無い内定のまま卒業した俺が内定を取るまでの例

『無い内定のまま卒業しちまった』

 俺は残りの学生生活を満喫する為、就活シーズンになってもあまり積極的に就活をしなかった。どちらかと言えば、就活をしても報われず、途中で嫌になって、気づいたら卒業してしまっていたというパターンだ。

 無い内定のまま卒業したせいで親からは泣かれ、・・・いや元々期待していなかったせいかあまり責めなかった。だから俺も親のスネをかじった引きこもりになるのかな?と思っていたら元農林水産相事務次官が引きこもりの中高年ニートの息子を殺害したという事件が流れ『キチニートというだけで親が子供を殺す時代になったのか』とちょっと怖くなって就職しようと思ったのだ。

 ただ既卒で就活をしようとなると正直めんどくさい事をやらないといけない。まず既卒専用の就活サイトの登録、そして次に学生時代にがんばったことと、自己PR 、そして志望動機を書いてそれを面接で認められないといけない。

 俺は就活をやり始めた頃の事を思い出す。俺はあまり良い大学に通っていなかったし、でも就職しないとニートになると思い、適当に書いた履歴書を提出したのだが、書類選考ではことごとく落とされ、そして書類選考なしの面接では無視される。正直まともな人生を過ごす事が出来ないならず者は社会から門前払い。その結果、俺は途中で就活をやめた。

 ネット上では俺のような無い内定の奴をクズ野郎、と罵っているが、だからと言って就職すれば社畜としてこき使われ悲惨な末路を辿る。どちらを選んでも報われないという訳だ。若者の将来は暗いのに、志望動機あるわけないし、しかし就活ではそれを書けなんて言われて『働きたくねぇんだから書けるわけないだろ』と言っちまい見捨てられる。俺は労働と就職意欲を両立するアピールの仕方が思いつかず、これも就活をボイコットする原因になっていた。

 とまぁ、アピールするモノが無い。志望動機の上手い言い方が分からない。そして今、卒業した立場だから、この状態でどうやって良い企業を見つけて就職すれば良いのか?分からない。もう考えただけでまた引きこもりたくなっちゃうんだが、俺はこんなところでめげないぜ。なぜならうちの大学では、たくさんのこの手の問題を抱えているたちがいる。そして彼らの英知を結集させた結果、この手の問題に対し、どのように取り組めば良いのか事前に聞いてある。だからその点について俺はどのように無い内定の状態で優良企業に就職すれば良いのか?その辺について説明してみようと思う。

無い内定の卒業者でも書ける志望動機

 まず志望動機の作り方についてだが、まぁ、卒業した後だから、今すぐ就職しないとブランク期間が長引いて、就職がどんどん不利になってしまう。と言って志望理由を言うのも良いのかもしれないが、俺はさらにもう一工夫加える。

 例えば俺の場合、近くに学校があるのだが、大きな地震が来た場合の避難場所としても使われている。そして俺が大学生の頃、ちょうど地元のところで大きな地震があり、避難生活を余儀なくされた時期があったのだが、その際に避難に必要な食材や、生活用品等の運搬を任されることになって、そこから大勢の人たちから『ありがとう』などと感謝されて、もっと頑張ろうと思ったんだ。

 なんでいきなりこんな話をしたかと言うと、結局のところ俺がその時にやった事はボランティア活動で、まさに無償で労働したといっても過言ではない。なのに俺は一生懸命頑張ろうと思って、労働は辛いはずなのにやる気が出ている。まさに今俺が志望動機を書く上で課題となっている解決例の1つだ。つまり志望動機を書く上では、俺自身、一体どういう労働なら、その辛さを忘れて頑張ろうとするのか?その出来事を書いていけば良いのだ。

 例えば食品業界を志望した場合、お客さんの健康に貢献できるようなメニューや調理法を提案していきたい。または食材の成分をさらに活性化させる方法をどんどん世の中で伝えていきたい。など社会のためにどういう働き方をしたいのか?そんな言い方ができれば良いのだ。

 よくテレビやネットなどで人のためになることをすると元気が出る。人から感謝されて、その後「もっと頑張ろうと思った」などと言う人がいる。面接官も同じで『お客さんから努力されてもっと頑張ろう』と思った経験は1度か2度くらいあるはずだ。その時の気持ちに共感させるようアピール内容を組めば良いと思う。そもそも労働というのはお金を貰うモノかもしれないが根本的な部分として人から感謝されて、そのお礼のとしてお金を貰う。そんな仕組みが隠れている。だから俺自身『人から感謝されるような事をしたい!!そして次いでお金が貰えるように頑張る』そう言えれば良いわけだ。

無い内定の卒業生でも出来る業界分析の仕方

 んな事言われてたって、今の食品業界みたいに『健康や美容などを提案出来るビジネスマンになりたい』なんて思いつかないし、そんなの一体どうやって自分で思いつけば良いのだ?と思うかもしれないが、実は俺のような頭の悪い奴でも簡単に見つけられる方法がある。

