新卒なのに即戦力としてアピール出来る就活生

『新卒で即戦力を求めるのは矛盾しているのではないか?』

『新卒で即戦力を求めるのはおかしいのではないか?』

『新卒なのに即戦力で採用される人はどんなアピールをしているのか?』

 就職活動をしていると『働いた事がない新卒相手に即戦力を求められている』と矛盾した事を言われ、困惑している場面があると思われます。しかし世の中にはそれでもその企業から毎年何人もの就活生を採用している為、即戦力だと思わせるようなアピールが顕在すると思われます。

 ただ自分でいくら考えても良いアイデアが浮かばず、その結果、志望していた企業から不採用通知を受け取り、残念な結果を得て、落ち込む事になるかもしれません。

 即戦力を求める企業から内定を取る就活生は具体的にどんなアピールをしているのか?ここでは実際に人材斡旋会社で働いている先輩社会人と出会い、新卒で即戦力だと思わせる為には具体的にどうすれば良いのか?その辺の矛盾について解消する方法について説明しております。

新卒なのに即戦力を求める企業はどんな企業か?

「先輩、お久しぶりです。実は今、就職活動をしているのですが、会社説明会を受けてみると約3割の企業が即戦力を求めている。と言ってきます。正直、新卒って働いた事がないわけだから、即戦力として扱われるのは何か矛盾しているような気がします。そんな企業は具体的にどんな人材を求めているのでしょうか?

「即戦力を求める会社というのは主に2つある。1つは『自分達の企業が具体的にどんな人材が良いのか?』正しく考えられていない場合だ。

 今の時代、どの人材が会社の役に立つのか分からなくなっている。2000年代であれば『税は無くならないわけだから、税理士になればずっと食いぱっぐれる事はない』と言われ、安泰した職だと言われていた。しかし今ではITの発達によって仕事が奪われる形になり困窮した状態になっている。更に2010年であれば銀行や大手家電メーカーに関しても安泰だと言われていたのに、AIの発達によって仕事が奪われたり、海外の安い労働力によってシャープの場合、台湾の会社の傘下に入る事態にまで陥っている。約10年のスパンで日本の筆頭だと言われていた業界が立ち行かなくなっているし、だからこそどんな人材が役に立つのか?誰も言える人は言えない状態になっている。

 その為、今の会社説明会では『コミュニケーション能力がある人』『協調性のある人』『向上心のある人』とか、ありきたりな言い方でとどまっている。だから即戦力と矛盾した言い方をしているが、これは別の言い方をすれば『今後どんな人材が活躍するか分からないから早く自分達の仕事を覚え、社会の役に立つ人材に成長して欲しい』とそんな裏の意味を含めた意味で説明しているのだろう」

「なるほど、確かに時代の変化は激しいですし、○○のような人材と具体的に言えるわけではないですからね。何となくですが、即戦力を求める理由が分かりました」

「まぁ、そんな優しい理由だけではない。もう1つ即戦力を求める理由があるのだが、それは『その会社自体、人を育てる事をせず、自分でのし上がってくれ』とそういう意味で即戦力を求める会社がある。

 俺は色々な企業を見て調査してきたが、世の中には利益ばかり追求し、人を育てる事をしない企業が沢山いる。例えば社内競争の激しい実力主義の会社だと、人を育てる暇があったら自分の仕事をして、成果をあげる方を優先する。だから新入社員といえど、基本的なマナーだけ教えて、あとは現場に放り出して『何で結果を出せなかったんだ』と叱る程度で終わってしまう。このように企業の中には自分で考えて結果を出さないといけない企業というのが存在するから『人からの教えをあてにせず、自分で考えて結果を出せる人材が欲しい』と必然的になるから、これはもう即戦力を求めているとしか言いようがない」

「なるほど、確かにノルマ至上主義の会社ってありますからね。目先の利益ばかり求めて人を育てず、そして人材が育たない。そんな会社には入りたくないですね。就活ではそんな教育丸投げのブラック企業を見極めて、就職先を選別するって事が必要なんですね」

新卒で即戦力を求める企業でブラックではない企業はどんな企業か?

「その通り、だから就職活動においては人の教育を行わない企業を見極める事が必要になってくる。その為にも、自爆営業や長時間労働など不当な働き方をさせている企業を見極めたりするのだが、まぁ、働いた事のない人からすれば難しい話だろうな」

「そうですね。口コミサイトなどで確認し、悪い評判が出ていないか確認していますが、それが限度ですかね」

「そうだな。それよりも優良企業を見つけ出す方法について注力した方が良いだろうな。即戦力の定義と言っても色々あってな。例えばIT業界の場合、比較的簡単なテスターという業務がある。簡単に言えば完成したプログラムがちゃんと動くかどうかテストをする人の事を言う。始めのうちは『ITについて詳しくない自分がIT業界を理解する上でも自分でも出来る仕事』とチャンスのように捉えるかもしれないが、その後『いつまで経ってもテストばかり。これでは開発経験が積めず、転職したくてもアピール出来る開発経験がないから、いつまで経ってもこの仕事から抜け出せない』なんて事がある。会社によって誰でも出来る仕事をずっとやり続ける人材も即戦力として見られるわけだから、お前は今後社会で役に立つ経験を積める企業かどうかその辺の見極めがこの就職活動では求められる」

