OB訪問のメールや質問で内定が取れるようになる就活生の例

 

「OB訪問ではどんな質問をすれば良いの?」

「OBへのメールや手紙の出し方は?」

「OB訪問をするメリットって何?」

 

 就活の1つの活動としてOB訪問があります。既に働いている先輩方から志望先の業務について訊いたり、自分が本当に向いているかどうかを調べたりする活動ではありますが、そんな仕事の合間に一学生である自分に会ってくれるのだろうか?そんな心配を感じさせます。

 

 また失礼な事をして、選考に不利になる可能性はないのか?忙しい中会っていただいているのに変な質問しか出来ず無駄な時間を過ごさせてしまう事にならないのだろうか?と目上の先輩に会う以上、心配事は考えればきりがないと思います。

 

 それ故、就活生の中にはそんなリスクを背負ってでもOB訪問をする価値があるのだろうか?とそう考える人もいると思います。ここではOB訪問のメリットについて、これから就活を始めようとする就活生と、実際にOB訪問をしたおかげで大手金融業界から内定を取る事に成功した先輩社員の、2人の会話形式でOB訪問のメリットと活用法について説明したいと思います。

 

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OB訪問のメリットについて

 

 先輩、お久しぶりです。今もこうやってOB訪問をしているのですが、OB訪問のメリットが全く分からない状態です。OBの人達と会うとどのくらい就職に有利になるのか?その辺について説明してほしいのですけど、よろしいでしょうか?

 

 OB訪問と訊けば先輩から志望先の内定を取る為に必要な情報が入手できる。そう考える就活生もいるかもしれないが、正直そんな確実な方法なんてないし、向こうが人事部でない限り、採用のさいの基準なんて分からないし、人事部がOB訪問をするとは原則禁止になっているから、志望先の業務内容か、または先輩がやっていた就職活動のコツについて訊く事が出来るのがOB訪問のメリットになるだろう。

 

 でも先輩。それはある程度志望先の業務について把握している就活生の例ですよね?私としては変な言い方ですけど、ずっと勉強ばかりやっていて、働く事について全く何も考えずに学生生活を過ごしていました。そしていざ就活になって働く事について考えても何も思いつきません。その為にOB訪問で貴重な情報を仕入れたいと思っているのですが、そんな簡単な話ではない事を実感するばかりです。何故ならOBの中には何も調べずにOB訪問をしたとあれば、「お前はそんな事前に調べもせずに会いに来たのか?」と忙しい中会ってあげているのに、その態度はなんだみたいな風に相手の機嫌を損ねる可能性があります。正直なところ、私としてはそんな事前に向こうが不機嫌にならない程の情報収集が出来るわけではないのですが、どうしたらよろしいでしょうか?

 

 確かに志望先の業務についてあらかた把握して、更に掘り進んだ情報を手に入れるのがOB訪問の主旨と言っても良い。その為、OB訪問をする上では志望先の業務について正しく把握する必要があるのだけれど、それは各業界の志望動機と仕事内容で詳しく説明しようと思っているからそれを見て、ある程度、知識を深めてくれ。ただお前は知らないだろうが、実はOB訪問には情報収集の他にも2つのメリットが存在して、どちらかと言えば俺はその2つを目的にOB訪問をしていたと言っても過言ではない。

 

2つのメリットって一体何なんですか?

 

 その説明の前にまず就活の悩みで皆よく抱える悩みについて説明させてくれ。まず就活で悩む1つの問題として志望動機の作成というモノがある。ブラック企業、長時間労働、働く事への美徳など働く事に関してはネガティブな情報が飛び交っている為、本当は働きたくないのに「何故働きたいのですか?」とそんな質問に答えないといけないのが就活での1つの悩みになっている。もしこれがトヨタとか三菱商事とか、世界を率いるトップ企業であれば、「働くならトップで働きたい」とそんな言い方で乗り越える事が出来る。ただ例えば三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行など大手銀行に志望する場合、一体どんな志望動機を書く?もしかしたら3行のうち、何かしらの違いはあるのかもしれないが、銀行業務は何処も同じだから、正直差なんてないし、魅力ある商品やサービスがあれば直ぐに真似される。それ故、この同じ業種の場合、一体どんな志望動機を書けば良いのか?皆頭を抱えるのだが、お前ならどう答える?

