「簿記の結果が不合格。ガクチカで何もアピールするモノがない」
「簿記って就活に有利な資格なの?」
「簿記の試験に落ちた事は面接で言わない方が良いの?」
就活生の中には就活や将来の備えとして簿記を取得しようと頑張る人がいます。しかし中には試験に落ち、就活を有利に進めるはずが、逆に自分を追いつめてしまった人もいる筈です。
この場合、学生時代に力を入れたエピソードが1つなくなり、エントリーシートを書き上げる事が出来ず、内定が取れないと悩む人もいるでしょう。
しかし世の中には簿記の資格試験に落ちたにもかかわらず大手から内定を取る人もいます。
その人達は具体的にどうやって簿記試験に落ちたのに内定を取る事に成功したのか?
ここでは実際に簿記2級に挑戦したけど試験に落ちた就活生と、その人の先輩で学生時代に同じく試験で落ちたのに大手から内定を取る事に成功した人の会話形式で無資格で内定を取る方法について説明したいと思います。
簿記試験に失敗した人をなぜ企業は採用するのか?
「先輩、助けてください。実は私、この半年間簿記2級の勉強をしていたんですが、試験結果が不合格で、このままだと無資格の状態で就活に臨まなければなりません。
先輩は私と同様、試験に落ちたにもかかわらず、大手メガバンクから内定を取ったと聞きました。先輩はどうやって簿記試験に落ちたにもかかわらず、大手から内定を取る事に成功したんですか?」
「俺も当時、試験に落ちた時はまずいって思ったけど、俺の場合、他の就活生とは違ってちゃんと資格を取る理由を持っていたから、それが評価されてメガバンクから内定が取れたんだと思う。
そもそも資格というのは『取ってから何をするか』決めるのではなくて『志望先の業務に必要だから簿記の資格を取った』というのが自然な流れだ。だから
『志望先の銀行で○○のように働いてみたくて、その上で簿記の資格を取得しようとしました』
と言うのが筋。
簿記の資格試験に落ちたのであれば、簿記の有用性を語ろう
「先輩。確かに見栄の為に簿記資格を取ると印象が悪いというのは分かりますが、試験に落ちた以上、如何に知識があっても評価の対象にならないと思うのですが、違うのでしょうか?」
「確かに資格はないよりあった方が良い。
しかし実際に簿記を持っていても、その知識を活かす方法について述べられなければ、宝の持ち腐れとして評価されないのが就活だ。
事実、面接官の中にはアピール目的で資格を取得した就活生を判別する為に
「何でこの資格を取ろうとしたの?」
と取得目的を確認してくる。
俺の場合、他の就活生と比べ『簿記がなぜ業務に役立つのか?』その辺の理由について述べられたから、面接官から評価を得られたのだと思う。
特に簿記の場合、宅建や運転免許のような建設業界や運送業で必須な資格ではない為、簿記の資格を持っていなくても評価される。
だから資格の有無をお前は気にしているかもしれないが、やはり最後に述べるべきは簿記の有用性だから、簿記の資格がない事を嘆くよりも、その活かし方について調べた方が有利に事が運ぶ」
簿記は仕事でどんな風に役立つのか?
「でも先輩。確かに入社後の簿記の有用性を語れれば就活を有利に進められると思いますが、そんなの有用性なんてどうやって調べれば良いのですか?正直、今から調べても間に合うとは思いませんので、是非、先輩の知っている簿記の活かし方について教えてください」
「確かに俺の場合、昔から銀行員になってみたいと思っていたから、他の人と比べ、知識は長けていたと思う。
だからリクエスト通りにこれからお前に簿記の知識がどんな形で銀行業務に役立つのか?説明してみようと思う。
簿記の知識は銀行業務のどの部分で役立つのか?
