不採用理由を知る事が出来る就活生の例

不採用理由を知る事が出来る就活生の例

 

『不採用理由を知りたい』

『不採用理由が分からない』

『不採用理由を教えてくれない。どうしたらよい?』

 

 など不採用通知を受け取り、どのように今後の就活を対策していけばよいのか分からない。そんな悩みを抱えている就活生はいると思います。不採用理由なんてその会社の裏側に潜入しないと分からないと思う人もいるかもしれませんが、世の中には不採用理由を様々な工夫を得て知る事が出来る方法が存在します。

 

 果たしてそれはどうやっているのか?ここでは実際に大手面接官の親を持つ就活生が如何に就活生で不採用理由を引き出し、対策を練るのかについてストーリー形式で説明しております。

 

不採用理由を聞き出す就活生

不採用理由を聞き出す就活生

『お祈り申し上げます』

 

 またこれか・・・。これで3社目。一次面接がこんなにたて続けで不採用になるのであれば、俺自身何かしら問題があるとしか言いようがない。ただこれ個人の性格を振り返るにあたり、友達付き合いは悪くないし、コミュ障というほどでもない。まぁ、でも当たり障りがないとも言える為、もしかしたらあと一歩のところで不採用になっているのかもしれない。

 

 不採用理由・・・これが知れないのは本当に厄介だ。就活ではメールにて不採用通知が来るが、不採用になった理由について説明してくれない。去年、就活で苦戦した先輩の話では就活後半からになると『どうして内定が取れないの?』と不採用になる理由について聞かれる。不採用の理由を聞かれても、あくまでこちらの憶測なんだから答えられるわけないだろ!?と思うかもしれないが、現実には落ちた理由をズカズカと聞いてくる企業が多いようなのだ。だから最初の3社には不採用になった理由を聞くためにメールで問い合わせみたのだが、未だに返事がない。不採用理由を知って、次の選考での参考にしたいと思っているが、現実はうまくいかないようだ。

 

 しかしそれで挫ける俺ではない。少しばかり知恵を絞り、2つほど不採用理由を聞き出す方法を思いつき、それを実践してみる事にした。

 

不採用理由を知る方法① 電話での問い合わせに工夫する

・・・プルルル。

 

『はい、こちら○○株式会社人事部でございます』

 

『お忙しい中、失礼いたします。私、○○大学の○○という者なのですが、実は8日前に御社の面接を受けたのですが、1週間ほどたっても選考結果の連絡が入ってなく、選考結果を知りたいと思い、ご連絡致しました』

 

『・・・連絡が来ていない、という事でしょうか?』

 

『はい、迷惑メールの中も確認しましたが、説明会、ならびに面接案内のメールは受け取っているのですが、肝心の結果についての連絡が来ていない為、ご連絡致しました』

 

『左様でございましたか。ご迷惑をお掛けし申し訳ございません。しばらくお待ちください。・・・○○様、お待たせ致しました。再度メールを送信致しましたが、届いておりますでしょうか?』

 

『いえ、まだメールは受信しておりません』

 

『左様でございますか』

 

『あの、もしよろしければこちらの口頭にて選考結果を教えていただく事は可能でしょうか?』

 

『・・・選考結果ですが、申し訳ございませんが、○○様は不採用となりました』

 

『ああ・・・左様ございますか。ご連絡ありがとうございます。・・・あの、もし宜しければ不採用理由についてお尋ねしてもよろしいでしょうか?

 

 そう、正にこれ。長ったらしい前置きだったけど、実はメールが届けられていない事は嘘。二度目のメールもちゃんと受信している。しかしメールが届けられていない事にすれば当然電話で連絡するしかなく、その為にも期限1週間より1日置いて『なぜ面接結果が来ていないのでしょうか?』と連絡したのだ。そして選考結果を聞くついでに、不採用理由も聞き出す。

 

 正にメールが届けられていない責任感を煽り、お詫びとして不採用理由を聞き出す方法。我ながらあくどい。しかし就活は情報戦。少しでも他の就活生より有利に進めるためにも自分の悪いところは改めなければならない。実際、これをやって以降、不採用理由を聞き出す事に成功している。まぁ、中には『申し訳ございません。不採用理由に関しましては私は請け負っておりませんのでお答えする事が出来ません』と、まぁ、同じ会社とは人事部の窓口係まで細かい選考結果を共有しているわけではない為、断られてしまう事がある。ただ風通しの良い企業の場合?答えてくれる事があり、このやり方は重宝している。

