12月に就職先が決まらない状態から内定を取る就活生

『12月になっても就職先が決まらない。どうしたら良い?』

 と12月時点で内定が取れていない大学生はいると思います。就活において12月はかなり終盤であり、焦りを感じている人もいると思います。その為、内定が取れない特徴を調べて、どのように改善すれば内定が取れるのか?そう考えていると思われます。

 更に言えば12月である為、ブラック企業への就職も懸念し『この時期に募集しているって事はブラック?』なんて考えたくもなると思います。しかし就職先は決めないといけない。そして世の中には12月という終盤でありながら自分にあった優良企業を見つけ出し、無事に就職する人もいます。

 果たしてその人は具体的にどのように優良企業を見つけ出し、評価されたのか?ここでは実際に12月になっても就職先が決まらない就活生が、人材派遣会社で働く大学の先輩と相談しながら、12月時点でも良い企業から内定を取る方法について説明したいと思います。

12月になっても就職先が決まらない就活生を採用する企業とは?

「先輩、お久しぶりです。会って早々申し訳ありませんが、12月になっても募集している企業ってブラックでしょうか?」

「どうしたんだ?薮から棒に?」

「実は、もう12月ではありますが、私はまだ就職先が決まっていない状態なんです。ですので何としてでも内定を取らないといけないんですが、正直12月になると募集しているのはブラックなのかなと思い、先輩に尋ねてみました」

「そうだな、確かにこの時期になっても人材募集している企業となれば、ブラックが含まれている可能性は高い。しかし人材ビジネスを扱っている俺からすれば、正直、それは単なる知名度の低い企業としか思ってないよ」

「どういう事ですか?」

「分かりやすく言えば、夏や秋に募集を締め切った企業が優良企業ってわけじゃないって事だよ。リクナビやマイナビの就活サイトって一度お金を払えば13カ月間求人票を載せ続ける事が可能だから、知名度順で募集を締め切ってしまう傾向にある。そりゃあ『知名度が高い=就活生に人気』という特徴があるから、12月にも募集を行っている企業は大手と比べて、規模や福利厚生の面で劣っていると言う点も否めない。だが結局のところ、知名度順で採用枠が埋まっていく以上、正直ブラックかどうかは入ってみないと分からないというのが本音だ」

「では先輩、具体的にどうやって現在募集中の企業の中からブラック企業を見極めれば良いのでしょうか?

「労働基準法に反するような企業と言うのはやっている事を詳細化すると、

・ 残業代を支給しない

・ 休日出勤を強要

・ パワハラ被害が横行している

・ ノルマ達成の為、社員に商品を買わせる(自爆営業)

 などになる。しかし残念な事にそれらは企業の中で行われているから、外部の人間、例え俺のような人材派遣会社に勤めている人間でも分かりづらい。だからどのように12月に募集している企業の中から、ブラック企業を見極めるのか?良い方法は存在しない」

「そんな・・・」

「更に言えば、ブラック企業の定義は就活生ごとに違う。実際、さっき言った労働基準法に違反する行為以外にも、給料が低い、福利厚生が整っていないなど中小企業ならではの特徴も、ブラックと主張する就活生もいる。実際、それも労働基準法や三六協定に違反する部分もあるから、ブラックと認められるからブラックの線引きが難しいんだ。

 だから俺がお前にアドバイス出来る事は

・ 今は小さいが成長性の感じる企業を見つけ出すか

・ 社員の使い捨て前提の経営思考になっていない経営者と出会うか

・ お前自身、就職先の企業で得意分野を見つけて居場所を作る

 そんな事を目指せとしか言いようがない」

12月になっても就職先が決まらない就活生でも活躍出来そうな業界とは?

「まぁ、そうですね。ホワイト企業の定義って就活生毎に違いますからね。変な質問をしてしまいました。では改めて確認したいのですが、この12月になっても、比較的、ホワイトと思えそうな業界ってどんな業界なのでしょうか?」

「正直、これだ!と言える仕事はないが、IT業界保険業界になるのかな。この2つの業界は主に人海戦術に特化したビジネスになっている。つまり人がいればいるほど儲かるビジネスだから、12月に問わず、1年中人材を募集している。そして何よりも特殊なのはこの業界は人によってはブラックだと言われたり、一方でホワイト企業だ、と主張する人もいて、意見が2つに分かれている」

