履歴書の趣味に旅行と書く例文|一人旅・国内旅行を面接でどう伝える?

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旅行の記録を見ながら履歴書の趣味欄を整理する就活生
旅行先の数を競う必要はありません。実際に楽しんでいることを、面接で話せる事実と一緒に書きます。

旅行は年1回でも、今の楽しみ方を話せるなら書けます。ただし、「旅行(計画力があります)」のように能力を自己申告するより、国内旅行・一人旅などの種類、頻度、旅先で楽しんでいる行動を一つ添える方が、本人らしさが伝わります。経験を大きく見せる必要はありません。

「旅行ではありきたりではないか」「一人旅と書くと協調性がないと思われないか」「年に一度しか行かないのに趣味と言ってよいか」。旅行を趣味欄へ書こうとすると、経験の豪華さより、こうした見られ方が気になるものです。

しかし、趣味欄のために海外経験や珍しい目的地を足す必要はありません。面接官が知りたいのは、観光地の格付けではなく、何に興味を持ち、普段どう楽しみ、質問されたとき自分の言葉で話せるかです。

この記事では、履歴書の短い欄、ESの100字前後、面接の30秒回答へ、同じ事実をどう広げるかを示します。例文の数字や行き先は説明用です。自分の頻度・経験・行動へ置き換えて使ってください。

履歴書の趣味に旅行と書いてよい?

旅行を継続して楽しみ、最近の旅や準備について質問されても答えられるなら、趣味として書けます。「月1回でなければ趣味ではない」といった共通ルールはありません。

厚生労働省のジョブ・カードでは、学生向けのキャリア・プラン作成時に「大事にしたい価値観、興味・関心を持っていること」を整理します。趣味欄も、立派な能力を作る欄ではなく、興味や普段の行動から人物像を伝える入口として使うと自然です。

📊 趣味の豪華さより、人柄と志望の納得感が重視されています

リクルート就職みらい研究所「就職白書2026」では、企業が採用基準で重視する項目として、人柄93.8%に対し、趣味・特技は7.0%でした(新卒採用実施または実施予定企業1,182社、複数回答)。

これは「趣味欄に意味がない」という数字ではありません。趣味だけで選考を決める企業は多くないため、旅行を大げさな自己PRへ変えるより、本人の興味が分かる具体的な事実を、無理なく答えられる形で置く方が安全だと読めます。

出典:リクルート就職みらい研究所「就職白書2026」データ集

大阪新卒応援ハローワークの就活資料でも、「音楽鑑賞」「読書」のように名詞だけを書くのはもったいないとされ、趣味から性格やリフレッシュ方法が伝わる書き方が案内されています。旅行も同じで、行き先を並べるより「何を楽しんでいるか」を一言加えます。

履歴書・ES・面接で使える旅行の例文

次の三つは、同じ架空の旅行経験を文字数に合わせて書き分けたモデルです。実在する就活生の体験談ではありません。数字、場所、行動は、自分の記録で確認できる内容に替えてください。

旅行の趣味を伝える三つの長さ
使う場面 残す情報 モデル例
履歴書
30〜50字
種類+普段の楽しみ方 趣味は国内旅行です。月に一度、予算と移動時間を比べ、地域の食文化を訪ねています。
ES
100字前後
頻度+準備+現地での行動+記録 趣味は国内旅行です。2か月に一度、交通費と滞在時間を比べて行程を組み、現地の市場や資料館を訪ねています。帰宅後は費用と移動時間を記録し、次の旅行では無理のない計画へ直す過程も楽しんでいます。
面接
30秒程度
いつから+具体例+理由 趣味は国内旅行です。大学2年から2か月に一度ほど出かけています。直近では、移動時間と予算を比べて一泊二日の行程を作り、地元の市場と資料館を回りました。観光地を見るだけでなく、地域の暮らしを知り、次の計画を少しずつ改善する時間が好きです。
短い欄ほど、能力名を足すより「何をしているか」を残します。面接では、書いた事実の理由を一段だけ深く話します。

