学生時代に頑張ったことがないのに内定を取る就活生

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「学生時代に頑張った事がないからESに何も書けない」

「学生時代に力を入れた事がないからやる気が出ない」

「学生時代に最も打ち込んだことなんてないけど内定が欲しい」

 就職活動をしていると就活ではガクチカと自己PRの2つをアピールしなければなりません。そして『アピール出来るような頑張った事、学生時代にやってないせいでエントリーシートが書けない』と嘆く人もいると思います。

 しかし世の中には学生時代に頑張った事がない人でも内定を取る人もおり、果たしてその人達は具体的にどうやって内定を取っているのか?不思議に思うと思います。巷では『熱意を全面的に押し出して内定を取ろう』とか『嘘をついて内定を獲得しよう』など言う人もいます。しかしそれでも内定が取れない人もおり、一体どうやって内定を取れば良いのか?その辺の部分を解消したいと思われます。

 ここでは実際に学生時代に頑張った事がない後輩と同じような条件で無事大手から内定を獲得した先輩社会人の2人の会話形式で、学生時代に頑張った事がない状態で内定を取る方法について説明しております。

学生時代に頑張った事がない就活生の特徴

「学生時代に頑張った事なんて1つもねぇよ」

 と就活が始まり、エントリーシートにガクチカや自己PRなどを書こうと思っているのだが、全く人様にアピール出来る物がなくて困っている

 俺は学生時代『大卒じゃないと良い企業に入れない』と思って、特にやる事がなくて大学に進学した。そして大学1年の時は『今のうちに単位を取っておかないと大学4年になった時、単位が足りなくて就活で困るぞ』と先輩から言われていた為、俺は特に単位取得を目的に出席やレポート提出など比較的勉強せずに単位が取れる講義を重点的に受けた。大学2年も同様で、特にやりたい勉強などない状態で大学生活を過ごした

 そしてゼミは特に勉強目的で参加していなかった為、教授の研究の手伝いをして、そして週に1度、4人で頑張った成果を発表する事はしたが、俺は特に参加せず、やる気のあるやつに任せてあとは適当に卒論を書いて提出し終わった。そしてサークルは漫研。やっぱ日本のアニメや漫画は面白いし、タダで見れる部活があった為、そこを利用し、ゲームしていた。学園祭は似顔絵を担当していたが、俺は特に絵が描けるわけではなかった為、宣伝だけして終わっていた。

 だからアピールするモノがない為、俺自身焦っていたが『そうだ!資格の勉強をしよう』と俺は簿記2級の勉強をした。簿記2級にした理由は特にないが英語が分からず、TOEICは無理だなと思い、足し算引き算、しかも試験中に電卓を使っても良いと聞いたので簿記2級にしただけだ。しかし減価償却やら売掛金など訳が分からない言葉がづらりと並び、途中からボイコットして、金が勿体ないからと言って試験すら受けなかった。

 ただバイトだけはした事がある。ウチの家計はそんなに裕福な方ではなかったし、学費は払ってくれたがゲームや人付き合いなどで使う金は自分で稼がないとならなかった。だからスーパーの棚卸作業1か月、ただ週1回程度。リーダーなどの役職はしていない。居酒屋のバイトもしていたが大学の講義でクタクタなのに『明るくふるまう事なんて俺には出来ねぇ』と思い1か月計5回ほどで辞めちまった。つまり大した経験もなく、ただ言われた事をやっただけだ。

 だからアピール出来る物なんてない。だから就活中にインターンシップがあったので、それで何とかなると期待したが、Onedayインターンシップって会社概要だけで何の役にも経たない説明だけしかせず『一体何のためにやっているのか?』と思ってしまい、正直騙された気分だった。つまり俺は当てにしていた全てのモノに裏切られ、大学時代は特にアピール出来るモノが無い状態で就活をする事になったのだ。

