8月なのに内定がない就活生が内定を取るまでの例

 

『8月になっても内定なし。どうしたら良い?』

『何で8月になっても内定ゼロ?どうして?って面接で言われる』

『就活で8月で大手の募集をしているのは何処?』

 

 8月の段階で内定がないと『内定が取れない理由』について訊かれると思われます。このようにますます内定が取りづらくなっているのは勿論、就活では更に採用枠は既に埋まっているのに、求人募集している企業があり、採用するつもりのない企業に応募するリスクも存在しております。

 

 それ故、就活では8月になっても内定が取れない言い訳だけでなく、8月になっても採用してくれる優良企業を見つける術も身に着ける必要があります。そして就活では上記2つをこなし、無事、内定を取る就活生も存在します。

 

 では具体的にどうやれば良いのか?ここでは実際に8月になっても内定なしの就活生と、人材斡旋会社に就職した先輩の会話形式で8月で内定なしの就活生の立ち回り方を説明しております。

 

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8月になっても内定が取れない就活生はどうすれば良いのか?

「先輩、お久しぶりです。実は今就職活動しているのですが、8月になってもどこからもまだ内定が取れていない状態です。正直、大手の選考にも挑戦しようと思っていますが期待が薄いです。先輩は、大学卒業後、人材斡旋ビジネスの会社に就職したみたいですね。先輩の経験から、8月になっても内定が取れる就活生ってどんな事をしているのか?具体例があれば教えていただけないでしょうか?」

「8月にまだ内定なしの状態であれば、やはり『なぜ内定が取れていないのか?』その言い訳を用意する事。そして8月でも採用してくれる企業を見つける事。この2つを意識して就職活動をした方が良いな。

 就活生の中には、大手の選考を目指したけれども、どこからも内定を貰えず、この時期になってから嘘をついて内定を取ろうとする就活生が結構出てくる。

 

 その為、採用側からすれば、就活の嘘を見破る為『なぜ8月になっても内定がないの?』と質問し、就活生の悪い部分を深堀していく。それ故に8月からの就活をクリアする為には、悪い部分を見せてから印象を変えていくスタイルのやり方が出来ないと内定を取るのは難しいだろうな」

 

8月になっても内定が取れていないのに採用される言い訳とは?

「そうなんですよ、先輩。実際、私は就職活動に励んでいたのですが、8月になっても内定が取れていない理由を必ず聞かれて、私の場合、学生時代、遊んでばっかなのが原因で内定が取れていないです。ですので、そんなデメリット持ちの就活生は内定が取れていない言い訳としてどんな事を言えば良いでしょうか?」

「言い方は色々とあるが、やはり今までやってきた事を如何に反省し、如何に再発防止を徹底するのか?その理屈が通っていると内定が取りやすくなる。

 

 これは社会人で求められる素養の1つのなのだが、仕事をしている以上、失敗は良く起こる。ただ問題なのは世の中には同じ間違いを何度も繰り返す人もいて、自分のミスを克服出来ない人もいる。

 

 だから就活では面接に何度も挑んでも失敗を克服出来ないのはなぜなのか?と見られてしまうから、悪い印象を無くす為には同じ過ちを繰り返さない印象を与えないといけない。

 

 だから8月になっても内定が取れていない言い訳の1つとして『給料や福利厚生などお金目的で就職先を選んでいて、

 

どんな風に働きたいのか?を考えていなかった

 

 のが内定が取れていない原因だと思っています』と言うのが良いだろうね。

 

8月なのに内定がない言い訳は意識改革で変えられるモノにした方が良い

 なぜこの言い方が良いのか?それは就活生の中には8月になっても内定が取れない言い訳として、学生時代に頑張った事がないとか、資格試験に失敗したとか言う人がいる。しかしそんな変えられない事象を言い訳をしても再発防止や克服したと言い切るのは難しい

 

 それ故に、失敗を言い訳したいのであれば、やはり意識を変えただけで自分の悪い部分を克服したと簡単に克服出来た事例にした方が用意しやすい

 

 実際『お金目的だったり、就職目的だったり、どんな風に働きたいのか考えていなかった』という言い訳をすれば『ではどんな風に働きたいの?』と質問され、質問の対策がしやすい。

 

