満席だけど8割の確率で説明会を予約する就活生

 

『会社説明会が満席で予約出来ない場合、問い合わせメールをした方が良い?』

『オンラインなのに会社説明会が満席になって参加出来ない。なぜ?』

『学歴フィルターで説明会が予約出来ない。どうすればよい?』

 

 就活では内定を取る為には会社説明会の参加が必要になっています。しかし実際に説明会の予約を取ろうとするといつも満席になっていて、大手であればあるほど取りづらくなっています。

 

 もし満席になっていれば通常、次の案内が来た時に賭ける、または問い合わせて参加出来るか確認する、という方法もありますが、就活では満席になっていても説明会の予約を取る事が可能です。

 

 説明会が満席なのにどうやって説明会の予約を取れば良いのか?その方法についてここでは実際に大手の説明会の予約を取ろうと奮闘する就活生の視点で満席でも予約を取る方法について説明しております。

 

 

会社説明会の予約でいつも満席になる就活生の例

会社説明会の予約でいつも満席になる就活生の例

 

 俺は就活を始めて1ヶ月目の就活生だ。

 

 リクナビやマイナビなど求人情報サイトに登録してから1ヶ月、企業から会社説明会の案内が来ており、俺としては出来れば高収入の大手に入りたいと思っているのでこれから来るであろう大手の会社説明会を中心に志望しようと思っている。

 

 しかし先輩の話によると、大手から内定を取りたいのであれば会社説明会に参加しないといけない事を訊いていた。

 

 説明会に参加するだけならそんなに苦労するとは思えないが、とりあえずその先輩から『説明会の案内が来たら直ぐ予約が出来るよう、スマホは買っておけ』と言われたので、スマホを購入した。

 

 先輩より、会社説明会の案内は求人情報サイトから来る場合もあれば、志望先のホームページからマイページを通じて知らされる事もあると聞かされる。その為、出来るだけ沢山の大手のマイページを作り、何時でも知らせが来るよう、メール登録もしておいた

 

 だからこれで大手の会社説明会への準備は万端だと俺は思っていたのだが、正直、その考えは甘かった事を後に知る。

 

会社説明会の案内メールが来て15分後には満員になっている就活

 というのもある日、俺が目をつけていた大手からの会社説明会の案内がメールで来ていたのを知った時だった。早速俺は予約を取ろうとしたのだが、

 

「あれ、全部満席になっている・・・」

 

 メールが来たのは13時24分。そして俺はその時は講義を受けていたから、講義が終わった14時15分、つまり約1時間後にメールの中身を確認し、そして説明会を予約しようとしたのだ。しかし2週間分もある予約日が全て満席になっており、案内が来てから1時間くらい経つと満席になっているのだと、この就活の異様さを思い知ったのだ。

 

 前回の失敗により、俺は自宅でいつ来てもいいよう常にスマホを持ち歩くようになっていた。そしてメールが来てから30分後に案内が来ていた事に気づき、俺は早速マイページにアクセスしようとしたのだが、なんと全部の日程が満席になっていたのだ。

 

「メール案内が来てから30分で2週間分の説明会の日程が全部満席?」

 

 正直あり得ないと思った。仮に1日の会社説明会の収容人数が100人だったとして、2週間、しかも午前午後となると28回分、つまり2800人も予約する事が出来る。

 

 それがたったのだ30分で全部満席になるなんて正直想定外だった。ただリクナビには何人の就活生がその企業を志望しているのか分かるブックマーク機能を確認してみたが

 

「4万人・・・」

 

 つまりこの大手企業に就職したいと思っている就活生は約4万人いて、そのうちの2800人が予約を取る事に成功したのである。つまり2800人と言っても、その規模は企業から言わせれば約7%ほどであり、就活ではそれが30分で満席になってしまうという事だ。

 

 そして俺がピックアップした企業のブックマークを見てみると、4万とまでいかなくても3万、2万8千、最低でも2万5千と大人数が募集している。その為、俺は以前より早く知らせの案内に気づくよう、10分おきにメールを確認するようにした。

 

 ただそれは暇な時間な時だけでなく、講義の時間帯でも見なければならず、講義の内容を訊かず、完全なスマホ依存症になっていた。無論、講義内容など頭に入っていないし、ノートの書き方も断片的になっている。

 

 恐らく試験直前なると講義を真面目に受けている友達から資料やノートをコピーしてもらう形になるだろうな、と会社説明会の予約程度で学業に支障をきたすとは思わなかった。 

 

 そんな大学の講義の時間を無駄にするような事をして、ある日やっと案内メールが来てから15分以内でメールを見る事に成功したのだ。そして俺は講義中であるにもかかわらず、スマホで会社のホームページを開き、予約を取ろうとした。

 