学生時代に頑張った事がない就活生がよくする失敗例

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 という訳でこんな状態で就活をする事になり、学生時代に頑張ったエピソードが何もない。経験がないから具体例も書けない。書く事が決まらない為、結果が出てこないなどの就活では悲惨な目に遭う。とりあえず就活をやってみたけど、会社説明会に参加する事が出来てもその後『期日までにESを郵送してください』と言われ、学生時代に頑張った事を必ず書かないといけなくて困っている。結局3日経っても良いアイデアが生まれず、この手の事でせこい手を使ってしかも大手から内定を取った先輩がいるから、その人に会ってご助言をいただこうと思い、会う事にした。

「先輩、助けてください。ウチ、今就活中でエントリーシートを書かないといけないのですが学生時代に頑張った事が1つもなくてガクチカや自己PRに書ける内容が1つもありません。この場合、一体どうしたら良いのでしょうか?」

「ちなみに学生時代は何やっていたんだ?」

 と訊かれ、俺は講義、ゼミ、サークル、バイト、そして資格など長続きしなかった事を全て話す。そして

「典型的な遊んで暮らしてきた大学時代のエピソードだな。まぁ、俺と違ってバイトやサークルをやっているからマシだけど」

「ですので大学時代の話ではなく、高校時代の話をしてみようかな?思っているのですがそれで大丈夫でしょうか?」

「やめておけ。そんな事をしても多分、面接で『ではなぜ大学時代に頑張った事がないの?』なんて言われる。高校時代に輝かしい実績があったとしても、大抵の面接官は『ではなぜこの子はそんな実績を持っていながら大学の時に発揮出来なかったのだろう?』と疑ってくる。就活で問われるのは過去の実績ではなく、今後その手の実績を入社後でも発揮する再現性が求められる。だから高校時代の実績が大学時代でも発揮出来なければ、それは単なる偶発的なモノ。どちらかと言えば実力を身に着けても後に廃れてしまうなど、教えても後に忘れてしまうとかそんなマイナス評価しか出てこないだろう。ちなみにお前は具体的にどんな高校時代の話をしようと思ったんだ?」

「いや~、どちらかと言えば高校時代は大学に行く学費を稼ぐ為にバイトを長く続けていたのでそれなら話せるかな?と」

「ハハハ、まぁ、そんな事だろうと思ったよ。そしてもう1つ恐ろしい事を教えてやる。お前は何かしらバイトなど長く続けた話をすれば良いと思っているのかもしれないが、ただ長く続けているだけなら誰でも出来るからバイトを長期間やっていても評価されないぞ。今の時代、大学の学費を支払う為、バイトを複数掛け持ちして頑張る学生が増えているからな。つまりお前の高校時代のバイトの話は大学時代に長期バイトしている人よりも劣る」

「そんな~、そんな事をしたらウチ、何にもアピール出来る物がないって事で何処かも内定が取れない、いえ何処にもエントリーシートが出せない状態になるんですよ。その場合、一体どうしたら良いのですか?」

嘘でもついてガクチカを作ってみてはどうだ?実際、俺は嘘のオンパレードで内定を取ったぞ」

「先輩、恥ずかしながらその手の事は試したのですが、面接で『ではその成果を上げるためにどんな努力をしたの?』『その経験が一体何の役に立つの?』と具体的な内容や有用性について訊かれてしまい、正直、上手く答えられず、それ以来、嘘がばれるのではと思い、嘘をつくことは避けています

「まぁ、そうだろうな。就活生の中には自分の経験を膨らまして語っている事が多い。だから面接官は就活生の嘘を見抜く為、その経験が本当にその人が編み出したモノなのか?と確認してくる。成果を上げる上での妥当性。残念な事に就活ではそんな仕事が出来る為のノウハウについて語らないと内定が取れないのだよ」

「先輩、仕事が出来るノウハウ以前にウチはアピール出来る経験すらありません。その場合、自分は何もやっていなかったクズみたいに見られ、どこからも内定が取れず卒業し、フリーターになってしまいます」

「まぁ、待て。確かに辛い状況なのは確かだが、俺なりにこの状況を脱する方法がある。しかも学生時代に頑張った経験がなくてもだ。お前が俺から知りたいのはそんな学生時代に頑張ったことが無いのにどうやって大手や優良企業から内定を取れるのか?というアイデアだろ?だから今からお前に学生時代に遊んでばっかだった俺でもなぜ内定が取れたのか?その辺の話をしてやろう」