「なぜ2つに分かれるのでしょうか?」

「例えば、お前のように12月になっても就職先が決まらない就活生であっても、単純作業は出来るだろう?IT業界の場合、システムエンジニアサービスという業態があって、それはIT人材を大手IT企業に派遣させて、そしてテスト作業を行ってもらう。まぁ、平たく言えば、そのIT企業が開発したシステムが正しく動くかどうかの証拠を取る為に、その画面をプリントスクリーンして、そしてExcelなどに張りつける作業を行うんだ。そんな画像撮り程度の作業なら、誰だって出来るし、12月になっても就職先が決まらない就活生であっても欲しい人材になるわけだ。

 そしてややこしいのは、この手の業態は人によってはホワイトと言ったり、またはブラックと言われたりしている。なぜならITスキルが身に付くかどうかは派遣先のIT企業によって決められてしまう。つまりずっとExcelで画像撮りの仕事を永遠とやらされ続けるか、それともその傍ら開発業務に携わって、開発スキルを学んでいき、立派な人材へと成長するなど二手に分かれる。だから単なるその場限りの人材が欲しいIT企業に派遣されば単純労働しかやらせてもらえず、逆に開発分野に特化したIT企業であれば開発スキルが学べ、優秀な人材へと成長する。だから正直ブラックかホワイトの定義はお前の運次第なんだよ」

「なるほど」

「そして一方で保険業界と言うのは、これは1種の訪問営業のようなもので、自社の保険を企業に売る仕事を行う。これも運要素が強い。なぜなら商品が売れるかどうかは訪問先の都合によって変わるわけだから、たまたま訪問した先が『保険が欲しい』と思わせる企業であれば、お前は儲かる。保険業界って保険を売れば売るほど社員の給料が上がる歩合制になっているし、中には年収1000万円プレイヤーもいる。しかし一方で良い企業に巡り合えず、それどころか『お前と会う時間などない』と酷い扱われ方をされる場合がある。いや、大抵はそれが大半だ。だから保険業界に就職した人の中には儲かって幸せになる社員になれるか、または一向に商品を売る事が出来ず、訪問先からではなく、上司からも叱られるという板挟み状態になってうつ病になり不幸になる人もいる。正にこの業界も訪問先によって社員の運命が決まってしまう業界なんだ」

「なるほど確かにその話を聞く限り、優良企業かどうか決まるのは神のみぞ知ると言うわけですか。正直何とも言えないのが答えですね」

「だから12月時点で応募をかけている企業と言うのは、さっき言った人材投入型、または歩合制制度を導入している企業。要は人がいればいる程、儲かるビジネスを行っている企業となり、幸せになれるかどうか運次第。と言っても過言ではないだろう。

成長性の見込める企業?なら証券会社かベンチャーが良い

 そして他の優良企業として、今は小さいが今後大きく成長出来そうな企業と言う事になる。しかしそんな就活生の立場で、成長性の見込める企業を見抜けるのであれば、証券会社に勤めた方が良い。あれは成長する前に安い値段で株を買って、そして大きくなって価値が上がった瞬間に売って儲けるビジネススタイルだからな。成長性が見込める企業を判断出来るのであれば、その会社に入らず、証券会社に勤め、1000万円稼げるようになった方が圧倒的に良い。まぁ、勘違いしないで欲しいが、そんな事は簡単ではない。そして不幸な事に簡単ではないって事は今、成長性の見込める企業をお前自身の力で見抜くのは難しい。結局、良い企業に巡り会えるかどうかはこれも運次第だ。

 だからお前にアドバイスするのは、仮に運悪くブラック企業に就職してしまったとしても、すぐに退職してもっと良い企業に転職する方法をとれば良い。と腹をくくる事なのではないかと思っている。結局、幸せになれるかどうかは、社会からも求められる何かをお前自身が身に着けて『お前が必要だ』と言われて、自分の力で食べていけるようになる事だからな。

 だからいっその事、新卒でベンチャー企業に入ってスキルを高めていけば?なんて思ってしまう事もある。実力のある人の元で学び、そのまま実力者の仲間入りになるか、仮に落ちこぼれてもその体験を元に転職して、そこで自分の得意分野を見つけて、居場所を作る。そういう事を目指せば良いのではないかと思っているから、最終判断はお前に任せるとしよう」

12月になっても就職先が決まらなかったのに内定を取れるようになる就活生とは?

