情報学部でプログラミングができないのに就職できる人ってどんな人?

 

『新卒だけどプログラミングが出来ない』

『新卒で情報学部出身だとプログラミングが出来るって思われる。どうしよう』

『情報系大学出身だが、プログラミングが出来ず、ブラックIT企業に就職してしまった』

 

 情報学部出身なのにプログラミングが出来ない悩みを抱えている就活生は沢山いると思います。そして食品、金融、自動車などを志望しても『なぜ情報学部出身なのに弊社を志望したの?』と質問され、IT業界しか志望出来ない人もいると思います。

 

 その為、就活生の中にはプログラミングが出来ない状態でも、IT企業、特に自社開発企業から内定を取る方法を探しているかもしれません。しかし中々良い方法が見つからず、ただ一方でプログラミング経験が未経験なのに大手優良自社開発企業から内定を取る人もおり『一体どうやって未経験者は優良企業から内定を取ったのか?』気になると思われます。

 

 ここでは実際にプログラミングが出来ないのに自社開発企業から内定を取る方法について述べており、それを分かりやすくする為に、実際にプログラミングが出来ない就活生の視点で説明しております。

 

情報学部出身でプログラミングが出来ないのに就職出来る人ってどんな人?

 

『情報学部出身だけどプログラミングが出来ない。どうしたら良い?』

 

 と、このように情報学部出身者の中には自分のプログラミングスキルに対しコンプレックスを持っている人がいるかもしれないが、就活においてはプログラミングが出来なくても内定を取る人がいる。そしてその中の1人が俺だ。

 

 具体的にどうやったのか述べると

「なぜプログラミングスキルが身に付いていないの?」

 

「実はコロナの影響で、父がリモートワークをする事になり、私のPCが占領され、自宅でプログラミング学習が出来なくなりました。

 

 情報学部ではキッチンタイマーなど1機能程度の課題しかしない為、Webアプリの開発スキルの代わりと言っては何ですが、インターンシップに参加し、出来るエンジニアの下で働きました。私の場合、テスターとしての参加だったのですが、プロジェクト管理やWebアプリ構築に必要なノウハウを先輩から学びました」

 

 と言って、開発IT企業から内定を取ることに成功した。

 

 プログラミングが出来ない情報学部出身者の場合、『プログラミングが出来ない言い訳』『出来ない代わりに秀でた何か』を用意しないといけない。

 

 俺の場合だが『自宅にある唯一のPCを親に占領されてしまい開発スキルが身に着かなかった』言い訳と、代わりに『出来るエンジニアの近くで働いた経験』で勝負し、内定を取る事に成功したが、まぁ、簡単な話ではない。

 

 実際、面接では『俺が今後IT企業で働いていけるのか?』を確認されまくり、情報学部学業の有用性、身に着かなかった理由、コミュ力について聞かれる。俺はその問いに答える為、IT企業に就職したOBOGの方と会ったり、就職エージェントを利用して相談したり、出来るエンジニアの情報を面接でアピールすべきと判断し、面接の最後の質問では『御社で一番出来るエンジニアの人ってどんな人ですか?』と聞いて、面接対策を徹底した。

 

 ただ内定が取れるようになってもダメだ。俺はプログラミングが出来ないので、研修制度が充実している企業に就職しなければ埋没する。だから志望動機も兼ねてだが『出来る先輩の下で働ける企業に就職したい』と言って就活をした。

 

 IT企業には『研修制度有』と書いておきながら、実態はITパスポートなど簡単な研修だけで終わらせるIT企業がある。そんな企業に就職しない為に就活では口コミサイトがあり、実際に利用した就活生のコメントなどを確認して実態を調べたりしている。だから俺の場合、志望動機も兼ねて

『情報学部では思うように開発ノウハウを身に着けられなかったので、研修制度が充実しているところ、ならびに出来る先輩の下で働けるIT企業に就職したいと思っております。その為、口コミサイトなどで調べ、結果、御社は研修制度が充実していると多数のコメントがあり、この度、御社を志望しました』

 

 と、今後、システム開発を行う上ではネットなどで調べながら構築していく為、調べる癖があるアピールも兼ねたアピールをした。

 