 俺が登録したOfferBoxというのがあって、実はそこで『俺のような奴でも働けるのですかね?』なんて話を面接官としたらさっきの食品業界の話をしてくれたわけよ。従来の面接なら『俺ってこの仕事向いているんですかね?』なんて普通なら言えるわけない。しかしこの就活サイトの場合は違う。なぜならこの就活サイトでは俺が事前に登録したプロフィールを見て、それを見た企業の人が『会いませんか?』と声をかけてきてくれる。だから『なんで俺を採用候補として会おうと思ったのですか?』という質問もアリなんだ。

 だから今までどう志望動機を書けば良い?とか、どう面接でアピールすれば良いのか?迷っていたんだが、このサイトの特異性に助けられたってわけだ。ちなみにその手の業界の人達と会った際、どんな風にアピールすれば良いのか?俺が得た情報を共有しておく。

 銀行の場合、100万貸して110万円で返してもらうビジネス。つまり金に困っている企業に対し『金を貸すから、少し多めに返してね』と言って稼ぐビジネスを行っているんだ。企業の中には商品が売れると『もっと新しい機械や店を作らないと』って多額の金を欲しくなるんだ。しかしそんな自前では稼げない。だから銀行は金を貸して『成長する企業のサポートをしたい』と言って金を貸しつつも、資金的なサポートをする事で健全な経営を後押し出来る銀行マンになりたいと言うんだ。

 そしてIT業界の場合、今はAIとか自動化とか訳の分からない事を言っているが、要は俺達が使っているリクナビやマイナビなどあんなサイトを作って『就活生の人達に分かりやすく企業の情報をお届けする社会づくりに貢献したい』とWeb制作関連の企業を志望する際に言う。あと他のIT企業では会社の仕事を助けるビジネス、例えば銀行の場合、貸した金がどのくらいあってどのくらいの返済期間と金額があるかなど分かりやすく表示してくれるシステムが会社内にあるらしい。それを作って仕事をスムーズにする、また安全に情報をやり取り出来るシステムを作れるようになりたい。と言えば外れないらしい。

 とまぁ『どうして採用しようとしたんですか?』という質問であらゆる企業から合格と思える志望動機の言い方を聞き出したわけだ。とても参考になったぜ。だからアピール内容が分からないのであれば、この手のサイトは既卒1年未満であれば利用できるから、使ってみてはどうかな?

無い内定の俺でも書けるガクチカと自己PR

 とまぁ、志望動機の書き方はざっとこんなもんだ。頑張れば頑張るほど報われる。今まで体験した事がなかった経験だぜ。と志望動機の言い方をある程度言えるようになったのはいいが次に待ち構えているのが、ガクチカと自己PRだ。

 はっきり言って俺の場合『学生のうちにしか遊べねぇじゃん』と言ってバイトやサークルなどやっていなかった。どちらかと言えば毎日ふざけあっていただけ。人様に自慢できるような立派な実績など持ち合わせていない。だから何もアピール出来るモノがなく『さぁ~て、どうしてモノか?』と色々と頑張った結果、俺のような奴が書ける内容で、かつ面接ウケが良かったのは以下のやつだった。

 私は学生時代バイトをしていました。そこで接客の上手い先輩と営業担当者とよく話をする店長がいました。先輩はリピーターを増やす接客対応をして、店長は銀行とビールメーカーの営業マンと今後の店舗運営について話していました。先輩は売上を上げる為、割引のクーポン券を渡したり、お客様の事を褒めたり、リピーター獲得を意識した接客を心がけていました。そして店長と会う営業マンは自分の商品を買う利点を中心に話していました。その為、私の強みは接客、営業が出来る人を間近で見てきた事です。御社に勤める事になった場合この経験が役立つと思います。

 これを見る限りまるで自分のことを話していないのに良いのか?と疑問に感じるかもしれないが、俺のような人の場合、立派な実績を持っているとかえって怪しまれる傾向がある。のだ。どういう事かと言うと俺の知り合いに店の売上を2倍にしたすごい奴がいたんだが、面接で『これって本当に君の実力で頑張ったの?』なんて言われてしまったんだ。

 店の売上を上げる為、そいつは英語を勉強し、そして外国人向けのサービスを増やしたんだが、まぁ、信じてもらえなかったんだよな。そして英語を話しても面接官は英語を理解できずに保留。正直、俺のような無い内定者のレッテルを貼られた立場からすると嘘っぽいし、実力よりも信じてもらえるアピールについて考えないといけない。だから落ち着くところとして実力のある人の傍でそのノウハウを盗み取ったというのが無難なわけだ。

 そして面接ではその先輩達から学んだ事は一体何なのか?と話す。接客の場合、売上を上げないといけないわけだから、また来てもらいたい雰囲気を作らないといけない。となると再来店時に安くなるクーポンの宣伝をしたり、飲み会などのシーズンに上司らしき人に宣伝したりしてアピールする事を勤めていた、と話す。

