『リクナビ・マイナビを使わないで内定を取る方法なんてない?』
『リクナビ以外の就活サイト多すぎ。オススメはどれ?』
『リクナビ登録しないで就職活動したい』
などリクナビやマイナビを使わずに、就活をやってみたいという人はいると思います。しかし実際にリクナビやマイナビを使わずに大手から内定を取る方法が分からない為、具体的にどのように立ち回れば良いのか考えられないと思われます。
しかし世の中にはリクナビやマイナビを使わずに大手から内定を取る人もおり、更にリクナビをマイナビを使う必要性が無い世の中になっています。もしリクナビやマイナビを使わずに就活をしたいのであれば具体的にどのようにすればよいのか?ここでは実際にリクナビやマイナビを使わずに大手から内定をとった就活生の視点で、無事、就活を終わらせる方法について説明したいと思います。
リクナビ・マイナビへの登録に後悔する就活生
俺は大手から内定を取る事に成功した大学4年生だ。今回、就活するにあたって少し違和感に感じた事を記載したいと思う。例えばリクナビ・マイナビの話だ。
就活では自分が入りたい会社に応募するにあたってリクナビやマイナビに登録した方が良いと言われている。実際、数多くの新卒採用の募集要項が掲載されている為、一見、リクナビ・マイナビに登録すればその企業の選考に進めると思われる。ただ俺が実際に使ってみたところ、リクナビやマイナビに登録する必要はなかったと思っている。その理由はリクナビやマイナビに登録しても、事実上選考に関しての必要な情報が来ないからだ。
リクナビやマイナビに登録しなくても内定が取れる現実
なぜかと言うと実際俺は数多くの大手に応募したが、大抵はリクナビに登録しても
『弊社の新卒採用のサイトでマイページ登録してください』
なんてメッセージが送られてくる。マイページとは例えば俺が日清食品という大手食品メーカーに応募しようとしたとする。その場合、リクナビではなく、日清食品の新卒採用のHPを見てみるとエントリーというボタンがあり、そこに個人情報や学歴などを登録すると、以降、説明会の案内や面接などが送られてくる。
つまりリクナビやマイナビに登録しても、再度個人情報を志望先の新卒採用HPに登録しないといけなくて、これは日清食品だけでなく、ほとんどの大手で行っており、大手を志望するのにリクナビやマイナビに登録する必要がないのだ。
事実、俺の知り合いに就職留年した先輩がいたのだが『リクナビに登録していないな。だって大手志望の俺からすれば直接企業HPにエントリーした方が良いから、余計な情報が来ない分、登録する必要性は感じない』と言っていた。
リクナビ・マイナビ登録すると余計な情報が送られてくる
と先輩は余計な情報と言っていたが、これに対しても同意見だ。
どういう事かと言うと、リクナビやマイナビに登録すると登録したメールアドレスに就活イベントや、全く応募する気のない企業の選考が開始されたなど余計な情報が送られてくる。俺は友達が少なかった為、メールが来たら音が鳴るよう設定していた。しかしリクナビ・マイナビ登録した結果、数分で大量のメールが送られてくる為、講義中に音が鳴って、やむを得ず、サイレントモードにしたのである。
しかしそうすると今度は企業の選考が開始された場合、メールで知らせてくれるのに、俺はそれに気づかず講義を終わってから説明会の案内に気づく。しかし予約画面を見てみると既に満席になっていて大手の選考に参加出来ないなどというトラブルが起こった。
大手の選考に参加する為には説明会への参加は必須なのだが、大手は人気の為、大勢の就活生が押し寄せてくる為、案内は突発的に送られてくる。つまり早い者勝ちで、メールの案内に気づいて15分以内に行わないと満席になる。
だから日頃からメールが多く来るタイプではない場合、リクナビやマイナビは使わないで、音で通知が出来るようにした方が良い。
不祥事に伴うリクナビ離れ
そしてリクナビやマイナビを運営しているリクルートホールディングスでは新卒採用において様々な不祥事が起きている。
最近では2019年にリクルートキャリアが内定辞退率のデータを企業に提供していた問題が発覚した。なぜこんな事が起こったかと言うと、内定辞退率は企業側からすれば金を払っても欲しい情報でもあるからだ。事実、企業が就活し得一人採用するのに100万円かかるとされている。その為、内定辞退率が分かればその100万円が無駄にならず、内定辞退率のデータは採用側にとって喉から手が出る程欲しいデータなのだ。
しかし就活では選考以外の理由で就活生の個人情報を扱う場合、その旨を就活生に告知する必要がある。なのにリクルートキャリアは就活生に告知せず、企業側だけがプラスになるようデータ利用していたのである。リクルートキャリアは自分達の情報を勝手に使うという事で信用問題になった。
他にも過去には就活生に大量エントリー(応募する企業数を増やさないといけませんよ、とプレッシャーをかける)システムになっていた。またリクナビ専用メールには大量のオファーメールが届いており、リクルートキャリアというのは就活生の為というより企業側の味方で、大量の就活生を集めて企業の宣伝をするビジネスをしていると思わざる得ない。
このようにリクナビ・マイナビを使わない方が良い理由として
・ リクナビに登録しなくても大手に応募出来る。
・ リクナビを利用すると大量通知が来て邪魔になる。
・ 個人情報を間違った形で使われるリスクがある。
など様々な問題が発生するリスクがある。だからもしリクナビを利用するのであれば大手の選考に失敗し、新しく応募先を見つけないといけなくなった時くらいだろう。しかしそれもリクナビやマイナビではなく、別の就活サイトを使った方がよいのではないかなと思っている。
リクナビ・マイナビ以外の就活サイトでオススメなのは?
