就活で持ち駒が全滅し、なくなった状態から内定を取る人の例

 

「大手への持ち駒が全滅した。メンタルボロボロ」

「持ち駒なくなった。何社受ければ内定が取れるの?」

「持ち駒を全て失った場合、どうすれば良いのか?」

 

 と、就活で全落ちしてしまい、その後、どうすれば良いのか迷う就活生もいると思います。実際、就活生の中には持ち駒全滅後、中小企業も志望しても、内定が取れず、ブラック企業に就職してしまう人もおります。

 

 その為、持ち駒がなくなった後、内定を取る為のノウハウだけでなく、優良企業を選定する方法も心得ておく必要があります。その為には具体的にどうすれば良いのか?

 

 ここでは実際に持ち駒が全滅して悩んでいる就活生と、人材斡旋会社に勤め、持ち駒が全滅した状態から這い上がった就活生を数多く見てきた先輩社員の2人の会話形式で、どのように持ち駒全滅状態から巻き返せば良いのか説明しております。

 

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持ち駒全滅後の就活生の例

 

「先輩、お久しぶりです。実は先日、最後の持ち駒を失い、就活の持ち駒が全滅してしまいました。一応、その後、中小企業の面接も受けてみたのですが、大手の時と同じで不採用続きです。正直、内定が一向に取れないので、先輩は、私のように持ち駒が全滅した状態から内定が取れた就活生なんてご存じでしょうか?」

 

「つまり質問は持ち駒全滅後、無事内定が取れた人はどんな人か?という事かな。となると持ち駒が全滅した状態から這い上がれた就活生の特徴として、持ち駒を集めるのではなく、持ち駒一つ一つのアピール力を上げていったのが目立ったね。

 

 というのも、持ち駒を全て失った人の特徴として

 

『大量エントリーしていればそのうち受かるだろう』

 

 と『下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる』作戦を取っていて、1つ1つアピール内容を練っていない人が多い。要は面接で志望先について調べていなかったり、自分がなぜそこを志望したいのか?業務分析や志望意欲が低いと言われ、そして不採用が続く人が目立つ。だから『持ち駒が全滅』と悩んでいる人がこの状況を抜け出す為には1つ1つ志望先へのアピールを魅力的にしないと始まらない」

 

持ち駒全滅後に内定が取れるようになる為にはどうすれば良いのか?

「まぁ、確かに私自身、志望動機などのアピールが弱いという事は分かっていました。ただそれはどんな風にアピールすれば内定が取りやすくなるのか?それが分からないから、数で勝負する方法を取りました。ですので内定を取りやすくする方法が分からない限りどうしようもないので、その内定を取った就活生は具体的にどんなアピールをしたんでしょうか?

 

「まずは自分がどんなアピールをしているのか?などダメな部分の掘り起こしから始めているね。持ち駒が全滅する程となると自分の悪い部分が振り返れない所が目立つ。だから内定が取れるようになる為には先ず自分の悪い部分を見つけられるようなるかがカギとなってくる」

 

「悪い部分って言いますが、就活の良くある治すべき悪い部分ってどんなモノがありますか?」

 

「一番改善すべきだと思える部分は志望業務の正しい理解だな。就活生の中には『食べる事が好きです』と言って、食品業界を中心に志望する人がいる。しかし食品業界と言うのは、例えばキッコーマンの場合、メイン商品である醤油を如何に飲食店やスーパーに卸してもらうのか?アプローチの仕方が問われる。

 

 例えばお正月やひな祭りなどシーズン毎にどのように醤油を宣伝すれば売れるのか?またどのように料理として使えばお客さんを呼び込めるのか?など醤油のレシピのようなモノを提案して醤油を飲食店の店長やスーパーの責任者に買ってもらうような仕事をする。だから醤油のおいしさを世の中に広めたい、または醤油を通してお店や地域を支えるような事をしてみたい、と言えるのが1つの妥当なアピールになる。なのに『食べる事が好き』なんて言っても自分がどのように商品を使うのか述べているだけで、売り込みたい気持ちまで述べられないと話にならないから、魅力に欠けるって話になる」

 

持ち駒を増やすだけでなく、自分の魅力もあげる方法とは?