 しかし酷い事に何故だかホームページに繋がりにくくなっていて、5分経っても、ロード中のマークがずっと出ている。

 

 これは後になって知ったのだが、大手の会社説明会の場合、多くの就活生がその会社のホームページにアクセスしてしまい、過剰アクセスにより志望先のホームページで通信障害が起きて繋がりにくくなるリスクが就活にはある。

 

 就活では事前告知せず、いきなり案内メールで知らされる仕組みになっている。これがもし事前告知をしていたら当然、何万人も就活生が一斉にその時間にホームページにアクセスする為、サーバーダウンは必須。それ故、大手会社説明会の予約を取る為には、いきなりの通達されても大丈夫にする為、定期チェックは覚悟しないといけないだろう。

 

 話はもとに戻るが、ロード中で入れず、ずっと更新ボタン連打しまくっていたら、やっと予約画面に入れた。ただもうその時は既に約半分の日程が埋まっており、俺は急いで空いている日の予約を取ろうとした。ただ俺はここでどの日が自分にとって都合が良いのか分からず、この時、スケジュールの書かれたメモ帳を見ながら空いている日を確認し、予約しようとしたのだ。

 

 ただその僅か30秒足らずの作業で、空席というボタンを押した瞬間入れなくなった。アクセス障害かと思い、改めて予約画面を見ようとすると、俺が予約しようとしている日にちは既に満席になっていて、どうやらスケジュールを確認している僅かな時間の合間に他の就活生がその日にちを予約し、そして満席になってしまったのだ。

 

 その為、この会社説明会の予約は時間との勝負でもある為、少しでも時間を早くする為に事前に自分の空いている時間帯は頭に入れておく事にした。

 

 そしてチャンスはまた直ぐにやってきて、前回の反省を踏まえ、そしてようやく大手企業の会社説明会の予約を取る事に成功したのだ。長い戦いであったが、選考過程で必須と言える説明会の参加だけでここまで苦労するのかと大手に就職する難しさを目の当たりにした。

 

 それに今は1社だけかもしれないが、これが複数社予約に成功していると

『あれ、あの企業って、いつ予約したっけ?』

 

 とこれから新しい説明会の予約を行う際、前に予約した企業と重複してしまう事がある為、1日毎のスケジュールを覚えておかないといけない。ただ俺は記憶力が良くないから出来るだけ簡単に説明会を予約する方法はないのか?と考えるようになっていた。

 

 

満席の会社説明会を予約する「効果的な方法」と「効果的ではない方法」について

満席の会社説明会を予約する「効果的な方法」と「効果的ではない方法」について

 

 俺は説明会の予約を比較的に簡単にする為に、ネットで満席の会社説明会に参加する方法について調べていた。すると色々とあったが、大まかにまとめると以下の3つがある。

 

・満席でも事前にメールで連絡し、参加をお願いする
・直接企業に電話して参加を頼む
・予約を取っていなくても会場に行き、参加させてもらえるようお願いする

 

 など書かれていた。

 

 その為、この3つの方法について試してみたのだが、どの3つも上手くいかないような結果になった。

 

事前にメールで参加をお願いしてもマニュアル対応される例

 というのも先ず事前にメールでお願いする方法についてだが、仮に満席になっている会社説明会に参加させてくださいというメールを書いて送っても、返事がない場合や、また返事があっても

『次の案内があるので、その案内をお待ちください』

 

 と対応される。

 

 しかしその次が一向に始まらない事もあった為、これは俺の勘でしかないのだが、恐らく俺と同じように満席で予約し損なった人達が会社に連絡し、全てを対応出来ない事から、マニュアル対応されたのでは?と思っている。

 

 だから『次がある』なんて言葉など鵜呑みにせず、予防策を取った方が良いだろう。

 

電話や直接会場に行って空席があっても断られる例

 となるとメールでお願いするのではなく、電話か直接会場に行って頼み込むしかないのかなと思ったのだが、結論を言うと直接会場に言って頼み込む方が成功する確率が非常に高い。

 

 というのも俺が電話で参加をお願いした時の話だが

 

『当日にならないとどのくらい学生さんが来ないのか分からない』

 

 と言って断られていた。しかも1社、2社だけでなく、ほとんどの企業が同じ悩みを抱えていた為、会社説明会の予約を高める為には当日に欠席者がいるか判断出来る開始15分前に頼み込んだ方が参加しやすい。

 

 だから俺は電話で直接訴えるよりも、直接現場に足を運んで、空席があるかどうか確認出来る状態で申し込んでみたらどうなるのか?と思い、予約なしで参加してみる事にした。

 

 そして実際に予約に失敗した説明会に直接足を運び、頼み込んでみるとOKを貰える事がある。ただ1つ言わないといけないのは大抵は空席がある状態であるにもかかわらず断られる。

 

なぜ空席があるのに参加を断られるのか?