まず銀行の業務における簿記知識の活かし方だが、銀行というのは他の金融業界とは違い、融資に成功して初めて利益を上げられる仕組みになっている。
要は相手に100万貸して110万で返してもらわないと稼ぐ事が出来ないから、100万でも1億でも多額のお金が欲しいと思っている企業を見つけないと銀行員として成果を上げる事が出来ない。
だから多額の融資が欲しいと思える提案方法を心得ないといけないのだが、その1つの方法として高価格商品購入時の融資の提案がある。
例えば新しい機材を欲しがっている企業がいたとして、その購入金額が1000万円だったとする。となると銀行員は
『新しい商品を買い替えの際は融資を使ってみてはどうですか?』
と提案して1000万円の融資を提案をする。
簿記を勉強したのであれば減価償却費って知っているよな?要は銀行員は減価償却費が0になりつつある資産を見つけ、その買い替え時期を見計らって融資提案をし成功する人がいる。
どういう意味かと言うと企業の法人税って言うのは簿記2級の場合、利益の半分が取られるように計算されている。そして減価償却費は耐用年数ごとに減っていく定額率を取っている場合が多いけど、現実では耐用年数以上の期間を使用している場合が多い。
この場合、減価償却が終わった場合、今までの費用が加算されなくなるわけだから、会計上、コストを削減した形で計上され、結果、それだけ多くの利益を出したと計算されてしまう」
「先輩、言っている事が専門的過ぎてだんだん分からなくなっています。出来れば具体例を1つ紹介していただけないでしょうか?」
「例えば、耐用年数20年の機械を2000万円で仕入れた場合、今までは減価償却費100万円と書いていればよかったけど、21年目になると減価償却が終わっているので、減価償却費を計上しなくても良いけど100万円分のコスト削減に成功した扱いになってしまう。
それは利益が100万円分プラスされた扱いと一緒なので、そうなると経常利益に100万円分が加算されて、売上が上がっていないのに100万円増加した分の法人税を支払わないといけなくなる。
簿記2級の場合、純利益の半分が法人税になるから、利益の半分50万円を余計に国に払わないといけない。そんな事をするくらいなら、せめて新しい資産を買って、減価償却費を計上し、経常利益を下げれば、無駄な出費を抑えられるって判断出来る。
このように銀行員は融資の提案方法として法人税を余計に払うくらいなら、新しく機材を購入し、納税額を抑えたいと思っている人向けに提案する人がいる。それ故、この手の提案内容を理解する為には簿記2級で習う法人税率や減価償却などの知識がないと分からないから、この手の提案方法を面接で言えれば評価が変わってくる」
簿記の資格知識をアピールする場合に大切な事
「なるほど、一見、高い資材を買わされる、と思われるかもしれないけど、簿記の知識があれば、多くの税金を納める事を回避出来るって説明出来るわけですね。
だからこの手のネタ話を沢山集め『私は融資提案が出来る人です』ってアピールすれば内定が取りやすくなるのですね?」
「いや、それだと実践経験を積んでいないお前が、机上の空論を述べていると判断されるリスクがあるから、出来れば別のアプローチで攻めた方が良い。
事実、銀行員を志望する就活生の中には簿記の知識を持っているから銀行業務も上手くやれると勘違いしている人が多い。
確かにさっき説明した減価償却の提案は、簿記の知識をどうやって銀行業務に活かせば良いのか?その一例ではあるが、面接では
『では融資業務以外の部署に配属されたらどうするの?』
『君は銀行業務の融資の提案方法の1つだけをアピールしているだけだよね?他のアピール方法なんて知ってる?』
『確かに提案方法はそれも1つの手だけど、お金を貸しても、相手が返してもらわないと結局利益は上がらないんだよ?相手の返済能力はどうやって判断するの?』
など説明した知識が求められない部署に配属された場合や、別の提案方法についても確かめられる。だから結局のところ、先の説明は小手先でしかない。
これは俺の個人の考え方でもあるのだが、就活で『仕事が出来ます』なんてアピールすると『では本当に仕事が出来るのか?』と面接官の中には自分でも解決出来ないような実例をあげて、就活生を試してしまう人がいる。
まぁ、現場のプロでも面接のプロではないから、意地悪な質問をしてしまう面接官もいるわけだし、そんな人が相手でも内定が取れるよう対策しておいた方が良い。
例えばスキルの高さをアピールすると、実際に現場で働いた事のない就活生を試す難しい質問を繰り出される事になりかねないから、俺個人としては『なぜ簿記の知識を身に着けようとしたのか?』志の高さをアピールした方が良い。
『なぜ簿記の資格を取ろうと思ったのか?』と質問された場合
就活生の中には金融業界を志望する本音として『給料が高い』『福利厚生が良い』など待遇面に惹かれて志望する人が結構いる。
そんなお金目的の就活生を振り落とす方法として面接官は就職した後の働き方について中心に確認してくる。
要は就職する事が目的であれば、就職した後の事はあまり考えていないだろう、という事で
