9月から就活を始めて内定を取る人ってどんな人?

 

『9月から就活を始める人はどのように就活すれば良いのか?』

 

 9月から就活を初めてする人からすれば、周囲に相談出来る人がおらず、どのように就活をしなければならないのか?分からない人がいると思います。

 

 面接対策の為、9月から就活を始めた理由についても不利にならないようにしないといけませんが、アピール内容以外にも、9月から就活を始める人の中には公務員試験から民間企業に切り替えた人、そして海外の大学を卒業して日本に帰国した人など強者がいる事に驚くと思います。そして就活が後半である為、ブラック企業に運悪く入ってしまうリスクについても考えなければなりません。

 

 このように9月からの就活では課題が多くあり、やり方を正しく把握出来なければ就活に失敗してしまう可能性があります。果たして9月から就活を始める場合、具体的にどのようにアピールすれば優良企業からの内定に近づく事が出来るのか?ここでは実際に9月から就活を始める就活生の視点で、どのように課題を乗り越えていけば良いのかをストーリー形式で説明しております。

 

 

就活を9月から始めるのは遅すぎるか?

 

『来月の内定式に出席する』

 

 9月に入り、就活をこれから始める事になった俺だが大学に行っていると時折、上記のような会話が聞こえてくる。俺は色々あって9月から就活を始める事になった。この場合、大抵の人が聞けば『9月から就活って遅すぎないか?』と疑問が浮かぶだろう。

 

 実際、3月から始まる就活で大手はほぼ6月に面接が開始され、そして8月になれば初陣の選考は終わっている。そしてその時点でもう2次募集は行わず応募を受け付けなくなる為、志望出来る大手の数が限られてしまう

 

 ただそれでも完全に大手への道が閉ざされるわけではない。就活後半になれば例え大手であっても内定辞退をする人がいる。大手なのに?と思うかもしれながい、就活生の中には優秀な人がいて、恐らく2社以上の大手からから内定を取り、大手を辞退した人が大半だろう。もしくは単位が足らず留年が確定した者などもありえるだろう。だから9月ごろになれば、企業側は内定辞退をした人達の穴埋めをする為に秋採用、冬採用などの二次募集を開始する。だからもし俺が大手に入れるのならそこだろう。

 

 ただだからと言って簡単な道ではない。なぜなら大抵の人達は6月・7月時点でもう就活を終えており、相談出来る仲間がなく、俺は孤立無援の状態で就活をしなければならない

 

 だから俺は9月からの就活をどうすれば良いのか分からず、その辺に詳しいと思われる大学のキャリアセンターに相談した。しかし『どうしてこの時期から就活を始めているの?』と怪訝そうな顔で訊いてくる。就活生の中には学業不振で単位が足りなかったり、朝起きる事が出来ず就活をやらない人がいたりする為、大学のキャリアセンターの教員は俺がその中の1人であると思われている為、正直やる気が感じられずにいた。だからアドバイスというよりお説教に近い、自己責任と言い張るような対応しかされず、もう大学のキャリアセンターは利用しないと決めた。

 

 

9月から就活を始めるライバル達

 

 そして俺は9月から就活をスタートする事になったが、ある意味、楽観視している部分があった。というのも就活で優秀な連中は3月から始め、就活前半の大手で内定を得ているはず。だから大手に入れるほどの実力者は既に就活を終えており、この時期になっても就活を続けている人達というのはコミュ障や低レベルの落ちこぼれだろうと考えていた。今は売り手市場と言われているし、案外楽に内定が取れるのでは?そんな期待を心のどこかで思っていた。

 

 しかし大手の秋採用の就活イベントに参加してみるとそんな俺の目論見が儚い夢だったと思い知らされる。というのも9月になっても優秀な人間は沢山いる。例えば9月卒業の人、公務員試験に落ちて民間に切り替える人、そして何よりも驚いたのは海外からの帰国組がこの時期から就活を始めている事である。

 

 日本では通常、大学卒業は3月だが、アメリカやEUなどの先進国の大学は7月か8月に卒業する。だから事実上8月くらいから就活を始める事となり、現地の実習を学び、そして外国語ペラペラな就活生が日本企業に就職する為にこの手の大手への秋採用に応募してくるのである。

