志望動機が『お金を稼ぎたい』なのに内定を取る就活生の例文

 

『志望動機が『お金を稼ぎたい』のだが、これ以外良い例文なんてないか?』

『就職する以上、お金を稼ぐ事が働く理由なのに何で志望動機を書かないといけないわけ?』

『お金を稼ぎたい気持ちが本心だが、企業ウケの良い志望動機の例文なんてない?』

 

 など新卒の就職活動をしていると本心はお金を稼ぎたいなのに、真っ当な志望動機を書かないといけません。事実、そのまま本心を書けば面接官より『お金が欲しいから志望しているのか?』と疑われ、内定が遠のく事になります。

 

 その為、私利私欲だと思われない志望動機を書くべきですが、働く事は本来、辛い筈なのになぜ働きたいと言えるのか?矛盾を解消出来ず答えられない状態になっているかと思われます。

 

 しかし就活では実際に志望動機を書いて大手から内定を取っている以上、お金を稼ぎたい事が本心なのに内定が取れる志望動機がある事は否定出来ません。

 

 その為、企業ウケの良いお金目的の志望動機とは何なのか?ここでは実際にお金目的しか志望動機を思いつかない就活生が大手面接官の経験がある人材コンサルタントの先輩の相談し、無事、内定を取るまでの会話形式で説明しております。

 

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志望動機が『お金を稼ぎたい』の場合、どうすれば良いのか?

 

 就職活動を始めて3か月。色々な会社説明会に参加してESを出さないといけないのだが、全く持って書けていない。いや、ガクチカや自己PRなどは書けているのだが、どうしても志望動機が書けずにいる。

 

 なぜ書けないのか?それは簡単だ。『お金を稼ぎたい!』が本心だからだ。

 

 ウチの家計は裕福な方ではなく、大学に行く為には奨学金を借りる必要があった。だから将来働いている傍ら、借金を返済しないといけない。しかし『給料の高い所に就職したい』なんて言えば当然『お金目的の就活』などと思われ、不採用になってしまう。

 

 だから就活では人様から評価される志望動機を書けるようにならないといけないが、全くどう言い換えれば良いのか分からない。というのも労働とは本来辛いモノ

 

 朝早く起き、夜遅く帰る。サラリーマンのような労働者は自分達の時間をお金に換えて給料を貰う以上、仕事とは誰もがやりたくない事であるべきで、だからやりたいなんて言う事は出来ない筈。

 

 それ故、本来辛い事なのに就活では志望動機として『働きたいです!』なんて言わないといけない。正直、矛盾した事を言わされているようで書き上げるなど不可能なのでは?と思っている。

 

 しかし世の中には志望動機を書いて内定を取っている人がいる。

 

 だから当初、俺は『御社の仕事に感銘を受け』『私は御社の商品を愛用しており』などホームページの企業理念をコピペして志望動機を作っていたが、どうもこのやり方は『感銘志望』と言われており、簡易的に作れる志望動機として採用側が警戒している書き方だと知る。

 

 要はコンプライアンスが厳しい時代、ネットの内容をそのままコピペして提出するような輩は著作権侵害や盗作などのリスク、また自分で考え出す知恵がない人と思われてしまう為、避けた方が良い志望動機作成術と言われている。

 

 結局、お金を稼ぎたい本性を隠して志望動機を書く為にはそれなりの志望先の知識が求められる。それ故、就活生のような働いた事のない人が真面なアピールをする為にはどうするべきなのか?

 

 俺の場合、運よく色々なツテを頼り、なんと大手人材斡旋会社で働いている先輩がおり、お金を稼ぎたい場合の志望動機の書き方について伝授してもらう事にした。

 

お金を稼ぎたい気持ちをどのように立派な志望動機として書けば良いのか?

 

「というわけなので、この3日間全くもって志望動機が書けないでいます。お金を稼ぎたい気持ちが本音の私が志望動機を書きあげるにはどうしたら良いのでしょうか?

 

「評価される志望動機の書き方と言うのは分かりやすく言うと、

金を持っている人達をどのように助けて、お金を貰おうとしているのか?