 実際、今まで内定が取れていなかった就活生が内定が取れるようになった言い訳として

 

 私は独りよがりでした。何でもかんでも自分で決め、そしてこれが正しいんだと振り返りもせずに独断で決めていた部分があります。その結果、志望先の業務について正しく理解せず、この就職活動はあまりにも自分の頭の中でしか考えていなかったんだなと自分の悪い部分を見つめ直す良い機会になりました。

 

 食品業界を志望していましたが、食べる事が好きと言う理由で志望動機を書いていました。本当であれば、如何に食文化を広げる、例えばご高齢の人達が上安い版を多くの人に知ってもらう、または低カロリー、虫歯になりにくいなど、生活習慣を直すような世の中に広げていきたいなど、自分がこの社会にとってどんな風に必要とされる人になりたいのか?、そのように語るべきだったと思っています。

 

 私のバイト先のコンビニの店長は、3人のレンガ職人と言う話をしていただき、一人目はお金の為、二人目は家族の為にレンガ職人をやっていました。しかし三人目は「大勢の困った人達を作ってくれる大聖堂を作っているんだ。素晴らしいだろう」と多くの人達を救える大聖堂を作る職人として働ける事に喜びを感じている話を聞きました。

 

 この話を聞いて、商売と言うのは単なるお金稼ぎではなく、世の中に役立つサービスを提供する事で、お礼としてお金をもらう。そんなシステムが含まれているんだなと私は思いました。ですので私自身、企業に就職して、世の中に必要とされる人として成長し、立派な社会人になってみたいと思い、今御社を志望しています。

 

 

 と上記のように就活で失敗した原因と反省について触れ、再発防止や高い目標に向けて頑張っているように答えている。

 

 このようにこの時期になっても内定なしの理由について問われた場合、

単なるお金を稼ぐ目的で就職活動をしていた。しかしある人がレンガ職人の話をしてくれて、世の中に必要とされる人物になる大切さについて教えてもらい、お客さんから喜ばれるような人になりたいので、御社で○○として働きたいと思っています。

 

 と言えば、失敗している悪い印象を無くしていける。

 

 だから8月になっても内定が取れない言い訳として、

1,ダメな考え方で就活をしていた

2,それを変えるきっかけがあり、今はこう考えている

3,そしてお客様に喜ばれる何かをしたい

 

 この3段階形式で言い訳内容を作れれば良いだろうな。

 

8月になっても採用してくれる企業はどうやって見つければ良いのか?

 ところでお前はどうやって志望先を決めているんだ?

 

「え?そうですね。今の時期、暑いですから、面接はクールビズでOKとかで決めていますね。8月で熱中症対策が必要なのに、背広を着て面接に来る就活生を見ると恐怖に感じます。ですのでオンライン面接やクールビズなどOKな会社かどうかで志望先を決めていますね」

 

「まぁ、それ志望先を選ぶ1つのやり方なんだろうけど、世の中には求人票出しているのに採用するつもりのない企業が存在する。だから就活で成功する為には自分の事を採用してくれる企業は何処なのか?を見つけるようにするのも大切だ」

 

「ああ確かにそうですね。私が以前面接を受けに行った際、面接の後、ちょっと腹壊して、トイレの個室で休んでいたんです。そして暫くすると、なんと私と面接した人達が入ってきて

『どうする?あいつ採用しますか?』

『んなわけねぇだろ。『どうして弊社を志望したのですか?』なんて訊いても『御社に魅力を感じたからです』とか『御社の企業理念に感銘を受けたからです』なんて誰でも言えそうな事を言っている時点でもう採用する気がなくなったよ。出来ればこの業界ではこんな風に働けると思い、それを御社で実現出来るのでは?と言えれば良かったんだが、そんな話、一度もなかった。明らかに『内定が貰えれば良いや』人材で、脈なしだったね』

 

 と開始早々。採用する気がないと判断されていて、まぁ、志望動機の練り直しが必要だなと思っていたのですが、その後の会話で

 

『あとアイツ、学歴低すぎ、成績も悪いし、正直、人柄が良くて俺が採用しても、社長が反対しただろうな。社長は学歴主義の所があるからな』

『先輩、だったらリクナビの求人票に『高学歴のみ』なんて書いてくれませんかね?もとから採用する気のない人と面接するのは時間の無駄ですし、採用する見込みが少ないのであれば、求人票掲載するのやめてもらえませんかね?』