 

 そりゃ、「いつも使っている銀行なので愛着があります。」としか言いようがないんじゃないですか?

 

 確かにそうなんだが、「じゃあ、別の銀行から内定が出たらそっちには行かないの?」なんて聞かれたら、「はい」としか言いようがないし、「では何故?」なんて聞かれてもそれ以上の強い理由なんて正直無いはずだよな。ただもしOB訪問をしているとこんな言い回しが出来る。

 

「御社のOBの○○さんがどの銀行のOBの方よりも親切だったので、そんな人と一緒に仕事をしてみたいと思い、志望しました。」

 

 とこんな言い方が出来るんだ。つまりOB訪問をすれば、本来なら業界分析やら自己分析やら色々調べて魅力的な志望動機を作る所を、OBの人と働きたいと一言言うだけで立派な志望動機になってしまうんだ。先のようなライバルと働き方に差が無い業界であれば、OB訪問をしただけで他企業と差別化した志望動機が出来るし、志望動機にあんまり時間を掛けなくて済む。そんなメリットが存在するんだ。

 

 ただこのやり方には1つだけ懸念点がある。それは「OBで会った人に本当に憧れて志望したのか?」と面接に疑問を持たれてしまうリスクがある事だ。

 

 面接官からすれば「志望動機を訊かれたから咄嗟にそう答えた」みたいに聞こえかねないから、恐らく本当にお前がそのOBの人に憧れを抱いたのか確認する為、「実際にどんな話をしたの?」とその時の状況を詳しく聞かれたり、また実際にお前があったOBの人に話を聞いて、当時の様子を確認してから選考結果を出す可能性だってある。企業によってはOB訪問でどんな学生とあったのか記録する所もあるから、その時にあったOBから受けた印象で面接の是非が決まる場合がある。

 

 それ故にOB訪問時の対策が必要なんだが、OBに憧れて志望した話に信ぴょう性を持たせる為に、出来る限り、仕事に興味があるかのように振る舞う事を勧める。まぁ、そんな演技ではなく、本当に興味があるのであれば別なんだが、とりあえず面接でOB訪問の様子について訊かれた場合には、「もともと居酒屋で働いていたので、その時に出入りしていた業者に関心を持って志望しました。」ときっかけを話し、話を深堀していきたいというのが無難だ。今の日本の働きぶりを見るとただ単に本職のみの業務をこなしていれば良いというわけではない。俺が居酒屋でアルバイトしていたケースだが、その時に出入りしていた銀行員がいて、新しいキッチン用品の融資や、また外国人観光客への対応についてアドバイスをして、経営をサポートしていた。

 

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 本来、お金を融資するだけの話なのに、更に売れ行きを良くする為に、居酒屋にとって見込み客である外国人の対応や、別の経営のノウハウまで伝授し、そして売上を拡大し、次店舗の融資獲得にまでこぎつけた人もいた。本当に銀行員は融資先の業務についてアドバイスする事が出来るのか、もしかしたら全ての経営ノウハウを身に着けられるのでは?そんな関心を持ってOB訪問で詳しい話を聞きたいと思い、伺ったという話をすれば印象が良くなるし、OB訪問では業務について詳細な成功例を話すと、その人が言っている身近な成功例について語ってくれる場合もあるから、そんな仕事のノウハウについて訊き、関心を持って、「先輩が話したような仕事が出来るようになりたい」って言えれば、信ぴょう性のある話として面接官は見てくれるだろう。

 

 なるほど、では先輩。1つ目のメリットが志望動機を作るのが簡単になるというのは分かりましたが、2つ目のメリットって一体何なのでしょうか?

