就活でTOEICは意味ない?子どもの点数を採用につなげる見方


最終確認日:2026年7月18日 ※本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます

就活でTOEICが意味ないかどうかは、点数だけでは決まりません。応募先が英語を使う仕事か、募集要項でスコアをどう扱うか、本人が英語を使った経験を説明できるかで価値が変わります。高得点でも落ちるのは、TOEICが無意味だからではなく、採用理由の一部にしかならないからです。

親御さんは「せっかく取ったのだから英語を使う大手へ」と進路を固定せず、スコアを応募先選びと自己PRの材料へ変える手伝いをしてください。この記事では、点数別の断定ではなく、求人ごとに意味があるかを判定する方法を説明します。

公式データの読み方

IIBCは、採用時にTOEIC Programスコアを要件・参考にしている、または今後そうする可能性がある企業の割合を55.4%と案内しています。一方、リクルート就職みらい研究所「就職白書2026」では、企業が採用基準で重視する項目として語学力は12.1%、人柄は93.8%でした。調査対象・質問が異なるため単純比較はできませんが、「スコアが参照される企業はあるが、スコアだけで採用されるわけではない」と読むのが妥当です。

出典:IIBC「将来の進路や仕事に役立つTOEIC Program」リクルート就職みらい研究所「就職白書2026」データ集

TOEICが意味を持つ求人・持ちにくい求人

求人の状態 TOEICの扱い 本人が確認すること
応募条件に点数が明記 応募資格または選考材料 最低点、取得時期、証明方法
海外顧客・英文資料を扱う 業務との関連を示しやすい 入社後に英語を使う場面
将来の海外配属がある 配属・育成の参考になり得る 新卒配属で必須か、入社後評価か
英語を使わない国内業務 学習継続の補助材料 仕事へ直結する別の強み
点数だけを自己PRにする 差別化しにくい 学習の工夫と業務への接続

募集要項に書かれていないのに「何点なら有利」と一般化するのは危険です。応募企業の採用ページ、説明会、OB・OG訪問で扱いを確認してください。

高得点でも落ちる4つの理由

  1. 応募職種で英語を使わない:資格と仕事内容がつながっていません。
  2. 点数以外を説明できない:チームでの行動、課題への対応、志望理由が不足しています。
  3. 学習方法に再現性がない:「頑張った」で終わり、計画や改善が見えません。
  4. 志望先が高得点者の多い企業に偏る:点数が差ではなく応募条件になっています。

TOEICの高得点は努力の事実ですが、「採用後に何を任せられるか」まで自動的には伝えません。英語以外の経験や、英語を使って解決したことと組み合わせます。

点数を自己PRへ変える4文

次の型を使い、実際の事実へ置き換えてください。

  1. なぜ英語学習が必要だったか。
  2. 最初に何ができず、どの数値を記録したか。
  3. 学習方法をどう修正し、どの期間で何が変わったか。
  4. 応募職種のどの場面で、その進め方を再現するか。

海外の資料を読めるようになるため学習を始めました。最初は長文の時間不足が課題だったので、毎週の正答率と所要時間を記録しました。誤答を語彙・文法・読み順に分け、8週間ごとに学習配分を修正しました。このように数値から課題を分ける進め方を、入社後の業務習得でも生かします。

点数や期間を盛ってはいけません。採用担当者が見たいのは立派な物語ではなく、本人が課題を見つけて行動を変えた証拠です。

親が点数の使い道を確認する5つの質問

  • その会社のどの仕事で英語を使うの?
  • 募集要項には必須、歓迎、参考のどれと書かれている?
  • 点数以外に、英語を使った経験はある?
  • 英語を使わない仕事でも応募したい理由はある?
  • 高得点を取る前と後で、学び方はどう変わった?