 と、このように就活ではアピールの仕方が肝になる為、情報収集が欠かせない。だからこの詳細は以降に述べたいが、結論としてプログラミングが出来ない状態で優良IT企業に就職したいのであれば仕事が出来そうな雰囲気を醸し出して勝負すべき。

 

 んで、俺達就活生にとって一番重要なのは就職先

 

 要は実践的な研修制度や教えてくれる上司の下で働かないとプログラミングが出来ない問題は解決出来ない。だからダメな研修しかない志望先に入らないようIT専門の口コミ就活サイトなどを利用して、志望先に合わせたアピールが出来るよう徹底した方が良いだろう。

 

 

 

 

『情報学部なのにプログラミングが出来ないのはどうして?』と言われたらどう答えれば良いのか?

 

 ここからは俺が就活を始めた頃の話をしたい。俺は今では自社開発IT企業の内定を取ったが、就活を始めた当初はプログラミングスキルの無さで結構苦戦した。まぁ、大学時代は遊んでばかりで、特に人様にアピール出来るプログラミングスキルなんて身に着けていなかったんだよね。

 

 事実、IT企業を目指していたわけだが、プログラミングが出来ないせいで

『IT企業で働いていけるの?』

 

 とスキル不足を指摘され、不採用。んで食品業界など異業種を志望したけど

 

『なぜ情報学部出身の就活生が弊社を志望しているの?』

 

 と『情報学部出身』という肩書のせいで、IT系企業しか志望出来ないジレンマに陥る。

 

 だからスキルがあまりない情報学部出身者の中には『どうやってプログラミングが出来ない状態でIT企業に就職すれば良いのか?』そのノウハウが求められる。なので内定を取る方法について、俺なりのやり方を紹介してみたいと思う。

 

プログラミングが出来なくても就職出来るIT企業とは?

 

 上記のように悩んでいるが、幸か不幸か世の中にはプログラミングが出来なくても就職出来るIT企業がある。その1つがSES(システムエンジニアリングサービス)と言う企業だ。このSESと言うのは、ITの知識が少しでもあれば、未経験でも採用してくれて運がよければGoogleやYahooなどで働ける。

 

 おまけにこのSES企業の強みはIT業務における責任性がなく、更に未経験でも出来る仕事を中心に取ってきてくれて、IT企業の中で働き、そして出来る先輩方の下で働く事でITスキルを身に着けていける。だからプログラミングが出来なくても、常駐先で開発業務に携わり、ITスキルを磨いていけば何の問題もない為、『SES企業に就職して立派なITエンジニアになろう』というのも1つのアドバイスになる。

 

 しかし入りやすい分、大きなデメリットもある。

 

 だからここからはSESの悪い面だけ説明するが、SESと言うのは、確かに未経験者でも働ける仕事を紹介してくれるが、別の言い方をすれば誰でも出来るような簡単な仕事しかやらせてもらえない。

 

 実際、エンジニアの間では『SESはスキルが身に着きづらい』と言われている。その例として自分が働く場所はSESの営業が決めて、自分の望む分野に常駐出来ない問題がある。んで紹介先はテストだけやらされて、要らなくなったらポイって捨てられる常駐先の都合に振り回される。んで営業からは『何で長続きしないの?』『スキルが身に着かないの?』と言われ、んで次の常駐先でも頑張ろうとしても、また雑用ばかりやらされ、んで不要になると契約切れになり、営業に怒られる。このようにSESでは拾われ捨てられの繰り返しになりやすいのだ。

 

 IT業務には開発したシステムが正しく動くか確認するテストや変更に伴う資料整理業務がある。しかしそれは開発スキルを持つエンジニアにやらせると機会損失になる為、単価の安いエンジニアにやらせるのがコスト面において良い。だからSES企業の中にはそんな安価な仕事ばかりやらせる事を目的としてスキルの低い人材ばかりを集めて、そして使い倒す事を目的にしている所だってある。だから使い捨て前提のSES企業に所属すると

 

『まずは業務内容を覚えてから開発案件に携わるように頑張って』と言われて一向に開発経験を積ませてもらえず、契約切れに遭い続ける

・開発案件を紹介してくれと頼んでも『君、開発経験積んでいないよね。じゃあ、テストやって』と成長性のない仕事ばかりやらされる

・30代、40代になっても開発スキルが身につかず、年を積むほど年収があがる関係上君に単価に見合うほどのスキルがある?』と言われ、何処からも採用されなくなる。

 