 

 食費が節約できる。これは大手企業の特徴なのか分からんが、俺が会ったOBの1人が「ウチの会社はOB訪問をしに来た人には食事代はおごってやれって言われているんだ。だから俺とお前の食事代は会社の経費で落ちるし、ここは俺が奢るよ」とそう言われた事があった。

 

 俺は1回目のOB訪問の時に食事を奢ってもらえた経緯から、「もしかしたらOB訪問って先輩社員が学生の為に食事を奢ってくれる風習があるんじゃ?」と思って、その後、20人ほどの先輩社員にOB訪問をしたんだ。結果、15人の人達が食事を奢ってくれて、結果的に食費はかなり浮いたよ。

 

 20人中15人もですか?何でそんな高確率でご飯を奢ってもらえるのですか?

 

 実際、忙しい中、仕事の合間に会ってもらうケースが多いから、必然的にお昼時や夕食の時間帯に会ってほしいと指定してくる事が多いんだ。んで今は人手不足で深刻だし、少しでも多くの学生に好印象を持ってもらう為なのか、企業によっては積極的に社員が学生からのOB訪問を引き受けるよう、その時に発生した食事代を会社側が負担する制度を設けている所が多い。無論、それは中小企業では無く、福利厚生が比較的に整っている大手限りの事なのかもしれないから、もし狙ってやるなら大手を中心にOB訪問を受けた方が良いぞ。

 

 でも先輩、折角アドバイスして頂いてなんですけど、折角親切に対応してもらっている先輩方をそんな自分の利の為に利用するなんて引け目とか感じます。実際、罪悪感とか感じましたか?

 

 確かに折角忙しい中、俺の為に時間を作って頂いているのだから、そんなやましい気持ちで接してきた人として失礼な話だ。そりゃ、俺だってこれが悪い行いだっているのは自覚しているさ。だがお前は就活で失敗するとどうなるのかというのは心得ているか?通常、大手の正社員にならないと福利厚生の整っていない中小企業に進む、または契約社員やアルバイトなどで生活するのが目に見えている。今は俺達は若いからそんな苦労はまだ感じないけど、福利厚生が整っていない企業だと将来年金が貰える可能性が低くなるわけだから、俺達が定年する頃には無収入で生きていかないといけなくなっている。だから今のうちに大手で優良なスキルを身に着けたり、貯蓄を出来るだけ増やしていくなどそんな事をしないといけない。その為の手段として大手入社の確率を少しでもあげる為に、OBの方々の肩を借りて、少しでも就職を有利に進めようと思っているんだ。

 

 つまり俺の中には、OBに対する配慮と結果を出す為の野心と比べたら、野心の方が圧倒的に上なんだよ。だから罪悪感を感じつつも、必要ならやるし、酷い言い方だけどこれは法律違反ではない。無論、OBの人にばれれば入社後の関係は悪化するかもしれないけど、大手だと中々同じ部署で働く事はないから、その辺の回避策はある程度あるだろう。

 

 そして俺は何も強要しているわけではなく、俺自身のOB訪問の活用方法を述べているわけだから、この方法をするかしないかはお前自身で決める事だ。俺はこういう道を歩んできたし、入社後も良心よりも結果を優先する事も多々あるだろう。それ故にお前のように正しい事を貫くのも良いが、社会全体がそんな人であるわけではないし、就活では俺のやり方で結果を出した人に内定を出しているのも事実だ。それ故、罪悪感に耐えられないならやらない方が良いだろうし、でも就活に失敗して貧乏生活を送る事になっても、そういう事を言い切れるのか?その辺を考慮して後悔のない人生を歩むためにどうするべきなのか?その辺について腹をくくっておいた方が良いぞ。

 

 

OBへのメールや手紙の書き方

 

 では先輩。OB訪問のメリットについては大方分かりましたが、結局のところ、OBの方々と会わないと話にならないと思います。その為、先輩が経験したOBの人と会う為に、苦労した事、または工夫した事なんて何かありましたか?

