『内定が取れない人の特徴って何?』
『内定がもらえない。どんな末路が待っているの?』
『内定取れる気がしない。どんな人が内定を取れるの?』
と、就活がうまくいかないが為に内定が取れない特徴を調べて改善しようと思う就活生はいると思います。しかし見た目や雰囲気を直した程度では内定を取りやすくする方法として弱く、悪い状況が一向に続く可能性があります。
その為、内定が取れないと苦戦している就活生がやるべき事は内定が取れない特徴を直す事ではなく、今後自分のキャリアをどのようにアピールすれば良いのか?そのアピール力です。
では具体的にどのように内定が取れない状態から抜け出せば良いのか?ここでは実際に内定が取れない状態から内定獲得まで行き着いた就活生の視点で内定を取る方法について説明したいと思います。
内定が取れない人の特徴とは?
「どうして内定が取れないんだ?」
祈りメールをまた貰い、持っている駒の数が更に少なくなって焦る俺。面接まで進む事はあっても、一向に通過する事が出来ず、内定までの距離が遠い。もう毎度同じパターンに飽き飽きしているのに、同じレベル、いや自分より劣っていると思われる人が『内定が出た』と言っていて頭に来ていた。
ちなみに俺が志望した企業数は50社と平均より多い方だ。大量の駒を抱えていれば1つくらい俺が入れる大手が見つかる、なんて考えていたがどうやら考えが甘かったようだ。そしてこんなに大量に落ちているという事は、俺自身、何かしら落とされる要因を持っており、内定が取れない特徴のようなモノがあるのだろうと判断する。
だから俺自身、この状況から抜け出す為、内定が取れない人の特徴について調べてみた。すると
・ 志望意欲が低い
・ 志望先の仕事の理解力が足りない
・ コミュニケーション能力が低い
・ 欲しいと思える特徴がない
・ 学生時代に頑張った経験がない
・ 就活生がやってみたいと思っている事が志望先では出来ない
など色々と書かれていたが、これを見ても『じゃあ、どうすれば?』と思ってしまう。要は内定が取れない特徴ばかり書いても、肝心の解決策が載っていなければ現状を打開出来ない。まぁ、文章を読む限り、内定が取れない特徴というのは千差万別で、人によって違うから一般的な特徴をあげられないっていうのが文章を読む限り、伝わってくる。
複数の企業から内定が取れる人の特徴とは?
だから俺は方針を変え、内定が取れる人の特徴、特に複数の企業から内定が取れる人の特徴について調べてみた。すると
・ 話を盛って魅力的にする
・ 自己分析をして向いている企業を応募する
・ 何がしたいのか明確にしよう
と、誰でも出来そうな手だが、正直、内定を取る為の決定打に欠けるアドバイスばかりだ。実際、俺は内定を取る為、売上を倍にしたと言ってアピールしたが、それでも面接が通過せず、嘘をつくやり方にもコツがいるのは何となくだが分かる。
これは俺自身の見解だが、内定を複数取る事が出来る人の特徴というのは『仕事で成果をあげる為にどんな段取りが必要なのか?』だと思っている。
そう思う根拠は俺が集団面接を受けた時、1人は『やる気があります』と言って、もう1人は『過去にこんな事をやってきたので、御社ではこういう風に結果を出したいと思っています』と、要は熱意か実績で勝負する二人がいた。そしてその二人は同じ大学で、どっちが結果を出したのか知れた。
だから俺自身、俺が持っている内定が取れない特徴を直す為には、仕事が出来そうな雰囲気を醸し出すのが答えであり、となると一番の解決策は『実力のある人のアピールを真似する』というのが答えになってくる。だから俺はヒントを得る為、大学の模擬面接を受けてみる事にした。
内定が取れない人の特徴①:話す内容に魅力を感じない
早速、模擬面接担当者に話を聞いてみたが、どうやら俺自身に内定が取れない特徴として2つあるようだ。そして今、その1つである『話す内容』について指摘されていた。
そりゃあ、俺の場合、バイトはしていたが、金欲しさにやっただけだ。だから頑張った動機は不純だし、正直、魅力的な経験をアピールするなど到底不可能だ。しかし目の前の担当者は仮に難易度の高い資格を取ったり、素晴らしい経験をしていたとしても内定が取れない人もいると言ってくれた。
「例えば誰かが在学中に公認会計士の資格を取り、英語もペラペラな高学歴の人がいたとする。これを聞くと直ぐに内定が取れるのでは?と思うかもしれないが、仮にその人が『俺は在学中に公認会計士の資格を取り、英語もペラペラですよ』なんて言ったらどう思うだろうか?」