 と、使い倒される可能性があるから、新卒採用においては若いうちに様々な経験を積み、上流工程が出来るエンジニアになれるようSIer、または自社開発など開発案件を行うIT企業に就職するべきと言える。

 

 このように『内定が取れない』と慌てる気持ちは分かるが、就職する事を目的にしていると痛い目に遭う。だから新卒で成功する為には入りにくい自社開発を行っている企業に就職するのが無難。しかしプログラミングが出来ない場合だと人気の高い開発企業に就職するのは難しい為、ここからは未経験者でもなぜ開発IT企業に就職出来るのか?そのノウハウを紹介してみたいと思う。

 

プログラミング出来ない情報学部出身者が開発IT企業に就職するにはどうすれば良いのか?

 

 先ずは仮にプログラミングが出来ない事を打ち明けて優良IT企業を志望するとどうなるのか?情報学部出身の事実がどれだけの重荷になるのか?俺の実体験を紹介したい。

 

『情報学部の学業が何の役に立つの?』と言われる

 

 まず第一の不採用理由として『情報学部の学業が何の役に立つの?』と質問される。

 

 情報学部で学ぶ内容。これは俺の大学のケースだが、情報学部では三角関数や漸化式など学び、後は基本情報技術者、ならびに応用情報技術者試験のような問題ばかりやらされる。無論、一応はプログラミング用の課題もするが、概要がキッチンタイマーやピラミッドなどの一機能程度の課題だけで、WEBシステムの開発経験は積んでいない

 

 その為、俺は独学で学んでいたのだが、当初、HTMLやCSSさえ出来れば良いと、思い込んでいて、それで面接を受けてみると

『それだけだとWebアプリが動かないでしょ?バックグラウンドのSQLやサーバーサイド側のプログラミング経験はある?』

 

 と聞かれてしまい、独学・情報学部での勉強が通じないって言うか、情報学部と言いながら就職に有利にならないってどういう事だと思いつつ、『そんな勉強はしていない』と答えざる得ず、不採用になる。

 

 面接官からは『プログラミングスクールに通っている学生の方がポートフォリオがあって有利。例えそれが仮に社会人1,2年目でもプログラミングスクールを卒業している若い人材であってもだ』と聞かされ、プログラミングスクールに行けば有利とは言わないが、そんな人達より自分は下で情報学部出身者でも『プログラミングが出来ない』扱いになると痛感させられる。

 

『なぜプログラミングスキルが身につかなかったの?』と聞かれる

 

 そして2番目の理由として『なぜプログラミングスキルが身に着かなかったの?』その理由について聞かれる。

 

 上記のように情報学部の勉強が役に立たない雰囲気がある以上、面接ではプログラミングスキルを見てきて『この就活生は今後、活躍出来るのか?』と成長性を確認される。

 

 面接官に聞いたのだが、IT業界は時代の変化が激しく、今有名なJavaだけ習得しても食べていけず、新しい言語を次々と学ばないといけないと言っていた。その為、それだけ就業中にプログラミングスキルを身に着けるスキルが必須と言われている。

 

 俺の聞いた話では、情報学部ではJavaを学んだが、今の時代、Javaだけでなくバックグラウンド側のSQLやJavaScriptの言語なども開発に求められる。んでそれ以外にもネットワークやら、セキュリティやら、などまだまだ沢山あり、開発途中で全く知らないITを身に着けなければならない現実を聞かされる。

 

 だから俺のように情報学部出身でありながらプログラミングが身につかなかった原因は何なのか?と面接官は探ってきて、俺の場合だが『自宅でSQLやJavaScriptなど別言語を学べる方法がなかった』と逃れようとしたが、そこは流石、この業界で生き残ってきた人達、様々な代替案を用意され、俺が如何に視野の狭い対応をしていたのか痛感させられる。

 

 んで最後には『プログラミングを身に着かなったのは目標がなかったから』と結論付けられる。

 

 エンジニアと言っても様々なエンジニアがいる。セキュリティに特化したセキュリティエンジニアや自動化専門のRPAエンジニア、などだ。エンジニアとして食べていく為には『この分野は○○さんに聞けば分かる』と言われている。

 