30〜50字の履歴書欄に書く型

趣味は[国内旅行/一人旅/家族旅行/海外旅行]です。[頻度]、[現地で楽しむこと/準備でしていること]をしています。

たとえば「寺社を訪ねる」「市場で地域の食文化を見る」「路線と予算を比較する」「家族と希望を出し合って決める」のように、実際の行動を一つ置きます。欄が小さければ、「趣味:国内旅行(地域の市場と資料館を巡る)」でも構いません。

100字前後のESに広げる型

趣味は[旅行の種類]です。[いつから/頻度]、[誰と/どこへ]出かけています。旅の前には[実際の準備]をし、現地では[本人が楽しむ行動]をしています。[続けている理由/帰宅後の記録]も楽しみの一つです。

100字欄でも、すべてを詰め込む必要はありません。「旅行が好きです。行動力があります」と能力を宣言するより、面接官が一つ質問できる具体点を残します。

面接30秒へ広げる型

趣味は[旅行の種類]です。[いつから/頻度]続けています。最近は[場所]へ行き、[準備または現地での行動]をしました。[旅行のどこが好きか]ため、今後は[無理のない次の予定]も楽しみたいです。

話す長さは企業の指定を優先します。指定がなければ、最初は30秒ほどで止め、面接官からの追加質問へ答えます。用意した旅行記を一度に全部話す必要はありません。

国内・一人旅・海外・頻度が少ない場合の伝え方

旅行タイプ別に残す事実と避けたい飛躍
旅行のタイプ 書きやすい事実 避けたい決めつけ 短い例
国内旅行 地域、交通手段、食文化、史跡、行程 国内だから視野が狭い 国内旅行で、各地の市場と郷土料理を巡っています。
一人旅 自分で決める範囲、目的、現地での過ごし方 一人旅だから協調性がない/自立心がある 一人旅で、鉄道路線を調べながら地方都市を歩くことが趣味です。
友人・家族との旅行 希望の聞き方、役割分担、全員が楽しめる調整 同行しただけで協調性がある 家族旅行で、希望を聞いて立ち寄り先を考える時間を楽しんでいます。
海外旅行 訪問先、準備、興味を持った文化、困った場面 海外へ行っただけで語学力・国際性がある 海外旅行で、現地の市場や公共交通から暮らしの違いを見ることが好きです。
年1回・最近少ない 直近の旅、日常で調べていること、次に行きたい理由 頻度を多く見せる 年に一度の国内旅行で、行き先の歴史と交通を調べる時間も楽しんでいます。
旅行の種類だけで能力は証明できません。本人が本当にしている準備・観察・調整を一つ選びます。

一人旅は「協調性がない」と思われる?

一人旅を書いただけで、協調性がないとは決まりません。一人で動く理由と楽しみ方を普通に答えれば十分です。「予定を当日に変えやすく、地域の資料館をゆっくり見られるから」のように、自分の目的を説明します。

反対に、一人旅から無理に「リーダーシップ」や「チームワーク」を作る必要もありません。協働の経験を聞かれたら、授業、ゼミ、アルバイトなど、複数人で動いた別の事実を使います。

海外旅行なら語学力をアピールできる?

現地でどの言語をどの程度使い、何ができたかを説明できる場合だけ、語学経験として補足します。「海外へ行ったので英語力があります」「文化の違いに対応できます」と自動的につなげるのは避けてください。

語学より現地の建築、食文化、交通、歴史に興味があるなら、そのまま話す方が本人らしさが出ます。趣味欄で、応募職種に必要な能力をすべて証明しなくて構いません。

旅行回数が少ない場合はどうする?

年1回でも、今も関心があり、準備や旅先について話せるなら書けます。ただし、最後の旅行が何年も前で、現在は旅行情報も見ていないなら、今の自分を表す別の趣味の方が自然です。

実際に行っていない段階で「旅行」と言い切るのが気になる場合は、「旅行計画を立てること」「地域の歴史や交通を調べること」と書けます。ただし、本当に日常的に調べている場合に限ります。

