ガクチカがないのに内定を取る就活生

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『ガクチカがない場合、高校時代の話をしても良いのか?』

『ガクチカが本当にないからESが書けない。嘘をついて作るしかない?』

『学生時代に最も打ち込んだ事なんてないのに大手から内定を取る人ってどんな人?』

 

 ガクチカが本当にない場合、就活生の間では『高校時代の話をするべきでしょうか?』とか、または『学業や趣味などの話を凄いに盛るべきでしょうか?』など、話題を逸らしたり、熱意や話を盛ったりして対策を取ろうと考える人がいます。

 

 しかしそんな話をしても

『ではどうして大学時代にもその成果を発揮出来なかったの?』

『その経験が弊社の仕事でどんな風に役立つの?』

 

 などと尋ねられ、結局、大学時代の話に戻されます。

 

 そして結局何もしてない事がバレ、このように就活では高校時代の話をしても大学時代の時期と比べられ、話を盛っても本当なのか確かめられる為、面接官の質問に答えられなければガクチカの話を逸らしたり、盛ったりしても内定が取れません。

 

 ただ就活では自己PRや学生時代に頑張ったエピソードが2つ以上必要で、2つもエピソードも用意出来ない人達からすればガクチカがなくても内定を取る方法は心得ておくべきで、実際に世の中には同じ条件で大手から内定を取る人もおります。

 

 その人達は具体的にどうやってガクチカが無くても内定を取る事が出来たのか?

 

 ここでは実際にガクチカがないと困っている就活生相手に相談してきたキャリアコンサルタントの視点で、ガクチカがないのに大手から内定を取る為のノウハウについて説明したいと思います。

 

 

ガクチカがないのに内定を取る就活生

 

『ガクチカが本当にありません。どうしたら良いでしょうか?』

 

 俺の所にはこんな相談がよく来る。俺は大手人材派遣会社に勤める社員で臨時として様々な大手の面接官として駆り出されている経験から、就活生のお悩み相談ES添削もしていて、最近ではこの手の質問が良く来る。

 

 ただ俺から言わせてもらうと最近、コロナの影響でバイトが出来なかったり、また親の収入減で資格の勉強が出来なかったりなど、ガクチカがないと嘆いている人が結構いる。

 

 だからこの時期にガクチカがなくてもあまり驚かないし、ガクチカがなくても内定を取る人達が目立っている

 

 事実、俺は例えば資格試験に失敗してガクチカでアピール出来るエピソードがないと悩んでいる就活生が最終的に早い段階で内定を取ったり、三日坊主、幽霊部員、はたまた本当に遊んでばかりで頑張った事がない人でも大手から内定を取った人も知っている。

 

 また俺自身、その就活生のES添削や面接官をした経験から、どうやったらガクチカが本当にない就活生でも大手から内定を取る事が出来るのか?面接の裏側の情報も知っているので、今回はガクチカが本当にない就活生でも大手から内定を取る為のノウハウについて紹介してみたい。

 

ガクチカがないのに内定を取る人ってどんな人?

 

 まず結論から述べるとガクチカがないのに内定を取れる人というのは、就職後した後に求められるスキルについて知っている人と言える。

 

 例えば学生時代に資格やバイトもない人が食品業界を志望していたのだが、

『祖父母の介護で大変でしたが介護食について分からない私でも栄養サポートが出来る食事の提供が出来た簡易食のおかげで助かったので、私と同じように食を通じて人々の支えになる仕事に就きたいと思い、御社を志望しております』

 

 と、ガクチカがないのは祖父母の介護が大変だったから。しかしその経験を通じて、食品業界を志望している、という形で説明している。

 

 つまりいくらガクチカがない状態でも、就職した後、栄養関連の知識を身に着けて、志望先の食品がどのように栄養補充に苦労する人達のサポートをすれば良いのか、など

 

就職した後に必要とされる仕事のノウハウをある程度心得ていますよ、

 

 みたいな雰囲気を出していればガクチカがなくても問題ない。

 

 実際、ガクチカがないのに内定を取る人はYoutubeで栄養関連の知識を身に着けたり、また卸売り先の1つである飲食店の経営ノウハウを学び、どのように御社の商品を提案すれば良いのか調べたりしている。事実、役立つエピソードを1つも語れれば

『就職した後、どのように飲食店やスーパーの店長に提案すれば良いのかこの就活生は知っている』

 

 と面接官は判断してくれて内定が取りやすい。

 

 だから俺が言いたいのは仮に本当の事でもなくても良いから、ガクチカがない事を嘆く事よりも、就職した後、どんな事をして成果を上げないといけないのか?その辺の情報収集に励んだ方が良い。

 

なぜ企業はガクチカがない就活生でも採用してくれるのか?