 

 という考え方で書いた方が分かりやすいかもな。

 

 お前はビジネスを単なる金稼ぎと思っているかもしれないが、根底にあるのは困っている人を助けて、そのお礼としてお金を貰う、そんな互恵関係でビジネスは成り立っている。

 

 例えば食品業界の場合、人々の健康を支える為にアレルギーを回避した食事、または低カロリーの料理を提供して、お礼としてお金を貰ってる。そして銀行の場合、資金的なサポートをする事でお金を貰っている。

 

 だからお金を稼ぎたい場合、

『君はどんな風に社会から必要とされる人になりたいの?』

 

 という志望動機は聞いているので、就活生は

『私は○○のような形で社会から必要とされたいです。それを叶えるのは御社なのではないか?と思い、志望しました。』

 

 というアピールの仕方が出来れば良い」

 

お金を稼ぎたい就活生が書くべき志望動機の例文【食品業界編】

「なるほど何となくですが、どうやって志望動機を書けば良いのか分かりました。ただ先輩、やっぱりお金を稼ぎたいが本音だと思われない志望動機の例文が見たいです。食品業界の場合、どんな風にアピールすれば良いのか具体的な例文を教えていただけないでしょうか?」

 

 例えば食品業界の場合だと以下のような書き方がある。

 私は食品を通じて飲食店をサポートする仕事に魅力を感じております。私のバイト先であるパン屋では定期的に製粉メーカーの営業マンが訪問しております。その際、営業マンは飲食店のオーナーに向けて製粉食品を使った提案、例えばグルテンフリーの風潮が強くなった時期は玄米粉など原材料の代替品を提示したり、不景気の時期は長期保存、または加工の際、人手少なくて済むレシピを提案したりなど商品を売るだけでなく、パン屋の運営のサポートも行っておりました。私自身、仕事はお金を稼ぐ事だと思っていたのですが、ビジネスを通じて顧客を助けてお礼を貰う、そんな互恵関係もあるのだと知り、働く事への見方が大きく変わりました。その為、私はその営業マンのように食品の品質向上、コスト削減、ならびにメニューの充実など飲食店の運営にまで視野を入れたサポートが出来る営業マンになってみたいと思い、この度、同じ食を扱う御社をこの度志望しております。

400文字

 

 上記のように商品の提案を通じて取引先のビジネスに貢献するあり方に魅力を感じ、という書き方だと、確かにお金を稼ぐやり方だが、その裏ではお互いの事を助け合っている、という認識が伝わり、お金を稼ぎたい、という邪な考えは伝わりにくい。

 

 その為、お金を稼ぎたい願望が強くて困っているのであれば

『ビジネスを通じて顧客を助けてお礼を貰う』

 

 この文言を入れてみると良い。

 

お金を稼ぎたい就活生向けの各業界毎の例文

「なるほど、お金を稼ぎたい場合の本心をどうやって隠せば良いのか分かりました。ただ先輩、その場合、如何に志望先の業界が社会の為に頑張っているのか?そのビジネスの仕組みを知らないと『ビジネスを通じてお金を貰う』という言い方は出来ないと思います。先輩の知っている各業界毎のビジネスを通じて顧客を助ける仕組みが分かる例文を紹介していただけないでしょうか?』

 

お金を稼ぎたい就活生が書くべき志望動機の例文【金融業界編】

 では続いて銀行の場合だが、この場合、就活生のバイト先に向けて頑張っている話が良いと思うから、以下のを紹介する。

私は資金的なサポートでビジネスを支えていく仕事に魅力を感じております。

私のバイト先である飲食店ではコロナの影響で閉店の危機に陥っていました。しかし銀行員が訪問し、耐震工事、ならびに厨房設備やPOSシステムなどの融資を提案し、更に新規開店後の効率的な調理方法や食材の調理時間を短縮方法まで紹介していました。結果、新規開店後、厨房設備は衛生面や食品安全面でのリスクを減らす事が出来、更にPOSシステムにより、売上の把握や在庫管理がしやすくなり、閉店のリスクを避けられました。

私自身、仕事はお金を稼ぐ事だと思っていたのですが、ビジネスを通じて顧客を助けてお礼を貰う、そんな互恵関係もあるのだと知り、働く事への見方が大きく変わりました。

その為、私はその銀行員のように融資後の飲食店の運営にまで視野を入れたサポートが出来る人になってみたいと思い、資金的なサポートをしている御行をこの度志望しております。

396文字

 