 だからスキルが身に着かないのはどんなエンジニアになりたいのか目標がなく、学ぶべきITスキルが見えなかったから、と言われた。俺の事を勝手に決めつけやがって、と思ったが、このやり取りで出来るエンジニアの情報を集めて、高い目標に向かって頑張っている、と言えれば良いのでは?と活路を見出したわけなので、なんとも言えない。だた少なからず今のままで成長性のないエンジニアと見られ、不採用になってしまうのだ。

 

『コミュニケーション能力』を確認される

 

 そして何よりも多かったのが『お客さんと話せるほどのコミュニケーションなんてある?』という質問だ。

 

 俺自身、コミュ障で、だからエンジニア職を目指していたのだが、面接官の話によると、どちらかと言えばIT業界というのはIT専門外の人達向けにシステム開発を行う関係上、

・専門用語を使わず、素人相手でも分かりやすく説明したり

・言った、言わなかった論争を避ける為、打ち合わせの段取りや議事録などを取ったり

・ステークホルダーの方々からどのように協力を得て、巻き込んでいくのか考えたり、

 

 など概要説明トラブル対応、または当事者意識の芽生えさせる為の根回しも必須なので、コミュニケーション能力が求められる職業と言われる。

 

 だからシステムを開発しているだけでなく、開発する上でのクライアントとの協力も求められる為、ステークホルダーへの接し方についても就活では確認される。

 

 この話を聞いて俺はプログラマーというのはただ開発するだけでなく、将来はエンジニアとしてお客様から要件を聞く上流工程の業務を行わないといけないと知る。

 

 だから顧客から要望を聞くコミュニケーション能力やプロジェクトを管理するマネジメント能力があるかを見られる為『バイトとかで何かしら誰かと共に目標を達成した経験なんてない?』と面接で聞かれる。んで俺の場合、ずっと1人で遊んでいたなので、そんな経験などない。

 

プログラミングが出来ない就活生がやるべき事、まとめ

 このように就活では学業、成長性、コミュ力について聞かれる。だから仮にプログラミングが出来ないって悩んでいても他の問題もある為、もっと深刻な立場にいると理解しないといけない。

 

 ただ俺の体験談からして、プログラミングが出来なくても内定を取る人の特徴として、実際に仕事が出来る人と思わせる雰囲気を出す事が突破口になる。実際、この後、出来るエンジニアを目指していると高い目標をアピールし、面接が通過するようになったわけだが、俺が就活で聞き出した『出来るエンジニアの特徴』として以下の2点がある。

 

・開発途中で新しく仕事を見つけてくるエンジニア

・破綻寸前のプロジェクトを立て直す事が出来るエンジニア

 

 要は今まで学業、成長性、コミュ力を確認されたが、言い方を変えれば、プロジェクト途中で新しいスキルを身に着け、更に仕事が成功出来ますよ、と思わせるアピールが出来れば問題ないわけだ。

 

 となるとITエンジニアとして成功しているモデルケースを心得、なぜ成功し、そして自分もそれが出来ますよ、と思わせる言い方が出来れば内定が取りやすくなる。だから次からは出来ると思わせる為のアピールの仕方について説明してみたいと思う。

 

情報学部出身でプログラミングが出来ないのに”出来る”と思わせるアピールとは?

 

 出来るエンジニアの特徴として『仕事を自分で取ってこれるタイプ』と『プロジェクトを立て直す事が出来るタイプ』の2つを紹介したが、これをどのように面接でアピールすれば良いのか1つ1つ説明してみようと思う。

 

新規案件を獲得出来る人材だと思わせるアピールの仕方とは?

 

 開発IT企業が欲しい人材の特徴として新規案件を取ってこれるエンジニアがいる。

 

 これはIT業界でよくある話だが、例えば自動化エンジニアの場合、取引先のお客様に対し、メールを自動送信するシステムを開発していたわけだが、そのシステムを開発した後『では次の仕事は?』『ああ、開発し終えたから次は特にないかな』。とこのようにITエンジニアというのは一度システムを作り上げるとお払い箱になる恐れがある為、継続して仕事を取ってこれるかが1つの課題になっている。

 

 だからこそ仕事が出来るエンジニアというのは、開発途中で新たな仕事を見つけて獲得するエンジニアだと言われている。例えば先のRPAエンジニアの場合、

今回の自動化システムで人件費が○○円減りました。ただ御社の業務を見て思ったのですが、○○の部分で新たに自動化する事が可能です。その為、今回浮いた利益で○○のようなシステムを開発してみてはいかがでしょうか?

