『主体性』を自己PR出来ない新卒就活生の例

 

『主体性を自己PRにしたいが、新卒で働いた事がない為、書き方が分からない』

『主体性の具体例や短所など知りたい。どうすれば良い?』

『主体性の例文が思いつかない。別の言い換え方はないか?』

 

 など主体性を自己PRとして書く場合、どのように書けば良いのか分からない就活生はいると思います。しかし主体性の本来の意味が曖昧で、調べてもどのように表現すれば良いのか分からず企業の求める人物像がどんな人なのかイメージが分からないまま止まっているかもしれません。

 

 では具体的にどのように書けば評価される自己PRに出来るのか?ここでは実際に主体性を自己PRとして書きたい新卒就活生と新卒の人材コンサルタント事務を行っている先輩社会人の2人の会話形式で、主体性のアピールの仕方について説明しております。

 

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もし『主体性』を自己PRとしてアピールするなら何をしないといけないのか?

 

「先輩、お久しぶりです。実は今、就職活動を行っているのですが、主体性を自己PRにしてアピール内容を練りたいと思っています。その為、先輩ならどのようにアピールするか教えていただけないでしょうか?」

 

「ちなみに何で『主体性』を自己PRにしようと思ったんだ?」

 

「実は今、志望している企業から『あなたが学生時代に主体性を持って取り組んだ事は?』なんて質問があったので主体性で勝負しないといけないのかな?と思ったんです。しかしどうすれば良いのか分からないので、こういう事、先輩は得意そうなので何かヒントを貰おうと会いに来ました」

 

「主体性を自己PRとして書くのであれば先ず何で企業は主体性のある人を求めているのか?それを理解しないと自己PRを練るのは難しい。だから俺なりに主体性が求められる仕事とは何なのか?に触れながら説明するから、どんな風にアピールするか考えてくれ。

 

『主体性』を自己PRする上で抑えとかないといけないポイント

 先ず主体性を自己PRする上で主体性の意味を正しく理解しておかないといけない。就活生の中には主体性の事を『積極性』や『自主性』と同じ意味だと考えている人がいる。ただここで俺なりにその2つの違いについて説明するけど、積極性というのはあからさまだが『色々と挑戦するが成果は問わず』など挑戦する回数は多いけれど成果は出ない意味にも該当する。一方、自主性というのは『勉強しよう』など自分の意思で行動するのみで『勉強して得た結果』については触れていない。

 

 だから主体性というのは『自分の頭で考えつつ、かつ成果を挙げられる力』で企業が主体性のある人物を求めているという事は『君は誰かの助言を得る事なく、自分の考えのみで利益になるような事を実現出来るのか?』と問われていると考えても良い。だから主体性を語るのであれば、先ず自分の考えて成果を挙げた出来事を述べないといけないんだ」

 

『主体性』が求められる仕事の例

「先輩、とりあえず自分で考えて結果を出さないといけないというのは分かりましたが、正直、まだピンときません。具体的にどういう風に自分で考えて結果を出さないといけないのでしょうか?」

 

「例えばモーターボートのようにボートを速く動かす為にボートの後ろに付ける奴あるじゃん。あれを船外機というのだが、それを海外で売ろうとした時の話をさせて欲しい。

 

 当時船外機はあまり流通されてなくてとある日本企業は海外に船外機を売れないか試したんだ。しかし発展途上国の人達に売ろうとしても『船外機は値段が高すぎる。こんなのじゃ買わないよ』と言って全く売れていなかった。その際にお前はどうする?」

 

「ん~っと高い値段でも買ってくれそうな人を探す?でしょうか?」

 

「まぁな、ただそれだと味気ない。ビジネスというのは如何に買わなさそうな人でも『買いたい』と思わせるのが醍醐味だからな。実際、その時の営業マンは安く買えるようにする為、その国の政府に駆け寄って『船外機を買ってくれれば生活水準が向上します。ですので購入者に対しては代金の半分を負担してください』と価格の半分の助成金を出してもらえるようにした。他にも『確かに高いですが、この船外機を買ってくれれば沖にまで出れるようになる為、今まで以上に沢山の魚が取れるようになります。今まで以上の収入を得られるので元は直ぐに取り返せます』と高い金額を直ぐに回収する事が出来る提案もした。

 