 

 苦労した事はOB訪問を始めた当初、中々会えるOBが見つからなかった事かな。ウチの大学の就活サポートセンターでは卒業したOBの情報と就職先が記されていたから、大手のOBを中心にメールや手紙を出してコンタクトを取ろうと思ったんだ。しかし1週間で返ってきたのは10通中1通。んで残りの1通も「OBに出す為の手紙の内容を改めてください」と会う事は断られたけど、それが親切な人で手紙の書き方の見本まで書いて返信してくれたんだ。

 

○○年○月○日

株式会社○○

○○様

 

拝啓

突然のメール失礼致します。私、○○大学○○学部の○○と申します。

この度、私、本年度より就職活動をする事となり本大学の就活サポートセンターに伺った所、○○様のお名前を拝見し、是非○○様とお話をお伺いしたく、ご連絡致しました。 

大変恐縮なのですが、お時間を頂ければと思い、○○様のご都合の良い時間帯を下記より選んでいただければ幸いです。

 

① ○月○日(月) 9:00~20:00

② ○月○日(水) 9:00~20:00

③ ○月○日(木) 9:00~20:00

 

一方的な文面、どうかお許しください。もしお時間を頂けるようでしたら下記の電話番号、またはメールアドレスにてご連絡のほど、どうか宜しくお願い致します。

 

敬具 

 

○○大学○○学科○年
名前:○○
電話番号: XXーXXXX-XXXX
携帯番号: XXXーXXXX-XXXX
メールアドレス: XXXXX@XXXX

 

 上記で色文字で書いてある株式会社の所は、OB訪問でメールや手紙を出す際の重要な部分でもある。例えば赤色の株式会社の部分については、就活生の中にはただ単に企業名だけ書いて終わる人がいる。本来なら「トヨタ自動車株式会社」と書くところを、「トヨタ」「トヨタ自動車」だけで終えてしまうなどが例な。別の例では「トヨタ自動車株式会社」ではなく、「株式会社トヨタ自動車」と株式会社の位置を間違えて書く人もいるから、それは間違えないように書く事。

 

 あと、拝啓・敬具についてなんだけど、これは目上の人にメールや手紙など文章を書く際に行うマナーみたいなもんだ。拝啓は「これから話を始めます」とお辞儀をしながら言うような言い表しであり、敬具については、「謹んで申し上げました」と話し終える言い表しをいみしている。だから、丁寧な文章を書きたい場合、このような単語を添えるだけで印象が大きく変わるわけだから、書いておく事をお勧めする。

 

 また「本大学の就活サポートセンターに伺った所」がオレンジ色になっていると思うんだけど、これは情報の出所について示唆しているんだ。いきなり見ず知らずの人からメールや手紙が届いたら、「何でコイツは俺の住所を知っているんだ?」と個人情報の流出を懸念するだろうから、その出所について説明する必要があるから、一文でもその事について述べておく事。

 

 そして最後の「もしお時間を頂けるようでしたら」の部分だけど、通常会ってもらう為にメールを送るんだから、「会ってください」と言いたくなるのは分かるんだけど、目上の人が相手だとこちらの都合を押し付ける事はしてはいけない。つまり結論を言う際は、「もし可能であれば」と相手が選択出来るような文言で書く事が大事だ。だから上記の内容には①②③と選択出来る日時について記載し、さりげなく自分の都合に合わせつつも、相手がそれを選ぶ権利があるように書いているだろ。それ故、書く内容ではそんな配慮について見られる場合があるから、その点に関しては注意する事。

 

 なんて偉そうに言っているけど、俺も結構ミスとかしていたんだけどね。恥ずかしくて言いたくないんだけどさ、「就職活動する事になったんで、この日(休日)に会えませんか?」みたいな文章で俺は当初メールを出していたんだ。今、思えばそりゃ、そんな文で会ってくれる人は中々いないと思うし、返事が来ただけでも感謝しないといけない。

 

 んでその返信内容には「メールを出す際は企業名だけでなく、株式会社をつけてください」とか、「あなたは私の個人情報を利用してメールを出しています。ですので恐らく大学の就職課から情報を入手したのだと思いますが、どうやってその情報を入手したのか、読み手からすると大変不安に感じさせます。入手方法について記載してください」など色々とメールの書き方について指導されたよ。拝啓、敬具なんて言葉、この時初めて知ったし、色々と勉強になったよ。

 