 

 と追加案件を提案する。

 

 実際、内定を取る学生エンジニアの特徴として、バイト先で手作業で行っていた作業をVBAで自動化させ、皆に使ってもらっている事をアピールする人がいる。

 

 自分の作ったシステムが他人に使われている事実。これがかなり重要で、要はバイトの隙間時間でシステム開発を行い、更に自分だけでなく、他の人にも使ってもらえるほどのシステムを作り上げたとして『この就活生は時間を見つけて、お客様視点に立ってシステム開発が出来る人材』と面接官から評価してくれるわけだ。

 

 だからプログラミングが出来ない言い訳として

『プログラミングスキルについては現場によって求められるスキルが違う為、情報学部ではプログラミングの勉強が出来なかったので、タイムマネジメントや経営学を中心に勉強しました。

 

 その為、プログラミングスキルは御社の研修、ならびに先輩の下でスキルを磨き、1から勉強したいと思っております』

 

 と、プロジェクトを円滑に進めるマネジメントスキルを意識して勉強し、プログラミングは現場で実践的に学ぶというプログラミングを1から学ぶ口実を作る

 

 そして俺の場合、新規案件を獲得出来るエンジニアだと思わせる為、実際にシステムを浸透させる為に必要な確認事項を面接であげていった。例えば

・使えるシステムにする為、先ずはルーチン作業の調査。毎度同じ作業はないか、自分だけでなく、他人も同じ作業はないか確認した。

・継続的にシステムを使っていただく為、例えば毎日情報を自動収集するタイプであれば、月初、月末、年末年始、うるう年など懸念点を上げ、問題なく動くかテストをした。

・実際にシステムを使っていただく為に、マニュアルなどを作成し、特にエラーが起こった場合の対処法、そしてやってはいけないルールを明確にし、責任の線引きを明確にした。

 

 と『独りよがりになっていない』『ただ動けば良いと思っていない』『無責任ではない』と仕事をする上で問題がない人だと思わせるアピールする。

 

 んで新規案件を獲得する上で一番重要なお客様へのメリット。締めの仕方のアピールとしては

・システム実装後、労働時間○○時間減り、時給1000円を換算した場合、○○円の人件費削減に繋がっています。

・またシステム化にした事でヒューマンエラーも減り、やり直しの回数が以前より○回減り、顧客への負担が減っております。

・結果、残業代の削減により労働時間の削減、ならびに顧客への信頼に繋がっております。

 

 と言って、新規案件を獲得する上で重要なクロージングスキルもあると面接でアピールする。

 

 話は戻すが、プログラミングが出来ない言い訳として『1からプログラミングを学びたい』言い方がある。それ故に学んでいる最中、先輩達の足を引っ張らないよう、別の面でサポートする姿勢を見せれば印象が変わる。

 

 それ故に1から勉強出来るスキルがあると思わせる為にも、別の面での仕事が出来る雰囲気を出し『ならプログラミングの勉強も出来そうだな』と思わせる言い方を心得ておくのが1つの手だろう。

 

プロジェクトを立て直す事が出来る人材だと思わせる言い方とは?

 

 と、プログラミングが出来ない言い訳として『1から勉強したい。だから別の面で先輩をサポートしたい』という言い方を紹介したが、さっき話した新規案件獲得以外にも、プロマネスキルによる『別の面』があるので紹介したい。

 

 ITエンジニアの中にはプログラミングスキルを磨いていき特定分野のスペシャリストになるエンジニアもいるが、一方でプロジェクトを管理するマネジメントに特化型のエンジニアもいる。

 

 要はプログラミングが出来なくても、出来る人に依頼し、必要なシステムを作りあげる人もIT業界にはいる為『スキル習得率は低いが、管理能力はあるから、プロマネに向いているな、この就活生』と、スキルの低さを悪く思わせないアピールするのも1つの手。

 

