持ち駒が全滅した就活生の例

「大手への持ち駒が全滅した」

「持ち駒を全て失った場合、どうすれば良い?」

「持ち駒なくなった。どう増やせばよい?」

 就活で当初持っていた持ち駒を全て失った場合、改めて就職先を確保しなければなりません。しかしこれから就職先を探すとなると大手の大半が募集を締め切っていて、志望先が中小企業となります。その場合、今後どんな人生を送る事になるのかと心配したり『ブラック企業に就職してしまうのでは?』と不安視すると思われます。

 ただ持ち駒を失った就活生が苦労するのは持ち駒の確保だけではありません。その理由として挙げられるのが『持ち駒を確保した後、どうやってそこから内定を取るべきなのか?』そして『未だに内定が取れない理由を面接で訊かれた場合どうするべきなのか?』という2つの課題です。就活を後半まで続けている以上、内定が取れない理由を確保しなければなりません。

 その為、ここでは実際に就活で持ち駒を失った場合、どのように持ち駒を稼ぎ、かつ内定へと結びつければ良いのか?その辺のやり取りを実際に持ち駒が全滅した状態の就活生の視点で説明したいと思います。

持ち駒が全滅して増やせば良いと思っていたら

「持ち駒全滅した・・・」

 唯一持っていた大手への切符もなくなり、途方にくれる俺。暫く、持ち駒を失ったショックで就活が出来なかったが、ただ時間が過ぎ去っていくのもしょうがないので、再び就職活動を再開する事にした。

 ただその上で様々な課題に直面するというのも持ち駒を失ったのだから、当然改めて就職先を確保しなければならない。だから俺は就活サイトを覗いたのだが、

「中小企業しかない」

 改めて大手の選考がないかを確認したのだが、もう募集が締め切っていて、俺はもう大手を志望する事が出来ない状態になっていた。まぁ、厳密には夏採用や秋採用の募集はあったのが就活に失敗した連中がぞろぞろおり、更に採用人数も少なめだった。つまり狭き門であり、特別何か新しいアピール内容が手に入ったわけではない為、有象無象の中から自分が内定を取れる理由がない。

 だから俺はもう中小企業を新たな志望先として選ぶしかないわけだが、どれがホワイト企業なのか分からない状態になる。

 大手の選考の場合、給料が高くて、福利厚生も中小企業より整っているから迷う理由がなかったが、中小企業の場合、給料が低い上、福利厚生もないもあり、更に倒産するリスクがある。挙句の果て薄利多売のビジネスを展開しているところもある為、ブラック企業である可能性も高くなるから、中小から優良企業を見つける算段を整えないといけなくなってくる。

持ち駒を確保しようとしたらブラック企業に就職した就活生

 俺は先輩の事を思い出す。俺が大学2年の時だ。大学を卒業した先輩がうつ病で自殺しかけた話を聞いて驚いた。先輩は、まぁ、ちゃらんぽらんの性格で就活も後半になってようやく始めた口だから、良い企業に就職出来なかった部分は自業自得の面がある。しかしだからと言って先輩の話を聞く限り、他人事とは言えない

 先輩は会社の商品を販売する営業マンとして採用されたようなのだが、どうやら会社に行く度に『何で商品が売れないんだ!!』『無能!!』『使えねぇ』などと罵倒され続けたようなのだ。転職したいが、何かしら良いスキルもない上、朝早く、夜遅くまで働いているせいで転職活動する時間が無かったらしい。

 そんな社会人生活だった為、当然体を壊す。そして体を壊したのを機に会社から『辞めてくれ』と催促が来たらしい。必死に働いて、体を壊す働かせ方をしながら、まるで使い捨ての駒のように終わらせる。正直、そんな企業が本当にあるんだ。と俺はこの時思った。

 そして何よりも肝心なのは先輩は『どこにでも求人に応募したらこうなった』と言っていた。というの求人票には『月給20万』など書かれていたが、実際に働いてみると手取りが14万程度だった。どういう事かと言うと求人票には20万と書かれていても『あれは残業代6万込みの金額だよ』と言ってきて、どうやら普通に働いて稼いだ金額と、それ以上働いた場合の残業代60時間分を含めて書いても良い仕組みになっているらしい。求人票にはそんな求人詐欺と呼ばれるような募集を平気でやっている企業があるらしい。

 ちなみにその会社の行為は違法行為とは言えない。

 なぜなら募集の段階ではその条件だったけど、景気の悪化で急に会社の待遇が悪くなるのは良くある事。という意味で、掲載するのに1か月ほどかかる為、急な募集内容の変更は仕方がないという意味で法的拘束力はないようなのだ。つまり求人票の内容を鵜呑みにしたら痛い目に遭うというわけだ。