 この内容をもとに再度メールや手紙の内容を書き直し、再度送ったら9割の方々から返事が来たよ。社会の厳しさを実感した瞬間だったな。まぁ、上記の内容でもプリンターで書いていれば、「印字で送るな」と怒る人もいれば、手書きで書くと勿論「字が汚い」と怒る人もいる。更には「締めの言葉がない」など丁寧な手紙としては完璧ではないと、そんな細かい所まで注意する人もいる。けどまぁ、それも返事が来た人の1割程度だから、めげずに頑張れるよ。まぁ、ちゃんと基本的な書き方をしていれば十分だから、メールや手紙など基本的な書き方については上記の色がついている部分に注意すれば大丈夫。

 

OB訪問で手紙を出すメリットについて

 

 でも先輩。先輩は時々、メール以外にも手紙で出す事を時折強調していますよね。今の時代、メールより手紙で書く方が相手に好印象を与えるかもしれませんが、先輩はメールと手紙、両方で出していますよね。メールと手紙の違いで何か効果はあるのでしょうか?

 

 実はOB訪問にアプローチをかける際、困った事があってな。それは連絡しても返事がない人が意外と多かったことだ。それは社会的マナーを心得ていない人が多いというわけではなく、恐らくだが、引越したせいで連絡が取れなかったんじゃないかと思っている。

 

 俺の大学ではメールアドレスを書いている先輩方もいたんだが、大半はメールが書かれていないし、書かれているモノに連絡してもメールを変えている人もいるから、多くのOB訪問をする為には名前と住所情報だけでやり取り手紙に頼るしかなかったんだ。んで仕方なく手紙で連絡を取る事にしたんだけど、俺は都内暮らしているから、同様に都内で暮らしているOBなら、会いやすいし、直に話が決めると思い、都内暮らしのOB向けに手紙を出していたんだ。しかし半分くらいしか連絡が来なくて、んで返事が来た人の中には、「前のアパートの大家から連絡が来たんだけど、もうその住所は使っていない。」とそういう返事があったんだ。建築業や銀行など、言わば転勤族と言われる業種では入社2,3年で地方に引っ越す事が多いし、中には就職と同時に実家を出る人が多い為、在学時の住所では連絡がつかない場合が多かったんだ。

 

 ただそれでもOB訪問を諦めなかった俺は試しに2,30年前に卒業した4,50代のOBの人にまで手紙を書いたんだけど、けど「私は企業の重役を担っている。立場上会う事が出来ないから若い人を紹介する」など少なからず年配の方と会う事はなかったし、向こうからしてみればバブル時期の就職活動よりも、年齢的に近い人達からアドバイスして貰った方が良いのではと指摘されたから、あまり年齢が変わらない人達向けにコンタクトを取った方がつながりやすいと思ったよ。

 

 んで俺が出来る限り、多くのOBの方々とコンタクトを取る為にやった事は、卒業して2年以内の人達に絞る事。そして手紙を出す場合、都内の住所ではなく、鳥取や三重など地方の住所を書いている人達を中心に出す事。この2つを行った。

 

 何で地方の住所の人達に手紙を出すのかと思うかもしれないが、俺が通っていたとは都内の大学だ。なのに卒業時にそんな地方の住所を書いているという事はその住所は実家である可能性が高い。何が言いたいかと言うと、OBの親の方が住んでいる可能性があり、その人達に手紙が届けば「あんたの後輩から手紙が来ているわよ」と連絡が行くかもしれないんだ。俺的には金融業界の人達から話を聞きたかったから、転勤族の人達とどう会うかを色々と考えた結果、今のアイデアを実施した結果、無事連絡を取る事に成功した。だからもし名前と住所しか分からない状態なら、手紙で地方に住んでいる20代の先輩向けに手紙を出した方がより高い確率でコンタクトが取れる。

 

 実際、そのおかげで志望先の業務についてあらかた聞けたし、年齢が近い分、就職活動の苦労話や乗り越える為のコツについても聞けるから、その辺のノウハウを習得する上では非常に助かったよ。んで食事も奢ってくれるし、面接では「○○先輩と一緒に働いてみたい」と言えて、就活が円滑に進むようになったから、もしOB訪問をするなら、こんな方法でやってみることをおススメする。

 

 

同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」