ブラック企業を見分け、ホワイト企業から内定を取る就活生

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「ブラック企業を見分ける方法なんてない?」

 慢性的な人材不足により、従業員に重労働を強要するブラック企業の話題が絶えない為、これから就活をする人からすれば是非ともブラック企業を見分ける方法について心得ておきたいというのが本音だと思います。

 しかしリクナビやマイナビを見ても企業の良い所しか書いていない為、一概にどれが良い企業なのか?を見分ける事は不可能です。そしてネットで調べてみても企業の悪い所や見分け方について書かれていても、『ではどれがホワイト企業なのか?』と結局良い就職先が分からず、立ち往生してしまうと思います。

 その為、ここではブラック企業の見分け方を心得つつ、どの企業がホワイトなのか?その辺の話をこれから就活をする後輩と大手から内定を取った先輩の2人の会話形式でブラック企業を見抜く方法について説明したいと思います。

ブラック企業の見分け方

「先輩、ブラック企業を見分ける方法なんてありませんか?

 と、出会って開口一番そう口にする後輩がいる。どうやら就職活動で上手くいかず、これから中小企業を志望するようなのだが、中小企業の中にはブラック企業が含まれているかもしれないから、その見分け方を知りたいとそう言ってきているのだ。

「・・・ブラック企業の見分ける方法についてだけど、一概に確実と言える方法はない。ただブラック企業というのは他の企業にはないそれなりの特徴があるから、その特徴に当てはまる場合に警戒するという方針でやっていけば自ずとブラックに就職する確率は低くなるだろう。だからブラックを見抜く力というより、ブラックに入らない確率を上げる方法と説明してみようと思う。

 例えばブラック企業の特徴の1つとして以下のようなモノがある。

① 社風の良さばかり強調している。

 ブラック企業の特徴として人件費削減。つまりサービス残業や自爆営業など本来社員に支払われるべき給料を安くする事で収益をあげている特徴がある。本来、収益性のある企業というのは『売れる商品』と売りまくり、それで収益をあげる特徴があるから、紹介できる商品がないとブラックの可能性が強い。

 だからこの手のブラック企業は社風の良さやアットホームの職場など強調する。ホワイト企業に就職したいのであれば、この時代で生きていく上での必要なサービスを提供しているかどうか見極める必要があって、まぁ、それは難しいかもしれないが、魅力的な商品を扱っていないのであれば注意した方が良い」

「先輩、注意するって具体的にどんな事を気を付ければ良いのですか?」

ブラック企業がどんな風に俺達を騙してくるのか?その手段を知った方が良い。

 例えばブラック企業だとばれないようにする求人内容と言えば『給料の水増し』があって、残業代込の形の給料を提示する。例えば本当は基本給は15万で低いのに、平均の残業代が8万だから23万を月給として表示する。なんて事を良くする。だからこの手の詐欺を見抜く上でも残業代込みかどうかを調べる必要がある。

 他にも正社員で雇用すると言っておきながら『先ずは試用期間として半年間契約社員として働いて、そして仕事上問題がなければ正社員として採用する』なんて事を言われる事がある。言わば雇用の偽装だ。契約社員だと転職の際、正社員職に就けない場合もあるから、それなりの不便さをついた方法だ。だから契約社員でも簡単に辞めさせる事が出来ない。そんな法律上の仕組みについても心得ておく必要があるだろう」

「なんか給料や雇用形態を誤魔化したりと酷い事をするんですね?しかしそんな悪意を持った求人をどうして人材会社は載せているんですか?」

「先ず求人票の内容については法律上規制がない。だって就活や転職フェアなどでは企業が自分達で作った求人票を紹介しているだろ?『残業代は月15時間』とか、それも一応求人票だし、何を持って求人票と言うべきなのか?分からない部分が多い。だからこの手の内容にデタラメな事が書かれていても取り締まれないのが現実だ。

 そして人材紹介会社も求職者からお金を取る事は法律上原則として禁止されているから、求人を出す企業からお金を取るしかない。言わば求人企業がいなければ商売が成り立たないし、人材紹介会社は求人企業の言いなりという事になる。その結果が先の求人詐欺さ。

