「就活後半になっても内定が取れない!!」
「就活は後半は不利になるから逆転する方法が知りたい!!」
「就活後半はどのように就活をすれば良いのか?」
持ち駒を失い、就活後半になっても頑張らないといけないが、一体どうやったら内定が取れるようになるのか分からない。そう迷う就活生が沢山いると思います。
事実、就活後半になると『どうして内定が取れないの?』意地悪な質問をされたり、志望先は中小企業が殆ど。将来性のある会社かどうかも判断しないといけない上、更に大手の夏採用や秋採用もある事から『自分も入れる余地があるのでは?』と考えたくなると思われます。
果たして実際はどうなのか?ここでは実際に内定が取れず、就活後半になっても苦戦する就活生と、社会人の先輩の2人の会話形式で就活後半からの内定獲得方法について説明しております。
就活後半に行われる大手の二次募集って受かりやすいのか?
「先輩、実は私、恥ずかしながらこの時期になってもいまだに内定が取れていない状態です。もう就活も後半になっているので、そろそろ内定を取りたいのですが、就活後半から内定を取る為には具体的にどんなやり方があるのでしょうか?」
「就活後半から再起をかけたいのであれば、まぁ、中小企業への就職活動か、または大手が設けている二次募集を受けて、内定を取ることになるだろうな」
「先輩、その大手の二次募集って、大手の内定を辞退した人達の穴埋めをする為の募集ですよね?内定を複数持っている関係から大手でも内定を辞退する人がいるのは知っていますが、正直のその人数は数名程度でしょうし、そんな難しい大手への切符を私でも取る事は可能なのでしょうか?」
「正直、厳しいというのが現実だろう。何故なら大手への募集であれば既に内定を取っている人も募集をかけてくるだろうし、他にも病気でこの時期まで就活ができなかった人や、お金が足りなくて就活が後半からしか出来なかった人たちも出てくる。だからその中に優秀な人材が紛れ込んでいる可能性もあるから、まぁ、狭き門と言っても過言ではない。それに俺の聞いた話では7月後半からの募集となると、更に大手への就職は更に不利な状況に立たされる」
「なんで7月後半からだと更に厳しくなるのでしょうか?」
「お前は知らないかもしれないが、日本では通常、大学の卒業と言うのは3月に行われる。しかしこれは日本ならではの独特の文化であって、世界的に見て大学の卒業と言うのは7月の前半に行われることが多いんだ。何が言いたいかと言うと、7月後半からは海外の大学を卒業し、日本に帰ってきた帰国生の人たちが日本の就活に参戦してくるという事だ。
はっきりってその手の人たちのスペックは高い。この時期になっても内定がない理由としては当たり前だし、さらに英語や、または現地の言葉などがペラペラだし、人脈を持っている。だから大手のようなグローバル企業であれば、海外に市場を広げるために、現地の文化を心得ている人を採用したいはずだ。だから就活後半でも募集をかける大手はたくさんあるし、お前はそんなライバルたちの中から大手への切符を手に入れないといけない」
「さすがにそれは無理ですね」
「まぁ、厳しいと思うが、ただだからと言って確実に落ちるわけではない。だから受けてみる分だけ受けてみれば良い。ただやっぱり失敗した場合も視野に入れておくべきだろうな」
就活後半からの中小企業への就職活動
「先輩、それって中小企業に就職する事も念頭に入れろって事ですよね?その辺についてはあらかた調べたのですが、ネットなどで見ていると『優良な中小企業を見つけ出して、そこに就職することを目指そう』みたいなことが書かれていて、私から言わせれば、正直
① どうすれば優良企業を見つけ出し、
② どうやってその企業に就職することができるのか?