持ち駒を増やす為、ブラック企業を見極めようとするが

 だから俺はそんなパワハラ上司のもと、精神的に追い詰められ、うつ病となり、切り捨てられるような企業に入らないよう、ブラック企業を見極めようとした。

 ただしその作業は難航。というのもやっぱり就活生の立場からすると、企業研修の材料は志望先のホームページ、または求人票くらいしかない。だから求人票を見た後、ホームページも確認するのだが、書いてあるのは商品説明ばかりで、会社概要欄には資本金や社員数、または企業理念くらいしか書かれていない。だから労働環境についてはあまり書かれてなく、志望先の仕事が見えないのだ。

 だから本屋に立ち寄って四季報も見てみた。たまたま運よくその会社の名前が載っていて読んでみたが、離職率や社員数など数字が並んでいるだけだったので、やっぱりどんな風に働くのか見えず、これも使えない。

 ちなみにネットで検索したけど転職サイトのようなサイトに行き着き、退職した社員のコメントが書かれていた為、それも参考がてら読んでもいた。

 最初は『お、これは使えるかも』と思っていたが、複数の会社を見てみるとどれも似たり寄ったり。つまり『上司が無能』『ビジネスモデルが悪い』『他にやってみたい仕事が出来た』などこの3点の意見が目立つ。俺は持ち駒を増やさないといけない立場なんだから、そんなマイナス意見よりも、この会社で働いてみたい意見が欲しい。じゃないとエントリーシートに何でこの会社で働いてみたいのか?分からないからだ。

 だから頼みの綱は志望先の会社説明会になる。ここでやっとこの会社がどんな風に働く事となり、そしてどんな社員を求めているのか知る事が出来る。正に俺が求めていた情報だ。しかし肝心なのはこの会社の選考に進むかどうか、今決めないといけない点である。

 会社説明会の終盤。今後の選考内容について言われるのだが『もし選考に進むことを希望でしたら書類にサインして下さい』と言ってくるのである。会社の働き方を知り、そしてこの企業に応募しようか迷っている、そんな状態なのにいきなり決断を迫れるので、これはもう選考に進む選択肢しかないのだ。

 もしそれが気に入らない企業であれば、来訪した時間や電車賃が無駄になるし、着ているYシャツのクリーニング代も無駄になる。はっきり言って金や準備の時間を無駄だ。ただ参加しないと分からない。しかし参加して断ればもう二度とその企業の選考には参加出来ない。だから結局、会社説明会に参加する前の段階で判断するしかないのである。

持ち駒を仮に増やせても

 など持ち駒を増やそうと躍起になっているが、中々事前に良い企業を見極める方法がない。逆に説明会の段階で良い企業である運任せな就活が最終的に行き着く形になるだろう。ただ問題はこれだけではない。なぜなら持ち駒が全滅してしまった原因として『これだけあれば受かるだろう』と俺の場合、そんな甘い考えで失敗した。だからこの失敗に反省し、内定を取る為の対策もしないといけない。

 そして俺が内定が取れない原因について『御社は素晴らしい』『働いてみたい』『良かったです』と具体性のない言い分ばっか言っていた事だろうな。志望先の仕事を理解した上でちゃんとアピール内容を練らないといけない。

 だが具体的にどうすれば良い?正直、良いアピール内容を練れない理由は俺の学生生活がしょぼいというのも理由だが、働きたい気持ちが湧き上がらないのも1つの理由だ。そもそも働くって本来辛い事だよな?何で働きたいなんて言えるんだ?とどう考えても嘘をつかないといけないのでは?という思考にたどり着く。

 だから俺がやらないといけない事は以下の2つ。

・ ブラック以外の持ち駒の増やし方

・ 内定が取れる確率を上げる方法

 上記の2つの対策をしないといけない。んでどうすれば良いのか?と思っていたが、就活で苦戦している俺に見かねて、友達から『同じ持ち駒が無くなった状態から内定を取った経験者がいるから紹介しようとか?』と良い先輩を紹介してくれるので、その人から色々と訊こうと思い、承諾した。果たして持ち駒が全滅した状態から如何に就活を挽回すれば良いのか?俺はその先輩から最適な方法について訊きに行く事にした。

就活で持ち駒が全滅したらどうすれば良いのか?