『俺だって高学歴のみ、男性のみって書きたいよ。しかしリクナビの担当者から『それは男女差別で、更に学歴差別になります。そんな表現は法律上の禁止されていますのでご理解のほどよろしくお願いいたします』って言われたよ。なら面接で落とすしかないじゃん。

 んで求人票の掲載取りやめも、社長が『もしかしたら良い人材が来るかもしれないじゃん』とか言ってずっとこの3年間同じ求人出し続けているじゃん。もう求人票の給料って何時の給料だよ?この間入った新入りから『求人票の給料と違いますよね?』って言われたよ。

 リクナビって一度金出せば13か月間ぶっ続けで掲載してくれから、来年にまた金を出して同じ事の繰り返し、掲載を取りやめるってどうやるんだっけ?正直、忘れたよ』

 

 ハハハ、と二人はトイレから出ていく、のを私は見ました」

 

「お前は貴重な経験をした。お前が見た通り、俺達がリクナビで見る求人票っていうのは13か月間ずっと掲載し続けるオプションがある。だから求人を出しているからって採用してくれるという訳でもない。

 

 んでお前が見た通り、世の中には学歴や性別で人を判断するが、ただ良い人材かもしれないから面接は呼ぶか、など曖昧な対応をする企業もある。

 

 それ故に8月以降から内定を取る為には、そんな落とす前提の企業ではなく、受かる可能性がある企業の面接を受けるよう頑張らないといけない」

 

自分を採用してくれる企業はどうやって見つければ良いのか?

「しかし先輩、そんな自分でも採用してくれる企業を見つけるって具体的にどうやって見つければ良いのですか?」

 

「俺だったらスカウト型就活サイトを使うかな。

 

 自分を採用してくれる企業を難しくしている原因として、リクナビのような応募型、要は相手が自分に関心があるかどうか分からないのに応募しないといけない仕組みにあると思っている。

 

 実際、お前の言った例は学歴や性別による差別だったけど、世の中には色々な理由で差別される事がある。信じられないかもしれないが、高学歴や仕事が出来そうな人が来ても落とす、というパターンもあるんだ」

 

「え?何で高学歴で仕事が出来そうという理由で落とすんですか?」

 

「分かりやすく言えば『こんな事も分からないの?』と仕事が出来ない人の気持ちが理解出来ず、仕事を回さない上司に過去苦しめられたとか、また自分の地位を脅かすかもしれないと特定の資格を持っている人をはじく人がいるんだ」

 

「ああ、何となく分かります。私も面接で学歴コンプレックスの人や自分の優位性を保つ為に特定の学歴しか採用しないなど、自分にとってプラスかどうかで人を選んでいる面接官もいました。正直、世の中って何を基準に選ばれるのか分かったモノではないですね」

 

「まぁな、ただ逆を言えば些細な事で採用を決める事もあるから、だから就活では自分が過去何をやってきたのか?面接前に事前にプロフィールを載せて、そして選考の案内を受け取るスカウト型就活サイトの方が差別されづらいし、自分を採用してくれる余地のある企業が見つかりやすいメリットがある。

 

 実際、スカウト型を利用してからオファーが来て『なぜ私に声を出してくれたのですか?』と聞けて、自分の強みを知る良い機会を知れた。と言う人がいた。

 

 その人の場合、コンビニにお菓子を卸している企業だったのだが、採用担当者からこう言われた。

 

わが社のようにコンビニ商品を卸している会社は今、コンビニのPB戦略に苦戦している。(※PB戦略。コンビニが自社開発している商品。有名食品企業と比べ、自社で開発している分、他社の仲介卸売り作業がない分、他社より低い値段で販売出来る強みがある)

 

 コンビニ自身が商品を自社開発している関係上、運搬や人件費がかからない。そしてわが社の類似商品より安く販売出来、低価格路線に苦戦している状態だ。

 

 だから君のようにコンビニでバイトした事があり、PB商品があるにもかかわらず、売れている商品を間近で体験している経験はとても貴重だと感じている。だから君の経験でコンビニ商品ではなく、他社の商品で人気だった商品がなぜ購入されたのか?聞かせてくれないか?