「先輩、貴重なご意見ありがとうございます。ですので正直ブラックかどうかは気にせず、先ずは内定を取る事を目標に頑張りたいと思います。ただ先輩、差し出がましいですが、私は12月になっても就職先が決まらなかったので内定が取れる自信がありません。なのでどうやればこんな私でも内定が取れる就活生になれるのか教えてください

「そもそも何で就職先が決まってないんだ?」

「それはよくある、気づいたらいつの間にか12月になっていたと言うパターンです。私自身、普通の就活生と同様3月から就活を始めた身ですが、大手からは祈られ、そしてその後の就活もなぜか1次面接でずっと落とされてました。正直、なんで落とされているのか分からないので、どうやったら内定が取れるのかその方法が未だに分かりません。」

「もしかしたらアピールの仕方が的外れで、お前自身、何が悪いのか判断出来ない何かがあるのかもしれない。なら就活のやり方を変えてみては?どうかな?」

「やり方を変えるってどういう事ですか?」

「俺もお前と同様に就活時は12月になってもどこも就職先が決まらない状態になっていたんだ。ただこの現状を打開する事が出来たのが、スカウト型就活サイト、要はリクナビやマイナビとは違って、自分が事前に載せたプロフィールを見て、企業側から声をかけてくれるそんな就活スタイルになっている。

 これの何が良いのかと言うと『どうして私に声をかけたんですか?』と尋ねられる点にある。俺自身、自分の学生時代の経験がどんな風に企業に魅力的に伝える事が出来るのか?その辺の発想が全然なかった。しかしこれは、自分のプロフィールを見て企業がオファーをかけてくれるスタイルだから、自分のどの部分に魅力を感じたのか?質問出来るんだ。

 おかげで俺の場合、居酒屋のアルバイトをしていたんだが、当時2020年東京オリンピックが開かれると思われていたから、外国人観光客向けのビジネスを行おうとしている企業が沢山いた。そして俺の場合だけど、当時飲食店は、東京オリンピックの開催に向け、飲食店は全面禁煙にする条例が発令されていた。だから飲食店は喫煙家以外の新たな顧客の確保が重要であり、その上で外国人観光客を取り入れる事が出来ないか?そう考えている飲食店が沢山増えていた。

 その結果、とある通信会社、俺にオファーをかけてきてくれた会社なんだけど、

弊社は、Wi-Fiや、世界共通のクレジット決済端末を販売している。そして今、日本の居酒屋は改正健康増進法により新たな顧客確保が求められている。だから日本文化の1つである居酒屋は外国人観光客の需要が見込めると見ており『わが社の製品を置いて、外国人観光客が利用出来るインフラ作りを目指してみませんか?』と提案出来る人材がほしいと思っている。

Wi-Fiは世界共通の通信インフラであり、世界共通のクレジットカードも持っている外国人が多い。だから居酒屋でバイトした事ある君なら、どのように外国人を取り込めば良いのか?その辺の魅力について伝えられるのではないかと思いオファーをかけたんだ

 と説明された。

 しかし俺の場合、正直そこまで仕事に励んでいなかったから、その時は残念な結果に終わった。だがその後、バイト先の居酒屋の店長に掛け合って、外国人観光客を呼び込むアイデアや実例を教えてもらって、そしてそのアイデアを元に同業他社の通信業界を志望し『私ならこういう風に提案して業績を上げていきたいと思います』とアピールして面接が通るようになったよ」

「なるほど、要は志望先に役立ちそうなアイデアを面接でアピールすれば良いのですね」

「結局、就活というのは情報戦。志望先に役立ちそうなスキルや知識を持っている人が評価される。だから俺は次に『通信業界に問わず、今まで店長に素晴らしい提案をしてきた営業マンはいませんか?』とバイト先の店長に訊きこんだ。結果、銀行員だったり、ビールを販売する営業マンだったり、そして不動産業界の営業マンだったりと、店長はあって提案されたから、その手法参考に面接でアピールする事を繰り返したよ。結果、内定を貰えた」

「なるほど、要は自分のプロフィールが企業側からするとどんな風に魅力を感じるのか?その情報を得る為にこの手のスカウト型就活サイトを利用してみてはどうか、と先輩を仰りたいのですね。確かに今の話を聞いて、私自身、志望先で評価される人って具体的にどんな風に働いているのか知りませんでした。先輩の今の話を元に志望先で活躍している人の情報を引き出して、そして同業他社でアピールする事をしたいと思います」

12月になっても就職先が決まらなかった就活生の言い訳

「ただ先輩、それで立派な提案が出来るようになったとしても恐らく面接官は『どうして12月になっても就職先が決まってないの?』と質問してくると思います。その場合、具体的にどのように返事をすれば良いのでしょうか?」

