リクナビとマイナビの違い。登録するならどっちが良い?

『リクナビとマイナビの違いって何?』

『リクナビかマイナビ、どっちが良い?』

『リクナビ マイナビ 両方とも嫌いだから使わない』

 就活を始めるとリクナビかマイナビのどちらを使った方が良いのか?という議論が就活生の間で巻き起こります。そして大抵の結論としてリクナビを支持する人は求人数が多い、マイナビの方が説明会などのイベントが多いなどそれぞれの違いを言います。しかし『で?結局どちらを使った方が良いの?』という結論は出ずに終わります。だからリクナビだけで十分なのか?それとも数多くある就活サイトを出来る限り登録した方が良いのか?と迷う人もいると思います。

 しかし今の時代、リクナビやマイナビを使わないで内定を取る就活生も増えており、大手就活サイトの使い方が大きく問われる時代にもなっています。

 就活をする場合、就活サイトの選定や使い方はどのように考えれば良いのか?ここでは実際に大手就活サイトを運営している就活エージェントの視点で最適な就活サイトの利用方法について説明したいと思います。

リクナビとマイナビの違いとは?

 俺はリクナビやマイナビなど就活サイトを運営するエージェントだ。もう3月となり大勢の就活生がウチのサイトに登録してくる。ただやはり就活生のほとんどが『リクナビとマイナビ、登録するならどちらが良いのか?』と質問してくる。

マイナビよりリクナビの方が優れている部分

 リクナビやマイナビの違い。正直この違いはあまりない。無論、求人数はリクナビが約3万、マイナビは約2万と、1万以上の開きがある。もし多くの求人を閲覧をしたいのであれば、リクナビの方がおすすめだろう。

 しかしここで『果たして求人数が多いサイトの方が就活生にとってプラスなのか?』という疑問に行き着く。どういう事かと言うと、日本の上場企業の数はだいたい8000〜9000。つまり就活生が就職したい企業の数というのはざっと見積もって1万にも満たない。なのにリクナビにはその3倍の3万の求人を掲載している。残りの2万は中小や零細など大手への就活に失敗した就活生が次に見る企業と言っても過言ではない。更にその求人の内容は他の2万とほぼ同じ。違うのは会社名と勤務先と扱っている商品名くらいだ。まだ発展途上の企業というのはそれだけアピールするモノがなく、就活生からすれば他の企業との違いは何なの?と思えるほど企業の特徴が見えない。だからリクナビのメリットは沢山の求人数は載っているが、あまりにも載せすぎて魅力に欠ける求人も多く掲載しているところだ。

 何で求人数が多いのか?これは人材紹介ビジネスモデルに由来するのだが、リクナビというのは求人の掲載料によって生計を立てている。つまり掲載している求人数が多ければ多いほど儲かるという仕組みだ。実際、リクナビでは一度、掲載料(30万)を払ってしまえば13ヶ月間掲載し続けるシステムになっている。だからもう人を採用する気が無くても、わざわざ高い金を払ったんだから掲載を取りやめる手続きをする必要性もなく、説明会を開かなければ、人が来る事も無い。だからリクナビら『求人数トップのサイトです』と宣伝し、多くの就活生を集める事が出来るのだ。

 ただそれだと『折角求人を掲載しても応募者が来ない』という事で、不満を露わにする掲載企業が現れる。事実、リクナビには約40万人が毎年登録する。だから1社あたり平均で10人以上、だから『ウチのようなマイナー企業でも人が来る』と期待している社長や人事部の人が多かった。

 しかし現実はそんな簡単な話ではなかった。大手というのは10人どころか100人、場合によっては500人も募集する。人海戦術で、全国展開を繰り広げる大手であれば出来る限り人は欲しいのだろう。そして就活生は非情な事に大手→上場企業→JASDAQ→中小企業(給料の高い順)と言う順番で見ていくから、目立たない企業を志望候補として入れるのは、大抵その後になる。

 だから辛抱強く待つしかないのかなと思っていたが、残念なことに就活生の中には『そんな企業に就職する位なら、来年また就活を再チャレンジする』と就職留年をする人たちが現れる。更にこの時期になってやってくる人の中には、人間性に問題がある、または実力に問題がある人ばかりくる為、人ではなく優秀な人材の確保が1つの課題となってくる。

 これによりリクナビの求人掲載の恩恵を受けない企業の中には『確かに人材を募集はしていたが、企業にとって重荷となる人材を募集した覚えは無いぞ』と言う不満が露出してくる。そんな不安が露出していた時に登場したのがマイナビだ。