 

 とまぁ、こんな事を言っても就活生の中には

『嘘なんて良くない。バレたら怖い!』

 

 と言って、事実でもない事を話すのは気が引けるという人がいる。

 

 まぁ、小さい頃から嘘ではなくても、誤解を招くような言い方はいけないと教えられているから、後ろめたい気持ちになるのは分かる。

 

 ただ俺がここまで『就職した後、役立つエピソードを語ってほしい』と言っているのは、面接官として働いた事があると大抵の採用担当者は

『嘘でも良いから、仕事で成果を上げられそうなノウハウを語ってほしい』

 

 と考えているからである。

 

 何で『嘘でも良いから』という考え方になるのか?

 

 それは学生時代に頑張れる事などたかが知れてて、全く未経験の状態からお客様から評価される為のアピールの仕方を心得ている学生が欲しいと考えているからである。

 

 要は

『嘘はついて欲しくないけど、これから社会人として働く以上、何の実績もない状態でお客様から信頼を得ないといけない。だからガクチカがない以前に、何もしていなくても評価されるノウハウを心得ている事を面接で示してほしい』

 

 と採用側は考えているからだ。

 

 事実、最終選考で採用する就活生を絞り込む場面に何度も出くわした事があるのだが、就活生の言っている事が嘘だったとしても採用するケースが結構ある。

 

 なぜ嘘だと分かっても?と思うかもしれないが、例えば比較する人が東大出身で英語がペラペラで、大きなイベントの運営に携わった事がある人がいたとする。ただ話を聞いていると

『そのノウハウをどのように活かすつもりなの?』

 

 と聞いても『頑張ります』の1点張り。だから『大丈夫か?』という気持ちになった。

 

 一方で採用した就活生は、食品メーカーの場合、飲食店の店長のこだわりなどを聞いて、自分達の商品をどのように活かせば良いのか調理的や衛生面の観点から言えたり、金融業界の場合、融資先をどのように判定し、いくらの金額提案すれば良いのか言える人が答えられた。

 

 その採用された就活生は

『ああ、バイト先の店長がたまたまこの手の業界の出身者で、どんな風に成果を上げれば良いのか教えてもらいました』

 

 と言っていたので、学生時代に何をやったかではなく、就職した後、何が出来るか述べられた方が高評価で、嘘でもノウハウを知っていれば印象が変わる。

 

 ガクチカがないのに内定を取る人達は、このように親やバイト先の店長、または大手から内定を取った先輩達のアピールを参考にどのように成果を上げれば良いのか学び、内定を勝ち取っている。

 

 だから俺のところに相談しに来る就活生のように

『資格試験に落ちた。ガクチカが本当にない』

『ガクチカがバイトしかない』

『ガクチカが本当にない。大手なんて無理』

 

 なんて悩んでいる暇があったら、ネットなどで志望先で成果を上げる為のノウハウを集めた方が良いと言える。

 

ガクチカがあるのに内定が取れない就活生

 

 では具体的にどんな風にアピール内容を練れば良いのか?

 

 まずアピールの仕方を心得る上で意識しないといけない事は、他の就活生はどんな事をアピールしていて、それより上回るアピールは何なのか?他の就活生と比較して自分の方が優れていると思えるようなエピソードを見つける事である。

 

 事実、就活生の中には

『就活生の中には私とは違い、高学歴で資格持ちの人達が沢山います。そんな人達と比べられたら、自分が勝てる見込みなんてありません』

 

 と学歴や資格がない事を理由に頑張っても意味がないと言う人がいる。

 

 しかし就活というのは仮に学歴や資格を持っていても内定が取れない人が結構いて、そんな人達より高い評価を得る事は意外と簡単なのである。

 

 まず学歴や資格が評価されない例だが例えば下記のように

① 東大出身

② TOEICが990点で満点

③ バイト先の売上を倍にした

 

 と、ガクチカでアピールするエピソードで理想的な就活生がいたとしよう。

 