 

 俺が参加した就活イベントでは無料で模擬面接をしてくれるところがあり、そして俺と一緒に集団面接で一緒になったメンバーが帰国組、公務員試験に落ちた人、家庭の諸事情により就活後半から就活を始めた人、そしてこの時期になっても内定が取れない就活生の計5人で構成されていた。

 

 その時、隣に座ったのがアメリカから帰国した女子大学生で、その人は一体どんなアピールをするのか訊いてみた。すると海外は日本とは違い、実戦形式で勉強するスタイルになっている。つまりビジネスや経営など実際の会社の中で実際に働いて、スキルを身につけていく勉強があるようだ。そしてその人の場合、たまたま仲良くなれた人がネットビジネスをしている人で集客、宣伝、ネットによる商品販売の方法を1から教わり、実際に利益を出したらしい。だからその人の場合、日本のネットビジネスビルダーに関する仕事がしたいと言っており、要は大手の商品販売や広報部で働きたいという意味で、グローバル展開恒例の大手にはうってつけの人材だろう。

 

 さて俺の場合だが日本の講師からの一方的な講義ばかり受け続けるだけで自分から発言する事なんて正直指を数えるくらいしかない。挙げ句の果て途中から寝てばかりで碌に講義を受けていなかった俺がどうやってバイリンガルの就活生にどう勝てば良いのだろうか?と思ってしまい、勝負してはいけない相手として認識する。

 

 だから他の勝てそうな相手の候補として、家庭の諸事情によって9月から就活を始めた就活生の情報を仕入れようとしたのだが、この人の場合、資金的な問題がネックで今から就活を始めた人らしく、バイト経験が圧倒的だ。

 

 というのも俺の場合、学費は親が払ってくれたが、世の中にはバイトや奨学金なので学費を払う人もおり、9月から就活を始めているのは生活や就活資金を貯める為に夏休みを利用してバイトで一生懸命働いていたからである。つまり『なぜ9月から就活しているの?』と訊かれても答えられる手強いスロースターターだと言える。おまけにガクチカや自己PRの経験も豊富で『ここまで育ててくれた親に迷惑はかけられない』と家族思いだ。

 

 結局、この人も勝てそうな相手ではないと悟る。だから俺が勝てそうなのは公務員試験に落ちた人と、普通に就活をやって未だに内定が取れていない2種類の人間くらいだろうと俺は思った。

 

 

9月から就活を始める人達にされる面接での質問集

 

 ただ模擬面接を開始すると俺の予想を裏切るケースがあった。というのも帰国生が優位に立つのは目に見えていたが、スロースターターの就活生が苦戦を強いられ、そして公務員試験に落ちた人が案外有利になっていた。

 

過去の実績よりも志望先に役立ちそうなアピールをした者が有利になっていく就活

 スロースターターの就活生の場合、当然ながら学費を稼ぐために一生懸命アルバイトした事と家族を支えるために一生懸命がんばった話を中心にアピールしていた。しかし『その経験が弊社でどのように生かされるの?』と質問されて黙ってしまっていた。

 

 家族のため、学費を稼ぐため、確かに血が滲むような努力と言わざる得ないが、それが志望先の業務においてどのように役立つのか分からない。時折バイトの経験は何の役にも立たない。と語る評論家もいるけれど、バイトと志望先の仕事がどんなふうに結びつくのか?それが答えられないと確かに就活では評価されないと思い知らされる。

 

 そしてそれを見た公務員試験に落ちた人は自分が公務員を目指していた部分を利用して『地元の生活を支えるような仕事をしたいと思いました』と言ってアピールしていた。地方公務員の仕事と言うのは、その地方の暮らしやすさ、例えば子育て支援や、就労支援、介護など様々な暮らす上で欠かせない部分のサービスを提供する仕事でもある。そしてそれをやってみたかった理由として『地元が大好きだから』と言って、自分が公務員を目指していた部分を活かし、如何に自分の経験を志望先の業務に役立てるのか?その1つの参考例を見た気がした。

 