リクナビよりマイナビの方が優れている部分

 リクナビよりマイナビの方が優れている部分としてはイベントの開催数である。マイナビでは定期的に大規模な就活イベントを開催している。その為、10月後半になっても優秀な学生が訪れない企業は自分達の魅力を伝える為に、自ら現場に足を運び、そして優秀な人材を確保しようと躍起になるのだ。つまりマイナビと言うのは、リクナビの時、求人票を掲載しても人が来なかった企業のリストの掃き溜めのような存在だったのではないか?と感じている。技術、知名度の低い企業からすれば、自ら自分達の魅力をアピールするしかないと言うことで、マイナビのサービスを利用し、学生からすれば実際に人事の人と話し合って良い企業なのかどうか見る事ができる。ということを利用者を増やすことに成功した。少なからずお互いの利害の一致によって、マイナビもリクナビと並ぶ1つの就活サイトへと成長した。まぁ、今となっては登録者数においてはリクナビより多くなっているが。

 と言うわけで、リクナビやマイナビの違いについては就活生と言うより、企業側の方が強く、事実、他の違いと言えば、同じ大学の先輩たちの情報をすぐ見つける事が出来るか、エントリーシートの独自提出機能など機能的な部分の違いはあるが、正直なところこの手のシステムと言うのは年々変わっており、今期に一体どんな違いがあるか?どうかは定かでは無い。

 就活生が知っておくべきリクナビやマイナビの違いやメリットについては正直、俺すらも分からない。結局のところこの手の大手就活サイトを利用して、良い企業に巡り会えるかどうかは、就活サイトの利用の有無で決まるわけではない。では今後就活生はどのように自分達の使う就活サイトを判断すれば良いのか?その2つの就活サイトを運営する立場からすれば、その疑問に答えるべきだろうが、実は最近、就活サイトを使わない就活生が増えており、就活生のニーズは新たな局面へと向かっている。

リクナビやマイナビを使わない就活生の例

 大手を志望した事がある就活生からすればわかると思うが、大手を志望する場合、就活サイトを通して選考情報が伝えられるのではなく、一度、志望先企業が持つホームページに登録して、マイページを作ってから、今後の選考内容が伝えられるようになっている。

 マイページ。聞き慣れない言葉かもしれないが、例えばトヨタに志望しようとしたら、リクナビかマイナビには確かにトヨタの求人票は載っているけど、エントリーしてみると『トヨタ採用ホームページから登録して選考に参加して下さい』と書かれ、そこに書かれているURLに遷移すると、トヨタの新卒採用のホームページにたどり着く。そしてそこで再度、個人情報を登録し、そして自分専用のマイページが作られるのである。今後はそこに登録したメールアドレス宛に今後の説明会の日程や面接結果を知られ、正直、リクナビやマイナビなど今後利用する必要性が無くなるのである。

 何でこんな回りくどい事をしているのか?その理由は先ず個人情報なら取り扱い方だ。就活サイトを利用しているという事は事実上、就活サイト運営会社が管理している個人情報を閲覧しながら採用する人物を決める事になる。しかし個人情報の管理が厳しい今、他社を介入しながら採用選考する事は閲覧制限や禁止などのリスクがある。

 そして就活サイト経由だとこちらから出来る質問に制限がかかってしまう。就活サイトには志望動機、学生時代に頑張った事など最低限の質問は出来るようになっているが、それ以外の質問は出来ない。例えば『10年後のキャリア』とか『弊社商品の魅力について書いて下さい』など独特な質問はフォーマットの関係上出来ない。だから多くの企業は自社で開発した採用選考のホームページを通して就活生に質問したい質問をして書類選考の審査をするのである。

 だからこの手のやり取りが普通だと『就活サイトに登録するより直接企業ホームページにアクセスしてマイページを作った方が早い』として就活サイトを利用しなくなり、実際、就活2年目の留年者はリクナビやマイナビなど使わず、直接企業ホームページにアクセスしてマイページを作る事をしている。

 大手しか狙っていない人からすれば就活サイトに登録せず、大手のホームページに行って、そこでマイページを作ることから始めれば良い。リクナビやマイナビの登録は、考えたくはないが大手の就職に失敗した後にやっても遅くはないと思っている。

リクナビやマイナビ以外の人気の就活サイトとは?