というのも大手の選考に失敗したという事は、その時点では殆どの大手の募集は終わっており、あっても2次募集や3次募集など狭き門になってくる。よほどの実力がない限り、大手に応募する事は出来ないし、この時期になると公務員試験に失敗した人達や海外の大学を卒業した帰国生達が合流してくる。その為、就活後半からは知名度が低いけれど優良と言われる企業を見つけないといけない。
しかしリクナビやマイナビの場合に掲載されている情報が使えない。事実、企業情報を見ても、扱っている商品や従業員数、売上高が分かっても、この企業に就職する為に必要な情報があまり載っていない。唯一載っている文面と言えば『明るい人』『協調性のある人』『コミュニケーション能力が高い人』などありきたりな事しか書かれていない。
このように中小企業というどのようにアピールすれば良いのか情報があまりネットで載っていないのに、唯一の希望のリクナビがありきたりな情報しか載っていないとなると正直、全く使えないのである。その為、就活生の間ではリクナビではなく、逆求人型就活サイトを利用する人が増えている。
逆求人型就活サイト
なぜこれがリクナビより使われるようになっているかと言うと理由は主に2つある。
① 自分の事を差別しない企業からのみオファーが来る
② 自分の知らない企業の情報を手に入れやすい
この逆求人型就活サイトというのはリクナビとは違い、自分のESをプロフィールとして最初に載せ、それに興味を持った企業が自分にオファーをかけてくれるスカウト型就活サイトなのである。だから低学歴の就活生の場合、リクナビから応募して『低学歴か、じゃあ、不採用』とアピールする前から落とされる可能性がある。しかし逆求人型だと『低学歴だけどオファー出しておくか』と低学歴でも採用してくれる企業からしかオファーが来ない。だから採用される見込みのない面接に呼ばれるリスクを避けられるのである。
他にもリクナビの掲載されている内容は嘘が書かれている場合がある。これを就活生の間では求人詐欺と呼んでおり、実際、給料を残業代込みの金額で書いていたり、正社員採用と書いておきながら契約する段階になると『まずは契約社員として働いて、問題がなければ正社員として採用するね』とそんな契約を結ばれるのである。まぁ、就活では資格や学歴などを嘘をついて大手に受かる人がいる為、試用期間として契約社員で採用する事もある。しかし悪い企業の場合、契約社員のまま働かせて都合が悪くなると契約解除という、制度を悪用した中小企業も存在する。
だから就活生がリクナビを利用する場合、書かれている内容を鵜呑みにしてはいけないという暗黙のルールがあり、実際、女性を採用するつもりがないのに『求人用に男性のみと書くと差別表現になってしまうから、求人票に男性のみと書かず、女性が来たら面接で落としてください』という話も存在する。その為、スカウト型という自分達に関心がある状態で選考を行える就活サイトは差別被害に遭わないようにする為にも役立つのである。
スカウト型就活サイトは業界分析や自己分析に使える
と差別被害に遭わないメリットもあるが、他にも志望先の情報を応募前に入手する事が出来るメリットも逆求人型就活サイトに秘められている。
例えばリクナビの場合、中小企業に応募する場合、ある程度仮説を立てて『これなら面接に受かるのでは?』と全て就活生の頭の中で志望先の仕事をイメージしないといけない。つまり完全なる自分達の予想のみで勝負するしかない。そしてそれが正しいのかどうかは不採用通知で教えてくれるわけでもないから、間違っているのかどうか分からず、間違っているのであれば何が間違っているのか知る由もないまま、就活を続け、いつまでも内定が取れない状態が続いてしまう。
しかし逆求人型就活サイトの場合だと『どうして自分にオファーを出してくれたのですか?』と訊ける。その為、今まで自分が関心のなかった業界、または自分を採用しようと思えるほどの強みは何なのか?その参考となる情報を人事部の人から引き出す事が出来る。
