一次面接、二次面接、最終面接の違いで内定を取る就活生

「一次面接、二次面接、最終面接ではどのようにアピールを変えていけば良いのか?」

 新卒の就職活動では一次面接、二次面接、そして最終面接と、最低でも3回の面接があると思います。複数回面接を行う以上、各面接で別個のアピールを用意出来れば良いですが、では具体的にどんなアピールであれば各面接のウケが良いのか?その辺が思いつかず、それが1つの悩みの種になると思います。

 更にES内容は同じである為、内容がかぶってしまう事もあり『同じアピール内容でも大丈夫なのか?』『ESで書かれている内容は同じなのにどうやって各面接ごとにアピール内容を変えていけば良いのか?』など、良いアピールの仕方が思いつかず、そのまま本番に臨んでしまうかもしれません。

 各面接ごとに効果的なアピールをしたい。しかしその場合、どのようにアピールを変えていけば良いのか?その辺について、ここでは実際に就職活動を行っている後輩就活生と、面接経験のある先輩の2人の会話形式で、一次面接、二次面接、最終面接ごとのアピールの違いについて説明したいと思います。

一次面接、二次面接、最終面接にある違い

「先輩、実はこれから面接を行うのですが、面接って、一次面接、二次面接、最終面接など複数回にわたって行っていくのですね。アピールする内容はある程度決まっているのですが、各面接で同じアピールをしても良いのか?と不安に感じております。先輩なら具体的にどのように各面接ごとにアピール内容を使い分けますか?

「一次面接、二次面接、最終面接ごとにアピール内容を使い分けたいのであれば会社がどのように面接を行うのか?その企業側の視点で考えればアイデアが出てくると思う。俺が思う各面接の違いとして担当する面接官に違いがあると思っている。

 というのも典型的な面接の場合、大半の企業は最初にやってくる大量の就活生を審査する為、一次面接には若手の社員まで駆り出す所が多い。実際、俺の会社でも『今後お前達が将来二次面接や最終面接を担当するようになると思うから、今のうちに場馴れしておけ』と言われて、俺も入社2年目なのに面接官として駆り出された事がある。だから一次面接の対策をしたい場合、若手の社員にあたる確率が高いから若手向けのアピール内容を用意しておいた方が良いだろう。

一次面接と他の面接との違い

 では若手の社員に対してはどんなアピールをすれば良いのか?と思うかもしれないが、俺の会社の場合だけど、大抵”仕事に役立ちそうなアピール”を中心に行っている人が通過しやすいと思っている」

「どうしてですか?」

「その理由なのだが、確かに優秀な人材を割り出すのは大切なのだが、若手社員の場合、面接を行った後『どうしてこの人材を採用しようと思っているのか?』と通過理由を上司に説明しないといけない。だから『この人材は成長性がある』『長期的に視野を持っている』など言うと『何で?』と上司に言われてしまい、抽象的な判断基準だと正直説得力が欠けてしまい、言いづらい部分がある。

 もし俺が長年働いてきた会社員であれば見る目があるとして評価されるかもしれないが、この会社で働いて数年しか経っていない場合、正直説得力はあまりない。だから若手社員が採用する人材の特徴として上司に『この人材は役立ちます』などと言えるようなアピールをした人が有利になってくる。

 例えば英語が話せる人であれば『今、外国人観光客が増えているので、英語が話せる人は貴重』と言ったり、居酒屋などのアルバイト経験があれば『私たちの取引先の中には居酒屋も多く含まれています。顧客のニーズに応える視点が比較的あると言えます』などと、志望した就活生をどのように活かせば会社にとってプラスに働くのか?その辺が言いやすいアピールをしてきた方が有利だ。だから一次面接で若手社員に当たった場合、出来る限り仕事に役立ちそうなアピールした方が有利に働くと思われる」

「なるほど、確かに若手社員からすると当然通過させる理由を上司に説明しないといけませんね。他に何か若手ウケの良いアピールなんてありませんか?

共通する話題があるかどうか?も有利になるアピール要素だと思っている。俺の同僚の話なんだけど『これで採用したら同じ現場で働く事になるんだよな?』と言ってきて、自分の趣味に合う人かどうかを調べてくる人がいたんだ。若手の場合、同じ現場で働く事になるから、共通の話題や一緒に働きたいと思えるような仲間なのかどうか、それを調べて採用するかどうかを決める人がいる。だから面接で雑談もするとは思うけど、その場合、大衆受けやその面接官の趣味に合うようなそんなアピールが出来るかどうかも1つの面接を通過させるコツになると思うぞ」

二次面接と他の面接との違い

「ちなみに二次面接では具体的にどういうアピールが効果的なのでしょうか?