 

不採用理由を知る方法② 面接での質問の仕方を工夫する

 もう1つ不採用理由を聞き出す方法として面接で最後に行われる『何か最後に質問がありますか?』を利用した方法がある。実は俺の場合、最後に尋ねる質問として

 

『今回の面接にて貴重な経験をさせていただきました。その為、次の選考でももっと質問などを答えたいと思っているのですが、今回の面接にて至らない部分、または改善した方が良い部分などありましたら教えていただけないでしょうか?』

 

 とこんな質問をしている不採用理由というより、改善点の提示になるが、不採用になる場合、ダメな部分を面接官に聞ける質問だと思い、これも重宝している。事実、不採用の場合、色々と言ってきてくれる為、本当に次の選考にて改めるべき点を教えてくれる。まぁ、中には『いえ、本当に良いと思いましたよ』と言ってくれて、その後、不採用通知を貰う事がある為、まぁ、この質問は『裏情報を引き出そうとする”がめつい”奴』なんて思われてマイナス印象を持たれるわけだから、多用すべきではないやり方だ。ただ一次面接で落ちてばかりの俺からすれば逆にやるべきな事の為、率先してやっているのだが。

 

不採用理由を知っても意味がない就活生

不採用理由を知っても意味がない就活生

 とこのように不採用理由を引き出していれば次の選考の対策がうまくいっているのだろうな、と思うかもしれないが、なんと不採用理由を知ってもどうしようもない場面に直面する。というのも

『弊社と○○様の求めている事がマッチしない為』

『何がしたいのか良く分からなかった』

『他の就活生と比較した結果、他の方を採用する事になりました』

 

 という返答を貰う。最初の求めている事が違う、という事であれば『どんな部分が違ったのか?』と訊けると思うが『申し訳ございません。そこまで詳しい事は・・・』と言われ、こちらが求める部分まで掘り下げてくれない。そして2つ目に関してはどうやらこちらがアピールする内容に至らない点があったのだろうが、何が悪かったのが良く分からない言い方で追従しても『申し訳ございません。そこまで詳しい事は・・・』と言われる。挙句の果て、一番多かったのは最後の『他の就活生と比較し』だ。これだと他の就活生の個人情報に触れる為、お答えする事が出来ません、という形になり、深く聞く事が出来ない。

 

 つまり不採用理由を聞いても、次の対策が取りづらいのだ。折角苦労して聞き出せてもこれじゃあ、骨折り損のくたびれ儲けだ。だから俺は採用側がどんな人材を求めているのか?それを更に深堀し、アピール内容を練るしかないという結論に行きつく。しかし思いつかない。

 

 そんなある日、『ただいま~』とウチの親父が帰ってきて、食卓は共にするのだが

 

『いや~、人事部の人を相手にするのは骨が折れる』

 

 と言い、実はうちの親父は大手人材会社で働いており、どうやら今は新卒採用の相談役として親父が働いているらしい。折角だから採用される就活生の情報を引き出そうと思った。ウチの親父の場合、自宅内で酒を渡すと口が軽くなる。そして親父は『今の就活生は・・・』と不採用になる就活生の特徴について述べ始める。

 

よくある就活生の不採用理由

「あいつら、就職する事しか考えていないせいか。入ってからどんな風に働きたいか考えていない。例えば『簿記の資格があります』『TOEICが900点です』なんて言っているけど『簿記や英語のスキルがどんな風にこの仕事の役に立つの?』と言うと黙ってしまう。少なからず就活で有利になるからという理由で資格を取っている人が多いから、まともに働こうと考えている人が少ないんだよ」

 

「でも実際に会社で働いた事がないのだから、そんな的を射たアピールなんて就活生が出来ないんじゃないの?」

 

「まぁ、日本の教育に問題があると言えば個人的にYESだが、それでもアピールの仕方があるだろう。例えば化学業界であれば炭素繊維があれば機体が軽くなって燃料の消費や機動性が上がる、なんて記事を読んで『ああ、化学業界って炭素繊維のような化学物質を売り込む会社なんだな』とか」