「何点取ったの」「もっと上を目指したら」だけでは、就活の材料になりません。仕事との接続を聞き、本人が答えられない箇所だけ企業研究で補います。

TOEICのために就活を止めない

応募条件を満たすために受験が必要な場合を除き、点数が上がるまで応募を待つのは慎重に判断してください。新卒採用では締切があります。学習を続けながら、現在の点数で応募できる企業を並行して探します。

状況 優先順位
締切が1か月以内 応募書類と企業研究を優先し、学習は維持
点数が必須条件に届かない 受験日を確認し、別求人も並行
点数はあるが面接で落ちる TOEICではなく面接の停止原因を確認
職種を決められない 英語を使う場面から職種を比較

スコアより先に応募先との接点を増やす方法

TOEICは数値が分かりやすい一方、本人の経験のどこを企業が評価するかは分かりにくいものです。スカウト型サービスでは、登録した経験や希望を見た企業から連絡が届く場合があり、自分のどの情報に反応があるかを確認できます。ただし、スカウトは内定ではなく、希望しない企業から届く場合もあります。企業情報と選考条件を本人が確認してください。

点数以外のどの経験に企業が関心を持つか知りたい学生へ

対象条件・対応地域・紹介内容は変更される場合があります。利用する本人が公式ページを確認し、希望に合わない求人や支援は断って構いません。

経験や希望を見た企業からの反応を確認する

TOEICを生かせる会社か確認するチェックリスト

  • 英語を使う部署・業務が採用ページに具体的に書かれている。
  • 入社直後と将来の配属を分けて確認した。
  • スコアの有効期限や証明書提出の条件を確認した。
  • 英語以外の採用要件を三つ挙げられる。
  • 点数を取得した過程を、仕事に結び付けて説明できる。

関連して読む記事

点数と経験の組み合わせ別に伝え方を変える

状態 伝え方 避けたい表現
高得点・実務経験なし 学習計画と改善方法を仕事へ接続 即戦力として英語を使えます
中程度・留学や交流経験あり 相手に合わせて伝えた具体例を説明 グローバルに活躍できます
点数は低い・継続学習中 現在地と次の受験日、改善記録を事実で示す すぐ高得点を取ります
英語職を希望しない 継続力や課題分解を補助材料にする 資格があるので有利です

採用担当者は、点数から本人の会話力や業務遂行力をすべて判断できません。読む・聞く以外の力が必要な仕事なら、面接や実際の経験で別に確認されます。できることと、まだ経験していないことを分けて話す方が信頼されます。

TOEICを取った後の企業研究を30分で行う

  1. 募集要項で英語・海外・資格の記載を検索する。
  2. 社員紹介で、英語を使う部署と頻度を確認する。
  3. 事業資料で海外売上や顧客を確認する。
  4. 新卒配属でその部署へ行けるのかを説明会で聞く。
  5. 自分の経験と結びつく業務を一つだけ選ぶ。

海外事業がある会社でも、新卒全員が英語を使うとは限りません。「海外売上があるから英語を生かせる」と飛躍せず、応募職種と初期配属まで確認します。英語を使う仕事が少ないなら、TOEICは補助材料にし、職種で必要な別の能力を前面に出してください。

親が追加受験を勧める前の判断

次回受験で応募条件を満たせる可能性があり、締切にも間に合うなら受験は選択肢です。一方、面接で落ち続けているのに点数だけ上げようとしても、停止地点は変わりません。現在の落選段階、応募締切、必要点、学習時間の四つを確認し、受験が就活からの回避になっていないかを見ます。

よくある質問

TOEICは何点から就活で有利ですか?

企業・職種・募集区分で異なります。一般論の点数ではなく、応募先の必須・歓迎条件を確認してください。

高得点なら大手を狙うべきですか?

点数だけで応募先を大手へ限定する根拠にはなりません。仕事内容、配属、採用要件、本人の希望を合わせて選びます。

点数が低い場合、ESへ書かない方がよいですか?

記載必須欄があれば事実を記入します。任意欄での扱いは応募先の条件と、他の強みとのバランスで判断してください。

※本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。採用条件・サービス内容は変更される場合があります。応募・利用前に公式情報をご確認ください。

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