 これならどの企業からも内定が取れる、と思う人かもしれないが現実は違う。なぜなら面接官から以下のような質問をされ、答えられない人が多くいるからだ。

①『東大生だと思って期待したけど”何で東大に行ったの?”と尋ねてみると黙ってしまう。多分だが見栄や学歴欲しさに勉強を頑張っただけで、特に東大で頑張りたい事はなかったんだな、と思い不合格にした』

②『TOEICは満点だけど例えばSDGsについて思う事を英語で言ってみてと言ったら黙ってしまった。見る限り資格欲しさに頑張っているだけで、英語は話せても、英語圏の人達の心を掴む話し方や現地の情報を調べる姿勢が感じられなかったので採用を控えた』

③『バイト先の売上を倍にした、なんて言っているけど、どうやって倍にしたのかと追及すると”店長の言うとおりに行動した”とか”友達を呼んで増やした”とか、それって指示待ち水増しじゃん、と思い、ビジネスで成功する為の方法として不適切だったので不採用にした』

 

 など、見栄や他人の指示に従っただけなど、明らかに目標を達成すれば終わり。または自分で考えず他人ばかりに任せるなどの雰囲気が出て、信用出来ない部分がある。

 

 就活生の中には大手に入る事を目的にしており、大手に入ればあまり努力せずに給料を貰うぶら下がり社員になる人が結構いる。事実、世の中には働かないおじさんなどただ会社にいるだけの社員になる人もいる為、そんな候補を採用しないよう、面接では、自ら主体となってビジネス課題を乗り越えられる人を欲しているのである。

 

 それ故に就活生として魅力的なステータスを持っていたとしても、ビジネスで頑張ってくれるだろうという雰囲気が出ていなければ内定に結びつかない。

 

 逆に言えば、就活というのはその手の仕事が出来そうな雰囲気を醸し出していれば採用されやすくなる為、ガクチカがあろうとなかろうと仕事で結果を出す為のノウハウを面接で言えるよう頑張れば内定が出やすくなるのである。

 

 だからガクチカがないと悩んでいる就活生がやるべき事は実際に面接でどんな質問をされ、その質問に対し、どのように答えれば良いのか?実際に就活や仕事で成功している人達のノウハウを調べる事だと言える。

 

ガクチカがないのに内定を取る就活生のガクチカ例文

 

 例えば俺が凄いと思ったガクチカは以下のような例文だ。

私は学生時代、居酒屋でのアルバイトをしていたのですが、当時コロナの影響で宅配ビジネスに切り替えなければならず、しかしオーナーはITの知識がない為、閉店を考えていました。しかし最終的にITシステムの導入や政府の補助金申請を行い、来客型ではなく宅配という新たな販売網を築く事で難を逃れました。

また高校時代、別のバイト先では東京オリンピックの影響で飲食店を全面禁煙にする条例が発効され、来客数が減る問題がありました。私は当時、新しい客層として外国人観光客を呼び込む為に、英語での広告宣伝や英語でのメニュー欄の作成、ならびに世界共通のWi-Fiや国際クレジットカード決済端末の導入を手伝いました

このように私は飲食店が生き残る為、どのような戦略を取り、その上で必要なシステム導入や補助金の申請などの経験を間近で見ております。御社は居酒屋を中心に取引を展開しており、商品の販売だけでなく、居酒屋運営のサポートも出来る営業マンになりたいと思っております。

 

 などオーナーが方針転換した際の実体験や高校時代に条例が変わった事による対応などを『手伝った』『間近で見た』など他人の頑張った経験でアピールしている点だ

 

 要はガクチカがないと、自分が頑張っていないエピソードなのに、顧客のニーズに答えられるノウハウを自分は持っていると、自分の強みにしている。

 

 ただこれを見ると

『本当に評価してくれるんですか?先ほど話した”店長の言うとおりに行動した”と指示待ち人間に思われてしまうのでは?』

 

 と疑問を抱く人もいるだろう。

 

 確かにその通りなのだが、ここで肝心なのはその出来る人の身近にいた事で、そのノウハウを自分のモノにしているかどうかで判断が変わってくる。

 

 例えばその後、面接で『ではその経験が弊社でどんな風に役立つの?』と聞かれたとする。

 

 そして志望先が仮に大手ビールメーカーであれば

『御社の営業は居酒屋を中心にビールの販売を行う仕事だと思っております。その為、居酒屋に訪問する際、ビールを販売するだけでなく、新しい販売網を増やす為、テイクアウト系のITシステムの設置の仕方や運用方法のサポートまで出来ればどうでしょうか?