「二次面接の場合、若手の人達は退いて、中間管理職の人達が対応する形になっている。まぁ、一次面接を通過したのだから、二次面接は一次面接より人の見る目を持っている人が担当しないと意味ないからな。だから二次面接の人達は係長や部長など会社に長く勤めている人達が担当すると考えた方が良い。

 ウチでも俺の上司、つまり部長が二次面接を担当する事になっているんだが、部長などの管理職の人達が意識している事は『一次面接でお前達が人の成りやスキルとかは及第点なんだろう。だったら俺の仕事は成長性があるか?それとも長期間ウチで働いてくれるかどうか?その辺を見て採用するとしよう』と言っていたから、二次面接では一次面接とは違い、育てがいがあったり、長期間ウチで働いてくれる人材かどうか?その点について見てくると思われる」

成長性のある人材って具体的にどんな人ですか?

「成長の見込みがある人材とは?と言われると色々あると思われるが、ウチの部長の場合『成果を上げるまでの段取りを最後まで考えられる人』と言っていた。

 どういう事かと言うと、一次面接で通過して二次面接で落とされる人の特徴としてあたかも自分の力で解決したかのように言っている人が目立つ。つまり”たまたま成功した”場合や”他人の力を借りて成功した”など自分の力で解決していない場合があり、なのに一次面接の若手社員がそれを見抜けなった、というパターンをよく聞く。実際、一次面接で来客数100名を達成しましたとアピールしていた就活生がいたのだが、部長が二次面接で『どうして100名の来客数を増やす事に成功したのか?』と追及すると、偶々近くでイベントがあって何もせずとも来客数が100名を超える活動だった、というのが分かった」

「先輩、それって本当なんですか?そんな一次面接で誤魔化していた就活生が二次面接で本当の事を話すとは思えないのですが?

「それが部長クラスの恐ろしい所だ。100名の来客数を増やしました。とアピールした就活生がいたとして『ではどうして100名も増やせると思ったの?』『前回は何で100名少なかったの?』『ちなみに100名だけでなく、200名、300名もいけたと思う?』など様々な”なぜ?”と追及してくる。すると『いや、初めのうちは100名も行けると思わなかったので』『100名を増やせたのは規模が大きくなったからだと』『また同じ条件でやっても増やせるかもしれません』などと曖昧な返事ばかり返ってくる人がいる。成果を上げる為の必要なノウハウを心得ていない人は今みたいに曖昧な返事になってしまう場合があるから、ボロが出やすい。だからどうやって成果を上げたのか?その辺を質問で訊く事で優秀な人材かどうか見分けられるんだ。

 実際、俺も『何でこの資格を取ったの?』と資格を取った理由について別の面接で聞いてみたのだが、単なる就活に有利になるからという理由で取った節があって、見栄だけの就活生なんだな、深く追及する面接の凄さに驚いたよ。

 だから二次面接で通過する人材としてちゃんと自分で考えて成果を上げる為のノウハウを語れる人だと思っている。例えば居酒屋のアルバイトをアピールする就活生がいた場合、アルバイトの定着率を上げる為に、辞める原因や打開策などをちゃんと考えていたりしている。

 だから二次面接を通過する人の特徴として自分が学生時代に頑張った事を『どうしてそれをやろうとして』『どうやって成果を上げたのか?』その2点についてちゃんと答えられる人材が有利だ。だから二次面接を通過する方法として動機とやり方。この2点を意識してやっていけば良いと思うぞ。

最終面接と他の面接との違い

「では先輩、最終面接を担当する人達はどんな人達で、そしてどんな人材が好まれるのでしょうか?

「最終面接の担当者というのは言わずと知れた会社を動かす人材、つまり社長や役員クラスの人達になってくる。

 ではそんな役員クラスの人達、今までの若手や中間管理職の人達とどういう違いがあるのか?俺個人の答えとしては『会社を大きく成長することが出来る人材』かどうかが焦点になると思っている。

 若手社員と中間管理職の人達と違って、役員クラスの人達は会社を動かしてきた存在と言える。となると今後の会社の方針や、また役員になるまでの成長性などを見てくる。言い方を変えれば『この社員はウチの会社の方針に合う人材なのか?』『10年後どのような社員として成長するつもりなのか?』など”相性の良さ”と”長期的な視点”で採用するか判断してくる。

 例えば英語が話せて『今後海外で働いてみたいです』なんて言っても『ウチは今後インバウンド、つまり日本に来日してくる外国人向けにサービスを展開する予定だから、海外進出はしないつもりだよ』と言ってきて、自分のやってみたい仕事と、会社が今後やろうとしている事のギャップについて指摘してくる。役員クラスと言うのは、そんな会社の今後のビジネスについて決めてくる人達と言えるわけだから、今後の会社の方針に合うか合わないかで採用するかどうか決めてくる。だからこればかり運要素、つまり偶々自分のやってみたい事と、会社が今後やってみようと思っている事がマッチするかどうか?その辺が問われている。