学生時代に頑張ったことがあっても内定が取れない就活生

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「俺の就活のやり方を言う前に意識してほしい事がある。それは就活と言うのは過去に輝かしい実績をやっている人よりも、志望先の仕事で如何に成果を上げれば良いのか?その辺のノウハウを心得ている人が内定を取る事が出来る。

 お前は学生時代に頑張った事がないと嘆いているかもしれないが、現実では学生時代に人が羨むような実績を出していた人でも内定が取れない人がいる。実際、学生時代に売上を倍にしたり、そして公認会計士など難しい資格を取った人もいたが、志望先の業務にそれがどんな風に役立つのか?それが言えずに撃沈される人を何人も見た。

 例えばバイト先で売上を倍にした話を持ち出しても『では売上を倍にしてその経験が弊社でどんな風に役立つの?』と訊かれてしまう。その人のバイト先は飲食店だった。そして志望しているのは化学業界。取り扱っている商品も違えば取引する相手は消費者というより法人ばかりで、売上を倍にした経験がどんな風に活かせるのか?アピールした就活生はそれを答えられず、その後の面接で語らなかった。

 更に厄介だったのは『ではなぜ君は飲食店を運営する企業を志望しないの?』という質問をされる。飲食店の場合、人手不足の影響でブラック業界の1つと言われているから、まぁ、その就活生は出来る限り、ホワイトの別の業界に行きたいと思っていたのだろう。他業界を応募している事に面接官が違和感を持ち、そして自分が活躍した業界と違う業界を志望している理由を面接で言う事が出来ず、結局その就活生も黙って何も言えなかった。

 面接官は就活生の矛盾したアピール部分を普通について、就活生の本音を引き出してくる。例え難しい資格を持っていたとしても『それが何の役に立つの?』と資格の有用性について答えれなければどんな難易度の高い資格を持っていても評価されない。

 例えば『簿記1級を取った』と言っても面接で『では何でその資格を取ろうと思ったの?』なんて訊かれる。そして何にも考えていない就活生は『就活で有利になる』とか、『暇だったから』とか不純な動機で得ている場合がある。結果を出していても『なぜそれをしようとしたのか?』それが答えられない人は敬遠される。なぜなら世の中には自分の成果を上げる為、無理やり新しい事に挑戦し、失敗して会社に大損害を与える人もいるからな。だから就活ではそんな見栄っ張りの人ではないかを確認する為に動機も1つの判断材料になっている。

 だから必然的に就活で評価されるのは学生時代に頑張った人というよりも『入社後にこの子は弊社で活躍出来る』と思わせぶりな話し方をした人になる。だから俺なりにガクチカエピソードを持たない就活生が内定を取る方法として以下の3つがあると思っている。

① 志望先の業務で成果を上げるノウハウを全面的にアピールする

② 自分の事以外の話で盛り上げ時間をつぶす

③ ITスキルなど仕事で役立ちそうな豆知識を色々と言う

学生時代に頑張ったことがない就活生でも出来る内定を取る3つの方法

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「いくら面接で『学級委員長をやって在学中の学園祭の管理を行った』とか『TOEIC満点』なんて言っても、その有用性について言えなければ宝の持ち腐れだ。志望先の業務と紐づけて語れず撃沈される就活生を何人も見てきた。一方で俺は学生時代にバイトなんてした事がなかったのにやっていた事にして、そしてその経験が如何に志望先の御社に役立てるのか?そんなバレない魅力的な嘘をついていた俺に企業は内定を出してくれた。残念ながら学生時代に培った努力よりも思わせぶりな発言をした者が就活では報われる。それが現実で、だから就活の攻略の鍵は学生時代の実績よりも志望先で役立つアイデアだと思っている」

「先輩、言っている事は分かりましたが、しかし具体的にどんなアピールをすれば良いのですか?今の話を聞いただけで、ガクチカをアピールする上でも面接でされる鋭い質問に何とか答えられないといけません。その場合、具体的にどんな事を意識してアピール内容を練ればよろしいのでしょうか?」

