利用して『どうして私に声をかけてくれたんですか?』と逆質問が出来るようにした方が良いってわけですね。そしてその情報収集を元に志望動機やアピール内容を改良して、妥当な志望動機にしていく。このスカウト型就活サイトで可能ってわけなんですね」

企業別に志望動機を書き分ける方法【OBOG訪問編】

 ただ一番企業別で納得いくのは

『OB訪問で会ったOBの中で御社の方が一番良かったからです』

 が一番良い。なぜなら世の中には同業他社と同じビジネスを展開している企業が多くある。例えば銀行の場合、赤い銀行、青い銀行、緑の銀行など3大メガバンクが存在する。ではこの3つの違いは一体なんだろうか?正直、それを判断するのは難しい。なぜなら銀行の場合、他の銀行で優れたサービスがあればそれを真似するのが一般的だからだ。だから差別化しようにも差別化出来ないし、就活生の立場から銀行ごとに差別化するのは難しい。だから普通の就活生の場合『利用した事がある』『対応して頂いた銀行の中で一番良かったのが御行』と言って答えるのが関の山。しかしその手の文言、思い付きで語れる。だから思い付きではなく、ちゃんと根拠を持って語る方法で最適なのか先の『OB訪問の中で一番良かったのが御社』という決め台詞だ。

 これなら法人ビジネス中心の石油や証券がが相手であっても『OB訪問の人が良かった』と話して『どんな所が良かったの?』という質問に答えれば上手くいく。同業他社の差別化なんて就活生の立場からすると分からないし、調べるのに時間がかかる。だから時間を節約する上でもOB訪問をして既成事実を作り、そして御社が一番と言えるようにしておくのが良い」

「しかし先輩、今からOB訪問なんてやっても間に合うのでしょうか?もう就活始まっているのですよ?」

「1つだけ方法がある。というよりこんなサービスがある。

 主に翌年就活する人向けのOBOG訪問用のサービス(ビズリーチ・キャンパス)だ。まぁ、主に東京大学、京都大学、大阪大学、一橋大学、東京工業大学 九州大学、早稲田大学、慶應義塾大学など高学歴向けのサービスだが、さっき俺が言った通りリターンが大きい。更に大学の就職課を利用しても、手紙を出しても音沙汰無しという場合もあるし、直ぐに見つけたい、またはオンラインでやり取りしたいというのであれば、このサービスを通して先輩に会う事は可能だ」

「先輩、翌年って。さっきも言いましたが、もう就活は始まっているのですよ」

「だから俺の場合、後輩にOB訪問をするよう頼んだよ。OBOG訪問では名刺が貰えるし、面接の際に『こんな方とお会いしました』となれば会った証拠になるからな。OBOG訪問するとなれば大抵は食事中に会う約束になるから、この場合、ご飯を奢ってもらえる事が多い。後輩曰く『食費を浮かせる事が出来て良かったです』と情報収集だけでなく、食費節約にも一役買うからと後輩達を説得して、名刺を貰ったよ。

 このように就活は情報戦であり、そして協力プレイが欠かせない。だからもしちゃんとした志望動機を面接でも言えるようになりたいのであれば、このように後輩に頼んで就活を有利に進めるのも1つの手だと思うぞ」

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