 だから相性の良さが1つの最終面接を通過させるコツになってくる。ただそれ以外にも『ウチで働いて、ちゃんと望む社員として成長できるのかどうか?』と就活生がちゃんと求める働き方が出来るかどうかを見てくる。となると一番手っ取り早い方法としては『10年後、どんな人材になっていたいのか?』と将来について尋ねる事だと思っている。

 就活生の中にはただ入る事だけを目的としている人もいるから、目先の利益だけに囚われている人は論外だし、更に自分の人生を決める一番大事な時に10年後の未来、つまりどんなキャリアを築いていきたいのか?正しく考えているかどうかも見れる。無論、正しいキャリアプランを描けていなければ不採用になってしまうし、最終面接ではそんな自分の数十年後の未来を正しく描け、そしてそれがこの会社で実現出来るのか?どうかその妥当性について見てくる。

 実際、俺はこれからこの会社で長い間働いていくのだろうけど、先ず現場で腕を磨き、多くの商品を取り扱う事になり、またはイベントを企画したり、新商品を企画して会社に貢献するような事をしていくだろう。だが『では一体何でそんな事をしたいの?』と最終面接では聞いてくる。ここで難しいのはビジネスって金儲けであっても、商品を売る以上、お客様が喜ぶようなサービスを展開しないといけない。例えばIT業界で言えば、長時間労働を是正する為に今まで人の手でやっていた事を機械が代わりに出来るようにして労働の負担を減らしていくサービスがある。ビジネスとは金を稼いでいるようで根本的な部分として社会に役立つサービスを提供していきたい。そんな気持ちが隠れている。だから最終面接を通過する1つのコツとして志望先のビジネスがどんな風に社会に貢献しているのか?その辺について語れないと最終面接を通過するのは難しい。

一次、二次、最終面接の違い【まとめ】

「・・・先輩、色々と一次面接、二次面接、最終面接とでどんな風にアピールを変えていけば良いのか分かりました。ただやっぱり難しいですね。私自身アルバイトを色々とやってきましたが、正直、今の話を聞いてどんな風に自分の経験が面接官ウケの良いアピールになるのか?分からないでいます」

「そう難しく考える事はない。1つのヒントとして、面接官と同世代の人がどんな話で盛り上がるのか?そのネタを用意しておけば良いと思う。例えばアルバイトを軸に考える場合、一次面接の場合、同じ世代の人達と仕事をして盛り上がった事。二次面接では上司とのやり取りで仕事がはかどった事。そして最終面接ではバイト先の上司の人達が具体的にどんな風に店を大きくして、そして社会に貢献していったのか?などをアピールすれば良い。つまり面接官と同世代の人達とどう盛り上がったのか?同じアルバイトでもその視点を考えていけばアピール内容が見えてくると思っている。

 そもそも肝心な部分として面接というのは『この人と働いてみたい』と思わせる事が肝心だ。事実、もう1つの例として仕事が出来そうな人と思われても、面接で落ちてしまうケースだってある。例えば実力のある人が来ても『こうあるべきだ』『他の人たちは使えなかったので自分が頑張った』まど自分の考えを押し通す人だと採用したくないだろ?」

「ああ、確かにその意味良く分かります。ウチもスポーツ系の部活に入っていた時、後輩が自分のやり方ばかり主張して、他のクラスメイトと対立したり、更に実力のない人を責めたりしてやりづらい雰囲気が漂っていました」

「実力がある人だと出来ない人の気持ちが分からなかったり、自分の考えを他人に押し付けたりする場合がある。だからその手の人材を採用するのは控える傾向があって、就活というのは実力もあって評価されない難しい一面を持っている。だからさっきも言ったが、アルバイトでも何でもどんな風に人と接して盛り上がったのか?また自分の事ではなくても、他人がどのように上司と触れ合っていると盛り上がっているのか?その辺を思い出して考えてみると、各面接間毎にどのようにアピールすれば良いのか見えてくると思う。

 だから今までの話は参考程度。それよりもお前はこれから今後ずっと働いていく企業に就職するわけだから、そんなお面をかぶったかのような違う自分を面接で見せていると長続きはしない。だからこんな会社で働いてみたいと思えるような会社を見つけ出して、そしてその内容に合ったアピールを面接で言えば良いと思う。少ならず今まで一次、二次、最終と面接ごとのアピールの違いについて説明したけど、素直に話しやすい内容を言って内定を得た企業の方が遥かに自分にあった企業だと俺は思っているぞ」

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