「ああ、なるほど、食品業界ではないですが、私も面接で『弊社の仕事理解している?』って言われた事があり、業界分析が1つの課題だな、って思っていました。んで色々と頑張りましたが持ち駒全滅状態で改善の見込み無し。食品業界は今の先輩の話で何となく分かりますが、他の業界はチンプンカンプンです。これから色々と業界分析をする必要があるのですが、それが出来ない人の場合、どうやって調べればよろしいでしょうか?」

 

「1つのきっかけとしてスカウト型就活サイトを使ってみてから変わった人がいる。世の中には自分一人で考えてしまい、中々、別の視点で考える事が出来ない人もいるから、面接中にお前の経験のどの部分に関心を持ったのか?教えてくれるようなやり方を変えてから上手くいった人がいる。

 

 リクナビやマイナビの場合、面接前に自分があらかじめ用意した内容で全てが決まってしまうから、まぁ、何が間違っているのか?理解出来ないといつまで経っても同じ間違いを繰り返す事になる。

 

 しかしスカウト型就活サイトの場合、企業側の方がいきなり就活生に声をかけたスタイルになり、向こうから自己紹介してくれて、そして『なぜ君に声をかけたのか?』関心を持った理由を教えてくれるから、どのようにアピールすれば良いのかヒントのようなモノを得られる

 

 例えば居酒屋のアルバイトをしていた就活生がいたとして、たかが居酒屋でアルバイトでも居酒屋相手にビジネスをしている企業からすれば印象が変わる。

 

 実際、居酒屋の店長が日頃どんな事をしていて、どんな事に困っているのか知っているだけで、どのようにアプローチかければ良いのかイメージがつく。そして別の視点で言えば『この飲食店はどのくらいの利益を稼いでいるのか?』取引先のニーズや支払い能力について心得ていれば、この居酒屋相手にどのくらいの値段で売り込めば良いのか見えてくる。だから居酒屋相手にビジネスが出来るのでは?と思える人材になり変わる。

 

「なるほど、つまり先輩が言いたいのは自分に何の強みがあるのか分からないのであれば、とりあえずスカウト型就活サイトでも利用して、オファーが来たら『なぜオファーを?』と質問して自分の魅力を尋ねてみてはどうかな?という事なんですね」

 

「色々と持ち駒がなくなって困っている就活生の相手をしてきたけど、1つの悩みとして自分の強みが何なのか?理解していない部分が目立ち、自分一人だけでやっているケースが目立つ。

 

 だからスカウトなど実際に面接官の経験者と話しやすい、また志望先の強みを事前に教えてくれる就活スタイルに変えて、自分のどの部分に魅力があるのか?そして志望先にどんな魅力があるのか?それを確認しながら就活をしてみるのも良いと思うぞ」

 

 

 

 

持ち駒全滅後、優良企業を見つける為にはどうしたら良いのか?

「なるほど。先輩、とりあえず自分のアピール力を磨くやり方としてスカウト型就活サイトの活用も視野に検討してみます。ただそれを利用しても、優良企業を見つけだせなければ意味がありません。これから持ち駒を増やす上でもどのように優良企業を見つけていけばよいでしょうか?

 

「少なからずブラック企業ってどんな企業なのか?そこが分からないと優良企業の判定出来ず、またいつもの持ち駒集めになってしまう。実際、世の中にはブラック社員と言ってブラック企業で働いているのに充実している人だっているからブラック企業の定義には個人差がある。だからここからの話だが、社員を使い捨てをせず、会社の売り上げなどを社員の成長や給料に反映させる企業を優良企業として、それをしない企業をブラック企業にしようと思うが、それでよいか?」

 

「よろしくお願いいたします」

 

「では個人的に思うブラック企業の定義だが、ブラック企業というのは人件費を削減し、社員に払う給料を出来るだけ少なくして私腹を肥やす企業だと思っている。

 