 そうするとある程度の人達が買ってくれるのでは?と思ったが、今度は『船は神からの贈り物だ。船の後ろに何かをつける天罰が下る』と宗教的な観点からボートを購入しないと言い出す文化になっていた。海外で商売をする場合、異文化的な問題で今までのやり方が通用しない事がある。価値観の違いに対し、どのように問題を解決するのか仕事では問われる。

 

 んでその営業マンの人は現地の理解のある人に頼んで実際に現地の人達に披露する事をした。当然最初は『天罰が下る』とバッシングを受けていたが、ボートに船外機をつけて沢山の魚を持って帰ったのを見せて『ほらみろ、天罰などない。神様からこれだけの恵みを与えてくれた』と天罰がない事をアピールした。そして実際に大量の魚を取って、そして購入金額を直ぐ集められた場面も見せて本当に直ぐ回収出来るんだとデモンストレーションを行う事で現地の理解者を増やしていた」

 

「へぇ~、となればようやく船外機が大量に売れるようになったのですね」

 

「ところが話はまだ終わらない。実はその後、購入者の一人が『おい、魚が取れないぞ』とクレームが入ってきた。詳しく訊いてみるとどうやら村の人達は今まで浅瀬で漁業を行っていたから、深い海にいる魚を取る方法を心得ていなかったんだ。営業マンからしたら漁業は専門外。だから普通なら諦めるかもしれないが、その人は諦めなかった。

 

 その人が取った行動は『日本の沖合の漁業のやり方をこの国に広げよう』と現地に漁業を指導出来る人を呼んで、更に沖合漁業のガイドブックまで作成した。要は教育ビジネスに参入したんだ。これにより沖合で魚を取る方法を学べ、船外機が売れるようになった、というわけさ」

 

「険しい道のりでしたね。私だったら最初の『高い値段だから売れない』の部分で挫折してしまいますが」

 

「このように商品を売るだけでも価格問題、宗教問題、使い方が分からず売れない問題など様々な課題に直面する。そうなると自分で考えて問題を克服出来る人材が必要ですよね?という話になって、となると『主体性のある人材』が求められる事になる。だからもし主体性をアピールするのであれば、あらゆる課題を妥当な方法で解決出来る力をアピールしないといけない」

 

新卒の学生でも評価される『主体性』の自己PRとは?

「なかなかハードルの高いアピールですね。正直、レベルが高すぎて私ではとても立派な自己PRは出来ないと思いました。別の自己PRを練るべきですかね?」

 

「いいや、今のはお前に分かりやすいように説明しただけだ。具体例があると分かりやすいからな。ただ今のは新規顧客、特に新市場に対する主体性例だからレベルが高い。お前は学生なんだから、学生レベルの主体性を例にあげるしかなく、その上で志望先の仕事も『自分で考えて成果を出せそうだ』と思わせるアピールをしないといけない。だから次に学生レベルの主体性で如何に評価される自己PRを作れば良いのか?教えようと思う。

 

『主体性』があると思わせる自己PRとは?

 こういう自己PRというのは志望先の職種に沿って練った方が良いんだ。例えばお前の言った『主体性のある人物』と求めていた業界・職種ってどこだ?」

 

銀行の法人営業です」

 

「なるほど確かに主体性が求められる仕事だ。なぜなら銀行、特に法人営業と言うのは、企業にお金を稼がして、返済の際の力で儲ける仕事をしている。まぁ、分かりやすく言うのであれば、1000万円を貸して、1100万円で返してもらい、差額の100万円を儲けるビジネスを行っている。だから多額のお金を融資する上でも、どのように提案すればこの企業は融資を受け入れてもらえるのか?それを考えないといけない。

 

 では具体的にどんな学生時代の経験をアピールすれば良いのか?