 

 居酒屋の店長の中にはITシステムの導入の仕方について心得ていない人もおり、提案する際、商品の魅力だけでなく、店舗運営に必要なノウハウも提案出来れば成約率も上がると思っております。』

 

 など、就職した後の提案の仕方について触れる話し方が出来れば、他人が頑張ったエピソードでも自分の強みとしてアピール出来る。

 

 その為、ガクチカがないのであれば、頑張った人のエピソードを集めて、自分の強みを作るスタイルに変えていけば良いと思うので、実際に先輩方がやったエピソードを参考に『自分も出来ます』と言えるようにアピール内容を練った方が良いだろう。

 

ガクチカがアルバイトしかない場合、どうすれば良いのか?

 ただここで就活生の中には

『バイトしかやってなく、自己PRもガクチカと同じバイトでも良いのでしょうか?』

 

 という人がいる。

 

 先ほどの自己PRでもビールメーカーの営業マンにアピールする場合のガクチカについて話したが、自己PRの場合、自分の性格の強みについて語った方が良い。

 

 採用側が抱えている悩みとして

『実力があっても直ぐ辞めてしまうのでは?』

 

 と早期退職のリスクを懸念している。

 

 事実、就活生の3割が『こんな風に仕事をするとは思わなかった』と志望先とのミスマッチで辞める人がいる。結果、長年戦力として育ててきたのに、その経費や時間が無駄になったと、早期退職する社員を減らしていく事が採用側の1つの課題となっている。

 

 その為、ガクチカでバイトを語っても『なぜ成果を上げられるのか?』だけでなく『なぜ弊社で長く働けるのか?』と自己PRで差別化した内容にした方が良い。

 

 例えば先ほどのガクチカに続いて、もし自己PRを書くなら以下のような例文がある。

私は高校時代、東京オリンピック開催に伴い、飲食店を全面禁煙する条例が出て、バイト先の店舗経営が難しくなりました。当初は店じまいを考えていたのですが、外国人向けにビジネスを展開するコンサルタントにより、新しい客層を得る為、喫煙家ではなく、外国人観光客をメインターゲットに変え、外国人でも使えるWi-Fi端末や国際クレジットカード対応の端末を配備し、新たな収入層を得て、難を逃れ、時代の変化に合わせて新しくビジネスを展開するやり方に魅力を感じました。

また私は大学時代、居酒屋のアルバイトをしていたのですが、当時、耐震強度による立て直し命令が出ており、またコロナの影響で顧客離れが起きた為、店じまいを考えていました。しかし銀行員から建て直しに必要な融資の提案があり、コロナの影響で来客が少ない期間に建て直し、リニューアルオープンを宣伝する方法で客を呼び戻す方法を取りました。

結果、無事、店じまいする必要はなくなり、私はこのように耐震強度の問題だけでなく、機会損失と客離れを視野に入れた戦略まで提案にも魅力を感じました。私自身、ビジネスはお金を稼ぐ事が目的だと思っておりましたが、顧客視点で世の中の役に立つ提案をする方法があると知りました。

これ以降、私は様々なバイトを経験し、先の営業マンのように資金的なサポート、店舗運営、ITシステムなど相手の視点に立って改善する姿勢などを調べ、世の中の役に立つ提案をして、お礼としてお金をもらう。そんな提案が出来る営業マンになりたいと思っています。

 

 と自己PRとガクチカを紐づけて、同じアルバイト経験でありながら、自分の性格や仕事が出来る根拠と分けてアピールしているのも良い。

 

 事実、面接官からすれば居酒屋のバイト経験で、自分達の仕事にどんな風に役立つのか?そしてなぜ長続きしたのか?仕事が出来る根拠だけでなく、長く続けられる性格的な面も分かりやすい為、就職した後のイメージがしやすく、面接官からすると安心する。

 

 少なからず東大出身でありながら、ただ上の人の指示に従っていたり、水増ししている就活生よりかはマシだ。

 

遊んでばかりでガクチカが本当に何もない場合、どうすれば良いのか?