 そして続いて保険業界の場合だが

私は人々の生活を支える保険のあり方に魅力を感じております。

私のバイト先ではコロナの影響で閉店する事になったのですが、6ヶ月以上雇用保険に加入していた事で解雇前の3分の2の資金が支給されました。その為、新しいバイト先を見つけるのにも苦労せず、従業員が解雇された場合でも最低限の生活費を保障してくれる保険のあり方に魅力を感じ、店長曰く、コロナ禍の時期に保険の使い方を教えてくれた保険の営業マンのおかげだと言っていました。

私自身、仕事はお金を稼ぐ事だと思っていたのですが、ビジネスを通じて顧客を助けてお礼を貰う、そんな互恵関係もあるのだと知り、働く事への見方が大きく変わりました。

そして保険は雇用だけでなく、商品製造物責任保険、食中毒保険など様々な保険がある事を知り、私は保険の営業マンのように飲食店の運営にまで視野を入れたサポートが出来る人になってみたいと思い、保険を扱う御社をこの度志望しております。

399文字

 

 など金融業界の場合、如何に資金的なサポートをする仕事に就きたいと思わせるかが焦点となるから、お金を稼ぎたい意欲が強いのであれば金融業界を志望してみるのも良いと思うぞ」

 

お金を稼ぎたい就活生向けの志望動機【給料の高い業界編】

「なるほど確かに金銭に対する意欲は人一番私自身強いと思っています。ただ先輩、正直、お金を稼ぎたい気持ちが本音なので出来れば給料の高い所に就職したいと思っています。具体的にどんな業界が給料の高い業界になるのでしょうか?」

 

「そうなってくると付加価値、要は100円の商品を1000円、1万円など高値で売る事が出来る業界だと思うね。だから商品そのものだけでなく、何かしらの高い専門性が求められる業界、例えば医療、ITが典型的な業界になるのかな。

 

 医療というと医者?と思うかもしれないが、世の中には文系就活生でも就職出来る医療業界として医療機器メーカー、医療情報システムなどがある。その為、その手の業界に就職する為のお金の稼ぎ方が分かる志望動機を紹介する。

私は人々の生活を広げる証券のあり方に魅力を感じております。

私が手術を受けた経験があるのですが、術後の痛みを軽減する機能がある器具や、短時間で癌などを高い確率で発見する検査機器がある事を知り、その医療機器のおかげで私は無事、就活出来る年齢まで無事過ごす事が出来ました。

私自身、仕事はお金を稼ぐ事だと思っていたのですが、ビジネスを通じて顧客を助けてお礼を貰う、そんな互恵関係もあるのだと知り、働く事への見方が大きく変わりました。

その後、御社の説明会で文系出身者の私でも製品の特徴や機能を分析し、市場に求められる製品を設計したり、市場動向や競合製品を分析し、製品の差別化を図るマーケティングの仕事がある事を知りました。そして医療機関や医師、患者などからアンケートを取ったり、製品の認知度を高めるため、広告やセミナーなどのプロモーションを行う業務を行ってみたいと思い、この度、御社を志望しました。

394文字

 

 そしてIT業界の場合だが、

業務改善を目指すエンジニアになりたい。

私の父は夜遅くまで働く事が多かったのですが、新しいITシステムを導入した事で煩雑な事務処理を一瞬で終わらせる事が出来、長時間労働から解放されました。父の話ではITコンサルタントの方が業務処理以外にも、社員のタスク管理、ならびにコミュニティツールも導入され、一段と社員との連携が見えるようになったと聞いております。

私自身、仕事はお金を稼ぐ事だと思っていたのですが、ビジネスを通じて顧客を助けてお礼を貰う、そんな互恵関係もあるのだと知り、働く事への見方が大きく変わりました。

そして業務を改善していく事で経営や労働環境を良くしていくITに魅力を感じ、私自身、IT業界で働きたいと思っています。就活においてはIT業界を中心に見ており、御社は様々な企業で働けるSES企業であり、顧客の様々な要望に応えられるエンジニアになれるのではと思い、この度、御社を志望しました。

397文字

 

 などがある。

 

 このように専門性の高い業務は対応出来る人数が少数である事から高値で取引される。だからお金を稼ぎたいのであれば専門性などで稼ぐ業界を目指した方が良いと思うぞ」

 

何の為にお金を稼ぎたいのか?で志望先が決まる例

「先輩、正直、医療やITなど専門的過ぎて真似なんてとても出来ません。私のように平凡な就活生でも給料の高い企業に就職する方法なんてないでしょうか?」

 