 事実、IT業界には途中から自分の手で開発する必要性がなくなる上流工程の仕事がある。例えば開発中のシステムの中には必ずバグが存在し、それを解決出来ずにプロジェクトが破綻するケースが良くある。如何にスキルの高いエンジニアであっても、進捗管理やエンジニアのやる気を出させるスキルが備わっていない為、現場にはプロジェクトを立て直す人材が求められている。

 

 だから面接官の中には『例えば炎上案件に駆り出された場合、君はどうやって持ちなおそうと頑張る?』なんて質問される事がある為、それに答えられるようにする為にもプロマネ手腕のネタを1つくらい心得ておいた方が良い。

 

 実際、就活生の中にはプロマネスキルがあると思わせる為に、インターンシップなどで炎上案件に参加し、間近でプロジェクトを立て直す光景を見たとアピールする人がいる。

 

 一例として、プロジェクトが上手くいかない原因として『問題が見えない』『その問題をどのように解決すれば良いのか上手く立ち回れていない』場合がある。

 

 例えば、とある現場ではスケジュールが遅れ、責任を回避する為、正しい進捗具合を報告せず、後になって取り返しのつかない問題に直面するケースがある。その場合、解決策について話し合えば良いのアが『どう責任を取るんだ!』と責任追及ばかりし、それが原因で、他のメンバーも問題発覚を恐れ、更に報告を上げないという負のスパイラルに陥るケースもある。

 

 そんな現状に対し、どのように対処すれば良いのか?俺の知っている出来るプロマネ

システムを完成させるのではなく、責任を回避するのが目的になっている。進捗具合や課題も浮き彫りにしていないし、当事者意識も低い。意識改革、ならびに数字化が課題だな

 

 と言って、新プロマネは今までやっていなかった朝会・夕会の実施し、進捗具合を行う事をする。そして今まではメンバーからの報告程度で終わっていたけど、新プロマネは『それだとこんな問題が出てこないか?』と指摘し、『確認して』『改善して』と次の会議までに解決すべき課題を明確にし、メンバーを動かす事をした。具体的には

『サービス残業を前提としてしているお客様だと正しい労働時間なんて取れないよ。誰かクライアントの一人と協力して正しい始業時間と終了時間の取得に協力してもらうようクライアントからの承諾を取って』

 

『ヒューマンエラーが減った事をどうやって証明するの?俺なら社員に『月にどのくらいのミスがあったのか?』聞き込みをして、システム導入後、ちゃんと減っているのか?確認するけど、導入前と導入後の調査結果を比較し、システムの有用性を証明出来るようにして』

 

『試験運用中はお客様からどんなクレームや質問があったか記録しておいて。今後、マニュアル作りの参考にしたり、導入後のメンテナンスでの責任の線引きに使うから』

 

 システム完成に必要な目標を明確にし、社員が認識すべき情報共有を徹底する。そしてプロジェクトがどのくらい悪化、または改善しているの明確にする為に、新しくWBSや課題管理表をリニューアルし、数値化する。

 

 と、このように責任回避ばかりする現場の場合、『批判するなら君ならどうするの?』とそんな雰囲気を出して共に解決する空気を作るのも1つの手だと言われている。

 

 だから面接で『プロジェクトを立て直す場合、どうするの?』と聞かれたら、『先ずは進捗具合、改善状況、課題管理など数値化して、社員全員が進むべき報告を明確にしますね。例えば・・・』と先の朝会や課題管理表などの例をあげて改善していく事を面接で言えれば良い。

 

 ただそれだけだとIT業界でよくやっている当たり前の一例として捉えかねない為、どの現場でも頭を抱える当事者意識を変える方法について紹介したい。例えば

『課題を見つける人が開発者だと、手間を無くす為に問題提起しなくなるだろ?お前が調査して見つけろ』

 

『なんでバッファをWBSに含んで計上しているの?それだと遅延が出てもバッファを使えば良いと気が緩むよ?バッファを使わない前提のスケジュールで書き直して』

 

『”言った”と”伝えた”の違い分かる?君は部下に言っただけでちゃんと伝わっているのか確認してない。実際、君はあれ、これ、この間の、とか曖昧な言葉ばかり使って分かりづらい。説明した後、相手がちゃんと理解しているか確認して』

 

 と、プロジェクトを進める上で、誰が何をやるとどんな問題が起こるのか?明確にする、あらゆる懸念点を排除する、問題発生を防ぐ布石を打つ、など様々なやり方が求められる。その為、もしプロマネスキルについて話すのであれば、進捗・課題の見える化以外にも、当事者意識の改善再発防止策なども語れるようにしておいた方が良いだろう。

 

情報学部出身でプログラミングが出来ない人向けの就活の立ち回り方とは?

