社内ニートから脱出する人の例

『社内ニートから抜け出す方法とは?』

『社内ニート、暇すぎ、辛い。辞めたい』

『社内ニートが羨ましいなんて嘘。いじめられる』

 この記事を読む人の中には社内ニートになり、そこから脱出する方法について模索している人なのかもしれません。実際、社内失業でやる事がなく、邪魔者扱いされ、将来捨てられるのでは?と不安に感じてしまう人もいると思います。

 窓際族になって孤立する事がこんなに辛いなんて思わず、だからこの状況から抜け出したいが、一体どうやれば良いのか分からない。スキルアップ?転職?しかしどれも確実ではない。だからこの状況から脱出する為に具体的にどんな事をしないといけないのか?ここでは実際に社内ニートになって脱出しようとする人のストーリー形式で、社内ニートから抜け出す方法について説明してしたいと思います。

社内ニートから脱出したいと思ってしまう人の特徴

 俺は大手金融業界のシステム開発に携わっているエンジニアだ。ここには本来完成したシステムを正しく動くかどうかのテスト要員としてきたわけなのだが、実はこの1ヵ月、何の仕事も与えられずただ座っている状態になっていた。

 俺のような社内ニートはなぜ生まれるのか?俺の場合、ウチの会社の不祥事が主な原因だ。実はウチの取引先の営業マンがお客さんに嘘をついて金をだまし取っていたと言う事実が発覚。そして業務システムに請け負うウチの会社では、再発防止に向け、社員が不正を行えない様にするシステムの開発が急務になっていた。

 しかしウチの会社は金融システムのインフラ構築に関してはプロでも、セキュリティーに関しては全くもっての素人だったのだ。更にそのシステムは自社開発したモノなので依頼主から『お前らが作ったシステムだろ!何とかしろ』と出来ないと大きく言えず、無理難題を吹っかけてられ立ち往生。『外部委託でもすれば?』と思うかもしれないが、情報漏洩の観点から外部に渡したくないと上が駄々をこね、今のところセキュリティーに詳しいエンジニアを転職で募集しているが、なかなか優秀な人材が集まらず、システム開発は事実上凍結していた

 だからそこで働く社員、俺の場合、この1ヵ月間、碌な仕事が渡されていない。あるとしても単発で、特にシステムの内部調査ばかりで、システムの構築に関するスキルが身につく代物ではない。はっきり言って15分もあれば終わる。俺の仕事はメールチェック。正直、俺は一体何の為に会社に来ているんだと、心の中では思っていた。

 これを聞くと『仕事もせず給料を貰えて羨ましい』と思う人もいるかもしれないが、はっきり言って、社内ニートになってしまった恐怖は当事者にならないと分からない。

 はっきり言って社内ニートは孤独だ。誰からも頼りにされない恐怖。自分が会社で役に立たない、クズ、無能の烙印を毎日8時間ずっと押し続けられるような被害妄想にさらされる。そして部下が出来たら『こんな事も出来ないのですか?』『邪魔』など年下の人から見下されるのでは?と、将来俺は年下にいじめられるのでは?と思ってしまう。何もしていない事がそんな悲観的な将来ばかり考えてしまう。人というのは常に誰から求められる事を望んでいる、そんな生き物の本質みたいなものを感じてしまい、正直辛い。そして何よりも怖いのは、この状況がいつまで続くか分からないという事だ。

 事実、俺よりかなり年上の50代の社内ニートが異動された。更にその人の場合、介護休業で3か月ほど職場を離れ、復職後は仕事をする上で重要なアクセス権を会社側が用意出来ず、仕事が出来ない状態が続いただけで本人の問題ではない。その人は俺とは違い『何か手伝います』と積極的に周囲に語り掛けるタイプだったが『いえ、大丈夫です』と言われ、結局何もする事無く放置。仕事が1時間くらいあれば良い方だと分かる。そして精神的に限界だったのか、時折『あ゛~』と小声だが発狂しそうになっていた。そして今回の人事異動。恐らく年齢の高い順であの人に白羽の矢が立ったのだろうが、俺もいつ同じ目に遭ってもおかしくない。つまり・・・

「社内ニートはいつ飼い殺しされてもおかしくない」

 もしずっとこの状態が続くのであれば、開き直るのも1つの手だろう。しかし今の時代、AIの発展に伴い、AIによって仕事が奪われると言う話をよく聞く。昔、絶対に潰れないと言われていた税理士や銀行の仕事でさえもAIによって仕事が奪われ、大量解雇が行われようとしている。だから今は社内ニートで待機状態でも、上が整理解雇を計画すれば真っ先に切られるのは自分だ。だからクビを切られる前に実力を認めてもらい残してもらうか、何かしら自分の力で食べていく力を身に着けるなどしないと悲惨な末路が待っている。社内ニートで何もしない時間はそんな自分の悲観的な未来を否が応でも考えてしまい、やっぱりこの状況を脱する方法が必要なのだと思わせる。

社内ニートから脱出する方法として勉強か転職、どちらが良いのか?