 

 1番分かりやすい例としてバイト先などで時代のニーズに合わせて提案した経験があれば良い。例えば東京オリンピックが2020年に行われるとされていた際、飲食店では喫煙を禁止する条例が出来たから、喫煙者の代わりに新しく外国人観光客を呼び込んでみてはどうか?と提案し、外国人観光客が良く使う世界共通のWi-fi端末や国際クレジットカードの決済端末を配備したというのが面白い。

 

 なぜこれが良いか?というと銀行の仕事もある意味、時代の変化に合わせて新しい提案をする仕事なんだ。空き家活用の法改正が出来た際、リフォーム事業として融資を募ったり、テレワーク導入をしないといけなくなった企業に対し『汎用パッケージを導入すると1000万単位のお金がかかりますでのお金貸しましょうか?』と提案したりする。このテレワークにおいてはIT導入補助金というモノが新しく出てきたから、まぁ、法改正や新しい助成金が出来た際にこの支援を必要としている企業にアプローチをかける。なんて事が出来れば良い」

 

「なるほどだからさっき東京オリンピックによる法改正によって・・・なんて話をしたんですね。時代の変化に合わせて新しい客層を呼び込める知見があるかをアピールする為に」

 

「まぁ、今のは銀行の法人営業の例だったが、他にも保険業界だったら『バイトテロが起こって閉店に追い込まれた場合、保険がありますよ』と言って提案したり、人材会社であれば雇用調整関連の法律もあるし、新サービスを打ち出している会社に対し、転職先を紹介する上で『現在この市場は』と市場分析した内容を提示する事だってある。

 

 だから主体性をアピールする上では法律や新たなサービスが出来た際に『こんなやり方がありますよ』と言って提案する経験があると良い。そして自己PRでは学生時代に自分の提案が受け入れられた経験を話せば、素養がある事を見せれば良いと思うぞ」

 

 

主体性を自己PRにする際の注意点

「分かりました。では今の話を元に自己PRを狙いたいと思います。ありがとうございました」

 

「折角だ。主体性を自己PRする場合の注意点について述べておこう。それを分かりやすくする為に下記の3つを意識して説明させてくれ」

 

① 主体性と問題解決能力との両立

② 主体性と協調性との両立

③ 将来、独立するつもりがあるのか?

 

「先輩、確認したいのですが、なぜ上記の3つを意識してアピールしないといけないのでしょうか?」

 

「分かりやすく言えば『主体性を発揮するだけが仕事じゃないだろ?』という事だ。世の中には自分で考えて行動する以外にも皆で意見を出し合ってビジネスを進めていく方法があるし、自分の考えを押し付けてもダメな部分があるだろ?

 

 要は自分で考えて行動するのは良いが、ちゃんと正しいアイデアを出して、独り善がりなやり方はしないよね?という部分も面接でチェックしてくる人がいるから、その辺について応えられるようにしておいた方が良いと思っている。

 

主体性と問題解決能力との両立

 主体性をアピールする就活生の中にはダメな主体性をアピールしている人がいる。例えば学園祭の来客数を倍にしたなんてアピールしている就活生がいたんだが、話を聞く限り、親戚や後輩を呼んで人数を水増しした話で『私はこれだけ人脈があります』と言ってきたんだよ。来客数を増やした事をアピールしたいのであれば、新規顧客をどのように確保したのか?自分達の商品をどのように魅力的に宣伝したのか?など客の視点や集客のやり方などをアピールするべきだろ?

 

 主体性をアピールする人の中にはあまり効果的とは言えないやり方でたまたま成功し、それをあたかも自分のおかげと思い込んでいる人がいる。これはある意味怖い。なぜなら世の中には過去の成功体験のせいで古いやり方をそのまま強行したり、また『これなら売れる』などを勝手に大量注文して売れ無くしたりなどリスキーだと気付かずにやる人がいる。だから主体性をアピールする上でも『妥当な方法で成果をあげたのか?』その辺のアピールも出来るようにしておかないといけない。

 

 例えば俺は学生時代、学園祭で似顔絵を販売する店を手伝っていた。来客数を増やす為に『どんなキャッチコピーであれば売れるのか?』を担当する事になり、俺は『この学園祭の記念品を似顔絵として残しませんか?』にした。何でこのキャッチコピーにしたかと言うと、この学園祭は1年に1度しか行われないし、親戚の集まりや恋人同士で来ている人もいる。だから記念品として宣伝した方が良いと思い、プラカードにも貼って呼び込み。意外と上手くいく。おかげで来客数が増えたという話をした。

 

 とこのように商品を売り込む為にターゲットは誰か?どんな目的で来ているのか?そして自分達の商品はどんな形でそれを叶えるのか?マーケティング理論を取り入れて活動した話が出来れば、基本的なノウハウを心得ていると見てくれるだろう。

 