 

「いや、流石に化学業界だと専門知識が必要なのでは?」

 

「まぁ、今の就活生に足りないのは、志望先の仕事を正しく理解していない事が目立つ。食品業界なんて『食べる事が好きです』なんて言ってキッコーマンやミツカンでアピールする就活生がいるんだけど『ではわが社の製品をどうやって飲食店の店長やスーパーの責任者に売り込むのか提案してみて』と言うと黙ってしまう。食品業界の営業職を志望しているのに、商品を売れる、売りたいという事をアピールせず、ただ商品が好きである事しか言わない。そんなの女は好きだけど、女を幸せにする方法を知らないって事と同じ、嫁ぎ先を決める親父がそんな奴に娘を出すとは思えないだろ?」

 

「・・・要は商品の活かし方や商品を欲しいと思える提案が出来ないと何時まで経っても採用されないって事?」

 

「まぁ、そうだな。いくら自分の実力や志望先の商品の魅力を語っても、なぜ自分が『そこで働きたいのか?』を述べられなければいつまで経っても内定が出ない。実際、食品メーカーから内定を取る就活生って言うのは『高齢者の栄養管理の仕事に魅力を感じ、私自身御社の商品を通じてご高齢の方々の食生活を提案出来る人になりたい』とか、『御社の冷凍食品のおかげで幼い頃の私のお弁当や夕食を作る手間を省けられ、働く人達への食生活の負担や健康を意識した提案が出来る人になって世の中を支えてきたい』とか、志望先の商品を使ってどのように社会や人を幸せにしたいのか?それが語れるようにならないと『この子は就職した後、この商品をどのように社会にアピールすれば良いのか考えてくれるだろう』と思ってくれないぞ」

 

 と親父は言う。なるほど今まで内定を取る事しか考えていなかったが、就職した後に『こんな風に働くとは思わなかった』と言って早期退職する人が多いから、ちゃんと志望先の仕事でどんな風に活躍したいのか?その辺を述べられないといけないのか。と俺はアピール内容を練り直さないといけないなと反省する。

 

就活生に不採用理由を教えるべきかどうか?

「そういえば最近『就活生に不採用理由を教えるべきかどうか?』と企業側から訊かれる事が良くある。正直、俺の場合が『やめとけ』と言っている」

 

「どうして?」

 

「いやさ、ネットやSNSで叩かれる事を心配しているんだが、一方で不採用理由を全就活生に教えると大変な労力がかかる。例えば不採用理由を伝えて就活生が全員が感謝すると思うか?もし仮に学歴で判断する企業がいれば適当な理由、例えば『他の就活生と比較して』と言って『個人情報の観点からこれ以上申し上げられません』と言って終わらせるし、ちゃんとした理由を述べている企業の方が就活生から反感を持たれやすい。

 

 またそんな不採用理由を伝える労力があるのであれば、他の優秀な就活生を探して採用する事に労力を割いた方が良い。でないとその人材が他の企業に取られて、良心的な企業が逆に良い人材を確保出来ない形になるからな。

 

 わずか30分程度の面接で全てを見抜く事なんて出来ないし、企業側からしたら不採用理由を伝える事なんてデメリットしかない。だから不採用理由が分からなくて悩んでいる就活生を救う事より、新しい人材の確保に専念した方が良いってわけ」

 

「ああ、確かに不採用理由があるって事はもう既に選考を受けた立場。そんな就活生を助ける事より新しい人材確保に力を入れた方が良いってわけね」

 

「それでも就活生の中には不採用理由を知ろうと面接の最後に『自分の改善点はありませんか?』と選考結果に触れる部分を聞き出そうとする奴がいる。しかし面接で仮に採用の約束をしても、面接後、上司と協議した結果、不採用に変わる可能性だって十分にある。実際、部下が面接をやってなぜ採用したのか?という理由を聞いて『高学歴だったから』『雰囲気が良かった』など人を学歴や見た目で判断している節がある。何とかなりませんか?って上層部からヘルプを貰っているよ。

 

 最近では『選考結果のメールが届いていません』と言って、不備を主張して責任として不採用理由を教えろ、と悪知恵の働く就活生もいる。だから俺の場合、『他の就活生と比較して考慮した結果です』と言って、個人情報を理由に応えられないようにして、と各企業にアドバイスをしている。だから仮に不採用理由を知らせる事を義務化しても個人情報を盾に応えられないと直ぐ終わらせられる形になるだけだけだから、不採用理由を知ろうとせず、自分のアピール内容を練り直し続けた方が良いぞ

 

不採用が続く就活生がやるべき改善策とは?