 無論、それを本心から言っているかは分からなかったが、少なからず学費を稼ぐために一生懸命働いてた就活生よりは、嘘かどうかも分からない公務員試験に落ちた就活生の方が評価されている現実を目の当たりにし、就活というのは過去の実績よりも志望先で役立つアピールをした者が有利になる事が分かった。

 

『9月になっても内定が取れない理由』について面接で訊かれる

 一方で就活では相手の悪い部分を突いた質問がよくやってくる。例えば内定が取れない就活生の場合『どうしてこの時期になっても内定が取れないのか?』と訊かれてしまう。

 

 この手のイベントはその後色々と参加したが、この手の未だに内定が取れない就活生は沢山いる。公務員試験に失敗した人や就活資金を集める為、夏休みバイトしていたなどこの手の理由はまだ許されるが、それ以外の3月から普通に始めて内定が取れない就活生の場合、内定が取れない原因について大抵探られる。

 

『もう9月だし就職留年しようとは思わないの?』と訊かれる

 あと答えづらい質問はあと1つ『就職留年をしようと考えなかったの?』と新卒採用を来年また再チャレンジしない理由についても訊いてくる。

 

 そして就職留年する為の金がないとその就活生は言っていたが、就職留年する上でも大学側が就職留年の為の学費援助制度もあると言っており、それが大学にはなかったの?と大学の制度についても確認される。その辺については俺も知らず、面接ではそれを指摘され、就職留年せず今年就職することが妥当なのか?どうか考えさせられる場面もあった。

 

 だからこの時期になっても内定が取れずに失敗した就活生の場合『内定が取れない原因』と『就職留年しない理由』の模範解答が必要だと分かった。

 

 

9月から内定を取る為に就活生がやるべき事

 

 今回の就活イベント終了後、俺はその今まで一生懸命努力しても内定が取れなかった就活生と仲良くなる事が出来、今後の対策について話し合い・・・いや慰めあいをした

 

「俺はずっと3月から一生懸命頑張ってきたんだよ。一応資格やバイト経験があるから大丈夫かと思っていたのに『その経験が何の役に立つの?』なんて訊かれるなんて思わなかった。学費を稼ぐために頑張ってきたアイツだってあのザマだ。俺の周りの奴らは『内定式がどんな事をしないといけないのだろう?』『卒業旅行はどこへ行く』など楽しそうな会話をしている。そしてその会話の中に入れない俺は避けられて、もう嫉妬しかわかない。

 

 面接を受けるたびに人格否定されて、就活で自殺する奴がいるって言ったけど『自分は生きる価値ないんだな』と言われたくないが為に逃げる気持ちでやっているんだな。って何となくだが分かった。もう9月だし、就活後半に残っている企業なんて碌な企業じゃない。恐らく俺はブラック企業で働かされ、低収入の貧困生活を送るんだ・・・」

 

 などと言っている。正直俺も9月になっても内定が取れていない立場だ。早く内定を取りたいこの人の気持ちは分かるが、しかし一方でブラック企業への就職について警戒しなければならない。

 

 この時期になれば、当然ながら内定が取れない就活生をターゲットに、自分の会社に入れさせようとするブラック企業が出てくる。アットホームな職場と書かれていれば四六時中監視されているパワハラが横行している職場。そしてベテラン多数、独立が目指せると書かれていれば、新人が辞めていきやすい職場と裏の意味とされている。

 

 このように求人票の文面からブラック企業を見抜く方法も必要だが、就職留年や未だに内定が取れない言い訳を見つけ出し、そして優良企業に就職出来るアピール内容を練る。9月から就活で成功する為の課題が多すぎる。一体どのようにしたら、この手の課題をクリアすることができるのか?俺はその辺について考えなければいけなかった。

 

「お前も頑張れよ。もう内定が取れなくてボロボロかもしれないけれど、このまま卒業してしまったら既卒で就職活動する事になる。既卒は新卒と比べ成功率が低いから、今より苦戦を強いられる。最悪の場合、派遣かバイト生活で正社員になる事が出来ずに40、50代になったら仕事にありつけずに餓死か生活保護行きだ。何としてでも良い企業に就職しようぜ」