 だからこそ俺は社内ニートがから抜け出したいと思っており、勉強によるスキルアップか、それとも転職による脱出なのか?現在迷っていた。

社内ニートからスキルアップを目指して失敗してしまう例

 スキルアップによる昇進。自分が社内ニートになっている原因が会社のセキュリティーに関する知識不足なのであれば『必要なセキュリティースキルを身に付け、この会社で働ける人になれば良いのではないか?』と指摘する人もいるだろう。

 俺も最初はそうしようと思った。しかしその気持ちは隣で慌ただしく働いている先輩の姿を見ると一変する。

 というのもウチの会社にはセキュリティーレベルの脆弱性を先読みし、既にスキルを習得していた先輩社員がいるのである。そうなればその先輩社員はよほどこの会社で活躍しているのでは?と思うかもしれないが、どちらかと言えば活躍しすぎなのである。その人は今、俺の隣で働いているのだが、頭を掻き毟り、ダブルクリックする度に舌打ちをしている。

 どうやら渡された資料の中身がスカスカで、結局のところ自分でこのシステムの中身を理解しないといけない、と苛立っているようだ。ウチの先輩は確かに知識やスキルもある。しかし今担当しているこのシステムをどのように組み立てれば、万全なセキュリティーレベルを保てるのか?その辺の内容が全く決まらないでいたのである。その為、先輩は既存の資料から、具体的にどのようにセキュリティーを組めば良いのか考えているのだが、渡された資料の中身が曖昧で、更に間違っている部分も多く、どちらかと言えば資料の修正業務に力を入れていた。俺に渡される仕事と言うのはその手の修正業務ばかりだ。

 更に先輩を追い詰めるのはそれだけではない。ある日『すいません。○○さん。ちょっと明日の会議出ていただけないでしょうか?』と先輩に会議参加の打診が良く来る。『は?何で?』と不服そうに言うがどうやらシステム開発をする上でどんな風に構築すれば良いのか?その辺の相談を取引先が先輩と相談したいというらしい。『はぁ~、分かりました』と苛立ちを混じりの返事をする。流石に取引先相手では断れないか。そう、先輩の所には頻繁に会議の打ち合わせの打診が来る。資料の作成、そして会議の打ち合わせとなれば時間がいくらあっても足りない。更に先輩が戻ってくる度に『はぁ~、あいつら、また方針変更しやがって』と前とは違うシステム開発を頼まれ、今までの苦労が水の泡になったんだなと分かる。挙句の果て、上層部はどうすればシステムが動くようになるのか?というより、動かないのであればその証拠を持ってきてほしいと、出来ない言い訳を見つけるような仕事ばかり頼まれ『俺はあいつ等の尻拭いか!』といつも愚痴っていた。

 スキルアップを身に着けてもこの会社には未来がない。事実、俺は先輩のその姿を見て全く憧れなかった。いや、どちらかと言えば避けたい。そんなモチベーション駄々下がりの中、システム開発が佳境になるにつれ、先輩は休日出勤までする羽目になっている。恐らく先輩は転職したいのであろうが、転職する時間がないので結局この会社で働き続ける、いや考えるのを辞めている状態だ。ウチの会社の場合、飛び抜けたスキルを持っていると逆にその人にほとんどの仕事が集中する。これが俺の求めていたスキルアップによる社内ニートの脱出ではない。どちらかと言えば過労死への入り口だ。

 だからこそこの会社に必要とされるスキルを身に付けたとしても逆に必要以上の業務が渡されて、多忙を極める人生を送る事になる。実際、ITエンジニアの過労死事件というのは他の人よりスキルがあったから亡くなったケースも多い為、スキルアップによる社内ニート脱出は抵抗がある。

社内ニートから転職して失敗してしまう人の例

 『そんな会社ならさっさと辞めてしまえ!』と他の人は思うかもしれない。実際、俺もそんな先輩の姿を見て、さっさと転職しようと思った。ただここ俺の話を少ししたい。というのも実は俺、ここに中途採用で入った身なんだ。

 前の会社では既存システムの保守業務にあたっていた。しかしあまりにも生産性のない業務に嫌気をさし、この会社に転職してきたのである。転職前は『大手金融業界のシステム会社を担う子会社であれば、法改正で数年に1度、改修作業が行われるから、保守業務もそれなりの仕事がある』と思ってこの会社に転職した。しかし結果は今までの話の通りだ

