入社1年目で辞めたのに成功する転職者

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『入社1年目だけど転職のチャンスってある?』

『入社1年目の退職理由や志望動機はどうすれば良い?』

『早期退職の悪い印象を払拭する方法って何かある?』

 

 仕事や給料に不満があるから転職したいけど、入社して1年目で転職すれば『また直ぐに退職してしまうのでは?』と悪い印象を持たれると心配すると思います。

 

 最悪の場合、辞めた事で空白期間が出来、犯罪を犯して刑期を終えた人と見られてしまうリスクがある為、転職で成功出来ず、無職状態になってしまう可能性もあります。このように入社1年目の早期退職には様々な問題が存在し、転職で成功する為のコツが求められます。

 

 入社1年目で転職で成功する為にはどうするべきなのか?ここでは実際に給料の不満から入社1年目で辞めてしまった社会人と、大手人材紹介サービスの企業に所属している先輩の2人の会話形式で、入社1年目であるにもかかわらず転職で成功する人の例について説明したいと思います。

 

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入社1年目で転職に成功する為に心得るべき事

「先輩、お久しぶりです。実は今転職活動をしているのですが、急に仕事に行くのがダルくなったので辞めてしまいました。その為これから新しい転職先の確保しないといけないのですが、具体的にどんな事をすれば、入社1年目にもかかわらず転職で成功するのか教えてください」

 

「入社1年目で転職活動している人が転職で成功する為には、やはり前職での問題点を挙げて、だからやめました?と納得いく理由を言うと成功しやすくなる。

 

 例えば『上司からパワハラ被害を受けた』『やり方が古典的でもっと成長性のある企業で働きたい』など前職の不備を指摘して、早期退職の妥当性について説明する。

 

精神的な苦痛を受け、会社が何もしてくれなくて入社1年目で転職出来た例

 

 入社1年目で転職で成功する人の中にはこんな人もいる。

 私は前職にて、上司からパワハラを受けていました。昔ながらのやり方に固執し、私にもそのやり方をするよう求められました。しかし私自身、もっといろいろなやり方があるのではと挑戦したかったのですが、事あるごとに先輩からその部分を修正するよう指摘され、最終的には言う事を聞かない部下というレッテルを貼られてしまいました。

 反抗した一例ですが『慎重にやれ』と言われたので慎重にやったのですが今度は『積極的にやれ」と矛盾した事が言われてしまいました。もちろんこの手のすれ違いは結構あるので気にしてはいなかったのですが、次に積極的にやると再度慎重にやれと言われ、更には『前回、慎重にやれと言ったよな?同じ事を何度も言わせるな』と同じミスを繰り返す無能な社員と上層部に報告していました。

 もちろん『前回、積極的にやれ、と言いませんでしたか?』と指示が矛盾している事を指摘したのですが『言い訳するな』と一蹴され、更にそれ以降、『注意したのに逆ギレした』と他の社員に言っていました。正直この上司の下で働くと精神が持たないので別の環境で仕事をした方が良いと思い、入社1年目で転職しました。

 

 と言う人がいた。俺自身『会社に相談したのか?』と訊いたのだが、実力主義の部分もあり、更にその先輩は自分のやり方を確立していて結果を出していたので、文句を言う事は難しかったようです。と言ってくれた。と上司との衝突はよくある事だが、不当なやり方をされ、更に会社に相談しても改善の見込みがなければ、転職理由として妥当になってくる。世の中にはただ上司と衝突しただけでパワハラだと訴える人がいるけど、その上で会社に相談や、その上司に問題点を指摘するなどの処置がないと転職先の面接官は素人なのだから、判断するのは難しくなる。

 

 ただこの辺のパワハラ判定は転職先が良い企業かどうか判断する1つの基準となる。なぜならさっきの例は上司と部下の報連相が出来ていない例なので、これをいけないと言ってくれる人が面接官であれば、少なからず今受けている企業の人事部は真面と判断出来る。

 