すげぇ、と俺は思っていたが、気を取り直して考え直すと、要は自慢話のように聞こえるって事かな。と思った。もし俺が丁寧に言うのであれば『私は在学中に公認会計士の資格を何とか取り、そして英語の資格も取りました』と言うかな。
担当者もその辺について言ってくれて、別の例として『私は御社の役に立つと思います』と言う人もいるが、面接官の中には『何でやる前から出来るなんて思うんだ?』と自分達の仕事を軽く見られたと思う人もいる。
就活生の中には『俺は他の連中より出来る』『御社の仕事は直ぐに覚えられます』など、人によっては他人を見下したり、相手の仕事を軽く見たりしていると思われて損する人がいる。ほんの些細な言葉遣いと思うかもしれないが、言葉遣いは人との信頼関係を作る上で重要だ。
実際、取引先との商談の時に『ウチの製品は御社が契約しているのより良いですよ』『私は高学歴なんですよ』なんて言う人がいる。そしてそれが原因で相手の不快や嫉妬などを招き、取引が破綻し、当人だけでなく、会社全体に被害を被る事になる。だから就活では他人を不快に感じさせない話し方が求められる。
なるほど、確かに面接で『他の人達が反対意見を言ってきたらどう説得するつもりだったの?』なんて質問された事があったから『自分の正しさを伝える』『論破する』なんて言っていたから、それが原因だったのかもな。だから今後は『相手が何で反対し、そしてどのように両立した案を言えるようにするか、そこを基軸に頑張っていきたいと思います』と、相手の意見を否定しないやり方で説得しよう。
内定が取れない人の特徴②:志望先の業務を正しく心得ていない
と言葉遣いについて言われたが、まぁ、それは練習でもして少しずつ直していくしかない。ただ担当者は内定が取れない人の2つ目の特徴として志望先の仕事について正しく理解していない例をあげてくれた。
「例えば私が担当した就活生の中には鉄道ファンがいた。鉄道好きであれば当然、JRなどの鉄道関係の企業を志望するだろう。しかし就活では如何にその知識の豊富さや鉄道への熱意を語っても内定が取れない。
なぜなら鉄道業界というのは鉄道の知識だけでなく、人身事故や遅延発生時への顧客の対処法が求められる。つまり駅員であれば電車遅延時のクレーム対応が求められるし、深夜遅くに酔っ払いやケンカなどの対処法も日常的に求められる。おまけに3年以上勤めると人によっては駅員以外の仕事、例えば駅のテナントをどのように運営すれば売り上げがあがるのか?地方に客に呼び込む為には一体何をするべきなのか?バスや飛行機、旅行会社との連携も考えないといけない。
しかし就活生の中にはその点について踏まえず『鉄オタなので鉄道の知識は豊富です』なんて言っても『では酔っ払いやケンカなどの対処法や、客を地方に呼び込む方法は?』などと聞かれて答えられず終わってしまう。正直、鉄道の関する知識があっても、志望先の業務の大変さについて心得ていなければ無駄打ちで終わってしまう。
だから鉄道業界に勤めるのであれば『鉄道というインフラをどのように支え、更に今後どのように鉄道ビジネスを通して世の中を良くしていくのか?』を言えないといけない。
なるほどねぇ。と俺はこの話を聞いて自分の今までのアピールの仕方に問題がある事を悟る。俺自身、志望動機を聞かれた際『リーディングカンパニーだから』と言って終わっていた。志望先の業務など働いた事のない学生が分かるはずがないと、ガクチカで頑張った内容を言っていれば大丈夫と思っていた。
しかし就活生の中にはOBOGや内定者から志望先の働き方を聞いて、志望先の情報を入手していたようなのだ。確かに役に立たない大学の勉強をするより、志望先で成果をあげる情報を入手した方が圧倒的に就活で有利になる。内定が取れない特徴の中には大学の勉強しかやっていないというのも1つの理由らしいな。
というわけで、俺はこの模擬面接を受けた後、内定が取れない特徴を直す方法として志望先の業務を理解する事が必要だと結論付けた。だから俺は就活中に志望先で働いている人達と会い、そして『どうして働きたいと思ったのですか?』とか、そんな質問の答えを極力集めた方が良いと思い、就活のやり方を変えてみる事にした。
内定が取れない特徴を直す就活生
というわけで、色々と考えたが結果的に俺はリクナビのような一般就活サイトではなく、OfferBoxのような逆求人型就活サイトを利用してみる事にした。
これは何なのか?と言うと通常リクナビの場合、自分達があらかじめ調べた内容アピールしないといけないが、この逆求人型就活サイトの場合、事前に自分達が載せたプロフィールなどを見て、関心を持った企業が声をかけてくれるスカウト型就活サイトになっている。