 

 理由は企業ごとに違うが、その理由は大きくわけて3つある。

 

 1つは「公平性に欠ける」と『他の就活生はちゃんと予約してきてるのに君だけ特別扱いする事は出来ない』など、公平性やルールを守る為に断るパターンがある。

 

 そしてもう2つ目は企業によっては会社説明会が自社ビル内で開催し、1階の入り口にセキュリティゲートを通らないと参加出来ない所がある。つまりセキュリティ上の観点から本人確認が曖昧な状態で、ビルの中に入れる事は出来ないと言われて断られる。

 

 そして3つ目の理由だが、

 

「仮に参加出来ても、次の選考の案内が来ないかもしれないよ」

 

 と言われたのである。

 

 これは予約システムの問題で、人事部は今後の選考に参加する就活生に案内を送る為、会社説明会を予約した就活生達にのみ、次の案内を通達するシステムになっている。

 

 つまり予約していない人には次の案内を送る方法がなく、そんな特別処置が出来るのは、人事部ではなく、システム関連事業部の人達となってしまい、専門外の権限により断られる。

 

 これは言いかえれば、俺の個人情報をその場で渡し、人事の人に入力してもらう、そんなやり取りをしないといけなくて、無論、個人情報のやり取りは法律上禁止されている。だから頼み込んでも対応出来ず、予約なしで参加しても『システムの関係上、予約をした学生にしか送れない形になっていますがそれでも参加しますか?』と諭されてしまう。

 

 このように電話や直接会社説明会に行って、お願いしても、成功確率は経験談で3割ほどしかない。

 

 つまりやらないよりマシだが、就活では会社説明会に参加するよりも、予約を取る事の方が大事だというのがよく分かる。だからこそ、この会社説明会の予約においては、やはりメール案内が来てから15分以内に説明会の予約を取る事が大事だと言える。

 

 あ、ちなみにもし向こうのご厚意で参加出来た場合、ちゃんとお礼メールを出すんだぞ。

 

 実際、社会人になってから、こちらのミスで向こうの対応で難を逃れる事がよくあるだろう。その上で、ちゃんと無理を聞いてくれたという事でお礼を言う姿勢が出来ているのは評価の対象になるし、お礼がなければ人としてどうなの?と思われる為、お礼メールは出しておこう。

 

 しかし話は戻すが、案内メールを逐一確認すると学業だったり、予約が取れなかったりなど色々と苦労する事になる。

 

 その対策を取らないといけないわけだが、俺の場合、先の人事部とのやり取りで1つ気になる点があり、そこから満席の状態でも会社説明会の予約が取れるのでは?と俺は思ったのだ。

 

満席の予約画面から空席が生じる瞬間とは

満席の予約画面から空席が生じる瞬間とは

 

 人事部の人と話していたら、どうやら会社説明会では必ずと言っても良いほど無断欠席する就活生がいるらしい。なら説明会の予約についても事前にキャンセルする就活生がいるのでは?と思った。

 

 つまり会社説明会のキャンセルが出来なくなる1時間前、つまり深夜0時の1時間前の予約状況を確認してみると、”満席”ではなく、”空席あり”になっている場合が何回かある。これは俺が就活をしていた時に訊いた噂話であるが、就活では予約しても当日になって何の連絡もよこさないと、その就活生はブラックリストに入ってしまい、今後の予約が出来なくなるシステムがあると聞いた。

 

 実際にあるのかどうか知らないが、ドタキャンを避ける為、丁寧に締切ギリギリの時間帯にキャンセルする人がいて、そこに滑り込む形で俺が予約を取っていた。実際、俺はその方法で10社中8社の割合で会社説明会の予約を取る事に成功したのだ。

 

 これは俺の推測でしかないが、あの30分で全席満席になるほどの過剰な争奪戦である以上、自分の予定が合わなくとも

『とりあえず空席があるから予約しておこう』

 

 と予約する就活生がいるかなと思っている。

 

 そしてその就活生は結局予定がつかず、ペナルティを避ける為、事前に予約をキャンセルするのでは?見ていた。まぁ、どんな理由でキャンセルするのか分からないが、そこに滑り込む形で予約が出来るので俺はそれに感謝している。

 

 だから説明会が満席になっているから諦めるのではなく、予定の空いている前日に志望先の会社説明会の予約状況を確認し、空席が出来ていないかどうか確認するのも1つの手だと思っている。

 

 

学歴フィルターで説明会が満席表示され、予約出来ない就活生

学歴フィルターが原因で説明会が満席になり、予約が取れない就活生の場合

 