旅行の趣味で避けたいNG例と直し方

盛らずに具体性を出す書き換え
NG例 問題 改善例
趣味は旅行です。 質問の入口がなく、本人らしさが見えない 趣味は国内旅行です。旅先の市場で地域の食文化を見ることを楽しんでいます。
旅行で計画力と行動力を身につけました。 能力の根拠となる行動が書かれていない 交通費と移動時間を比較し、無理のない行程を組む過程も楽しんでいます。
20都道府県を制覇し、誰よりも旅行経験があります。 数の競争になり、何を楽しむ人かが伝わらない 訪問先では市場と資料館を巡り、地域の暮らしを知ることが好きです。
海外で大きなトラブルを乗り越えました。 事実が曖昧で、深掘り時に誇張へ見えやすい 予約変更が必要になった際、案内を確認し、宿泊先へ連絡しました。
※実際に起きた場合だけ使う
旅行経験を御社の営業で生かします。 旅行と仕事の間が飛び、趣味欄が不自然な自己PRになる 趣味として楽しみ方を答え、仕事での強みは別の事実で説明する。

「計画力」「適応力」「好奇心」は、旅行をしただけで身につくものではありません。本人が比較表を作った、予約変更へ対応した、現地の人に質問したなど、実際の行動がある場合だけ、その事実から面接官に判断してもらいます。

面接で旅行について深掘りされる質問

趣味欄は短くても、面接では会話の入口になります。丸暗記した長文を増やすより、次の質問へ一文ずつ答えられるようにします。

  1. 事実を一つ選ぶ:直近の旅、頻度、同行者、実際にした準備を確認する。
  2. 好きな理由を一つ添える:食文化、歴史、移動、風景など、本人の関心を言葉にする。
  3. 追加質問に答える:予定変更、費用、同行者との調整、次に行きたい場所を事実の範囲で話す。
「旅行だから計画力」と先に結論を作らず、事実から回答を組み立てます。
旅行の趣味で準備したい深掘り質問
質問 確認しておく事実 避けること
なぜ旅行が好きですか? 旅先で一番楽しみにしている行動 「視野が広がるから」だけで終える
どのくらいの頻度で行きますか? 直近1年のおおよその回数 回数を多く見せる
最近、どこへ行きましたか? 時期、場所、印象に残った一場面 有名観光地の説明だけをする
計画は誰が立てますか? 自分が決めた範囲、同行者が決めた範囲 他の人の準備を自分の実績にする
予定外のことはありましたか? 実際の変更と、そのとき取った行動 なければ架空のトラブルを作る
一人旅と複数人の旅行、どちらが好きですか? 選ぶ理由と、それぞれの楽しみ 一方を悪く言う
費用や学業との両立は? 予算の決め方、行く時期、予定管理 家族負担を隠すために作り話をする
次に行きたい場所は? 場所と、興味を持った具体的な理由 場所だけ答えて理由がない

旅行の事実を、自分の回答として残す

例文を読んだ直後に、自分の「直近の旅・頻度・楽しみ方」へ置き換えてください。後回しにすると、応募先ごとに同じ文章を最初から作り直すことになります。

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応募するだけでなく、企業から見つけてもらう入口も持つ

旅行について話せる事実を整理できたら、同じ素材を自己PRやプロフィールにも使えます。ただし、旅行という趣味だけでオファーが来るわけではありません。企業に伝えたい経験や希望条件まで本人の言葉で整えることが先です。

向いている人:2027年卒・2028年卒で、旅行を含む自分の経験と希望条件をプロフィールへ具体的に書ける人。自分からの応募に加え、企業からの連絡も比較したい人です。

向いていない人:対象卒年に当てはまらない人、プロフィールをまだ自分の言葉で書けない人、旅行回数や実績を盛って登録しようとしている人です。先に上の例文を自分の事実へ直してください。

応募先を増やす前に、企業側から見つけてもらう経路を一つ加える

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親が手伝うなら「旅行なら計画力」と答えを決めない

親御さんは、本人が忘れている家族旅行の時期や場所を確認する役にはなれます。ただし、「旅行が好きなら計画力があると書きなさい」と結論を渡すと、面接で本人が行動を説明できなくなります。