これの何が良いかと言うと、実際に、自分の関心のない企業からオファーがかかるスタイルになっている為、『どうして自分に興味を持ってくれたんですか?』と逆質問する事が出来る。この質問が出来るおかげで、志望先の仕事がどんなもので、そして俺のどんな部分に関心を持ったのか?アピールの仕方についてのヒントを得る事が出来る。
例えば俺は居酒屋でアルバイトをしていたのだが、居酒屋なんだから大手ビールメーカーから声をかけるのはわかるが、IT業界からも声がかかり『文系出身の俺が?』と思った。しかしIT自体、今後成長する業界だし、文系の俺でもIT企業で働けるのであれば、と思い為に会ってみる事にした。
するとその時に会ってくれた担当者は、俺が居酒屋でアルバイトをしている事を理由に会ってくれたようだ。どういう事かと言うと担当者の話によると『現在弊社では居酒屋のような飲食店に向けてITサービスを提供している。だから実際に弊社のサービスが居酒屋で通用するのかどうか?その辺の提案が出来る人を現在探している』と言ってくれて、志望先のサービスに触れるという意味で俺に会ってくれたようだ。
そういえば食べログとか、UberEatsのような宅配サービスもITサービスの1つだ。だからそんなITサービスを導入している居酒屋はどんな理由でそのサービスを導入し、そしてどのように成果を上げているのか?その辺のノウハウを心得ていると自分達のサービスを販売出来る人材として見てくれたわけか。
俺自身、コロナウィルスの影響でUberEatsのようなITサービスを導入した居酒屋でアルバイトをした事がある。当時、3密と叫ばれていた為、国からは『ITシステムを導入した際に助成金を出す』という支援金まで出ていた。そして店長はそれを理由にUberEatsなどのITサービスを導入したと話してくれて、どういうきっかけでITシステムを導入したのか間近で体験していた事を思い出す。
そして他にもその居酒屋では食べログも導入していて、当時、スマホ需要の拡大によりスマホを見てから店を選ぶ事が主流になっていたから宣伝目的で導入したと話してくれた。
だから俺がITサービスを販売する営業マンになった場合、『新型コロナウイルスの影響で非接触型のサービスが必要です。国が新しい助成金を発行したので、わが社のITサービスを導入してみてはどうですか?』と費用的な負担が軽減される事をアピールすれば良いのでは?と言った。
またはネットを通じてどのように宣伝活動すれば良いのか?改善策の提案するのも良いし、少なからず、時代の変化に通じて、自社のサービスを必要としている飲食店にアプローチをかけ、販売していきます、と面接で言うようにした。
と、専門外のIT企業から内定を獲得する場合、どのように深堀していけば良いのか?面接官に会う度に磨かれていく。このように知識不足という内定が取れない特徴でもあった部分が克服されていった為、この手の就活サービスは利用した方が良いだろう。
またITだけでは偶々と思われないから、別の専門分野として金融業界からもオファーがあった時の事も話す。
当時、バイト先の居酒屋では時折、銀行マンが訪問し、融資の提案をしていた為、面談では『どんな風にしたら居酒屋の店長は銀行から100万円など多額の金を借りると思う?』と尋ねられた。銀行というのは100万貸して101万円で返してもらうなど利子で稼ぐ仕事をしていると知った。だからどれだけ多額の金を貸し出すかが重要になる為、俺の場合『2店舗目を出店する提案』か『居酒屋ならではの冷蔵庫や運送車など高価格製品の購入するタイミング時に提案』と答えた。まぁ、それをどのように引き出して提案すれば良いのか分からなかった為、その時の面接はうまくいかなかった。
だから俺は同じ過ちは繰り返さないよう、この後、居酒屋でバイトをした事がある先輩に頼み込み、店長がどういう経緯で融資を受けたのか?きっかけを聞いてみる事にした。そして最終的に当時、銀行の営業マンから融資に関する提案資料を貰っていた為、それをもとにどんな風に居酒屋に融資提案をすれば良いのか、別の銀行の選考でアピールし、面接通過率を上げていった。
とまぁ、内定が取れないと嘆いていた俺だが、内定が取れない特徴を直す方法として、志望先で使えそうなネタ探しが一番だろう。実際、働いた事のないのに仕事が出来ると思わせるのは難しいが、逆にその手の情報を入手する事が出来れば、就活ではかなり有利に進められる。志望先で成果をあげる為のノウハウを言えれば内定が取りやすくなる為、情報戦を制するのが答えだろう。