 俺は転職先を間違えてしまった。これはIT業界限定なのかもしれないが、IT業界では大きく分けてITコンサル、システム開発、そして保守業務の3つに分けられている。ITコンサルはどのようにシステムを構築するか相談、または営業先の抱えている問題を解決するシステムを売り込む業務だ。そしてもし開発エンジニアとして食べていくのであればJava、Python、Rudyなどあらゆる言語を覚えなければならない。そして俺はそんなに頭が良くなく独学の勉強に限界を感じている。

 それでも思い切って開発系の業務を志望したのだが、その手の開発能力があるかどうか問われるし、なぜかプロジェクトマネージャーの経験があるかどうかばかり訊かれる。そんなモノはないし、結局、同じ業務に落ち着こうとしたらこの有様だ。どうやら俺の場合、転職して社内ニートから抜け出すよりも、今より良い企業に転職する為の対策が必要だと思った。

 俺の体験上、IT業界の既存システムの保守業務は社内ニートになりやすい職業なのでは?と思っている。特に不祥事が起きたばかりの企業だと尚更。だから逆に社内ニートになりたいと思っている人がいれば、IT業界の保守業務を目指してみれば良いのでは?事実、完成したシステムが正しく動くかどうか、画面の画像や値をエクセルに収めるだけだから、完成したシステムが無ければ待機状態になるし、社内ニートになる可能性は充分にある。だから転職するのであれば実際に働いている人達の口コミが沢山載っている転職サイトでも見て、ブラックではなく、かつ保守業務を探せば望みが叶うのではないかと思っている。

社内ニートから脱出する為にも勉強と転職、両方やろう

 結局のところ、社内ニートから抜け出す為にはスキルアップか転職のいずれかのだろうが、転職で良い職種に就く為にもやはりスキルアップが重要になってくる。だから社内ニートから始める第一歩はやはり勉強だろうと思っている。

 では具体的にどんな勉強が良いのか?せっかく社内ニートと言う自由時間が豊富にあるんだから、業務時間内で勉強してスキルアップを目指すのが望ましいだろう。実際、隣で慌ただしく働いている先輩も、当初は社内ニートで、しかし業務時間内に一生懸命勉強して今のように頼れる存在になったのだ。

 その時の状況を思い出してみると、当時の先輩は資格の本を読んだり、またスマホで動画を見て勉強したりしていた。世の中には勉強用の動画配信サービスも結構あるから、恐らく先輩はIT系の動画でも閲覧して、それで必要なスキルを身に付けていったのだろう。

 だから俺もその先輩に見習って、と後を追おうとしたが、なんと先輩はプロジェクトの上の立場になった途端、会社内での動画閲覧やイヤホン着用を禁止したのである。先輩の意図は明らかではないが、多分、自分の存在を脅かすようなライバルが現れないようにする為に、業務時間内で勉強する事を禁止したのでは?と噂ではささやかれている。実際、この手の業務が出来るのは先輩だけであり、 IT業界で食べていくのであれば、自分にしか出来ないスキルでも身に付け、会社に依存させる。そんな『自分がいないとシステムが作れませんよ』みたいな存在になる事が1番良い。実際、先輩の思惑通り自分がいなければこのシステム開発は成り立たない状態になっている。ある意味、先輩の狙い通りだろう。

 と言うわけで業務時間内で勉強する事は出来ない。と俺は思っていたが、やってみたい事があった。試しにトライで慌ただしく働いている先輩に質問してみた。『先輩、正直資料の整理でしたらVBAなどのExcelの方が向いてると思うのですが、今後その手の仕事が出来るようにする為にVBAの勉強しても良いでしょうか?』と質問してみた。

 すると『あ~、それはいいなぁ。是非、お願いするよ』と言ってくれた、自分から勉強禁止にしておきながら、自分の立場が有利になるのであればその禁止事項も許可される。都合の良い話かもしれないが、業務時間内で勉強する障壁として、会社の規定に勉強する事を禁止されている事があるから、それを打ち破る方法として社内勉強の何かしらのメリットを提示出来れば打開出来るかもしれない。そして会社の為に頑張っている振りをして、VBA以外にも自分が転職に必要なスキルをどんどん身に付けていく。うん、こういうやり方をしていこう。

 そして1年の時がたつ。本来であれば転職して新天地で大活躍している。と報告したかったが、残念ながらスキルアップについては恥ずかしながら出来ていない状態だ。それどころか、俺がそんな個人的な勉強をした途端、周囲の人達も後を追うように動画閲覧によるスキルアップを目指す連中が現れたのだ。そしてその中には、無事、転職に成功し、今より給料の高い所へと働いている強者も登場した。一体その人はどうやって転職に成功したのか?ここではそんな成功体験談の話をしようと思う。

 その転職成功者、Aさんの場合、当たり前だが今より良いIT企業に就職するためには、その企業で必要とされるプログラミングスキルを出来る限り身に付けるしかない。では具体的にどのように身に付ければ良いのか?先輩の場合、転職サイトに書かれている求める人物像に、企業が求める数多くのプログラミング言語があったから、それを学べる通信動画のアプリを探して、学んだようなのだ。