「仕事が出来るかどうか?を確認する質問として①動機、②成果を上げる為のステップ、③その経験がどのように役立つのか?などの3点を意識して考えれば良い。

 例えば就活で有利になりたいから英語の勉強をしようなどではなく、海外は日本よりもIT技術や医療技術などが進んでいる。海外の知識を得る上でも英語の勉強をし、最先端のスキルを身に着けられる人になりたいと思い勉強しました。と言うだけで全然印象が違う。そして成果を上げる上でも試験の状態と極力同じにして勉強し、そして一方で海外の知識を得る活動もしていれば、例えばIT業界を志望する場合『アメリカの○○が今主流なのでそのプログラムが組めます』なんてアピール出来る。

 そして日本企業の場合、大抵営業を募集している。だから面接では大抵、営業の仕事が出来るかどうかを確認してくる。お前、営業って具体的にどうやって成果を上げるか知っているか?俺の会社の例だけどAI関連をしていてセールストークとして『現在は人件費で月100万ほどかかっていますが、我々のシステムを導入すれば月に20万で済みますよ』と人より機械でやらせた方が速いし、安上がりだ、という形で提案営業している。営業というのは売り手にとってプラスになる事、例えばさっきの人件費の削減以外にも、業務効率アップ、情報漏洩防止、事故に遭った場合の保険など様々なモノがある。つまり①動機として『相手の生活やビジネスに貢献したい』気持ちがあり、②成果を上げる為にも『どのように相手に貢献すれば良いのか?』その辺のノウハウを心得ており、③そして学生時代の体験で私は○○をやっており、御社の営業業務に貢献出来ると思います。なんて思わせないといけないわけだ。

学生時代に頑張った事がない場合のESの書き方

 では具体的にどんな風にアピール内容を練れば良いのか?ここでは先ず面接でアピールする内容を練る前にエントリーシートに書く内容をまず先に決める。ついでにガクチカ以外の自己PRや志望動機の練り方も教えよう。

 先ずガクチカの場合だが、俺の場合、こんな風に書いていた。

◎学生時代に頑張った事

私が学生時代、居酒屋のアルバイトをしていました。そこでは法改正により室内原則禁煙となってしまった為、喫煙者の客層が離れ、店が潰れそうな状態になりました。その為、本社から来た人が新しい店長となり、私は東京オリンピックの影響で多くなった外国人観光客を新たなターゲットにした接客戦略の指導を受けました。具体的には世界共通のWi-Fi、クレジットカード、そして簡単な翻訳用のメニューの作成など店内のインフラ整備を手伝いました。そして一番印象的だったのが油を摂取する事を禁止しているイスラム系観光客に対して『紙の皿を使用しますか?』と油が使用されていない事が分かる注文も出来るようにした事です。以前はプラスチックの皿を使ってしましたが紙の更に変えた事で、当時脱プラの話題が大きく、ツイッターなどによる口コミで店の認知度があがり、どこよりも先駆けて売上が地区1位になるまで成長したのを間近で見ました。(396文字)

「・・・先輩、これって先輩の話ではなく、その店に来た新しい店長の話ですよね?こんなんで自分の事を評価してくれるモノなのでしょうか?」

「言っただろ?就活というのは過去の実績より仕事が出来そうな人間だと思わせるのが大事だって。この話は確かに俺の話ではないが、一方で居酒屋の売上を1位にする出来事を間近で体験している。だから企業からすれば『あ、じゃあ、この子はウチのように居酒屋を取引先としているビジネスに貢献出来る学生なのかな?』と見てくれる。例えばWi-Fiやクレジットカードなどを扱っている企業から評価される可能性がある。だからガクチカでは自分の事よりも志望先の企業で活躍出来そうな体験をしているかどうか?その辺を意識して内容を練るべきなんだ」