それが全然わからずにいます。先輩なら、一体どうやって優良企業を見つけ出し、かつその企業に就職しようとしますか?」
「正直に言うとなぁ、はっきりって仮にお前が優良企業を見つけて就職できたとしても良い人生を歩めるかどうか分からない。
何が言いたいかと言うと、世の中には良い商品を持っていたとしても倒産してしまう優良企業が存在する。昔、レタスの自動栽培を行う企業があって、日本の将来を担うベンチャー企業と謳われたのだが、倒産してしまった。その理由としては、人気商品だからと言って、規模を拡大すぎて、お金を回収する前に、多額の借金を背負ってしまい、期限までにお金を返すことができず黒字倒産してしまったと聞いた。
優良企業でも社長が勝負に出て、規模を拡大すぎてそれを維持することができなくなって倒産するケースがある。また人気商品を扱っていると他社が真似してくるだろうし、特にそれが大手であれば人数や施設の大きさの関係で到底太刀打ちが出来ない。優良企業でも社長の手腕やライバルの動向にによって薄利多売の経営になる可能性があるから、ブラック企業さながらな働き方になってしまうかもしれない」
「先輩、つまり私に優良企業を見抜く才能があったとしても、今後その企業が一生安泰になるわけではないって言いたいのは分かります。でも結局のところ、中小を志望するしか選択肢しかないわけですよね?優良企業に就職するのもリスクがあると言うのであれば一体どういう視点で就職活動をすれば良いのですか?」
「将来性のある企業を探すのではなく、将来性のあるスキルや経験を身に着けられる企業に就職するべきだと思っている。
分かりやすく言うとな、仮にお前が運よく大手に就職出来たとしても、今度は社内競争で生き残れるかどうか考えないといけない。つまりこの就活で成功しても今後の人生においても成功するとは限らないというわけさ。その1つの例として終身雇用が崩壊したと言われている今、大手であってもトップでなければ最後まで働き続ける事は難しいだろうし、大抵は役職定年などで早期の段階で会社から去る可能性が高い。だから長寿化と言われている今、人生100年の人生を謳歌する為に、65歳からもちゃんと食べていけるスキルを身に着けるべきだと思っている」
「つまり会社に依存した人生を送るなと言うわけですね」
「その通りだ。今なんてAIに仕事が奪われる。みたいによく言われているけど、まさに人の仕事は今、機械が代わりにやるような時代に変わりつつある。だからお前もそんなAIに仕事が奪われないようにする為に、AIが出来ないスキルを身に着けるべきだと思っている。となれば具体的に今何をするべきか?それはAIに負けない仕事を見つけ出して、そしてそのスキルを持ってAIに負けない働き方ができるような人間になることが、ある意味就活における成功者になるのではないかと見ている」
「では先輩、具体的に大手以外で、かつ将来性のあるスキルを身につけられそうな業界って具体的に何処でしょうか?」
「俺個人としての考えだがIT業界だと思っている。要は奪われるのではなく、奪う側に回れって事だ。 IT業界の場合、実際にシステムを作りながらITの技術を身に付けていくわけだから、文系の人たちでも働く事が出来る。IT系の業務というのは職種は沢山あるけど、AIエンジニア、または社内SEなど応募すれば何とか道を切り開けるだろう。
あとIT以外であるとしたら営業職だ。 AIにできないことの1つに自分で考えて提案出来ない点がある。だから営業職の仕事を一生懸命やって、そして様々なお客様のニーズに応えていくことを磨いていけば、それは AIに奪われない1つの働き方へと変貌するだろう。
メーカーの営業マンの場合、まぁ、最高で900万くらい稼げたりするだろうし、不動産関係の営業マンであれば1500万くらいの年収を稼ぐ事はできると言われている。無論、今の例はトップ営業マンになった場合だけど。ただそれだけ営業の仕事と言うのは儲ける仕事の1つでもあるから、俺ならITエンジニアか営業職のいずれを目指すだろうな
「先輩、要は知識や腕っ節で勝負するのではなくて、知恵で勝負しろというわけですね。最近、どんなに頑張っても報われないという話をよく聞きますし、報われるための努力をしないと報われないとは思っています。だからそうですね、今先輩がアドバイスしてくれたITや営業などの職種を目指してちょっと今後の就活を頑張ってみたいと思います」
就活後半になっても内定が取れない言い訳で有効なのはどんなモノか?