 世の中にはWebサイトが正しく動くか、または資料整理、ネット調査など、簡単な仕事でお金を払ってくれる仕事が山ほどある。だからそんな単純作業を大量に集めて、そしてそれをサービス残業やノルマ未達成の罰金などで社員の支払いを少なくして儲ける企業をブラック企業と俺は見ている。

 

 この手の企業の働きぶりって非効率で、更に単純作業が多いから、ダメな仕事の段取りを覚えたり、他の会社で役立つ経験を身に着けられないデメリットがある。

 

 だから転職したくもスキルが足りなくて内定が貰えないし、更に長時間労働のせいで転職する時間を設けられないパターンもある。俺自身、そんな社員を使い捨てにする企業には就職しないで欲しいと思っている。

 

 ではその特徴を踏まえた上で、逆に優良企業はどんな企業なのか?これも個人的だが、優良企業というのは他社に負けない商品を持っていて、それを売った利益を社員に還元している企業だと言える。要は社員の育成やモチベーションアップに力を入れている企業に就職した方が良い。

 

 だからもし就職先を検討するのであれば『シェア率ナンバーワン』とか『この分野においてリーディングカンパニー』など書かれている会社が優良企業である可能性が高いから、特定の分野に強みがある企業のスカウトを中心に受けていけば良い」

 

「なるほどリーディングカンパニーって、そういう意味が含まれていたのですね」

 

「他にもブラック企業を見分ける方法として『御社の強みを教えてください』と面接官に尋ねてみるのも良いだろう。

 

 もしブラック企業であれば特に他の会社に勝てる強みを持っているわけがないから『お客様の視点で考えている』『社内の雰囲気が良い』などありきなりなビジネス論か社内の雰囲気だけしか語らない事が多い。アットホームな職場とかな、だから御社の強みについて語れない場合、警戒心を抱いた方が良い」

 

持ち駒全滅後に就職エージェントを使うとどうなるのか?

 

「なるほど、面接でのブラック企業の見分け方、教えていただきありがとうございます。そういえば先輩、1つ気になる事があるのですが、持ち駒が全滅してからの対応として就職エージェントを使うのはどうなのでしょうか?実際、私の知り合いに就職エージェントサービスを使ってから内定を取った人がいるのですが、持ち駒を増やし方として就職エージェントを使うのは良いのでしょうか?

 

「就職エージェントに関しては人によりけりだな。俺個人の見解として就職エージェントを使うべきなのは高学歴や資格持ちなのに内定が取れず、かつ年収の高い企業に就職したい人が使った方が良いと思っている」

 

「高学歴で資格持ち?先輩、学歴や資格がなぜエージェントを使うべき理由に結びつくのでしょうか?」

 

「高学歴や資格持ちなのに内定が取れないって事は人間性に問題がある、またはアピールの仕方が的外れなど、何かしらの問題を抱えている可能性がある。就職エージェントを使う利点としてエージェントが面接前に『この就活生のどの部分に関心があるのか?』聞いてくれたり、不採用になっても『なぜ不採用にしたのか?』不採用理由について確認してくれる点にある。

 

 要は折角大手から内定が取れるステータスがあるのに、内定が取れない以上、アピールの仕方に問題があって、それを解消する為に事前確認や不採用理由などエージェントサービスを利用して自分の改善点を見つけた方が良いと思っている」

 

持ち駒を増やす為に必要なエージェントサービスで有利になる人の例

「先輩、とりあえるエージェントサービスを使うメリットとして面接での事前確認や不採用理由を知れるというのは分かったのですが、正直、高学歴で資格持ちなのに内定が取れないけど、そのエージェントサービスを使ってから内定が取れるようになったイメージがつきません。エージェントを利用して内定が取れるようになった就活生の例を紹介していただけないでしょうか?」

 

「例えば高学歴で資格持ちの人の中には『なぜこの大学に入力したのか?』また『なぜこの資格を取ろうと思ったのか?』を動機について答えられない人が多い。その理由として

 