「・・・しかし、ウチはWi-Fiやクレジットカードの扱いなんて心得ていませんよ。それでは先輩が今言った内容なんて正直マネしても入社後に嘘だってばれてしまいます」

「いや、俺が言いたいのはお前がやったバイトの中で誰が一番活躍していて、何で活躍していたのか?それが言えると良いと言っているんだ。

 つまり仮にお前が大手スーパーやデパートでアルバイトしていた場合でも

私のバイト先で飛び込み営業する旅行代理店の方がいたのですが、何度も訪問しているうちにその人と仲良くなり、旅行代理店の働き方や、契約を結ぶためのコツについて色々と教わりました。旅行業界の仕事について聞くと個人の記念日や社員へのお祝い旅行など、旅行を通してお客様を喜ばせる仕事だと知りました。特別な日にお客様を喜ばせる仕事に魅力を感じ、旅行業界並びにお客様を喜ばせる企画を練る仕事を希望しております。(198文字)

 など、やっていたバイト関係なく、外から来た営業マンの話をして、どうやって利益に結びつければ良いのか?その辺の話をすれば営業のノウハウについて心得ていると思ってくれる。となればバイトの分野関係なく、何処でも志望する事が出来る」

「先輩、要は何でも良いから仕事が出来る人の話をガクチカに盛り込んでその成功の一端を担った。みたいな事が言えれば良いわけですね」

「そういう事だ。ちなみに旅行代理店の場合、営業マンは法人向けであれば『事業に成功した社員の方々に労いとして旅行をプレゼントするなんてどうでしょうか?』と提案して、契約を結ぶやり方が主流だ。そして大抵この手の取引先候補には既存のライバル店がいるか、それとも上司自身が旅行の計画を組むパターンになっている。だから旅行代理店がイベントに成功する為にはそれを上回る旅行プランを練らないといけない。それが値段なのか?それともイベント。例えば今はラグビー日本代表が大人気だから、ラグビーの歴史を辿る歴史やスコットランドのラグビー観戦も旅行プランに組み込むなど最近話題の話を盛り込んだ旅行提案も契約を結ばせる1つの手になっている。

 この手の仕事の出来る人のネタを知っておくと本当に就活では有利になってくる。なぜなら志望動機においても『その人のようになってみたい』と言えるし、自己PRでも『相手の視点に立った提案』と言って、内容を練る事が出来るからな」

学生時代に頑張った事がない就活生の志望動機と自己PRの作り方

「『その人のようになってみたい』確かにそんな言い方があるなんて思いつきませんでした」

「志望動機って働きたくないはずの労働に対し、あえて『働きたいです』と言わないといけないからな。そんな矛盾とも言える質問の模範解答として『バイトでこんな人がいて、こんな人のように働いてみたい』という憧れが一番無難。俺も結構愛用させてもらったぜ」

「ただ先輩、そうなりますと、やっぱり仕事が出来る人、特に志望先の仕事の出来る人の情報が必要ですよね?そんな成果を上げるコツなんて企業によってまちまちかもしれませんし、その場合、具体的にどんな風にアピールすれば良いのでしょうか?」

「まぁ、確かに志望先ごとにアピール内容を練り直せれば良いのだが、そんなに深刻に考えなくても良いぞ。なぜならさっきの旅行代理店の営業マンの話を取り上げる場合、さっきのアピールだと旅行代理店向けの志望動機しか作れないと思っているだろ?しかし例えば志望動機を『その旅行代理店の人のように人を喜ぶ提案が出来るような人になりたい』と結論づければどのビジネスでも通じる志望動機になる。なぜなら特別な日にお客様を喜ばせるビジネスなんて沢山ある。例えばお菓子メーカーなんて子供の誕生日を祝う為のお菓子作りを行っているし『子供が喜ぶお菓子作りやイベント企画を行っていたい』と結びつける事が出来る。他にもメロンやワインなど客への贈り物を扱う企業も候補の1つだし、祭りやイベントなどを企画する企業も候補の1つだ。

 正直なところ、俺達、学生時代に力を入れたモノがない連中は出来る限り、色んな企業を狙えるようにしておかないといけない。だから自己PRとして『相手の視点で考える』『人を喜ばせる事が好きです』など相手を喜ばして報酬を貰うような、どのビジネスにもあてはまる言い方をして候補先を増やせるようにしていかないといけない。