 2015年のすき家のワンオペ問題だって、一人で店舗を任せる業務体制に問題があって、一時期ブラック企業だと叩かれたよな?そしてその後退職者が続出し、その後に出された求人票には企業名を伏せられた上で『未経験者歓迎』『自分で店を運営出来る』『店長になれる』などあたかも店を切り盛りするような内容になっていた。正直、世間が労働環境の劣悪さを謳っているのに人材会社はその手の逆らえない点がある。だから求人票の内容を鵜呑みにせず、自分で良い企業を見分けられるようにする事が大切だ。

② どんな仕事をするのか言わない

 そしてブラック企業の場合、業務内容についてあまり言わないケースが多い。『取引先はここだ』『実績があるし、福利厚生も充実している』など言って会社の魅力を伝えてくる。ただ実際に行う仕事内容については話さない。それは大抵人に知られると選考を辞退する可能性があるからだ。

 俺の体験談だが、大抵のブラック企業の面接というのは俺の良さを褒めまくって『それはウチで役立つかもしれない』と活躍出来そうな雰囲気を醸し出してくる。そしてある程度、自分の事を話し終わると『ではウチに来てくれるかな?』と、具体的な仕事内容には言わず、あたかも合格した雰囲気を出してくる。これが怖くて、普通なら『あれ?自分がどんな仕事をするのか?言ってくれないのかな?』と質問したくなるのに、あたかも合格した雰囲気を壊すのでは?という警戒心がそれを言わせない。人って良いと思っていても、場の雰囲気を壊すとなると言わなくなる傾向があるからな。ブラック企業はそんな自分の意見をあえて言わない人を採用したりする。

 あと今はどうなのか知らないが、他の方法として、職業名をあたかもカッコいい名前で書く場合がある。例えばコピー機、電話機など飛び込み営業をする職種の場合、『企業向けのITコンサルティング業務』と言ったり、『アミューズメントスタッフ』と遊園地のスタッフやイベント管理業務の何かなのかな?と思ったらパチンコ屋の店員だったり、業務内容が見えなかったりする。だから面接の段階でこちらの言い分ばかりで、自分達の事を語らない企業はある意味注意が必要だ」

今はホワイト企業でも将来ブラックになってしまう企業を見抜く方法

「・・・先輩、先ほどから聞いていますが、正直確実と言える見分け方はないのですね。どれも表現的な落ち度と言っていますが、例えばITシステムや金融商品など、専門性などが高すぎて商品の良さが理解出来ない場合、ブラックと見分ける事が出来ません。正直、その場合、具体的にどのようにブラック企業だと判断すれば良いのでしょうか?」

「こちらの知識不足や自分達に必要な情報を渡さないという不利な立場である以上、ブラック企業を完全に見抜く事は不可能と言っても良い。それにブラック企業を見抜く事が更に難しい要因として時代の変化の速さだ」

「どういう意味ですか?」

「例えばお前がこれは絶対ホワイト企業だと思った企業に就職し、実際にホワイト企業だったとしよう。しかし入社して半年後、異物混入やバイトテロなどによって会社の評判が著しく下がったりしたら一気に経営が悪化する。実際、2015年に冷凍食品の大手であるマルハニチロでは、社員が農薬を商品を入れる不祥事を起こし、店からマルハニチロが扱う商品がなくなり、更に今後の取引を断る問題が生じた。だから1つの不祥事がブラック化へと進む可能性がある。

 今のは会社の不衛生が招いた対応だったが、他にも他社が自分達のサービスを盗んで経営が悪化するケースがある。例えば日本の漫画やアニメと言えば海外に非常に人気だったけど、違法ダウンロードの登場により、自分達の商品が安く買いたたかれる事が増え、今のアニメクリエータの年収は110万、更に労働時間は1日11時間なんて言われている。正直、成功しているビジネスっていうのは他社が真似する事が前提となっているから、その手の違法取引が取り締まれないと薄利多売になってブラック化へと進んでしまう。正直、入社した当初はホワイトでも時代の変化が激しくて数年でブラックになってしまう可能性だってある」