「先輩、言っている事は分かりますが、働いた経験のない自分がそんな優良企業を見極めるなんて無理なんじゃないかと思うのですが、何か良い方法があるのですか?」

「優良企業を見つける方法として先ずブラック企業の特徴を理解しておく。ブラック企業の特徴を理解しておけば『ああ、ここブラックの可能性が高いので避けた方が良いな』と少なからず悪い企業に入らないように出来る。

 そしてブラック企業の特徴だが、如何に人件費を安く済ませるのか?そこに注力している点にある。例えばブラックで思い出す言葉と言えば、サービス残業、長時間労働、自爆営業、パワハラが思いつく。どういう事かと言うと、ブラック企業は如何に社員の給料を安くする口実を作っている。例えば日本の法律では固定残業手当と言って、何時間働いても残業費が同じという法律がある。これは仮に残業しなくても残業代が貰える法律なのだが、長時間労働が当たり前の職場だと損をする事になるし、酷い経営者はそれを見越して長時間労働をさせる場合もある。だからサービス残業を虐げる企業がどういうモノなのか?志望先の企業名で検索して、なぜサービス残業を虐げられるのか?その辺について事前把握しておいた方が良いだろう。

 また就活生の中には大手の子会社であればホワイト企業と思う人もいるかもしれないが、常に仕事が入るメリットがある分、その仕事がないと経営が成り立たない場合がある。例えば広告業界の場合、広告業界の親会社って定時ギリギリになるまでどんな広告にするか決めるスタイルになっている。その結果、当然下請けに注文が入るのは定時後という事になってしまう。本来ならフレックスタイム制を導入して出社時間を遅くすれば良いのだが、広告業界の場合、親会社は朝早く会議を行う傾向があるから、朝早く下請けに本日の注文をしてくる。だから結果的に親会社の都合に振り回され、朝早く出社し、夜遅く帰る結果になる。そして今の日本では長時間労働は法律によって禁止されている。だから会社からは『今、会社が大変な時だから、タイムカードは定時になったら切って』など言われ、サービス残業を強いられる事にもなる。だから親会社だからと言って、安泰とは言えないし、もっと恐ろしい事を言えば、親会社から一方的に値切りされて、安い給料で働かざる得ない状態で働かされる下請けいじめという事が起こりかねないから、大手子会社だからという理由でホワイト企業と考えない方が良い

「なかなかブラック企業を見抜くのは難しいのですね」

「まぁな、となると長時間労働をさせず、かつ賃金を高くしていくビジネススタイルはどんなモノかを考えれば何がホワイトなのか見えてくる。例えば短い時間で成果をあげていく方法として商品販売系のビジネスがある。要は働く時間を増やすのではなく、商品の価格を上げても買ってくれるビジネスを展開している企業なのか?どうかという事だ。ブラック企業の場合、薄利多売ビジネスを展開している事が多いから、如何に売れる商品を持っていて、そして利益率の高い商品を販売しているかどうか?そこが重要になってくる。要は社会から受け入れられている商品がある。これがホワイト企業に必要な条件になってくる」

新卒で即戦力と矛盾した印象をどのように払拭すれば良いのか?

「先輩、言っている事は分かりますが、そんなホワイト企業なんてどうやって見つけるんですか?それに仮に見つけられたとしても『自分はそんな高い商品でもお客様の心をつかむキャッチトークが出来ますよ』なんてそんなアピールも出来ませんよ。そんな事をどうやって実現するのですか?」

「俺がオススメする方法としてOfferBoxのようなスカウト型就活サイトを利用してみてはどうかな?と思っている。お前が今、利用しているのはリクナビやマイナビだろ?あれって一度自分が志望先について調べてから、応募して、そして面接を行う。けど働いた事がない就活生がそんな志望先業務を正しく理解し、そして向こうが求める人材を的確に言うなんて無茶がある。正直、そんな運任せな就職活動をするより、実際にその手の業界で働いている人からノウハウを聞き出し、そしてそれをあたかも自分の事のように話せば良い。

 実際、スカウト型就活サイトでは自分の履歴書を事前登録して、それに興味を持った企業が自分に声を変えてくれるスタイルになっている。これにより面談の際に『なぜ自分を採用候補として見ているのですか?』と訊けて、業界分析をあまりしなくても、志望先の業界について正しく理解出来るチャンスが手に入る。