主体性と協調性との両立

 『自分で考え、そして成果を挙げられる力』というのは確かに魅力的だ。しかし世の中にはそれがかえって当人と組織を悪くする事がある。

 

 例えばある会社で凄腕の営業マンがいたとする。その人は常に部下に対し『俺のやり方を真似しろ』『俺のやり方を参考にしろ』など曖昧な指示しかしてこなくて、少しでもすれ違いがあると『どうしてそんな事をするんだ!?』と罵倒する人がいる。更に凄腕の営業マンのせいで成績を出している以上、強く言えないし、当人も『文句があるなら結果を出してから言え』と言ってくる。まぁ、よくある独断専行者だ。

 

 これの何が問題かと言うと当然成績が良いのだから職位は上がっていくし、上がれば上がるほど部下を持つ事になるし、自分のやり方ばかりこだわっていくと当然人は離れていく。人手不足の時代、人手不足倒産なんてあり得なくないから、独り善がりなやり方をしていないとアピールしないといけない」

 

「まぁ、確かに自分の考えを押し付けたり、実力でモノを言わす人なんていますからね。しかし私はそんな人ではないと思わせる為には具体的にどのように言えば良いのでしょうか?」

 

『叱る』と『パワハラ』の違いについて言えれば良いと思うぞ。要は力づくで相手を従わせる事がなぜいけなくて、では注意する際、どうするべきか?サークルやバイト先でも後輩の指導は必須だ。だから部下を教育する上で『叱る』と『パワハラ』の違いについて説明し、正しく仕事が出来るようにした。なんて話が出来れば良い」

 

「先輩、簡単に言っていますが、具体的にどんな風に『叱る』と『パワハラ』の違いについて述べれば良いのですか?」

 

「相手を罵倒するような叱り方ではなく『どうしてこんなミスが起こったんだ?』と原因を探りながら再発防止の方法を一緒に考える叱り方をします。と言うかな。俺のバイト先でパワハラ上司がいて、その後、店長から『どうしてこんなにミスが起こるのか?』原因を探るやり方をしたんだ。パワハラ上司は『こいつがダメな奴だから』と言っていたんだが、一方叱られた部下の方は

 上司が『積極的にやれ』と命令しておきながら、やった後には『どうして慎重にやらないんだ!?』と反対の事を言ってくるんです。他にも『俺の指示に従え』と言っておきながら、『自分で考えろ』と言ってきたり、『スピーディにやれ』と言いながら、『何度もチェックしろ』と作業を遅くする命令ばかり言ってきたりなど、どう動けば良いのか分からなくなります。

 更には積極的にやれば『以前慎重にやれって言ったよな?』と同じミスを繰り返しているように言われたり、無論、今度は慎重にやれば『何でお前は俺の指示した事以外の事をするんだ!!』と怒ってくるので、それが原因で皆辞めています。

 

 と言い返してきて、どうやらミスの原因は上司の指示のあり方に問題がある。というのが分かった。まぁ、その一件でただ叱るのではなく、何でミスが起きるのか?その原因を探りながら、問題を起こさないよう注意する事を心がける、というアピールをして、自分の考えだけで行動せず、相手の意見を訊いて、一緒に問題を解決しようとしているので『独断専行ではありません』とさりげなく分かるアピールをしたよ。

 

 近年ではこのように下の意見を訊きながら問題を見つける事が求められている。というのもかつての日本は長時間労働が当たり前であり、しかし今は働き方改革で労働環境の最適化を目指す時代になっている。だから以前のようにトップダウン形式で上からモノを言い、部下を長時間働かせたり、ハラスメント問題にまで発展したり、最悪過労死を起こさせる事があったから、この手の問題を起こさないとよう組織改革が出来る人にもならないといけない。だから主体性を発揮するのは良いが、独り善がりではいけないという事を頭に入れておかないといけない。

 

将来、独立するつもりがあるのか?