 

 などの立ち去って行った。色々とネガティブに考えてメンタル的にヤバイ印象だったが、正直他人事とは言えない。さっき大学の就職留年制度について調べてみたけど、俺の大学にはそんな制度はなく、就活失敗に伴う補助措置もなかった。もう9月、就活で失敗した場合も視野に入れないといけない時期である為、俺自身、何が何でも内定、特にブラック以外から内定を取る方法について考えないといけないなと思った。

 

9月から就活を始めても内定を取る人の例

 

 と俺はここで9月以降、内定を取る事に成功した先輩の事を思い出し、更に人材斡旋会社で働いているというわけなので、攻略のヒントを得る為、ちょっと先輩に会ってみる事にした。

 

「先輩、お久しぶりです。実は分け合って9月から就職活動を開始したのですが、恥ずかしながらいまだに内定が取れる目途がたっていない状態です。9月から就職活動を開始した場合、一体どうやれば大手や優良企業から内定を取る事が出来るでしょうか?

 

「お前が使っているのってリクナビ?それともマイナビ?もし大手や優良企業に就職したいのであればその就活サイトを使るのは避けた方が良い。この時期になると大抵のその2つに載せている企業というのは中小企業が中心で一目でどの企業が優良企業なのか判断出来ない。だから実際『この企業は自分に向いてそうだ』と思って応募しても、実際に面接に行ったら『この子はウチに向いていないな』と、運任せの部分が強くなる。ブラックを避ける方法なんて言っているけど、どの求人票も似たような内容だからどれがホワイトなのか俺でも判断出来ん。

 

 だから9月から就活を開始するのであれば、業界分析が必要になってくる。何で御社で、何で自分が御社に向いているのか?と答えられるようにする為にな。その場合、俺は応募型の就活サイトではなく、逆求人型の就活サイトを利用した。要はこちらから出向くのではなく、向こうから出向くタイプのスカウト型の就活と言っても良い。

 

 なぜそれが良いのか?と言うと、さっきも言ったが中小企業の場合、どんな働き方をしているのか見えづらい。だから応募しても的外れなアピールをする場合が多く、自分が志望先の企業に向いているのか?判断する事も難しい。だから向こうから出向いていただき『どうして自分と会ってみようと思ったのですか?』と自分に関心を持った理由を聞いて、自分がなぜ志望先の企業に向いていると思われたのか?その辺の情報収集が出来るサービスを利用した方が外れも少ない。

 

 例えば居酒屋のアルバイトをしているだけの人でも居酒屋を対象としたサービス。例えばビールや食材の卸売業界が1つの候補だし、居酒屋は日本文化の1つでもあるから外国人観光客に人気のスポットでもある。だから外国人観光客が良く使っているスマホやWi-Fi、世界共通のクレジットカード、翻訳や旅行用のアプリなどを手掛ける会社がオファーとしてくる。だから自分の経験に基づいて向こうからオファーをかけてくるわけだから、自分がどんな企業に向いているのか分からないのであればこの手の逆求人型就活サイトを利用して自分の魅力を掘り出してみるのも良いと思う」

 

「先輩、仮にその逆求人型の就活サイトを利用して、アピール内容に困らなくなったとしても、優良企業なんかが募集してたりするのですか?」

 

「9月以降に募集している優良企業となれば俺が思いつくにあたり、従業員数や売上高を占めているけれど知名度の低い企業だと思っている。今は人手不足の影響で就活の前半で人が集まらない企業が増えている。だから例えばBtoBビジネスをしている企業であれば就活生からの知名度が低く、人があまり来なくて困っている企業だってあるはずだ。狙うならそこだ。

 

 では具体的にどういう企業がそんな企業なのか?俺から言わせれば主力商品を1つでも持っている企業が良い。例えばBtoB企業でXという商品を持っていたとしよう。そしてネットでその商品を検索すると何処かのメディアに取り上げられていたら、それは社会的に評価の高い商品を言えてホワイトになれる企業の1つと言える。

 

 ブラック企業の特徴は社員を極力タダで働かせる部分がある。つまりサービス残業や自爆営業などで社員への人件費を削減している形で稼いでいる。つまりブラック業界として名高い飲食や介護がブラックと呼ばれているのは売れる商品を持っていないからと言えて、もしホワイト企業に就職したいのであれば主力商品を持っている企業を目指した方が良い

 

 

 

 

内定を持っていない言い訳はどうすれば良いのか?