「ただ先輩、実はこないだ1つだけ面接を受けたのですが、面接官から『君はどうして未だにに内定が取れていないの?』などと質問されてしまい、正直就活後半からは内定が取れない理由について色々と聞かれると思います。その場合具体的にどのような言い訳が、面接で不利にならないのでしょうか?」
「俺の場合、『具体的にどのように働きたいのかこの時期になっても見出せずに、どのようにアピールすれば良いのかわからないでいました。』と答えて『でも今こういう風に働いてみたいです。』という流れで言えれば、未だに内定を持っていない言い訳として通じる。
働きたい理由なんて、なかなか言えないと思うかもしれないが、1つのヒントとして「こんな人間になってみたいです」という言い方が俺の経験上もっとも通じる。なぜなら世の中には社会を良くするために働いている人もおり『私もそんな人になってみたい』と憧れているかのように話せば、なぜ働きたいのか?通じる流れになっていく。
例えばIT系の仕事を目指しているのであれば、
『今の人手不足の時代、ますます簡単な事務的な作業は機械に任せるということが必要になってきます。私自身、そんな今後の日本で求められるような仕事をしたいと思っており、ITエンジニアになることで、便利なシステム開発に貢献し、そして社会を良くしていくエンジニアになってみたいと思いこの度、志望しました』
みたいに言えば良いと思う。そして営業系に関して言えば、まぁ、志望する企業の扱っている商品によるかもしれないが、不動産関係であれば
『不動産と言うのは、お客様からしてみれば一生に1度の買い物であり、不動産業界の仕事は快適な住まいを提供する業務だと思っています。私自身、地方から都会に来た身なので上京する際、不動産業界の方から大変お世話になりました。その為、私自身、その時に紹介してもらった営業マンのようにお客様が喜ぶ提案が出来る人になってみたいと思い、この度不動産業界の1つである御社を志望しました』
みたいに答えた。このように商品ごとの特徴とらえて、その時に知り合った営業マンのようになってみたい、と言えればあたかも志望先の業界の人たちに憧れて志望している。みたいに言える。
だから就活後半になっても内定が取れない言い訳としては『当初は労働とは辛いはずのに何故働きたいと言えるのか?と迷い、しかし実際に働いている人も思い出してみると、金を稼ぐというより、お客さんや社会を支えるような仕事をしているよな?と、働く事について考えさせられ、その結果として、あの時、助けてくれた営業マンのようになりたいと思いました』って形で運べれば、働けない理由についてさりげなく伝えつつ、なぜ御社を志望したのか?という理由に結びつけられると思うぞ」
就活後半から役立つ就活サービスとは?
「ただ先輩、実は色々と就活をしているうちに『この企業いいな』と思って志望してみたのですが『この求人は締め切っています』と応募できない事が分かりました。リクナビやマイナビって、応募が終わっているのに求人は普通に出ているのですね。その為、この辺の空振りは遭いたくないので、先輩ならどのように応募が終わっている企業を見抜きますか?」
「正直、そんな内部事情をつかめるほど、求人票で読み解ける力など存在しない。ただ別の提案として、逆求人をしている新卒就活サイトに登録してみるのも良いと思うぞ」
「逆求人ですか?」
「ああ、今のご時世人手不足の影響で、就活生の応募を待つではなく、こちらから積極的に声をかけていくと言う採用方式が目立ち始めている。例えばOfferBoxというのがあり、自分の自己PRやプロフィールなどを事前登録する事で、企業からお前の方に声をかけてくれるタイプの就活になっている。
俺も学生時代、利用した事がある。これのおかげで求人募集が締め切っている企業に応募して空振る事はないし、就活後半から再開する場合、中小企業の情報についても集めないといけない。この就活サイトは結構役に立つんだ」
「どういう意味で役に立っているんですか?」
「例えば俺がコンビニのバイトを学生時代にやっていたんだが『たかがコンビニのバイトなんて誰もやっているよな』と大した企業からオファーがかからないと思っていたんだ。しかし実際に利用してみると『わが社は今、コンビニ商品を卸しているのだが、競争激化に伴い、低価格ではない商品を作る事になっている。だからコンビニでバイトをした事がある君なら、どんな商品が売れていたか知っているのではないかと思い、声をかけたんだ』と言ってくれた。
コンビニというのは大手メーカーが様々な形でコンビニが自社開発した低価格商品に対抗出来るよう付加価値のある商品を販売している。例えばチョコレートであれば手の温かさでチョコが溶けないよう特殊なコーディングをされたチョコを販売し、職務中でもキーボードや書類にチョコが付く心配がなくなり、売れるようになったモノがあった。他にも機能性食品と言ってストレス軽減や記憶力アップなどを謳う商品を売り出して低価格以外のメリットを提示する商品が登場している。
だから俺なりにコンビニでバイトした事がある人材を欲しがっている企業はコンビニに商品を卸している企業であり、俺はコンビニで今後売れる商品を作る為には機能性食品のような太らない、低カロリー、アレルギーの食材を使ってないなど、健康の良さやアレルギー代替食品などを宣伝して売り出せば良いのでは?という例をあげて企業側から色々と訊かれた質問に答えるうちに同業他社から内定を貰うに至った。
だから就活後半から良い企業を見つける為には実際に『どうして自分を採用しようと声をかけてくれたのですか?』と質問して、自分の魅力を再確認し、どんな人材を企業が欲しがっているのか?その情報収集に徹した方が良いと思っている。そしてある程度必要な情報が集まったら、同業他社にその内容をアピールし、内定までこぎつければ良いと思う。
そんな事が出来るのはスカウト型就活サイトくらいだから、もしお前が就活に戸惑っているのであれば、情報収集、または空振り回避を兼ねて、この逆求人新卒就活サイトを利用する事をオススメするよ」