 

 と、このように情報学部出身でありながらプログラミングが出来ない場合、出来る人のノウハウを全面的に押し出し『私も出来ますよ』をしまくれば、何とかなる。仮に面接で上手くいかなくても例えば面接の最後の質問

 

『御社で働いている人の中で仕事が出来る人は具体的にどんな風に働いておりますか?』

 

 と言って、自分が今まで説明してきた人物以上のノウハウを紹介してもらうのも1つの手。実際『どんな凄い人がいますか?』なんて言っても『新規案件を獲得出来る』『炎上プロジェクトを立て直せる』など、そんな一言程度で終わってしまう事になりかねない。だからより具体的な例を紹介してもらう為にも、先の出来るエンジニアの例を事前に言っておき、よりレベルの高い例を紹介してもらうのも1つの手だ。

 

 実際、この手の出来る人のエンジニアの例を事前に説明しておくと、刺激を受けているのか、面接官も出来るエンジニアの具体例を紹介してくれる。俺の場合、『資料整理だけで50万もの案件を取ってきた先輩がいる』『業務中のお客様からお時間を取っていただくコツとして』など様々な自分の知らないノウハウを紹介してくれる。

 

 だから折角、実際に働いているエンジニアの人と話す機会があるのだから、情報を引き出す為にも出来るエンジニアのネタを1つか2つくらい用意しておいた方が良いだろう。

 

プログラミングが出来ないのに内定を取る就活生の志望動機とは?

 

 と、このようにプログラミングが出来ない就活生ならではアピールの仕方について紹介してみたが、ただやはり一番頭を悩ますのが志望動機だろう。実際、どのIT企業も似たような事をやっており、『なぜ弊社を志望したの?』と聞かれると答えづらい。

 

 おまけにプログラミングが出来ない就活生の場合、志望先の研修制度によって今後のエンジニア人生が変わってくるから、志望先は慎重に選ばないといけない。

 

 出来るだけ研修制度が充実しているIT企業に就職するべきなので、俺がオススメする方法として、リクナビやマイナビではなく、IT専門のエンジニア就活を使って、実際にその選考に参加した就活生の口コミを見ていく方が良い。

 

 実際、リクナビやマイナビの募集要項を見てみると『研修制度あり』と書かれているが、実態は企業によって大きく乖離している事がある。例えば実際にとある企業の研修を受けた事がある内定者の口コミを見てみると、

 

ITパスポートの本を買わされ、資格取得後、すぐ現場に配属された

 

 と言う口コミもあれば、

 

1か月間、みっちりウェブアプリケーションの開発研修を受けたので、どうやって開発すれば良いのか分かりました。また出来る人がチームにいたので、プログラミングが出来ない私でもどのように立ち回れば良いのかも勉強になり、とても良い経験が出来たと思っています。

 

 と各企業ごとの差が見えてくる。だから悪いIT企業に就職しないようにする為にも就活の実態について書かれている口コミサイトを利用した方が良い。

 

 このように就活では皆が使っている就活サービスの活用法について心得ておいた方が良く、事実、それが他の就活生と差をつけさせる。この口コミ就活サイトの新たな活用法として『口コミサイトの評判が良かった為、御社を志望しました』と志望動機として使える点もある。

 

 事実『なぜ弊社を志望したの?』と言われても他のIT企業との違いなどアピールしづらい。だから他のIT企業との違いについて書かれている口コミサイトの評判を見て志望したと、差別化した1つの志望動機として活用出来るので使うのも1つの手だろう。

 

 

 

新卒エージェントサービスの使い方とは?

