CABの命令表は、頭の中だけで二つの命令を処理しないことが近道です。命令を日本語へ置き換え、「元の図→一つ目の命令後→二つ目の命令後」と途中結果を一行ずつ残します。プログラミング知識そのものを問う検査ではありません。

命令の意味は読めるのに、図形へ当てはめる途中で元の状態が分からなくなる。答えを見れば納得できるのに、次の問題でも同じ場所で止まる。これは、命令の理解と処理を同時に頭の中だけで行っていると起きやすい混乱です。
この記事では、日本エス・エイチ・エルが公開している検査の説明を参考に、当サイトが独自に作成した図形・記号問題で練習します。公式問題、過去問、流出問題の再現ではなく、本番の図柄や難易度とは異なります。
CABの命令表は何を見ているのか
日本エス・エイチ・エルは、CABをITエンジニアやデジタル人材としての適性を測る検査と説明しています。命令表では、指示を短時間で記憶し、正確に使う力を見ます。
プログラミングの用語やコードを暗記しているかを直接問う検査ではありません。公式説明でも、受検にプログラミング知識は不要とされています。「未経験だから命令表は解けない」と決めつける必要はありません。
| 命令表で行うこと | 行わないこと |
|---|---|
| 示された命令の意味を保持する | IT用語を思い出して答える |
| 命令を決められた順に適用する | 図形の印象だけで答えを選ぶ |
| 途中結果と選択肢を照合する | 一問の結果から仕事の適性を断定する |
CAB以外の形式との違いを先に整理したい人は、SPIと玉手箱の違いと登録なしで練習できるWebテストの比較も確認できます。
二つの命令でも崩れない「3段メモ」
この記事の練習では、Cを「塗りつぶしと輪郭の反転」、Sを「左右交換」とします。二つの命令が並んだら、次の三段を必ず分けます。
- 元の図を確認:たとえば「▲□」と、位置と塗りを分けて見る。
- 一つ目だけ処理:Cなら「△■」。この途中結果を残す。
- 二つ目を処理:Sなら左右を交換し「■△」。最後に選択肢と照合する。
選択肢を先に見て似た図を探すと、Cだけ、またはSだけを適用した選択肢へ引っ張られます。まず自分の最終結果を作り、その後に選択肢を見ます。
一つの命令を固定して解く練習5問
まずCだけを使います。Cは図形の種類と左右の位置は変えず、塗りつぶしと輪郭だけを反転します。答えを開く前に、二つの図形を別々に変えてください。
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問題1
▲○ に命令Cを適用した結果はどれか。ア ▲● / イ △○ / ウ △● / エ ●△
答えと途中結果を見る
答え:ウ(△●)。左の▲は△、右の○は●へ反転します。位置は動かしません。
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問題2
■◇ に命令Cを適用した結果はどれか。ア ◆□ / イ ■◆ / ウ □◇ / エ □◆
答えと途中結果を見る
答え:エ(□◆)。■は□、◇は◆になります。左右交換は行いません。
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問題3
●☆ に命令Cを適用した結果はどれか。ア ○★ / イ ★○ / ウ ●★ / エ ○☆
答えと途中結果を見る
答え:ア(○★)。●は○、☆は★へ反転します。
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問題4
◆△ に命令Cを適用した結果はどれか。ア ◇△ / イ ◇▲ / ウ ▲◇ / エ ◆▲
答えと途中結果を見る
答え:イ(◇▲)。◆は◇、△は▲へ反転します。図形の種類は同じです。
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問題5
★□ に命令Cを適用した結果はどれか。ア ★■ / イ ☆□ / ウ ☆■ / エ ■☆
答えと途中結果を見る
答え:ウ(☆■)。★は☆、□は■へ反転します。
五問のうち同じ種類のミスが二回あれば、次の問題へ進む前に原因を一語で残します。「左の反転漏れ」「右の反転漏れ」のように書けば、正解数だけを見るより直す場所が明確です。
Cの後にSを使う練習5問
次は、Cで塗りを反転してから、Sで左右を交換します。CとSを同時に行わず、C後の図を必ず一度作るのが条件です。
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問題6
▲□ に C、続けてSを適用した結果はどれか。ア ■△ / イ △■ / ウ □▲ / エ ■▲
答えと途中結果を見る
答え:ア(■△)。Cで「△■」、続いてSで左右を交換し「■△」です。
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問題7
■○ に C、続けてSを適用した結果はどれか。ア ●■ / イ ●□ / ウ □● / エ ○■
答えと途中結果を見る
答え:イ(●□)。Cで「□●」、Sで「●□」です。