 このように例え会社説明会の予約を失敗しても、取れるチャンスが存在する。その為、仮に案内メールで予約が取れなかった場合でも対策は取れるが、俺の場合、学歴フィルターという問題があった。

 

 学歴フィルターとは低学歴の人を自動的に会社説明会の予約を満席になるように表示し、学歴の低い人が予約出来ないようにするシステムの事を指す。

 

 そんなシステムがあるのか?と思うかもしれないが、昔、高学歴就活生が自分の高学歴アカウントと低学歴アカウントを同時に作成し、予約画面を比較した結果、高学歴の場合、空席があるのに、低学歴の場合、満席になっているという画像がネットで流出した。

 

 それ故、リクナビのシステムにそのようなフィルタリング機能があるのか?と考える人もおり、就活生の中には高学歴就活生と仲良くなり、予約画面が満席であっても、人事に電話してフィルターを解除してもらうよう対策する人もいると、先輩は噂で聞いたと言っていた。

 

 しかし先ほど説明した通り、案内メールが来て15分以内で満席になる関係上、上記のような問い合わせ作業をしたいたら、仮に学歴フィルターが解除されても、本当に満席になっている可能性がある為、意味はない。

 

 それに先輩の話だとリクナビに学歴フィルター機能があっても、案内メールを送るのが大企業の人事部である以上、1万人以上の就活生に一斉に送らず、高学歴順にメールを優先して送り、そして多分、低学歴には満席になっている時間帯に案内メールを送るやり方をすれば良いと言われた。

 

 要はリクナビに学歴フィルターがなくても、企業が学歴順に時間差で案内メールを送る方法をとれば、自動的に高学歴中心の採用が出来、低学歴就活生は大手への選考に参加出来ない図式が出来上がる。

 

 それ故、俺のような高学歴ではない就活生は、別ルートで説明会を予約する方法も心得ておいた方が良い。

 

 

会社説明会が満席だった場合の対策で人気なサービス

会社説明会が満席だった場合の対策で人気なサービス

 

 学歴フィルターの被害を回避する為には具体的にどうすれば良いのか?

 

 ここで俺が知っている方法なのだが、世の中にはリクナビのように応募してから選考に参加出来るタイプではなく、自分のプロフィールを事前に載せて、それに興味を持った企業からオファーが届く、キャリアチケットのようなスカウト型就活サイトが存在する。

 

学歴フィルターをしない大手の見つけ方

 俺も利用してみたのだが、スカウト型就活サイトのおかげで先のように向こうから声をかけてくれる為、会社説明会の予約を必死になって取る必要はなく、自分の学歴を見た上でオファーを出してくれる為、学歴フィルターの被害に遭う事はない

 

 更に魅力的なのはオファーが来るのは中小企業だけでなく、なんと大手からもオファーが来るのである。それは食品メーカー、不動産、銀行、証券、保険、小売など幅広く、そして俺は文系出身なのだがIT企業からもオファーが来て学歴フィルターをしない大手を見つける上で役立った。

 

 それにオファー型の場合、『なぜ俺にオファーを出してくれたのですか?』と聞ける。

 

 ちなみにIT企業の場合、ITは大学の講義で習う事が少ない為、文系出身でも就職した後、研修などでIT知識を身に着け、戦力として働けるよう成長させてくれる企業がある。

 

 それ故、ITなど全く知識がない業界や全く働き方が分からない企業を志望する場合『なぜ自分にオファーを出してくれたのか?』と尋ね、自分が受かりそうな企業を見つけるのも1つの手だと言える。

 

 だから大手の会社説明会の予約で苦労するよりも、向こうからオファーが来る逆求人型新卒就活サイトも利用し、そして空いた時間に大企業の方と会えば従来の方法より内定が取りやすくなると言えるので紹介する。

 

 

企業の会社説明会の動画を見ながら選考に参加する就活サービス

 他にも満席となり、説明会に参加出来なかった場合、動画で説明会の動画を見ながら、空いた時間に選考に参加する方法はないか探せる就活専用のJOBTVというモノがある。

 

 これは今まで会社説明会に参加しないと会社説明会で紹介される動画などが見れない問題があったが、このJOBTVでは、各企業の会社説明の動画が無料で見放題なのである。

 

 だから地方出身者の場合、親から反対されてもその動画を見せたり、わざわざ現地に行って、会社説明会に参加する必要もない事から、地理的なハンデを持つ就活生から重宝されている。

 

 おまけに自己PRを紹介する場合、ESのテキストだけでなく、動画での自己PRも可能である為、例えば水産加工会社を志望する場合、地元の養殖ビジネスに参加して知識があります!と動画でアピールする事も出来る為、興味のある企業を見つけ、選考に参加したい場合、JOBTVを使って、選考に参加するのも1つの手だろう。