次のように、記憶を具体化する質問へ変えてください。

親が聞いてよい質問・代わりに決めないこと
聞いてよいこと 代わりに決めないこと
最近は、いつ、どこへ行った? 旅行を趣味欄に使うかどうか
あなたが予約・比較したものは何? 本人がしていない準備を実績に加える
現地で一番長く見ていたものは? 「好奇心」「行動力」などの強みを断定する
予定を変えたことはあった? なかったトラブルを作る
次に行きたい場所と理由は? 親が行かせたい場所を答えにする

本人が話した言葉を短くメモし、最後の文章は本人に選んでもらいます。家族旅行の費用を親が負担した場合も、それ自体を隠す必要はありません。問われていない家庭事情を詳しく話さず、本人がした準備や興味を事実のまま答えます。

旅行を趣味に選ばない方がよい場合

旅行という言葉が就活で不利だからではなく、質問されたときに現在の自分を説明できない場合は、別の趣味を検討します。

  • 実際には旅行へほとんど行かず、計画や地域情報も普段見ていない。
  • 行き先、頻度、好きな理由のどれも答えられない。
  • 海外経験や訪問数を多く見せなければ成立しないと感じている。
  • 旅行中の危険行為、規則違反、他人への迷惑を武勇伝として話してしまう。
  • 企業や職種へ無理につなげるため、実際にはしていない行動を足している。

別の趣味に替えるときは、ES・履歴書の趣味欄の書き方と例文で、読書、料理、散歩、スポーツ観戦なども比較できます。旅行の経験をガクチカや自己PRに無理に転用せず、授業・家事・日常から使える経験を探す方法も確認してください。

提出前のチェックリスト

  • 「旅行」だけでなく、国内・一人旅などの種類か、楽しみ方を一つ書いた。
  • 頻度、直近の旅、行き先を聞かれて、事実の範囲で答えられる。
  • 同行者がした準備を、自分の行動として書いていない。
  • 旅行しただけで、計画力・行動力・語学力があると決めつけていない。
  • 回数、国数、トラブルを大きく見せていない。
  • 企業から指定された文字数・回答時間を優先した。
  • 面接用に「なぜ好きか」「最近どこへ行ったか」「次に行きたい場所」を一文で準備した。
七項目すべてに答えられれば、短い趣味欄と面接の深掘りで内容が食い違いにくくなります。

履歴書の趣味「旅行」に関するよくある質問

家族旅行しか経験がなくても書けますか?

書けます。「親に連れて行ってもらった旅行を、自分がすべて計画した」と見せる必要はありません。現地で何に興味を持つのか、次回はどこを自分で調べたのかなど、本人の事実を選びます。

旅行はお金がかかる趣味なので印象が悪いですか?

旅行というだけで印象が決まるわけではありません。面接で費用や頻度を聞かれたら、学業や生活との両立、予算の範囲を事実どおり簡潔に答えます。高額な旅行を自慢したり、家庭の資力を能力のように語ったりする必要はありません。

一度行った場所の話でも大丈夫ですか?

一度の旅行でも、現在の関心につながり、具体的に話せるなら例として使えます。ただし、一度きりの体験を「毎月の趣味」のように見せないでください。今後も調べている、次に行きたい理由があるなど、現在とのつながりを正直に説明します。

旅行を自己PRの強みに結びつけるべきですか?

必須ではありません。趣味欄は人柄や関心を伝える入口です。本人が実際に行程を比較した、同行者と調整した、予定変更へ対応した事実があり、それを仕事でも再現できるなら補足できます。旅行から能力名だけを作るのは避けます。

まとめ:旅行先の数より、本人が楽しむ行動を一つ書く

履歴書やESの趣味に旅行と書くなら、行き先の豪華さや回数ではなく、種類・頻度・楽しみ方を一つ具体化します。履歴書では30〜50字、ESでは100字前後、面接では直近の例と好きな理由を加えて30秒ほどに広げます。

国内旅行、一人旅、家族旅行、海外旅行のどれでも、それだけで計画力や協調性は決まりません。実際に本人がした準備や、現地で見ているものを答えてください。

例文は、本人より上手な人物を作るためではなく、本人の事実を短く届けるための型です。旅行経験を盛らずに話せることが、深掘りされても崩れない回答になります。

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