 無論、今の時代、動画を見て勉強すると言う考えはすぐにでも思いつくだろう。ただその手のサービスはたくさんある為、実際に買ってみてもハズレが多く、無駄な金を支払わせてしまったと言う不安は後に立たない。だからAさんが転職に成功したと聞いた時、『一体どんな動画サイトを見て実力を身に付けたのですか?』と聞いたのだが、なんとGoogleやアップルなどアメリカの大手IT企業で実際に働く人たちの説明動画サイトがあり、それを見て学んだと言うのだ。実際に見せてもらったが、俺が必要とされるスキルを確かに紹介されており、この動画を見れば確かに自分の実力を高められるだろうと思った。その動画が英語で解説されていなければ。

 Aさんの話によると、日本と言うのはIT後進国と言われるほど、ITの発展が遅れているらしい。まぁ、安倍総理が学校のカリキュラムにプログラミングスキルを導入する話が出た時、『10年遅い』とネットで叩かれていたからな。俺はこの辺についてよく知らなかったが、少なからずこの国は海外と比べIT技術が遅れているのだろうと思っていた。だから英語がある程度理解出来るAさんは、海外のシリコンバレーで働く人たちの講座を聞ければ、飛躍的にスキルアップすると思い、その手の動画が結構盛りだくさん載っているサイトを見て、1年の努力の末、無事転職に成功したようなのだ。

 どうやらITスキルよりも、先に英語を学んだ方が良いようだ。無論、俺は諦める。そんなAさんの成功例が全く参考にならず、他の同僚達は、スキルアップを諦め、どちらかと言えばその動画サイトに載っていた副業関係のスキルを身に付けて、自分の収入を増やそうと方針転換していた。実際、俺もその1人。どうやらウチの同僚達は、今の会社だと昇進しても碌な仕事が出来ないし、転職も成功しそうにないから、副業で今の生活を豊かにしようと考えているようだ。事実、社内ニートのおかげで、アイデアを練る時間はたくさんある。アフィリエイトで広告収入を得ようとしたり、不動産や株などで、お金を得ようとする人たちも出てきた。ある意味そっちのほうが楽なのかもしれないな。

 ちなみに活躍すぎる先輩は頭が禿げていた。どうやら多忙を極め、髪をかきむしっていた結果、頭に500円玉1個分の禿げている部分が見えた。更にその後、うつ病を発症してしまい、長期の休暇に入った。そしてシステム開発は結局、外部に委託する事となり、先輩は無駄な犠牲となってしまったのだ。

 よくよく考えれば、スキルアップして転職に成功しても、先輩のように仕事が集中してうつ病発症してしまうリスクもある事を忘れていた。スキルアップや転職というより、如何に今の状況より良い環境にありつけば良いのか?勉強や転職のどっちを選ぶではなく、どんな努力が報われるのか?それを考えるべきだったのだ。だから今の社内ニートと言う立場を利用して、副業のスキルを身に付けるのも1つの手なのではないかと思っている。今の時代、1つの会社にしがみついているだけでは老後2000万円を貯蓄出来ない人達も大勢いる。だから本業以外にも副収入の確保もやっておいた方が良いのでは?と思っている。だからじゃないニートを脱出するもう一つの方法として、副業で稼げる企画を練って、実際に金を稼ぐためのスキルを身に付ける。と言うのもやり方もアリなのかもしれない。

 で結局のところ俺の結論として、スキルアップ、転職、そして副業の3つが出来る自分の特技を見つける事。そこから始めるべきなのでは?と思っている。となると勉強しているフリをする為にも、その3つが出来る学習動画サービスを利用した方が良いだろう。そして不幸なことに、その3つの機能が兼ね備えているのが、Aさんがやっていた動画サイトUdemyである。

 あそこには英語解説によるプログラミング以外にも、日本語のプログラミングの解説、ビジネススキル、そして副業に関する学習動画も載っている。だから隙を見て勉強することができるとしたら、その手の動画が1番だと思っている。問題なのは無料ではないと言うことだ、プロが指導する動画の場合、 2万から4万の値段をする場合があるが、この動画サイトで面白いところは、一定の時期になるとその動画が1400円で販売されると言うこともあるから、その時期を狙ってバーゲンセールの時期を狙って頑張るのが良いかもしれない。

 俺も最初は有料という部分に迷っていたが、恥ずかしながらそれで迷い続け、1か月も時間を潰してしまっていた。だから善は急げとは言わないが、鉄は熱いうちに打つべきだと思っている。有料も初めて動画サイトを利用する授業料して踏ん切りをつければ、まぁ、外れてもそれなりにどんな動画が良いのか見えてくるだろう。

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