不採用が続く就活生がやるべき改善策とは?

「なるほど、じゃあ、もし親父なら不採用理由が分からない就活生がいた場合、その人はどうやって就活をやるべきだと思う?」

 

「やはり自分の強みを理解して、その強みをどの企業が欲しがっているのか探し当てる事から始めないといけないかな。俺個人が見る限り、不採用になる就活生って言うのはどのようにアピールすれば良いのか分からない学生だと思うんだ。事実、働いた事がないのだから、自分のどんな経験が企業側は関心を持っているのかイメージ出来ない。だから学生時代に頑張った事だけを挙げて、しかしそれでも不採用になり『なぜ不採用なんだ?』と原因を探りたくなる。 そんな事よりも自分の強みを見つけて『だから御社でその経験を生かせるのではないかと思い、志望しました』と言えるモノを探し当てた方が良いと思うぞ」

 

「でもどうやってそんなモノを見つければ良いの?」

 

「最近、dodaキャンパスのようなスカウト型就活サイトが注目を集めている。リクナビとは違い、事前に載せたプロフィールなどを見て興味を持った企業が声をかけるスカウト型の就活サイトだ。

 

 これの何が良いかと言うと、例えば居酒屋のアルバイト経験をプロフィールに載せていた場合、大手ビールメーカーや銀行、そしてIT業界からも声がかかるんだ。そして

『居酒屋でバイトした事があるのなら、店長やお客さんがどんな酒を好んでいるのか知っているかもしれない』

『居酒屋の運営について知っているのであれば、店舗運営について知っているかもしれないし、その場合、新しい店を出店する際、どんな風に出店資金を活用すれば良いのか?銀行ならでも資金的なサポートに必要な下地が出来ているのではないかと思い、オファーをかけた』

『今、弊社のIT開発部では居酒屋向けに翻訳アプリやWi-fi端末の貸し出しなどのサービスを行っている。居酒屋って日本文化の1つでもあるから、外国人観光客が多く訪れるから、彼らに向けてどのように接客すれば良いのか知っているのではと思い、会ってみようと思った』

 

 など居酒屋のアルバイトしていただけで大手ビールメーカーと大手通信企業から声がかかるわけだ。だから自分の経験のどんな所に魅力があり、そしてどんな人材を欲しがっているのかを知る上でも逆質問がしやすいこのスカウト型は人気なんだ。事実、これを聞いた後、居酒屋の店長のところに行って、どんなビールが人気で、銀行員はどんな提案をして、など色々と聞いて、『私はこんな風に提案出来る営業マンになりたいです』とあたかも自分で考え出したかのうようにアピールする。正直、アピールの仕方が分からない就活生からすればスカウト型の就活サイトは1つの打開策になっていて利用者が年々増えている」

 

「確かに業界分析しても何をアピールすれば良いのか分からない人からすれば貴重なツールですね」

 

「まぁ、他にも学歴フィルターってモノがないから、普通の大学出身者でも声をかけてくれる。リクナビやマイナビの場合、『あ、この子、高学歴じゃないんだ。でも学歴で不採用にしたなんてバレたら叩かれるから、面接は適当に済ませて不採用理由を出そう』と不採用で悩んでいる就活生の気持ちを踏みにじるところだってある。だからスカウト型は始めから落とすつもりの面接を避ける事が出来る就活生にとって移動の際の交通費や時間はアルバイトや業界分析が出来た貴重なモノでもあるからな、そんな奴と出くわさない為にもスカウト型は便利だ。

 

 だから内定が取れないと嘆いているのであれば、先ずは自分の強みが何なのかを知る事から始めてみてはどうかと思う。その上でも、まぁ、このスカウト型就活サイトでも利用して知見を広め、内定を取る方頑張れば良いと思うぞ」