CABの暗号は、図形全体を眺めてひらめきを待つより、入力と出力を五項目で比べます。見る順は「位置・種類・塗り・個数・向き」です。変わらない項目を消し、変わった項目だけを別の図へ当てはめます。法則性とは公式上も別の科目です。

答えを見た瞬間は「そういう規則か」と分かるのに、自分で解くと何を見ればよいか決められない。回転、移動、塗りの変化を全部候補にして、時間だけが過ぎる。この状態では、パターン名を増やす前に比較の順番を固定します。
この記事の十五問は、日本エス・エイチ・エルが公開している検査の説明を参考に、当サイトが独自に作成した図形・記号問題です。公式問題、過去問、流出問題を再現したものではなく、実際の図柄や難易度とは異なります。
CABの暗号と法則性は同じ科目ではない
日本エス・エイチ・エルの公式説明では、CABの知的能力科目に「法則性」と「暗号」が別々に置かれています。どちらも図形を使いますが、測ろうとする力の説明が異なります。
| 科目 | 公式説明の要点 | 練習で意識すること |
|---|---|---|
| 法則性 | 流れを持った図形群の中に潜む法則を、速く正確に見分ける | 列の前後、循環、個数や位置の動きを追う |
| 暗号 | 表面の事象から、背後に隠れた構造や関係を推理する | 入力と出力の差を分け、共通する変化だけを残す |
公式説明では、CABの受検にプログラミング知識は不要です。一方で、法則性はプログラマーとしての優秀性、暗号は複雑なシステム設計やミスを見つける能力との関係を測るとされています。練習一回の結果だけで、IT職への向き不向きを断定しないでください。
暗号は「位置・種類・塗り・個数・向き」の順で比べる
図を見て規則が浮かばないときは、次の五項目を上から確認します。最初から複雑な回転や重なりを疑わず、変化していない項目へ横線を引くのが先です。
| 比較軸 | 確認する質問 | メモ例 |
|---|---|---|
| 位置 | 左右・上下・内外が入れ替わったか | 左右交換 |
| 種類 | 丸・三角・四角そのものが変わったか | 種類は同じ |
| 塗り | 黒塗りと輪郭が反転したか | 黒を一つ減らす |
| 個数 | 増減したか、まとまりが分割したか | 輪郭を一つ増やす |
| 向き | 回転・反転があるか | 向きは同じ |
- 入力と出力を一組ずつ比べる:位置から順に差を取る。
- 変わらない項目を消す:候補を増やし続けない。
- 二組目でも同じ変化か確認:一例だけで規則を決めない。
- 対象図へ一操作ずつ適用:途中結果を残して選択肢と照合する。
法則性の流れを追う練習5問
ここでは二図形の組み合わせが一つずつ進む独自問題を使います。各問は、最初の三組に現れる四種類の図形を、示された順に繰り返し、最後の図形の次は最初へ戻るという条件です。法則を推測する問題ではなく、前の組の右側を次の組の左側へ送り、与えられた循環を正確に追う練習として解いてください。
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問題1
▲■ → ■○ → ○◇ → ?ア ◇▲ / イ ▲◇ / ウ ◇■ / エ ○▲
答えと見比べ方
答え:ア(◇▲)。図形は▲・■・○・◇の順に循環し、隣り合う二つを一つずつ送っています。
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問題2
■● → ●◇ → ◇☆ → ?ア ◇■ / イ ☆■ / ウ ■☆ / エ ☆●
答えと見比べ方
答え:イ(☆■)。右側の図形が次の左側になり、循環の次を右へ置きます。
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問題3
●◆ → ◆☆ → ☆△ → ?ア △◆ / イ ☆● / ウ △● / エ ●△
答えと見比べ方
答え:ウ(△●)。●・◆・☆・△の循環で、次は△と●の組です。
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問題4
◆★ → ★△ → △□ → ?ア ◆□ / イ □★ / ウ △◆ / エ □◆
答えと見比べ方
答え:エ(□◆)。右側を次の左側へ送り、◆・★・△・□の循環を続けます。