 そして営業の場合、成果を上げるためには店の人と会う約束を取り付けて、そして良い商品を提案し、そして契約を結ぶという事をしないといけない。だからウチの居酒屋に来たビールメーカーの営業マンの場合『飲食店は法改正の影響で喫煙者を取り込むのが出来なくなりました。新たなニーズとして外国人観光客を視野に入れた経営戦略を試してみては?』と外国人に人気のビールを紹介。そしてそれを販売する上で必要な外国語の書かれたマニュアル。外国人に対する文化的マナー(例えばイスラム系の人の場合、油を使った料理を禁止にするとか)を心得る。俺の居酒屋の場合、イスラム系の人の場合『紙の皿を使用しますか?』と提案したりする。イスラム系の場合、食事もそうなのだが、食器を洗う際の洗剤、あの中に油が使用されていてもダメ、みたいな感じで宗教って本当に厄介だな。と思いつつ、一度も使用されていない紙の皿を利用する事をオススメしている。とまぁ、ビールメーカーの営業マンはそこまで提案し、自分たちの商品を取り入れる戦略を練っているわけだ。

 接客ではリピーターの確保。営業では成果に結びつく提案の仕方。を間近で見てきたので、この手の業務に携わった場合、この経験を参考に頑張ります。と面接で言って通った。あたかも自分の事ではないが、やはり面接官からすれば採用しても大丈夫なのだろうか?という不安をなくさないといけない。だから採用後、どのように成果を上げれば良いのか?その辺の基礎を心得ている学生ならば悪い印象を与えない。だからガクチカの場合、先輩達のノウハウを身に着ける事に専念しました。とアピールし、自己PRの場合、成果を上げるためにここまで頑張るのか、と成果を上げるために頑張れる仕事人になりたいと思っております。と書いた。

 まぁ、自分の事ではないけど良いのか?と面接官から質問されると思うけど、それは先の『いえ、ウチの知り合いに英語を独学で勉強して、そして外国人観光客の来客数を増やして売上を倍にしたすごい奴がいたんですが、そいつ信じてもらえなかったんです。俺らのような底辺校の場合、すごい実績を書いても嘘だと思われ、そいつの場合、面接の人は英語が理解できずに彼の凄さを理解できず、更に売上に関しては『クリスマスの日にファミチキの売上がいつもと倍になるように、いつもより売上を倍にしたと言っているだけ』なんて思われてしまって、悲しい話なんですが、ウチラの場合、凄い実績をアピールしても報われない事があるのです。それよりも実績を上げるために、どんな手順を踏むべきか?それをちゃんと心得ている事を面接でアピールしたいと思ったので、こんな書き方にしました』と言えば、面接官は納得してもらえる。要はモノの言い方だな。

無い内定の俺でも採用してくれる企業の見つけ方

 とまぁ、俺でも受かりそうな志望動機の作り方はザっとこんなもんだ。ただ気がかりなのはFラン大学で既卒だから、こんな俺を採用してくれる企業がいるのか?という点だ。

 俺の場合、無い内定で卒業者。もしかしたら人生詰んだ。死ぬしかない。なんて自殺紛いな事までよぎったかもしれない。まぁ、俺の場合、根性ないからやらないんだろうけど、社会不適合者としてレッテルを貼られ悲惨な末路を迎えていたのかもしれないな。

 事実、俺が新卒就職活動をやっていた時も低学歴のせいで学歴フィルターにかかって大手の選考を諦めざる得なかったし、また書類選考なしでも面接で邪険に扱われる。だから俺が就職出来るところなんて人手不足で劣悪な労働環境の企業くらいしかないって居直っていた。ただ時代はどの企業も人手不足で苦しむ売り手市場。俺に追い風だった。

 どういう事かと言うと人手不足の時代、ただ待っているだけじゃ知名度の低い企業はどの就活生からも相手にされない。その為、先の就活サイトの場合、俺のプロフィールを載せているだけでオファーが来てくれる。今まで散々俺の事を学歴や俺の姿を見て、軽蔑した目で見てきたのに、そんなに俺に声をかけてきてくれるなんて、正直涙が出てきたよ。そしてさっきの話した『どうして俺を採用しようと思ったのか?』という続きになる。

 俺のような既卒の上、学歴や目立つような経験がない場合、企業に出向くと『こいつ要らねぇ』なんて思われて不採用。せっかく書いた履歴書やESが無駄になって『これ書く意味あるの?』なんて毎回各度に思ったよ。だから途中でやる気を失った。しかしこのOfferBoxのおかげで俺の実情を知った上で声をかけてくれる。だから履歴書も無駄にならないし、行く際の交通費も無駄にならねぇ。だから学歴差別などで苦しんでいる場合、この手のサイトは非常に使いやすい。

 事実、俺の場合、先のガクチカや自己PRを書いたら、接客や営業系の企業からオファーが来た。特に俺のような一般向けではなく、会社向けにビジネスを行っている結構給料が良い企業かのオファーがあった。就活生の連中は知名度の高い大手ばかり目指しているから、知名度が低いけど、従業員数が多かったり、給料も良いのに知名度が低いせいで誰も来ない隠れた企業も結構ある。もし俺が入るのであればそんな隠れ優良企業だろう。だから大手で、かつ無い内定で卒業した俺を採用してくれそうな優良企業を見つける為にはこの手の就活サイトを利用した方が一番早いと思っている。

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