 実際、俺が新卒で就職活動をしていた時の話なんだがな、結構役に立った。当時俺は居酒屋のバイトしかしていなかったんだが、スカウト型就活サイトでWi-Fiの販売を手掛ける会社からオファーがあって、会ってみると『今後の外国人観光客を呼び込むために居酒屋のバイト経験のある人を中心に声をかけている』と言ってくれたんだ。どういう事かと言うと、居酒屋は日本文化の1つであり、外国人観光客が利用してみたい1つの候補になっている。その為、外国人観光客が海外旅行で愛用している通信回線としてWi-Fiを使っていて、居酒屋にはまだそれが配備されていないところが多くあり、だから居酒屋のバイト経験があって、外国人観光客の対応をした事があれば『外国人観光客を呼び込む為にWi-Fiを利用してみてはどうですか?』と提案営業が出来ると見てくれてスカウトがかかったわけだ。

 俺も運良く外国人観光客の対応していてな。当時、東京オリンピックの影響で、飲食店では完全禁煙を求める条例が出来てしまい、喫煙者の利用客の代わりとなく新たな客層を見つける必要があった。その上で、新たに外国人観光客を取り込む方針となって、どのように外国人観光客を取り込むのか、ウチの課題となった。結果、外国人観光客と言えど、大抵は英語を話せる人がほとんどだから、メニュー表には英語で書かれているモノを用意して、それを見せて対応する事をした。更に気をつけないといけないのは、海外では日本とは違い、宗教的な食文化があるわけで、特にイスラム教徒の場合、アルコールを含んだ食べ物を口にしてはいけない戒律がある。だから食べ物にどんな成分を使用しているのかどうか確認も大事だけど、もっと大変なのは、食べ物の中だけでなく、使用している食器、つまり食器洗いの際に使った洗剤にアルコールが含まれていないかどうかもチェックしないといけない。だから使用している洗剤にもアルコールがないと説明出来るようにしておかないといけなかったから、覚えないといけない英語がたくさんあった。

 更にWi-Fi端末だけでなく、外国人観光客の中には、世界共通のクレジットカードを使用している人も多いから、店のレジでも世界共通のクレジットカードが使用出来るような機能を備えないといけなかった。だから通信端末だけでなく、クレジット対応もしないといけないって言う問題もあったから、クレジットカードの端末を販売している会社の社員と連携してやりとりしないといけない事もあった。

 まぁ、そんないろいろな苦労した上で、外国人観光客が利用出来る居酒屋と言う意味で口コミが広がったのか、年々利用者が増えていくと言う事が起こった」

「なるほど、先輩は良いですよね。そうやってアピール出来る経験が沢山あって」

「いいや、違う。俺は当初そんな事をやっていない。どちらかと言えば飲み会に参加する為の金を稼ぐ必要があったから、数日居酒屋のバイトをした程度だ」

「えー!!、今までの話は嘘だったんですか?」

「俺が言いたいのは今までの現場で活躍出来そうな話を如何に面談であった人から絞りだすか?そこが重要になってくる。俺がその時にした会話の流れとしては『居酒屋で数日バイトした程度です』『そうか、残念だな』『ちなみに居酒屋でバイトしていると御社の業務においてどんな風に役立つのですか?』『ああ、実はな、居酒屋は海外からみると日本文化の1つになっていてな・・・』と、居酒屋が外国人観光客に人気。Wi-Fi利用者が多い。だからWi-Fiの設置場所を増やす上でも、居酒屋のバイト経験がある人に声をかけている。なんて情報をその面談で入手した。

 だから俺は居酒屋であたかも外国人観光客を取り込む事が必要になったかのような話をして別のWi-Fi端末販売会社にこの手の話をして、現場でWi-Fiをどのように活かせば良いのか?居酒屋の店長に説明出来る営業マンのように話したわけだ。

 もっと具体的に話すと、その面接では『レジ設定の際はどんな事をしたのか?』『Wi-Fi端末を設置する際、どのような設定で通信インフラを整えたのか?』など色々な質問をされた。やっぱり、どんな経験に対し、どんな質問をしてくるのか?採用する側の人の意見を色々と訊く事が必要だ。しかしそれは普通のリクナビやマイナビでは聞き出す事は出来ない。面接の時間帯なんて15分から30分が関の山だ。だから俺は別のWi-Fi端末を扱っている会社から、現場で活躍している社員はどんな人達なのか色々と聞き出して、今後外国人のインバウンド戦略を行う上で、どんな戦略を立てるべきか?まで言えるようになった。だから新卒なのに即戦力だと思わせるアピールの仕方として、実際に働いている、更に実際に新卒就活生を採用する人から色々と話せる機会を設けた方が良い。

 その方法としてスカウト型就活サイトは自分の魅力や、そして企業がどんな人材を求めているのか?それを把握する上では十分役立つサイトと言える。だからお前自身、アピールの仕方に戸惑っているのであれば、先ず実際に採用する側の人と話して、どんな人材を求めているのか?その辺の話をする事を念頭に取り組んでみてはどうかな?と思うぞ」

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