学生時代に頑張った事がない就活生の面接対策

 ガクチカでは仕事の出来る人の傍で働いた経験、自己PRでは相手の視点で考える大切さ、志望動機には『この人に憧れて』という書き方にする。となると次は面接への対策だ。

 この手のES内容を評価する企業がする質問として、やはり『この子は仕事が出来るのかどうか?』それを確かめる質問をしてくるだろう。さっきも言ったが、仕事が出来るか確認する質問として①それをしようとした動機、②成果を上げる為に何をしたか?③その経験がどのように弊社で役立つのか?の3点が来る。

 動機。それはやっぱり綺麗な方が良い。なぜなら自己PRや志望動機でも『その人に憧れてなりたい』とアピールするんだ。ならそれなりに引き付ける動機が良い。店の立て直し業務を引き受けた店長のセリフとして『受動喫煙対策により居酒屋は今、喫煙者向けのサービスが出来なくなっている。法律1つで店長の人生を大きく狂わせる事になるから打開策を見つけるのが本社に勤める者としての定め』とか言えばカッコいいだろ。

 その1つの打開策として新たな顧客の獲得。それが外国人観光客向けのサービス。口コミ力を上げる為にWi-Fiを敷いたり、どの客層でも使えるよう世界共通のクレジットカードや翻訳機なども配備。新人にも分かるようマニュアルも作成して今後の店舗運営の見本となるように頑張る。この新しい店長がやっている事は売上を落とさない目的もあるだろうけれど、契約している店長の人生を狂わさないよう今時代にあったニーズを掘り起こそうとしている。仲間思いでそんな人になってみたいの言い分が1つの志望動機に変貌したりするだろう。

 そしてどんな風に成果を上げたかについてだが、面接官は本当にこの人が成果を上げる為に貢献したのか?と見てくる。就活生の中には成果を上げたと言っておきながら自分はあまり関わっていないケースがある。例えば売上を倍にしたと言っていたが、具体的な話を聞いてみるとその日がたまたまクリスマスで前日より売り上げが倍になるのは当たり前だったとか、近辺で新しい大規模イベントが行われ客数がたまたま増えたとか、そんな自分の実力とは関係ない成果をあたかも自分の物として言い張る人もいる」

「先輩、それはその人がバカなだけですよ。ウチでしたらそんな事に触れず、売上を倍にしましたと言って終わらせますよ」

「そんな一言言って終わり、なわけないだろ。その後の面接官は一体どうやって売上を倍にしたの?チキンの売上を倍にしたんだ?でもどんな工夫をして売上を倍に出来たの?としつこく訊いてくる。やがてチキンを倍にした具体的なアイデアが思い浮かばず、辻褄を合わせる為、ありきたりな事を言ったり、または本当の事を言ってしまう。だから就活で内定を取る為にも成果を上げる為の正しいステップ、それを面接で言えるが焦点となってくる」

「でも先輩、それって言い換えれば『私はビジネスを成功させる事が出来る人間です』とそう言っているようなもんですよ。そんなのこの世界、全ての人達が目指している事でしょうし、成功している人もいずれ失敗します。そんな成果を上げるステップなんて言っていますが、そんなのどうやって面接でアピールすれば良いのですか?」

「おお、いい所を突くね。確かにお前の言う通りビジネスに絶対なんてない。だからこれからその事について説明しようと思っていたのだが、それを心得ているのだが話は早い。だからこそ俺の場合なんだが面接では『どうして成果を上げる事が出来たの?』と訊かれたら『それはもう手探りな状態でした』と始めは控えめに言って、どのように成功へとたどり着いたのか?試行錯誤で頑張った風に言った方が良い。例えば居酒屋のバイトの場合、

「受動喫煙の法改正により私のバイト先では喫煙者の客離れが起きました。その為、新しい客層の確保が重要で新しい店長は『外国人観光客を次のメインターゲットにしよう』と言い出しました。そして外国人観光客をターゲットにしている店舗を視察し、自分達に出来る事はWi-Fiや世界共通のクレジットカードの読み取り機の配備。そして当時話題だった脱プラ活動。店では飲み物にストローや使い捨ての皿にプラスチックを使っていました。それを無くし、紙に変え、そして店の宣伝でも脱プラ活動中と英語でも入れた結果、この地区の英語で検索し、脱プラ活動をしている店として話題となりました。その結果、軌道になり地区1位の結果を出せました」