就活で有利になるから

 

 と考えていて、活用法を答えられない人が結構いる。だからエージェントの人に『TOEICや簿記2級など持っている就活生を欲しがっている企業は何処ですか?』と聞いて対策を練る事をした方が良い。エージェントのもう1つの利点として今の時期に採用された就活生の情報を持っている点もあるからね」

 

「なるほど要は見栄の為に学歴や資格を取った人だと、その手のステータスを持っている成功者がどんな人なのか知っているエージェントサービスを利用した方が内定が取りやすくなるってわけですね。ちなみに資格持ちなのに内定が取れない人達はどのようなアドバイスをされて内定が取れるようになったのでしょうか?」

 

「エージェントによってアドバイスの仕方は違うと思うが、俺の知っている例だと英語がある程度読めると例えばIT業界の場合、IT先進国は日本というよりアメリカだから、最新のバージョンアップ情報を入手出来て、他の人より先駆けてプログラミング開発が出来る。

 

 ダメな就活生の場合、TOEICが仮に高得点でも『英語が話せるので外国人の方とも話せます』とアピールして『我が社の取引先はタイやベトナムだからタイ語やベトナム語が分かる人が欲しいんだけど』と言われたり『外国人と実際で話した経験はある?それで価格交渉やお客さんからニーズを引き出す聞き方なんて出来る?』など実際的な経験について聞かれて結果、不採用

 

 と、成功例と失敗例2つを紹介するかな。他にも簿記2級の資格持ちの場合、簿記2級の資格を持っているから経理の仕事をしたいと言っても『君に頼むより実績のある専門業者に頼んだ方が良くない?』とプロの人と比較されて断られる。だから簿記のアピールの仕方として銀行業務で健全な審査が出来るようになりたいと思い、企業価値を算出する上で簿記2級の資格を取りました、と金融業界でのニーズを教えるかな」

 

持ち駒1つ1つのアピールを良くするエージェントサービスの使い方とは?

「なるほど、どんな風にアドバイスしてくれるのか何となくですがイメージはつきました。個人差はあると思いますけど、もし使うとなれば良いエージェントにある事を祈るだけですね」

 

「ちなみにもし使うのであれば少しエージェントをやる気にさせるコツを教えよう。

 

 個人差はあると思うが、エージェントがやる気にさせるのではあれば『出来れば年収の高い企業に就職したいと思っています』とさりげなく伝えた方が良い。

 

 というのもエージェントの報酬と言うのは、例えば就活生を企業に紹介して仮にそこに就職すれば紹介料を貰う仕組みになっている。そしてこの報酬制度にもう1つ仕組みがあってその報酬は大抵就職先の3か月分の給料だと言われている。要は月給が20万であれば60万円が紹介料となり、もし仮に月給100万の企業に就職すれば300万円が報酬になるから、出来る限り年収の高い企業に就職してほしいとエージェントは思っている。

 

 そして企業が大抵求めているのは『出来ればMarch以上、更に資格などがあれば良い』と言ってくる。採用側というのは『なぜこの人を採用したのか?』と上司などに伝える為、やはり学歴や資格など採用する口実になるものが欲しい。だからエージェントからすれば高学歴で資格持ちの人は就職させやすい部類で、更に年収の高さを御所望であれば、どうやって就職させるべきか考えてくれるだろう」

 

「まぁ、報酬の高さって結構やる気にさせますからね。ちなみにエージェントを利用するのであればどんな所が良いですかね?」

 

「お前の場合はこれから自分の悪い部分を改善していく必要があるから、模擬面接やグループディスカッションなど面接のノウハウも教えてくれる所を利用した方が良いだろ?

 

 例えばOfferBoxの場合、専任アドバイザーがついてESや志望先の選定を手伝ってくれる所で、紹介料を元に稼いでいるから、就活相談を無料で行ってくれる。だからもし利用するなら無料でESや面接対策をしてくれる所が良いだろう」