 

 他の就活生より有利させる就活サービスとしてもう1つ紹介したいものがある。それはレバテックルーキーなどの就職エージェントサービスだ。

 

 このエージェントサービスと言うのは、就活のプロが就活生の意見を聞いて、それを元に自分に合った企業を紹介してくれる無料サービスだ。なぜ相談料が無料なのかと言うと、このエージェントサービスと言うのは、俺達のような就活生をIT企業に紹介して採用に成功すると、そのエージェントに紹介料としてお金が貰えるサービスになっている。だからもし仮に俺がどこかのIT企業に就職したら、まぁ、給料の3か月分、または100万の報酬がエージェントに入る為、無料で相談してくれるわけだ。

 

 ただ当たり前だが、この手の就活サービスは皆使っている。しかし上手くいかないのは就活生の中にはエージェントをやる気にさせない事をしている人がおり、それが原因でブラックIT企業を紹介されてしまうケースがある。

 

 例えばもし仮に『こんな私でも採用してくれるIT企業を紹介してください』と丸投げ対応をすれば『ああ、この就活生、目標ないんだな。成長性も感じられないし、スキル不足だから入りやすいSESでも紹介しておくか』という流れになってしまうので、優良企業に入りたいのであればエージェントをやる気にさせるアピールを用意しないといけない。

 

 例えば俺の場合だがプログラミングが出来ない言い訳として

『情報学部ではIT系の勉強しましたが、Webアプリケーションがただ動くようになっただけで、セッション、クッキー、または処理速度など、脆弱性や拡張性を全く考慮されていない作りになっております。これではプログラミングが出来ないのと同じなので、研修制度が充実しているIT企業に就職し、勉強しなおす事で、社会から求められるエンジニアに成長したいと思っております』

 

 と、丁寧口調で説明し、プログラミングが出来ない理由、スキルアップを目指す上で研修制度が充実しているIT企業に就職したいと言って、エージェントの信頼を無くさせないようにした。

 

 またエージェントを更にやる気にさせる方法だが、俺のオススメとして

出来る限り研修制度が整っている企業に就職したいと思っております。そして実力を身に付け、3年後には更に高いレベルのIT企業に転職して上を目指したいと思っております。

 

 とアピールする事だ。なぜこのアピールがエージェントをやる気にさせるのか?それはエージェントというのは歩合制で、人材紹介に成功すればするほど給料に反映されるサービスになっている。要は『また転職する可能性がある人材である為、ここで良いサービスをしてくれればまた利用してくれる可能性がある』と思われ、出来る限り良い対応してくれる可能性が出てくる事。

 

 この3年後の数字が結構大事で、エージェントサービスの場合、紹介した人材が3年以内に辞めると返戻金制度と言って、紹介料の幾分かを返戻しないといけないペナルティがある。だから仮に2年以内に転職というと『ウチの場合、2年だと紹介料の半分を変えさせないといけないから、良い企業に紹介するのは辞めよう』になる。だから返戻金制度の効力が切れる3年目だと『3年以降なら返戻金を返す必要がなくなるから、また弊社のサービスを利用してもらう為に良いサービスをしよう』 と考えるようになり、俺のようなプログラミングが出来ない人材でも、ブラック企業ではなく、成長しやすい企業を紹介する方針になる。

 

 実際、3年後に転職を目指すと言った瞬間、心なしか対応してくれたエージェントは笑顔になったと思う。んでエージェントサービスの別のメリットとして、面接前に志望先の企業と打ち合わせをしてくれて、俺のどんな部分に関心があるのか事前に聞いてくれる点にある。

 

 これは一人で就活をしていると出来ない方法であり、事前に『なぜ俺に関心があるのか?』確認してくれるこのサービスは1つの強みだ。更に仮に落ちたとしても不採用理由もエージェントが面接官に確認してくれて、モノの言い方や質問の意図の食い違いがあれば修正しやすい

 

 んで、研修制度が充実しているIT企業に就職する為にどうするべきなのか、色々なサポートもしてくれた。やはり優良IT企業に受かる為には専門家の意見も重要なので、エージェントをやる気にさせる言い方は心得ておいた方が良い。

 

 実際、SESを紹介されても、客先常駐だけでなく、受託開発も行っており、研修制度が充実し、更に出来る先輩と付き添いで現場に配属されるなど、人材育成に力を入れているSESもある為、入りやすい優良企業を紹介してくれる。それ故に、2、3年後をめどに転職。という事は新卒エージェントをやる気にさせる為、プログラミングが出来ないが出来ない課題を抱えているのであれば、就活のプロのサポートを受けて対策を練るのも良いと思う。