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問題5
★▲ → ▲□ → □○ → ?ア ○★ / イ ★○ / ウ ○▲ / エ □★
答えと見比べ方
答え:ア(○★)。★・▲・□・○の順に循環しています。
この五問で見るのは、暗号の入力・出力差ではなく、図形群の流れです。法則性と暗号を同じ手順だけで解こうとしないことが、科目を分ける理由です。
塗りと個数の変化を分ける練習5問
次は、塗りつぶしを一つ減らし、同じ図形の輪郭を一つ増やす規則です。種類、全体の個数、並び順は変えません。
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問題6
上段:▲▲△ → ▲△△ 下段:▲▲▲△ → ?ア ▲▲△△ / イ ▲△△△ / ウ ▲▲▲△△ / エ △△▲▲
答えと差分を見る
答え:ア(▲▲△△)。黒い三角を一つ減らし、輪郭三角を一つ増やします。全体は四個のままです。
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問題7
上段:■■■□ → ■■□□ 下段:■■■■□ → ?ア □□■■■ / イ ■■■□□ / ウ ■■□□□ / エ ■■■■□□
答えと差分を見る
答え:イ(■■■□□)。種類と総数は同じで、塗りの内訳だけが一対一で変わります。
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問題8
上段:●●●●○ → ●●●○○ 下段:●●●●●○ → ?ア ●●●●●○○ / イ ○○●●●● / ウ ●●●●○○ / エ ●●●○○○
答えと差分を見る
答え:ウ(●●●●○○)。黒丸を一つ減らし、輪郭丸を一つ増やします。
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問題9
上段:◆◆◆◆◆◇ → ◆◆◆◆◇◇ 下段:◆◆◆◆◆◆◇ → ?ア ◆◆◆◆◇◇◇ / イ ◆◆◆◆◆◆◇◇ / ウ ◇◇◆◆◆◆◆ / エ ◆◆◆◆◆◇◇
答えと差分を見る
答え:エ(◆◆◆◆◆◇◇)。全体七個を保ち、黒から輪郭へ一個だけ移します。
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問題10
上段:★★☆ → ★☆☆ 下段:★★★☆ → ?ア ★★☆☆ / イ ★☆☆☆ / ウ ★★★☆☆ / エ ☆☆★★
答えと差分を見る
答え:ア(★★☆☆)。星の種類と並び順は保ち、塗りの内訳だけを変えます。
暗号の変換関係を当てる練習5問
最後は、例の入力と出力に共通する変換を探し、別の図へ適用します。位置、種類、塗り、個数、向きの順に見ると、今回は位置だけが変わっていると分かります。
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問題11
例:▲□ が □▲ に変換される。同じ規則で ▲● を変換するとどれか。ア △○ / イ ●□ / ウ ●▲ / エ ▲●
答えと差分を見る
答え:ウ(●▲)。左右の位置だけを交換します。種類と塗りは変えません。
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問題12
例:■○ が ○■ に変換される。同じ規則で ■◆ を変換するとどれか。ア ■◆ / イ □◇ / ウ ◆○ / エ ◆■
答えと差分を見る
答え:エ(◆■)。左右交換だけを適用します。
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問題13
例:●◇ が ◇● に変換される。同じ規則で ●★ を変換するとどれか。ア ★● / イ ●★ / ウ ○☆ / エ ★◇
答えと差分を見る
答え:ア(★●)。位置は変わりますが、塗りつぶしと輪郭はそのままです。
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問題14
例:◆☆ が ☆◆ に変換される。同じ規則で ◆▲ を変換するとどれか。ア ▲☆ / イ ▲◆ / ウ ◆▲ / エ ◇△
答えと差分を見る
答え:イ(▲◆)。左右だけを入れ替えます。