 

 そして偶にだが、面接を受けていると『君は将来独立など考えている?』なんて言う人もいる。要はこれだけ自分で考えて行動する事にやりがいを感じているんだから、将来は独立して自分の事業を立ち上げたいと思っているんじゃないの?と確認してくる面接官がいる。

 

 日本企業の中には転職だけでなく、独立において良い感情を抱かない人がいる。採用する側からすれば長く勤めてもらえる人を採用したいのが本音だ。だからこの手の独立確認してくる面接官に対し対策を取らないといけない」

 

「ひぇ~、そこまで考えないといけないんですか?ちなみに先輩はどう対処したんですか?」

 

『今のところ考えていません』って答えたよ。不思議な事に企業の中には『志の高い人』という意味で独立を評価する所もある。だからYesかNoとはっきり言うのは運試しっぽくて、何か良い言い方はないか考えた。そして俺は最初は『分かりません』と答えて、そしてその理由を述べる方法を取った。具体的には

 私自身、将来独立するかどうかは今のところ考えていません。ただ世の中によりビジネスを作り上げるのであれば社内ベンチャーや起業が良い方法だと思いますし、1つの選択肢として考えるかもしれません。もしそうなるのであれば折角御社で培った経験などを活かしたいと思いますので、御社と取引、または相乗効果を生みそうなビジネスを立ち上げたいですね。1+1が3や4になるような。その為、まだはっきりしませんが、独立出来るほどの実力者としては成長したいと思っております

 

 とこういう風に答えた。長期雇用を望む採用側に対し『自分達のビジネスを押し上げるようなビジネス』という新しいメリットを提示し、そして独立出来るほどの実力者という言い方で独立の有無を曖昧にする言い方にした。

 

 正直、この答え方が最適かどうか分からないが、独立という懸念材料を回避する1つの参考例として見てくれると嬉しいね。

 

主体性のアピール内容を自分で考えられるようになる為には?

「先輩、今までの話をまとめますと、主体性というのは『自分で考えて成果をあげる力があるかどうか?』が問われる質問であり、時代の変化に合わせてまともな解決案を見出して実行出来た経験を述べないといけない、というのは分かりました。その為の色々な具体例もありがとうございます。しかし先輩、今までの話は全て先輩一人で考えだしたのでしょうか?」

 

「いいや、俺の場合、面接官と確認しながら、アピール内容を練ったよ?」

 

「?・・・面接官と確認しながらってどういう意味です?」

 

「実はさっきの学園祭のイベントで来客数を倍にした話、俺が新卒の時、最初に俺がアピールしていた内容なんだ。しかし一向にアピールしても反応が悪くて恥ずかしながら『何で分かってくれないんだ!』とまで思っていたんだ。そこで俺は思い切ってOfferBoxというスカウト型就活サイトに変更して『俺の事を評価してくれる企業に就職する』と声をかけてくれた企業に思いっきりアピールしたんだ。そしたら今まで話したかのような反撃にあったよ。新規顧客の呼び込む方法は?『叱る』と『パワハラ』の違いは?海外で船外機を売る話など、そこで会った人事部の人からの受け売り。だから俺がここまで成長出来たのは、本音で話してくれる面接官に会えたからだと思っているんだ」

 

「しかし普通、面接ってこちらが事前に用意した内容だけアピールして、あとは当たり障りなく、終わらせて理由を知らせずに不採用通知を出す、で終わるような気がするんですが、良い面接官にありましたね」

 

「スカウト型就活サイトの場合、こちらが事前に載せたプロフィールを見て向こうから声をかけてくれるスカウト型タイプの就活サイトだから『なんで私に声をかけてくれたんですか?』と訊く事が出来るんだ。だから自分のどういう部分に魅力を感じて、そしてそのアピールがどうしてダメなのか?そんなぶっちゃけた話をする事が出来るんだ。俺たちがよく知っている形式的な面接ではなく、やはり本音で話せる面接をした方が、面接官の本音も聞けるし、不採用の理由はある程度絞り込む事が出来る。だって面接の最後に『私どうでしたか?』なんて訊く事も出来るんだぜ。

 

 だからもしお前がこれから自己PRを組みたいのであれば、やはり実際に面接官が自分のアピール内容を訊いてどういう風に思ったのか?その本音について聞く事が出来るスカウト型就活サイトを利用した方が、ある意味お前にとって妥当な自己PRを作るのに役立つのではないかなと思っている。

 

 まぁ、助けになるかどうか分からないが、さっきも言ったけど色々な人の意見を聞きながら、特に実際に人を採用する立場の人たちと意見を聞いて、独り善がりではない主体性と思える自己PRをする為にも、この手の就活サイトを利用してみるのも良いと思うぞ」

 

 

 

 

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