「なるほど何となくですがどのように優良企業を選別すれば良いのか分かりました。ただやっぱり肝心なのは『なぜ9月になっても内定が取れていないの?』という言い訳でしょう。その場合、どう言い訳をすれば良いのですか?

 

「大手ばかり志望して自分がやりたい仕事が見いだせなかった。働くって本来辛いモノのはずなのにどうやって志望動機を書けば良いのか分からなかった。というのが一番効率が良い」

 

「どうしてですか?」

 

「大抵の就活生は大手を志望するだろうし、逆になぜ自分が大手に受からないのか?その辺の判断が出来ない。ライバルである就活生や実際に審査する面接官の情報がないわけだからな。だから最初は『もしかしたら自分も大手に』と思っていたが現実の厳しさに叩き潰されました。その為、今、中小企業を志望しているのですが、どの企業が良いのか判断する事が出来ず、立ち往生しているのです。という言い方が今の内定が取れない理由について語れる」

 

「しかし先輩、それで今まで内定が取れない理由について説明出来たとして『では今、君はどんな風に働いてみたいと思っているの?』なんて訊かれたらどうするつもりですか?」

 

「一番手っ取り早い言い方としては『今まで働くというのは単なる金稼ぎだと思っていました。しかしIT業界は人手不足を解消する為にITが人の代わりに仕事が出来るようになったり、食品業界の場合、高齢者向けに栄養価のある食材や噛みやすいモノを提供したりなど、世の中に役立つものを広めていくのも仕事だと思いました。ですので私自身、世の中に貢献出来る仕事を今模索しています』と言って、就活のアドバイザーからヒントを貰うやり方が良い。

 

 例えばES免除&選考スキップの特別ルートがあるキャリアパーク就職エージェントであれば、自己分析・ES・面接・グループディスカッションなど指導をしてもらって改善内容を見つけていけば良い。さっきお前も言っていたけど、公務員試験に落ちた人であれば地元産業に貢献する仕事がしたいとか、居酒屋のバイトをしていたら居酒屋と取引しているビールメーカーや食品業界に対しどのようにアピールすれば良いのか?アピール内容を練らないといけない。

 

 人材紹介サービスは企業に人を紹介出来てこそ、紹介料を貰える仕組みになっている。仮に俺がお前を企業に紹介したら100万円ほどの報酬が入るからな。だから俺だけに問わず、どのように優良企業にアピールすれば良いのか?その辺のアピールの仕方について色々と指導を貰えれば良いと思うぞ」

 

「先輩、ちなみにその手の人材紹介サービスってブラック企業なんて紹介されませんか?

 

「まぁ、人を紹介して報酬を貰う仕組みである以上、ブラックばっか紹介されて儲けていくと不安に感じるかもしれないが、人材紹介ビジネスを行う以上、離職率を公開していない企業には紹介してはいけない仕組みになっている。そして人材紹介サービスでは紹介した人材が早期退職した場合、報酬の一部を返金しないといけない制度がある。例えば俺がお前をブラック企業に紹介して100万円貰ったとする。ところがお前が1か月で辞めてしまい、企業から95万円返金要請が来る。つまり俺の儲けはたったの5万。この手の返戻金額というのは在籍期間によって変わってくるため、例えば半年以上であれば70万の返金、1年以上であれば50万と徐々に下がっていき、3年目になってようやく返済義務がなくなる仕組みになっている。つまり3年くらい長く続けられそうな企業でなければ人材ビジネスとして儲からないから、早期退職しそうなブラック企業は紹介されないようになっている。

 

 だからもしお前が今、一体なぜ9月になっても内定が取れないのか?そして一体どうやって内定を取れば良いのか?その辺のアドバイスについて知りたいのであれば、この手の無料就活相談サービスを利用して対策を練るのも良いと思うぞ」