 会社によっては叱責とパワハラの境界線を理解していない所があり、もし先の話を聞いても共感しない、または『君の仕事に問題があったのでは?』とか応募者の方に問題があると思われれば転職に成功しない。だからそんな風に言われたら、お前自身の問題ではなく、志望先の面接官、または人事部の方に何かしら問題がある言えるから、この企業への就職は辞めた方が良い」

 

「先輩、その話は面接でアピールする上で非常に役立ちます。他にもダメな上司が悪いと思わず、かつパワハラだと思われる例って何かありますか?」

 

「他の例としては仕事の配分の仕方だな。入社1年目なのだから多少理解出来ない事はあるけど、少しのミスが許せない人になると『お前には仕事を任せられない』とか、『罰としてこの仕事をやれ』など仕事を渡さない、または仕事を押し付けられるケースだってある。

 

 そして仕事を先送りにされた事で納期が近いのに大量の仕事をこなさないといけなければならず当然ミスが出る。そして上司はそれを許さず、仕事を渡さない、しかし納期が間に合わず、大量の仕事をわたし、またミスをする。なんて事になれば『仕事の配分を間違えて部下のミスを誘発しているパワハラ事例』として見てくれるから、上司の指示によって現状が悪化し、会社の対応も頼りにならなかった、なんて言えれば良い。

 

保守的な組織だった為、入社1年目でも転職出来た例

 さて今までは前職との人間関係に悩んで転職を決めたというパターンを説明した。しかし入社1年目で転職に成功する人の中には労働環境に問題があると指摘して成功する人もいる。

 

 例えばコロナの影響でリモートワークが求められているのに、取引先への訪問やリモート導入を許さない為、身を危険を感じて転職、なんてモノがある。他にも、とある保険会社では高齢のお客さんに不適切な保険の乗り換えを進めて不当な利益を得ていたりする所もあって、不当な方法なのに実力主義で評価されている会社の雰囲気が怖くて辞めた、なんて例もある。

 

 ちなみにこれも改善しようと思ったが会社からの理解を得られず転職という道を選びました。という言い方が良い。

 

 例えば飲食店に勤めていた会社員の話なのだが、コロナの影響で来店する客数が減っているのに、従来のやり方ばかり強調する店長だった為に、客足が途絶え、店の経営が傾いた。その人は新しい販路を得る為にITツール、特にUberEatsや出前館などテイクアウト方式が取れるモノを導入しようと店長に提案したらしい。その時はITツール導入した場合、補助金が出るので、それも当然提案。しかしその店長はITには疎く、『私がやってみましょうか?』と提案したのですが、断られてしまう。

 

 私自身、まだ信用が足りなかった部分はありますが、今の時代新しい事に挑戦しなければ生き残れないと思いましたので、転職先では、そんなITツールの導入など新しい事に挑戦し、そして様々な飲食店をサポートできるコンサルタントになりたいと思っております。と言えれば、どんな風に今後のキャリアを積みたいのかが見えてくるから、入社1年目で辞め、かつ転職先の選定として妥当となる言い方になる。

 

 世の中には保守的で古い体質のままずっとビジネスをしているところがある。ITの時代に未だに紙での提出や、縦割り組織の関係で連携がうまくいかないケースがある。その為、自分のやりたい事を実現する為に新しい環境で1から頑張るというやり方も転職理由の1つになっているから、やはり前職の問題点を挙げ、その問題点を改善しようとしたが、ダメだった経緯を言えれば入社1年目でも転職で成功する事が出来る。

 

給料の安さを理由に入社1年目で転職に成功した例

 ちなみに給料や待遇などが不満で入社1年目であるにもかかわらず、転職しようとする人もいるから、そんな人達の成功例を説明する。

 

 通常、給料や待遇による転職は利己的で『もし不景気で会社が大変になったり、また良い求人があればそっちの方に行くのでは?』とあまり良い印象を抱かない。

 

 しかし最近はブラック企業のように人件費を極力抑えて働かせる会社もある為、会社の不当な労働環境を訴えれば良い。

 