 

 と、このようにバイト経験者であればガクチカでアピール出来るモノが少ない、という悩みを解決出来ると思うが、問題なのは本当にガクチカでアピール出来る事がない場合の対処法だ。

 

 俺の所に相談しに来る就活生の中には

『最後の学生生活だったので遊んでばかりでした』

 

 と言って、ほぼ開き直った状態で相談しに来る奴がいる。本当はこのままお帰り願いたいのだが、これも仕事なので、俺なりの対処法を伝授したい。

 

 就活生の中には資格試験に失敗しガクチカが本当にない、と言ったり、または学業に専念していたので本当に何もない、と言ってくる人もいる。しかし話は戻すが、就活というのは就職した後に役立ちそうなエピソードを話せれば話せるほど有利になっていく。

 

 その為、ガクチカが本当になくても、今から作れる内容として『卒論をまとめた』などもよく、また世の中にはアニメやゲームなどの趣味をアピールして大手から内定を取った人もいる。

 

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 他にも

『大学では学ばない何かを専門として扱っている業界を志望すればいいのでは?』

 

 と思いつき、大学では習わない分野を専門に扱う業界、例えば金融業界やIT業界を中心に志望し、大手から内定を取る就活生もいる。

 

 事実、面接で志望先の知識を身に着けていないせいで落ちる就活生も沢山いて、面接の最中、如何に志望先の業務について心得ているかで内定の是非が決まってくる。

 

 その為、金融やITなど専門外の業界を志望する場合、志望先の業務について理解しておく事で、どんなガクチカをアピールするべきなのか事前に調べ、アピール内容を練るのも良いだろう。

 

※金融業界の場合

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※IT業界の場合

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ガクチカがない就活生がこれからやるべき事とは?

 

 と、このようにガクチカがない場合の対策について説明すると

『アピールの仕方次第で内定の是非が決まるのは分かったけど、業界分析や自己分析なんて出来ない!

 

 と思う人もいる。実際、補助金の申請やITシステムの導入やら専門的知識を心得ていなければうまく答えられない内容で、アドバイスした後も『俺には出来ない』という返事が多かった。

 

 だから俺が提案する方法として一人で情報収集し、内定を取る為のアピールを知る方法を教えている。

 

 そんな方法があるのか?と思うかもしれないが、世の中にはリクナビとは違い、スカウト型就活サイトという、こちらから応募するタイプではなく、こちらが事前に載せたガクチカなどを見て、オファーをかける逆求人型就活サイトがある。

 

 これの何が良いかと言うと、向こうからオファーを出してくれる関係上

『なぜ私にオファーを出してくれたのですか?』

 

 と聞ける。

 

 応募型の就活サイトの場合、こちら側から勝手に応募してくるわけだから、上記の質問は出来ない為、自分の魅力について聞きだす事が出来ない。しかし向こうからオファーをかけてくれるタイプであれば”なぜ自分に関心があるのか?”を聞けて、自分の強みについて聞きだす事が出来る。

 

 実際、ガクチカでバイトしかやっていなかった就活生の話によると『なぜ居酒屋のバイト経験しかない俺にIT企業からオファーが?』と思い、オファーしてくれた採用担当者に尋ねてみたところ

弊社は現在、居酒屋向けにITシステムを導入するサービスを行っています。その為、居酒屋のバイト経験がある就活生中心にオファーを出しており、あなたは居酒屋のバイトで何かしらITシステムの導入、例えば宅配ITツールやWi-Fiなどの導入を経験した事はありませんか?

 

 と、その就活生の体験談をもとに志望先で必要とされる理由について聞きだす事が出来た。

 

 これにより就活生はその後、以前働いていたバイト先の店長に『なぜこのITツールを導入したのですか?』聞いて、導入の経緯について調べ、別の同業他社に対し、『私ならこうやって提案します』と新しいガクチカを作る事に成功した。

 

 これによりガクチカで頑張った事がなくて例えばTOEICの場合、試験て低い点数を取得しても、オファーを出してくれる企業から『なぜ?』と聞き出す事が出来る。

 

※TOEICや英語力をアピールしたい場合、こちら

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 このように面接で評価を下される前に自分の強みについて知る事が出来るのは強い。実際、金融業界でも『なぜ自分にオファーを?』と聞けるだけで、アピールのすべき内容も見えやすくなる。

 

 その為、もし同じ業界に志望する場合、どのようにアピールすれば良いのか?調べながらガクチカの盛り方を考えたいのであれば、スカウト型就活サイトを利用して、『なぜ自分を?』と尋ね、改善点のヒントを探りながら就活をするのも1つの手だと言える。