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問題8
●◇ に C、続けてSを適用した結果はどれか。ア ◇● / イ ◆● / ウ ◆○ / エ ○◆
答えと途中結果を見る
答え:ウ(◆○)。Cで「○◆」、Sで「◆○」です。
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問題9
◆☆ に C、続けてSを適用した結果はどれか。ア ◇★ / イ ☆◆ / ウ ★◆ / エ ★◇
答えと途中結果を見る
答え:エ(★◇)。Cで「◇★」、Sで「★◇」です。
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問題10
★△ に C、続けてSを適用した結果はどれか。ア ▲☆ / イ ☆▲ / ウ △★ / エ ▲★
答えと途中結果を見る
答え:ア(▲☆)。Cで「☆▲」、Sで「▲☆」です。
この十問は当サイト独自問題から選び、命令を一段ずつ再計算して正答を確認しています。得点や回答時間は本番の通過を保証するものではありません。
正解数より「どこで崩れたか」を記録する
| 誤りの種類 | 選びやすい誤答 | 次の一手 |
|---|---|---|
| 反転漏れ | 片方だけ塗りが元のまま | 左と右へ一つずつチェックを付ける |
| 交換漏れ | C後の途中結果を選ぶ | 最後に「S済み」と書く |
| 順番逆転 | Sから処理し、途中図を失う | 命令列を左から番号で振る |
| 選択肢への引っ張られ | 最初に目に入った似た図 | 自分の答えを作ってから選択肢を見る |
同じ十問を繰り返す場合も、答えの位置を覚えることが目的ではありません。途中結果を毎回書き、四種類のミスが減ったかを確認します。
15分でできる命令表の練習順
- 最初の3分:CとSの意味を自分の言葉で一行にする。
- 次の5分:一命令の五問を、途中図を書いて解く。
- 次の5分:二命令の五問を、3段メモで解く。
- 最後の2分:誤りを反転・交換・順番・選択肢のどれかへ分類する。
大学のキャリアセンターがWebテストの模試や解説会を用意している場合は、受検形式の確認にも使えます。教材を増やす前に、いまの十問でミスの型を一つ減らすほうが進歩を確認しやすくなります。
CAB命令表だけでなく、選考全体の詰まりも分ける
命令表が苦手でも、Webテストのすべてが苦手とは限りません。無料練習の結果は、登録なしの就活Webテストで分野別に確認できます。暗号・法則性の見方は、CAB暗号・法則性の差分表と練習問題へ進んでください。
一方、同じ形式へ何度も落ち、応募先の選び方や対策の優先順位まで迷っているなら、練習量だけの問題ではありません。受けた形式、締切、他の選考経路を分けて整理します。
命令表の手順を確かめたら、別分野も同じ画面で確認できます
向いている人:登録せず、言語・非言語・図形などを横断して苦手分野を確かめたい人。
向いていない人:企業の公式問題や合格保証を求める人。当サイトの問題はすべて独自問題です。
命令表だけで止めず、次に直す分野を一つ選ぶための無料練習です。
不通過が続き、練習だけでなく応募経路も見直したい場合は、Webテストで受からないときの立て直し方へ進んでください。
企業別の合格点は一般に公開されていません。目安の考え方はWebテストは何割必要かで確認できますが、数値だけで合否を断定しないでください。
家族ができるのは、答えではなく練習環境の支援
家族が本人の画面を見て答えを指示したり、受検を代行したりしてはいけません。本人の実力を正しく確認できなくなり、企業の受検ルールにも反するおそれがあります。
| 避けたいこと | 代わりにできること |
|---|---|
| 受検中に答えを教える | 受検前に形式名と締切を一緒に確認する |
| 「頭が悪い」と評価する | 反転・交換・順番のどこで崩れたかを聞く |
| 本人名義で対策サービスへ登録する | 静かな15分と紙一枚を用意し、選択は本人へ戻す |
命令表を一度解いた結果だけで、本人の仕事の向き不向きを決めつけないでください。処理する順番と練習方法を見直しましょう。
よくある質問
命令記号は本番もCとSですか
この記事のCとSは、処理順を練習するための当サイト独自設定です。本番の命令や図柄を再現したものではありません。受検画面に示された命令表を優先してください。
途中結果を書けば本番でも間に合いますか
最初は正確さを優先し、短い記号で途中結果を残します。手順が固定できたら、同じ方法のまま記録量を減らします。特定の制限時間や通過を保証する方法ではありません。
何問正解すれば通過できますか
企業ごとの基準は公開されておらず、記事の十問から通過を判定できません。誤りの型を見つける練習として使ってください。
主な確認資料
- 日本エス・エイチ・エル「CAB」
- 日本エス・エイチ・エル「CABとは?IT人材の見極めに役立つ適性検査」
- 日本エス・エイチ・エル「IT適性検査『WebCAB』」
- 関西大学「キャリアデザインブック」
- 中部大学「筆記試験・Webテスト対策」
2026年8月4日確認。検査の名称、出題形式、受検方法は企業の案内と公式情報を優先してください。