 例えば俺の担当者の中にSESの会社に勤めていたITエンジニアの人がいたんだが、SESって企業によっては下請けの下請けをする事が多いから、報酬の配分量が低い所があるんだ。その為、給料は入社時と変わらず、年金には入れず、退職金もなしのまま、安い給料のまま働かせる事が多い。それは同じIT業界の場合、周知の事実で、だからこそ開発分野に携わりたい、という人が多い。

 

 その為、自分がずっと開発を終えた後の動作確認しかやらせてもらえず、かつ給料が低いままで働かされているなんて話をしたら納得するし『入社1年目ですが先輩達の給料やアドバイスを訊いて、転職を決意しました』なんて言えれば不幸な事にIT業界の面接官は納得する。

 

 だから給料や待遇で不満を覚えつつもキャリアの事は当然話した方が良い。しかしあまりにもひどい待遇が周知の事実であれば今後の目標を言わなくても意外と簡単に転職で成功したりする。だから給料や待遇で転職したいのであれば、酷い環境で働いている事を説得させられるのであればやった方が良い。

 

入社1年目の早期退職者がやるべき転職活動とは?

 とこのように入社1年目でもどのようにアピールすれば転職で成功するのか?について語ったが、やはりそれでも物足りない。実際、緊急避難的な理由が強いから、キャリアプランを説明する上では情報収集が必要になってくる。だからこれからは如何に志望先の情報を入手すれば良いのか?それを説明してみよう。

 

 今まで取り上げた例を言うと、パワハラ、労働環境、給料という風に語ったが、まぁ、この手のマイナス情報は求人に出ていないから、中々企業内部の裏情報は見えてこない。だから転職時に『御社はそんな企業ではないと思っています』と言えるような根拠を用意する必要がある。その方法として俺は転職会議のような口コミサイトの利用を勧めている。要は『御社の口コミサイトを見ましたが、育児休暇や副業への理解があり、その為、御社を志望しました』と口コミを見て、私が求める職場だ、と言えるようにした方が良い。

 

 求人票には育児休暇制度、独立支援制度など書かれている場合があるが、名ばかりの可能性は捨てきれない。実際、育児支援制度を抱えているが、上司やお局が快く思ってなく、制度が機能していない場合がある。だから口コミサイト、特に退職者が書いた内容だと、あまり良く思っていない企業の場合、気を付けてほしいという忠告文を残すし、良い企業であれば感謝の言葉が連なっている為、求人には載っていない本音の部分が書かれている事が多い。

 

 例えば口コミサイトにはこんな内容が載っていたりしている。

 

社長のワンマン経営である為、下の人達の指示をただ聞くだけの状態になっています。そして現場を見ていない為、非効率的だったり、突発的なアイデアが急に上から来る為、それが原因で取引先からの評価が落ちたりします。しかも現場の自己責任で終わらせます。改善の見込みがなく、閉鎖的な労働環境でも働く覚悟が求められます。

 

現在弊社では社員の大量確保により人材管理がおぼつかない状態になっています。実際、中間管理職を誰にするのか、未定の部分が多く、現場任せの状態になっています。その結果、社員の進捗管理や報告書が放置されていて、悩みがあってもサポートの返事が遅い、または全くない状態になっています。その為、経験者であれば良いですが、営業部隊が勝手に派遣先を決める為、自分の意向に合う現場に配属されず、自分の望むキャリアが積めないのが現状です。

 

 など社長のワンマン経営や組織管理が出来ていないという内部事情も垣間見える為、志望先の選定の際に便利だ。

 

 他にも働き甲斐についても載っている為、若手でも裁量権を与えられる、お客さんと直接やり取り出来、温度差を直で感じられるなどのも見える。だから自分がどんな風に働きたいのか?それがまだ見出していないのであれば、この手の口コミを見て、自分がどのように働いてみたいのか?を考えてみるのも良い。

 

 だから転職で成功する為にも、この手の口コミサイトを利用して、そして自分に合った企業を見つけてアピール内容を練っていく方法を取った方が良いぞ。

 

 

 

 

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