「俺の場合だが、

今までただ内定を取る事だけを目標にしていました。その為、就職した後どんなふうに働きたいのか決めてなく、それがなくて内定が取れないでいました。

 と答えたよ。就活生からすれば、就活なんて一世一代の大勝負。だから良い企業に就職しよう、給料の高いところに入ろう、と考えてしまい、まぁ、面接官に『そんな見栄や形だけ目指している人間を採用したいと思っているのか?』とそう思われる就活をしてしまい、今まで内定が取れませんでした。と就活時に答えていたね。そして

 それで就活がうまくいかず、大手の駒を全て落とし、それがショックで立ち直れず12月までどこからも内定が取れていない状態になりました。ただ社会人である先輩から

『働くと言うのは、単なるお金を稼ぐ事だけでなく、お客様のニーズに応えて、それに応えてお礼としてお金を貰う、そんな互恵関係が存在する。だからお前は働くと言うよりも、どんなふうに社会の役に立って、お客さんを喜ばせたいのか?その辺について考えるべきなんだ』

 とアドバイスされ、これに目が覚めた私は、今後必要とされる人になる為には?とそんな視点で考えるように頑張りました。例えば今、居酒屋では・・・

 と言うふうに答えたね。

 少なからず志望先に役立ちそうなネタがあればどんな言い方も出来る。だから『何で12月になっても就職先が決まっていないの?』なんて言われても、就活に失敗した反省点と、自分の考えを改めた事、そして御社を志望する上でこんな風に社会に役に立つ人に成長したいと思っています。という流れで説明出来れば就職先が決まっていない悪い印象を無くしていけると思うぞ」

12月からの就活の始め方

「先輩、色々と貴重なご意見ありがとうございます。では早速スカウト型就活サービスを利用して自分の魅力を再確認したいと思います。・・・と言いたいんですが、もう12月ですし、それだけ多くの企業に応募出来るとは思いません。正直、もっと手っ取り早く内定が欲しいのですが、何か良い方法は無いでしょうか?」

「なら内定直結型の就活サービスを利用してみてはどうかな。この内定直結の就活イベントと言うのは、小売、金融、不動産、ITなど、様々な業界出身の面接官達が一緒になって面接を行う。つまり1回の面接で複数社(俺の場合、6社)だったが、一度の面接で複数の企業と話せる性質上、一度に仕入れる情報が多い。更にそこには他の就活生も一緒に参加しており、ライバル達のアピール内容も仕入れる事が出来る。だから最初に内定直結型の就活イベントに参加して、情報収集、または運が良ければ内定が取れて、それでめでたく就活終了となるのも良い。少なからず時間がないのであれば、その手の大勢で就活をするイベントにでも参加して使えるネタを仕入れるだけで良いと思えば良い」

「先輩、ちょっと確認したいのですが?その就職先ってブラック企業である可能性ってありませんか?

「それに関してだが実は以前より人材紹介に関する監査が厳しくなっていてな。ブラック企業を紹介しない傾向になりつつある。具体的にはそんな離職率が高そうなブラック企業を紹介すると、紹介料の9割を返さないといけないルールが出ている。更に厚生労働省に紹介した人材の早期退職率の報告も定期的にしないといけなくなっているから『早期退職させる企業は儲からない』としてブラックは紹介しない傾向になっている。だから少なからず早期退職の定義である入社3年以内に辞めそうな企業な紹介されない。そしてそれが果たしてブラックではないとは言い切れないが、超ブラックという訳ではないだろう」

「なるほど」

「それに12月になってる時点で、それほど良い企業では無いかもしれないしが、就職先を決めるのであれば自分が出来そうと思える仕事を見つけ出してスキルを磨いて、少しでも早く転職するように頑張るしかないと思っている。

 だからとりあえず今はブラックかどうかは気にせず内定を取って社会人としてのスキルを磨け。そして社会人にならないとクレジットカードや入れる保険も限られてくるから早めの就職はしておけ。さっき言った内定直結型の就活イベントで志望先の業界や他の就活生の情報を仕入れたり、そして仮に運悪く内定が取れなくても、その後、スカウト型就活サイトを利用して自分の魅力を見つけ出して、アピール内容を磨いていく事をしていけば良い。

 俺がさっきオススメしたスカウト型就活サイトは既卒でも募集している企業を紹介しているし、まぁ、とりあえず今が12月で残り時間は少ない。だから出来るだけ早く行動する事がこの就活を乗り越える一番の秘訣になると思うぞ」

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