「なかなか難しいもんですね。一生安泰と言われる企業に勤めるって事は」

「だからこの手の社長の経営手腕や外部環境の悪影響によってブラックになる企業は除外する。俺達が心配するブラック企業というのは『社員を使い捨てにして自分達の利益にする』と悪意のあるブラック企業だ。そこへの就職はなんとしてでも回避する。だからこの手の企業に就職する方法として口コミサイトを利用してみるのも良いと思っている。

③ 口コミサイトを利用する

 例えば世の中には会社の評判について書かれているモノがある。例えばこんなのがある。

 など会社の内部事情について書かれている場合がある。他にもフランチャイズ制度のせいで自分で自由に店を切り盛りできないし、近くに同業他社の店を建てられて売上が低迷しているなどの話もある。他にも下請け会社にいるせいで上から無茶な要求をされて、大手の子会社だからって取引先がその大手しかいないから、断る事も出来ず、悲惨な目にあっているなどの話もある。この手の内部事情は説明会や面接などで明らかにされないから、口コミサイトに載っている情報をもとに志望先を選別するっていうのも手だ」

「でも先輩、この手のサイトって学生が登録しても良いのでしょうか?

「将来使う事も見越して学生登録もOKにしてある。

 とまぁ、ブラック企業を見抜く1つの方法として実際にそこで働いて社員の意見を訊く事が一番確実だ。無論、人脈のツテでそんな人に会えない人もいるけど、だからこそこの手の口コミサイトを駆使してブラック企業を見分ける努力をする必要があるだろう。

ホワイト企業に勤める人の例

「でも先輩、ブラック企業の見分け方はその口コミサイトで頑張るとして、さっき先輩が言ったように時代の変化によってホワイトからブラックになってしまうケースが多いようですね。まぁ、未来永劫安泰企業なんてないと思いますし、ただその場合、ホワイト企業に勤めていく為にはどうしたら良いのですか?

「正直、会社の経営が傾き始めたら別の企業に転職する。それを繰り返す事だと思う。その為にも次の時代に何が求められているのか?例えば今はAIによって仕事が奪われると言われているから『じゃあ、今後は奪う側に回ってみるか?』なんて酷いけど次の世代で生き残る為のスキルを身に着けた人が生き残ると俺は思っている。

 だからこの場合、自動化技術で言うのであれば、RPAと言われているから、その手のプログラミング知識を身に着けてみるか、とかそんな風に考えて人が生き残る可能性が高いし、プログラミング人材は今、人手不足と言われているから、給料のそれなりに貰える可能性が高い。ホワイト企業に勤めると言うのはその手の次の事態を担う仕事に就く。先の冷凍食品やアニメの話じゃないけど、会社が不安定になれば同業他社に移る。または新しい技術によって自分達の仕事を脅かされるのであれば、次の時代の技術を身に着け、その手の企業に転職するというのがある意味1つの手だと思っている。つまりホワイト企業に転職し続ける人材になるのが人生を謳歌する1つの手だと思っている」

「まぁ、そうなってしまいますよね。となると次の時代を担う技術やサービスを見据える人にならないといけないわけですから、この場合、具体的にどのようにすれば良いのですか?」

「正直、将来どうなるのか?という情報を常に見続ける事をすれば良いと思う。日本の場合、少子高齢化で年金が貰えない、1000兆円以上の借金で1人当たり○○円を抱えているなどの負債話をよく聞く。それが収入減となり、景気の回復を謳っても政府が裏で税金の価格を上げたりするわけだから『海外移住も1つの手か?』なんてそんな事を言う人もいる。

 となると英語だったり、収入が低下する場合、株や、または税金対策などのあらゆる情報を仕入れるのが1つの解決策になっていく。正直、今後の人生どうなるか分からないから、ただお前は今、就職する立場だ。なら今後の社会を支えていく企業はどんな所なのか?その辺について調べていく癖というモノを身に着けていけば、ホワイトのような職場で働き続ける事が可能になると思うぞ」

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