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問題15
例:★△ が △★ に変換される。同じ規則で ★■ を変換するとどれか。ア ☆□ / イ ■△ / ウ ■★ / エ ★■
答えと差分を見る
答え:ウ(■★)。左右交換以外の変化はありません。
十五問は当サイト独自問題から選び、規則を一段ずつ再確認しています。これらの得点や回答時間から、実際のCABの通過や職務適性を判定することはできません。
答えを覚えず、間違えた比較軸を残す
- 位置ミス:左右・上下・内外のどこを見落としたか。
- 塗りミス:黒と輪郭を種類の変更と誤認していないか。
- 個数ミス:全体数と、黒・輪郭それぞれの数を分けたか。
- 流れミス:前の組の右側が次の左側へ移るなど、前後をつないだか。
- 早決め:一組だけで規則を決めず、別の例にも通るか確かめたか。
同じ問題を解き直すときは、正答の位置を覚えていないか確認します。答えを隠した状態で「位置だけが変わる」「黒を一つ減らす」と規則を説明できれば、別の図にも移しやすくなります。
20分の練習は科目を混ぜずに行う
- 最初の5分:法則性の五問だけを解き、流れを言葉にする。
- 次の5分:塗りと個数の五問で、比較軸を表へ記録する。
- 次の5分:暗号の五問で、入力と出力の差を取る。
- 最後の5分:間違えた比較軸だけを一度解き直す。
公式説明でも、本題前の例題で問題形式や進め方を理解して受検することが望ましいとされています。大量の答えを暗記するのではなく、初見形式による取り違えを減らす準備と捉えます。
暗号の次は、総合Webテストで苦手分野を分ける
暗号だけが止まるのか、命令表や非言語でも時間を使うのかで、次の練習は変わります。命令を順に処理する練習は、CAB命令表の3段メモと練習10問で確認できます。
暗号の比較手順を確かめたら、別分野も横断して確認できます
向いている人:登録せず、図形・言語・非言語などの独自問題を解き、次に直す分野を決めたい人。
向いていない人:公式CABの実問題や合格保証を求める人。当サイトは公式試験の運営元ではありません。
答えを覚えるためではなく、止まる比較軸を見つけるために使ってください。
練習を続けても不通過が重なり、応募経路も含めて整理したい場合は、Webテストで受からないときの立て直し方も確認できます。無料練習サイトの違いは登録なし・登録ありのWebテスト比較にまとめています。
親や家族は、答えを教えず振り返りを支える
家族が受検中に答えを探したり、画面の外から指示したりしてはいけません。本人の実力を正しく確認できなくなり、受検ルールにも反するおそれがあります。
| 避けたい対応 | 代わりにできること |
|---|---|
| 図を見て答えを指示する | 受検前に静かな時間と机を確保する |
| 正答率だけで適性を決める | 位置・塗り・個数のどこで止まったかを聞く |
| 本人名義で教材やサービスへ登録する | 公式案内と無料練習の違いを示し、選択を本人へ戻す |
CABの暗号を一度解いた結果だけで、本人の頭の良さやIT職への向き不向きを決めつけないでください。図を見る順番と、練習結果の振り返り方を見直しましょう。
よくある質問
暗号と法則性は同じ対策でよいですか
共通して図形を比べますが、公式上は別科目です。法則性では図形群の流れ、暗号では表面から隠れた構造や関係を推理する点を分けて練習します。
プログラミング未経験だと不利ですか
公式は、CABの受検にプログラミング知識は不要と説明しています。まず問題形式と進め方を理解し、初見による混乱を減らしてください。
五項目を全部書くと時間が足りません
練習時は五項目を順に確認し、変わらない軸を消します。手順が定着した後に、必要な一語だけのメモへ減らします。特定の時間や通過を保証する方法ではありません。
主な確認資料
- 日本エス・エイチ・エル「CAB」
- 日本エス・エイチ・エル「CABとは?IT人材の見極めに役立つ適性検査」
- 日本エス・エイチ・エル「SHLの適性検査を徹底比較」
- 大阪大学「留学生のための就職活動ガイド 2026」
- 法政大学キャリアセンター「Webテスト模試」
2026年8月4日確認。検査の名称、出題形式、受検方法は企業の案内と公式情報を優先してください。