「そうなってくるとお前自身がどんな風にお金を稼ぎたいのか?その動機によって志望先が変わると思うぞ。

 

 例えばITについて知らない文系就活生がいたとしても

『俺は将来働かなくても良いようにWEBサイトが代わりに稼いでくれる人生を送るんだ!』

 

 と言って、IT業界のWEBアプリケーションの開発を中心に行っている企業に就職した人がいる。

 

 IT業界の場合、日本のプログラミング教育が義務化されたのは2020年からだから、IT未経験でも戦力なるよう研修などを設けている所がある。つまり文系でも十分入れる余地がある業界と言っても良い。だから先の就活生の場合、WEBやスマフォアプリなどを開発している企業に就職して、副業で稼ごうを頑張っている。

 

 また給料の安定性というのであればインフラ業界を目指す人がいる。要はJR、電力、石油業界が対象になるが、日常的に必要な業務はそれだけ毎日のルーティンワークになっている可能性があるから、専門性の高い業界を避けたいのであれば、この手の業界も見ておくのも良いかもしれない。

 

 ちなみに電力業界の志望動機だが、

私は安定した電力インフラに貢献する仕事をしたいと思っております。

私のバイト先では災害時の避難場所として指定されており、多くの避難者が暮らしていけるよう太陽光発電システムを導入しております。導入時、私も立ち会った事があるのですが、電力会社の営業マンは太陽光発電システムの導入による電気料金の削減額を見積もり、ならびに太陽光発電システムの仕組みや性能、保守点検の説明やマニュアルの提供、そして長期運用する為のサポートも提供しておりました。

私自身、仕事はお金を稼ぐ事だと思っていたのですが、ビジネスを通じて顧客を助けてお礼を貰う、そんな互恵関係もあるのだと知り、働く事への見方が大きく変わりました。

そして現在、日本では気候変動や化石燃料の枯渇などにより再生可能エネルギーへの転換が求められ、環境負荷の削減や災害対策などに貢献する一員になりたいと思っており、電力ビジネスを扱っている御社を志望しております。

399文字

 

 このようにお金を稼ぎたいのであれば、就職すべき企業の特徴として

  1. 安定性の高いビジネスをしている大手企業
  2. 給与や福利厚生が充実していて、仕事とプライベートの両立しやすい企業
  3. 高いスキルを持ち、高い給与が支払われる人材に成長しやすい企業

 

 ただ福利厚生となると必然的に大手を志望する事になるから、やはり安定性や高いスキルが身に着けやすい企業に就職した方がお金が稼ぎやすい」

 

『お金を稼ぎたい』を言い換える為に就活生がすべき事とは?

「先輩、色々とお金を稼ぎたい気持ちで沢山の私にどうやって志望動機を書けば良いのか、またどのような業界を志望すれば良いのか教えていただきありがとうございます。

 

 ただ話を聞く限り、専門性が高かったり、未経験なモノばかりです。正直、私が体験した事がある経験から志望動機を作らないとガクチカや自己PRの作成で苦労すると思います。その為、出来れば沢山の例文が見たいのですが、何か一覧はないでしょうか?」

 

「確かに志望動機が書くのであれば実体験、例えばコンビニのアルバイト経験をしているのであればコンビニで並んでいる商品が他の商品と比べ何が優れ、だからこそ世の中から必要とされいると思い、志望しました、なんて言えるから、やはり実体験に紐づけて志望動機を作成した方が良い

 

 ただお前の話を聞く限り、やはりそんなにお金に余裕がないんだろ?だったら無料で利用出来る就活サービスを利用した方が良いかもね。

 

 この手の人材斡旋ビジネスっていうのは就活生を企業に紹介してその紹介料を貰うやり方をしている。だから出来る限り多く就活生を集める為にES閲覧などを無料で行っているサービスがある。

 

 例えば【キャリch】では志望動機の資料だけでなく、業界別の実際に通過したエントリーシートの回答やガクチカの資料もある。就活生を紹介して稼ぐ以上、面接対策もエージェントが無料で実施してくれるようになっている。

 

 だからお金に余裕がない場合、その手の無料就活サービスを利用して、自分にあった企業は何処なのか?エージェントと相談して、そして内定を取りやすくする為には?と相談してみるのも良いと思うぞ」