実際、俺の場合、居酒屋でバイトをしていただけなのだが、大手ビールメーカーやIT企業からもオファーが来て驚いた。普通、居酒屋のアルバイトなんて誰もがやっているというのに大手や専門分野のIT企業からオファーが来るなんて考えもしなかった。その為、なぜ居酒屋のバイト程度しかやっていない俺にオファーを出したのか?その辺の理由を含め、会ってみる事にした。
結果、最初の一発で面接が通過するほど甘くなかったが、俺がなぜ居酒屋のバイトをしていただけで大手からオファーがかかったのか知る事が出来た。例えば大手ビールメーカーの場合、
弊社の場合、居酒屋などアルコールを扱っている企業に訪問して、自社のアルコール飲料を売っていく仕事をしていくから、どんなビールにニーズがあるのか?その辺を心得ている学生が欲しいんだ。その為にも居酒屋でバイトした事があり、どんなビールお客さんが求めているのかどうか知っている人の方が弊社にとっては求める人材になるんだ。だからこそ君の居酒屋のバイト経験で具体的にどんなアルコール飲料が人気で、そして今後どのようなアルコール飲料が人気になるのか?君の考えを教えて欲しい。
という話をされた。このように居酒屋のアルバイトなど誰もがやっていると思ったが、その中でお客さんのニーズを知り、そして今後どのようなアルコール飲料が人気になるのか?その辺の考えを持ち合わせている就活生が欲しいという事で大手ビールメーカーから声をかけられたのだ。
ただ俺の場合、お金を稼ぐ為にバイトをしていただけだから、その時は俺に縁がなかった形で終わった。しかしこの話を聞いて以降、どんなアルコール飲料が今後将来求められているのかどうかを調べ、別の大手ビールメーカーのオファーを受け取って、その内容をもとに勝負し、面接が通過するようになった。このように逆求人型就活サイトと言うのは、自分が志望先の仕事について何も知らなくても、自分の経験からどんな風に企業が求めているのかを知る事が出来る。だからコンビニやサークルなどありきたりな経験しかしていなくても評価してくれる企業を見つける上でも便利だ。
リクナビの場合、そんな俺のどの部分に期待しているのかどうか以前に、勝手に応募して、勝手にアピールするような立場だから、初めから自分に興味のない状態で応募するリスクがある。だからリクナビだと自分が不採用になった理由が分かりづらいので、自分の強みや採用側のニーズを知る事が出来る逆求人型の就活サイトはリクナビより役立つのだ。
そしてIT企業に関してだが、俺の場合文系出身で、全くITなど経験した事がなかった口だ。なのにオファーがかかったと言うのはどういう事なのだ?と言う事でIT企業の人に会ってみたのだが、
現在、弊社は居酒屋など飲食店向けにアプリ開発を進めているのだが、バイト管理や、お客様のニーズに応える為にどのような情報収集しないといけないのか?その辺の知識を現場で心得ている人がちょうど欲しいと思っており、現在居酒屋でアルバイト経験のある人たちを中心に声をかけているんだ。
と話してくれた。俺の場合、IT業界など専門外だと思っていたが、このように文系出身で未経験でありながら、ちゃんと現場で働けるように研修まで設けている企業はリクナビからだと見つけづらい。だからこそ逆求人型就活サイトを利用して、今まで無理だと思っていた業界に挑戦出来るチャンスが見つかり、自分の可能性を広げる上でも便利な就活サイトと言える。
リクナビやマイナビの場合、そんな研修があるかどうかの話は載っていない為、そんな研修制度をがない企業に謝って応募するリスクがある。しかしスカウト型就活サイトの場合it未経験者であるにもかかわらずオファーが来る為、未経験者でもちゃんと1人前に育ててくれる研修を用意してくれる企業が見つかる。
このように就活後半から就活を再開したいのであれば、リクナビやマイナビよりもスカウト型就活サイトを利用した方が改善箇所を見つける上でも便利でアピールの仕方が見えてくる。だからリクナビやマイナビを使いたくないのであれば、この手の自分の強みや採用側のニーズを知る事が出来るスカウト型就活サイトを利用してみるのも良いのではないかと思っている。