「・・・という訳なんです。先輩。持ち駒が全滅し、その後の対策についても考えないといけないのですが、どうやってブラックではない企業を見つけ出し、そしてどうやって内定が取れるアピールを作れば良いのでしょうか?教えてください」

「となると情報収集から改めるべきだろうな。お前の場合、公式ホームページや求人広告で全てを判断している。正直、それだけではお前が働いてみたい企業を見つけるのは勿論、良いエントリシートすら作れない。だから先ず誰もが働いてみたいと思える情報を見つけて、お前がそれをアピールするような事をお前自身考えだせるようにする事が良いと思う」

「そうなんですよね。色々と持ち駒なくなった。オワタと言っていますけど、結局のところ、良いアピールが出来ないから持ち駒が全滅するんですよね。そして働きたいって具体的にどういう事なんだろう?ってもうそこまで考えているので、先輩、一体どうやって働きたい気持ちを持てば良いのでしょうか?

「その1つの参考例として『3人のレンガ職人』という話がある。簡単に言うとある3人のレンガ職人がいました。一人は『お金の為に働いている』と言い、そして二人目は『家族の為に働いている』と言った。まぁ、よく聞く言葉だ。しかし三人目は『歴史に名の残る偉大な大聖堂を作っているんだ。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだ。素晴らしいだろう』と言ったんだ。

 これを聞いて分かると通り、仕事というのは単なる金稼ぎではない。金を稼ぎつつ、かつ世の中を良くする何かを作り出す。そんな事もしているんだ。ビジネスと言うのは本来誰かがやりたくない、または称賛される事をして『助かったよ』と思われてお金を貰う。そんなやり取りが隠れながら起こっている。だからお前が志望先を見つけるのであれば『どんな風に世の中の役に立つ人間になりたいのか?』それを考えれば良いと思う」

持ち駒全滅後、『どうして内定が出てないの?』と訊かれたら

「なるほど・・・と言いたいですが、先輩、恥ずかしながら自分は今までそんな世の中の為に頑張ろうなんて思った事がありません。どちらかと言えば『このまま働かずに遊んで暮らせればいいな』なんて思って生きてきました。その為、将来の夢ややりたい事を見つければ良いのでしょうか?」

「逆にそれが良い。なぜならお前は今後就活で

『どうして未だに内定が出てないの?』

 と訊かれるだろう。だからその言い訳を用意しておかないといけない。大抵の人達は『運が悪かった』『何でか分からない』などと言うけど、お前がさっき指摘した通り『働きたい理由が明確ではない』『アピール内容が具体的ではない』が原因だ。面接で話していればそれが面接官に伝わるだろう。だから自分の悪い部分を踏まえた上で言い訳を考えないといけない。

 だから俺が就活の時にやった解答だけど、こう答えた。

 私はこれまでの就活において『働く』とはどういう事なのか分からないでいました。就活では志望動機を訊かれますが、働くとは本来辛い事。なのに何故それを”やりたい”と言えるのか?そんな矛盾を解消する事が出来ず、アピールするモノ全てが上辺だけになっていました。

 ただある日、先輩から『やりたい』ではなく、『出来るようになりたい』と考えるのが就活だと言われ、『例えば”食品業界で働きたい”というよりも”食品業界に就職して、お客さんから『健康に良い調理の仕方は?』『美容に良い栄養素を含んだ料理は?』など、様々なニーズに応えられる人になってみたい”と、一種の憧れを示すのが就活だ。と言われました。

 銀行でも資金的な面から企業を支えられる人になりたい。不動産業界の場合、一生に一度の買い物をお客様が今後20年間快適に過ごせる暮らしを提案出来る人になりたい。など、どんな形で社会を支えたいか?それを言えるようになる必要がある。

 だからお前自身これから社会人になってどんな形でこの世の中を支える人になってみたいのか?それを述べられるようになるべきなんだ』と言われ、ようやく志望動機をどうアピールすれば良いのか見えました。

 と労働と志望動機の矛盾を解消出来ず、何時まで経っても就活を始める事が出来なかったと俺は答えていたね。そしてその後『御社の場合』と続けて、こんな働き方が出来るのではないかと思い、志望しています。って言って話を繋げているよ」

「なるほど、そういう言い方も出来るのですね」

「就活生の中には『お金の為』『将来の為』など利己的な理由で志望する人が多い。ただそんな人材は就職後、企業にぶら下がっているだけだったり、ただ言われた事だけをする人だったり厄介な人材としか言いようがない。企業もそんな人材の採用を控えたいのが本音だ。だからそんな就職目的の就活生では、持ち駒がなくなったとお前騒いでいたから、入社目的の意識が強いと俺は見ている。だから入る事を目的にするのではなく、働いて良い社会づくりを目指している。そんな認識でアピール内容を練った方が良い」

持ち駒を増やす事ではなく、働く意識を高める為には

「なるほどよく分かりました。しかし先輩、いきなり言われてもそんな志望先の仕事内容なんて正しく理解出来ません。この状態から一体どうやって志望先が求める『この人は入社後、働ける』と思わせるアピールを練れば良いのでしょうか?