 そしてでは大手の選考が終わる7月以降であればリクナビやマイナビに登録すれば良いのか?と思うかもしれないが、そんな簡単な話でもない。というのも最近、就活生の間で使われるようになっている就活サービスの中にOfferBoxと言うものがある。

 OfferBox。簡単に言えば自分の学歴やES内容などをOfferBoxに登録し、それを見た企業が、興味のある学生に声を掛けてくれるというスカウト型の就活サイトだ。

 何故これが人気になっているかと言うと学歴差別や圧迫面接の回避に繋がっているからだ。

 世の中には学歴で採用する就活生を決める企業があり、低学歴の就活生が行くと当然、面接はするけど不採用にする。就活生から言わせれば、始めから採用する気がないのであれば言って欲しいと思うが『学歴で採用する就活生を決めます』なんて公言したら差別だと言われて大バッシングを受ける。だから就活生はどの企業が学歴で差別しない企業なのか?見抜けず、運任せの就活をせざる得ないのである。しかしこのスカウト型の就活サイトは既に登録されているデータを見て学生に声をかけてくれるシステム。始めから学歴で採用の有無を決めているのであれば当然声が掛からず、逆に学歴差別をしない企業から声を掛けられ、余計な被害を受けないのである。

 更に圧迫面接の場合、就活生が応募するから『君の実力で受かると思っているの?』などを高圧的な態度で面接される。しかしオファー型であれば『いえ、あなたの会社が声を掛けて来たんですよ』と言い返せる。だから学歴差別や圧迫面接など回避に繋がり、低学歴や面接に不安を感じている就活生からすればこちらの就活サイトの方が安心出来るのである。他にも就職留年、浪人、病気・障害など就活で不利になる就活生からすれば、それでも自分に声をかけてくれる企業を見つける事が出来、更に卒業1年未満であれば受け付けているところもある為、既卒生にも人気の就活サイトになっている。

 OfferBoxのデメリットを強いてあげるのであれば、登録企業数が約5000件とリクナビとマイナビと比べて少ないという点にある。しかし大手も参入しているし、リクナビやマイナビのケースでもそうだが、全ても企業を見る事は現実的に不可能だ。だから数よりも自分に興味を持ってくれて、差別しない企業を直ぐに見つけられる。そんな魅力的なサービスと言える。

 え?そんな便利なサービスならなんでリクナビやマイナビにその機能が追加されないんだ?だって?そりゃあ、そうだ。だってその逆求人サイトというのは、求人票を載せてなくて成功報酬でお金が入るビジネスをやっているのである。つまりリクナビやマイナビは求人票の掲載料で稼いでいるのに求人票自体をなくせばお金が入らなくなるのである。そして登録者数40万人を抱えている以上、採用される度にお金を貰う仕組みにすれば手続きなどで到底捌き切れるものではなくなる。だからこの手のビジネスモデルをマネすることなんて自殺行為なのである。

 つまり言い方を変えれば、この手のサービスをリクナビやマイナビでも導入する予定がなく、学歴差別や圧迫面接などのデメリットは未だに解決出来ない状態なのである。

 挙げ句の果て、OfferBoxではインターンシップの導入も最近始めた為、もし俺が就活をやり直すのであれば、

  1. 大学3年時、OfferBoxに登録。自分に向いているインターンシップがあるか探す。
  2. 就活解禁時、各大手の採用ホームページでマイページを作る。
  3. 7月、運悪く大手への就職失敗。OfferBoxで良い企業がないか模索。差別や圧迫面接の被害遭わず。
  4. 翌年4月、運悪く内定がないまま卒業。しかし既卒採用している企業と縁があり、内定獲得。就活終了。

 と運悪く既卒まで就活をしてもリクナビやマイナビを使う必要性が全く見つからないのである。更に言えばどの就活サイトに登録しなくても内定が取れるかもしれないのである。

 まぁ、もちろんリクナビとマイナビは日本国内で1番の求人数と、合同説明会を開催している就活サイトである。質量においては日本一は確かであり、自分に1番合った企業を受け持っているサービスとも言える。見つけられるかどうかは別として。そしてリクナビとマイナビの登録は無料である。つまり登録して損は無いのである。だから就活をこれからやる場合、他の就活サイトと併用してリクナビとマイナビを利用するのも1つの手だと俺は思っている。まぁ、だからリクナビ、マイナビ、どちらを使えば良いのか迷っているのであれば両方登録すれば良いと思うぞ。

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