 

 

 と説明された。確かにセブンイレブンでセブンプレミアムのポテトチップスが、カルビーより10円安く売られていたな。あれってコンビニが作っていたら安く出来たんだ。と、その時の就活生は初めて安売りのカラクリを知って、んで目の前のお菓子メーカーの採用担当者にはどんなお客さんが商品を買っていたのか答えた。

 

 このように誰もがやっているコンビニのバイトであっても特定の企業からすると採用したい人材として見てくれる事がある。

 

 8月から自分の強みを見つける就活生

 

 その人の場合、まぁ、安売り以外で商品を売る方法について心得ていなかったから、その時の面接は残念な結果だったんだけど、コンビニのバイト経験をどのように活かせば良いのか活路を見出したから、その人はその後、他社のメーカーがどんな風にコンビニの低価格商品に打ち勝っているのか?かつてのバイト先の店長に相談してヒントを得る為、会いに行ったようだ。

 

 そして店長が知っている例として安売り以外で売れる方法としては

 例えばチョコレートの商品で言えば、今まではこの夏になるとチョコレートが溶けてビジネスマンの人達が『チョコレートは溶けて手にベタつくからパソコンのキーボードや書類等について不便よね。チョコレート大好きなのに』と買うのを敬遠していた人がいた。しかしある会社が技術開発でチョコレートの周りにコーディングを施し、夏になっても溶けない、または人の体温でも溶けないチョコになった事で、その人はその後、チョコレートを買って仕事をしている。

 他にもストレス軽減、記憶力アップなどを謳う機能性食品や、目覚ましになるエナジードリンク、低カロリーで太らない食品など、価格ではなく商品の機能などで勝負し、低価格路線に対抗している。だから俺なら市場が求める技術を持っている御社で働きたいと思い、志望しました。なんてそうアピールするかね。

 

 とアドバイスしてくれて記憶力や低カロリーなど安さ以外での販売方法について教えてもらった。

 

 他にも店長は

 他にもこれはオフィス街のコンビニの話。お前、俺の頼みで以前住宅街のコンビニに助っ人として手伝いに行った事があるだろ?

 オフィス街の場合、業務の助け、または邪魔にならないお菓子が人気だったが、住宅街になると別のニーズが求められる。例えば子供のお弁当作りに役立ちそうな冷凍食品や会社帰りのサラリーマンが夜食として食べるような商品が人気だ。

 更に8月の場合、台風だったり、猛暑日だったり、豪雨等で災害や熱中症対策の商品が人気になってくる。災害が来た場合に備えての備蓄品や、保冷系商品がコンビニの売れ筋商品になるから、季節ごとに売れ行き商品が変わる為、私はそんな場所や時間によって人気商品が変わるこのバイトを経験し、市場のニーズに応える事が出来る仕事に就きたいと思った、なんて言えれば良いのではないか?

 

 とアドバイスを貰ったらしい。

 

 学生時代、大した経験を積んでいないと言っていた人がコンビニのバイト経験を少ししただけで、自分の強みをアピール出来るようになったようだ。

 

8月なのに内定がない就活生が内定を取るまでの例【まとめ】

 話はまとめるが、8月になっても内定が取れない就活生は以下の2つを気を付ける。

1,面接官が納得する8月になっても内定が取れていない言い訳

2,8月でも自分を採用してくれる企業を見つける

 

 言い訳の仕方として

『就職目的の就活を繰り返していました。しかし就活とは本来、どんな風に働きたいのか?アピールする場である為、私は○○という形でお客さんの為になる事をし、お礼としてお金を貰う、形に出来ればと思っております』

 

 と、金目的ではなく、社会の為に頑張りたい意識に変わりました、という言い方が無難。

 

 そして自分を採用してくれる企業を見つける為に応募型ではなく、スカウト型に変更し、8月でも募集している企業を見つけられるようにする。

 

 俺がさっき紹介したコンビニのバイト経験で食品メーカーに就職した人は無事8月に内定を取る事に成功した。だから自分の強みが分からない、またなぜ評価されるのか分からない、とモヤモヤした気持ちを抱えているのであれば、スカウト型就活サイトで自分のプロフィールを載せ、どのように評価されるのか?探りながら就活をしてみるのも良いと思うぞ」