「俺がオススメする方法としてOfferBoxのようなスカウト型就活サイトに変更する。この就活サイトは簡単に言えば自分の載せたエントリーシートを見た各企業が興味を持った場合のみオファーをかけるスカウト型の就活サイトになっている。

 リクナビやマイナビの就活だとこちらが申し込んで事前に調べた情報で一発勝負という事になるだろ。しかも不採用に理由を言わないから自分の何が悪いか分からないまま放置。だから仕事の理解力を上げないといけないお前からすれば企業と本音で話せる就活スタイルが何よりも必要だと思った。

 実際、俺が利用していた時の話だが、俺がたまたま居酒屋でアルバイトしていた事を学生時代に頑張った事に書いていたんだが、するとオファーがあってしかもビール業界や不動産業界は勿論なんだが、なんと畑違いの通信業界から声がかかった。どれもそれなりの有名企業や大手子会社からだったから試しに通信業界の人達と会ってみる事にしたんだ。すると『居酒屋でアルバイトした事があるなら、外国人観客の対応して事あるよね?』という話になって、どうやらコロナが蔓延する前の話なんだが、外国人観光客をターゲットにしている企業が多くあって、通信業界の場合、海外を旅する人達が良く使っているWi-fi端末や国際共通クレジットカード端末を販売している会社で『居酒屋でもこれらの端末を配備していない店舗が良くある。だから居酒屋でバイトした事がある君ならどんな時間帯が忙しくて、どんな風に商談すれば良いのか?店長の視点に立って考えられると思って声をかけたんだ』という話になって、居酒屋のバイトしていただけでどんな期待を企業を持っているのかが見えてくる

 俺の場合、運が良くてそのWi-fi端末の設置をバイト先の居酒屋で先輩がやっていたから、ノウハウを先輩から聞いて、バイト先の店長からどんな風に売上が上がったから聞いたから、それを元に『私はこんな風に売上を上げました』と言って最終的に内定を貰ったよ」

「先輩、他人の手柄を自分の物にしたんですねw」

「否定はしない。しかしこの就活というのは経験談というよりも、実際にどうやって自社製品を販売すれば良いのか?そのノウハウを心得ているのが大事だから、このバイト経験は俺の就活に非常に助かった。だから今、どんな風にアピールすれば良いのか迷っているのであれば、企業側のどうして自分に興味を持ってくれたのか訊けるこのスカウト型就活サイトを利用した方がお前にとってプラスになるのではないかと思って紹介するよ」

「先輩、助かります。確かに企業の本音を訊けるのは魅力的です。ただ正直、ガクチカや自己PRですが、あまり良いモノではありません。その就活サイトってガクチカや自己PRを載せないといけないのですよね。正直、用意するのも面倒ですし、時間がかかるかもしれません

「就活においてタイムロスは大きな痛手だ。今、就活生が必死になってアピールしているから早い段階でやらないと悪い残り物しか残らない。だから一応形だけでも載せておいた方が良い。アピール内容に自信がないのであれば、とりあえず良いアピール内容を参考に直ぐ書き直せるようにしておけば良いんじゃないかな。

 例えば俺も就活当初『アピール内容書くの面倒だな』と思っていて、試しにエントリーシート100個以上載せているキャリアパーク就活というのがあったから、その内容を元に自己PRを作ったよ。

 おかげでIT業界や金融業界などどうアピールすれば良いのか分からなかったんだが、IT業界は社会に良い情報を届ける、金融業界は企業に資金的なサポートをするという決まり文句を知って、さっき言ったスカウト型就活サイトの面談でも『IT業界は開発を通じて世の中に良い情報をお届けすると分かるのですが、私でも出来るのでしょうか?』とか『金融業界は資金的サポートを企業相手にすると思いますが、具体的にどんなサポートをするのでしょうか?』と本音を聞いて、そしてどんなスキルを各業界は求めているのか知る事が出来た。だからサイトに載せるアピール内容はとりあえず暫定にして、そしてある程度情報収集してから、本格的に取り組めれば良い。

 良い企業からオファーを貰いたいのであれば、無料自己分析やガクチカ・自己PRの作成マニュアルも掲載しているこのMy analyticsもオススメするぞ」

スポンサーリンク