 と答えた。つまりビジネスというのは運要素が強いのだよ。しかし成功しそうな可能性を全て実施して、そして今話題性の高い時事を如何に店の宣伝や運営に結びつけさせるのか?それが1つの成功への道になる。つまり結果だけ示せば良い。無論、その後、それが続いたかどうかは分からないけれど、俺の場合、その手の関する店のインスタグラムを見つけて『今の話題性がありますね』とネット検索で最初のページに出てくる事を面接で見せたりした」

「え?先輩、そこでバイトしたことがあるんですか?」

「いや、その店でバイトどころか、バイトすらした事ねぇよ。そんな事はさておき、結局のところ、これが全くの嘘であっても『成果を上げるためのコツをこの子は理解している』と判断されて、信ぴょう性よりも成果を上げるための妥当性を評価する場合がある。無論、バレてはダメだけど、やっぱり就活ではビジネスで理解しているかどうか、それが採用の基準になってくる。だからお前は学生時代に頑張った事がないと言っているかもしれないが、学生時代に頑張った人がいたとしても、アピールの仕方を間違えれば俺のような奴にも負けるんだぜ。だからガクチカがないと嘆く前にやはり面接官に良い印象を与えるアピールの仕方を練る。それが内定を取る一番の近道になると思うぞ」

学生時代に頑張った事がない就活生のこれから

「とまぁ、色々と学生時代全くアピールするものがない俺が一体どうやって内定を取ったのか?その辺の話を色々としたが、正直なところお前の場合、俺よりもっと早く取れるかもしれない方法がある」

「それは一体なんですか?」

「実はな、俺が就活を始めた頃、居酒屋のアルバイトをしていた。みたいな文章だけで就活をやっていたんだ。ただその手の内容じゃぁ書類選考をとることすらも難しいし、さらに仮に運良く面接までこぎつけたとしても、話すことがあまりないため門前払いみたいな対応をされてしまう。

 だから面接に行って初めて自分の興味の有無が決定してしまうリクナビやマイナビの就活サイトを使うより、自分のプロフィールを見て、そして自分を採用するかどうかは実際に会って決めるスカウト型就活サイト、俺の場合、OfferBoxを利用したのだが、そちらの方が良いと思い切り替えたんだ。

 すると最初の募集は1週間程度だったけれど、こんな俺のアピール内容でも興味を持ってくれる企業があるんだ。と思って、実際に会ってみることにしたんだ。それと居酒屋のアルバイトにおいて、近年法改正が聞かれ、居酒屋のバイト状況はどうなったのか?など色々と聞いてきたんだ。それがたまたまWi-Fiの販売を手がけている会社で、外国人観光客をターゲットにした居酒屋を対象に商品を販売していることを知って『これだ』と思い自分のアピール内容を練り直したんだ。それが俺が今までお前に説明した内容だ。

 やはりリクナビやマイナビの就活サイトだと、自分が興味を持った企業に訪問して、そこで初めて自分に興味を持ってくれるかどうか決定してしまう。つまりアピール要素があまりない俺からすれば大抵の企業が興味を失い、面接まで行った交通費や、履歴書を書いた時間が無駄になってしまう。だからそんな外れる確率が高い運試しをするよりも、最初から自分に興味を持ってくれる企業に会えるスカウト型就活サイトを利用した方が、案外手っ取り早いし、お前の場合ある程度バイトやサークル、そして資格の勉強も一応しているわけだから、すでにアピール内容練っているお前なら登録しただけである程度オファーが来て、それで内定までこぎつけられるかもしれないぞ。

 だから、お前も俺みたいにまずはスカウト型就活サイトでも利用して『なんで自分に興味を持ってくれたのですか?』と言うふうに色々と企業から聞いて、自分のアピール内容を練っていく方法をとってみたらどうかと思っている。実際今からアピールする内容をある意味寝るのだし、ある程度ネット内容をプロフィールに載せて、そして自分のアピール様子をどんどん練っていく、そんなやり方をしてできる限り良い企業から内定を取れは良いと思うぞ」

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