『就職してからどうやって働くのか?』
『10年後、どうなっていたいのか?』
など将来について触れる質問をし、キャリアプランについて確認してくる。
だからこの手の自分の成長性が問われる質問をされた場合、銀行が社会にどのような形で役立っており
『私のその中の一員になりたいです』
と言えるようにした方が良い。
だから銀行の場合、例えば資金的なサポートを通じて日本経済や企業の発展させたい、という言い方がしっくりくる。
銀行というのは融資をして稼ぐビジネスをしているけど、本来は資金を循環させて景気を良くする事を目標にしている。
一例として今、建築業界では高度経済成長期に建てられた建物やインフラ設備などが老朽化して、建て直しが余儀なくされている。
しかしそんな資金は建設業界にはなく、資金繰りとして銀行を頼る形になる。しかし銀行側も返せる見込みが無い客に金を貸すわけにもいかない。けどだからと言って貸し渋りが起これば銀行に対する信頼も揺らぐし、貸さなかった事で建築業界の優良企業が潰れれば、その影響で他の関連会社も倒産し、連鎖倒産が起こる可能性もある。
だから金を貸す以外にもさっき言った減価償却費による節税方法や、融資先の売上を上げる提案をしたりして、資金的なサポートを行ったりしている。
また別の面として飲食業界の場合、2店舗目を開く為、出店時に必要な土地情報や新しい取引先を紹介したりして、ビジネスが成功する為の段取りを手伝う事もしている。
だから話は戻るがもし仮に『なぜ簿記の資格を取ろうと思ったの?』と取得目的について聞かれた場合、
色々な企業のビジネスを成功させたいと思っており、その上で資金的なサポートをする上で必要な簿記の勉強をしました。
と、言えれば良い。
10年後どうなっていたいか?と質問された場合の簿記知識の活かし方
また10年後どうなっていたいか?と質問された場合の答え方だが、これは『簿記の勉強などを続け、最終的には○○になっていたい』と、どんな努力をして、どんな風に成長したいか?言えれば良い。
例えば銀行員が成果をあげるには実際に融資の提案を通す事も大事なのだが、他にも融資先がちゃんと借りた金を返してくれるのか?返済能力もあるのか確かめないといけない為、学ばないといけない事は多い。
他にもどうも提案の合意を得る為には社長ではなく、その社長の奥さんや経理部にも相談する必要があり、企業によっては社長だけの許可では動かない事象もある。
このように経営の決定権が社長だけでなく、奥さんや側近にもある事があるから、決算書や試算表などの簿記だけの力では足りない。
つまり簿記などの資格も重要だが、どちらかと言えば学び続ける姿勢を示すのが大事。
そして学んだ知識を活かして最終的に色んな方々への資金的サポートが出来るようになりたいと思っています、と言うからには、将来は個人レベルのサポートではなく、企業や、または地元レベルの規模でサポート出来るよう大きな目標を言えれば良いだろうな。
半沢直樹を見れば分かると思うが、最初は個人レベルの会社だったのが、次第に大手、更には国をも含める国家プロジェクトを担当する事になる。つまり銀行員の仕事は動かす金が大きければ多いほど学ばないといけない事が多くあるんだ。
だから10年後など、将来の事を聞かれた場合、損益計算書や貸借対照表などの書面上の理解力も必要だが、最終的には地域を融資する為、助成金などの制度の活用方法、ならびに不動産や労働基準法など土地運用や法などの知識も必要になってくる。
おまけに今の時代、IT化が進み、デジタル通貨やITシステムの運用についても勉強する必要が出てきているから、やはり学び続ける姿勢は大事。
だから10年後など、将来を問われる質問がされた場合
将来は勉強を通じて、1企業だけでなく、地域、社会の発展させる事に貢献する銀行員になりたいです!
と言って、その過程で簿記だけでなく、不動産、法律、そしてITなども学んで国家プロジェクトでも頼られる人になりたい、と言えればよいだろうな」
『なぜ簿記1級ではなく、簿記2級を取ろうと思ったの?』と聞かれた場合
「なるほど、確かに社会を良くする為、将来大きな仕事を任せてもらえる為に、簿記知識を身に着けたいという言い分は響きが良いと思います。ただ先輩、そうなりますと
なぜ簿記1級ではなく、簿記2級を選んだの?
と、2級を取ろうとした理由について聞かれると思います。その場合、どう答えれば良いでしょうか?」
「俺だったら例えば簿記1級には工事契約だったり、子会社、関連会社の資産についても計算したりする必要がある、など2級にはない勉強について触れるのも手だ。
ただ個人的に面接官が求めているは、なぜ挑戦したのが簿記2級で、1番良い簿記1級を目指さなかったのか?志の高さが分かる答えだと思う。
だから1つの言い方として『簿記1級は取得する勉強量として半年くらいかかり、一方簿記2級は約2、3ヶ月と簿記1級の半分程度の時間で取得出来るから』と自分の状況を踏まえて取得する資格を選んだ、と言えるようにした方が良いだろう。
俺の場合、奨学金を借りていた身だから、資格取得以外にも大学の勉強やアルバイトなどもする必要があった。また簿記を選んだ理由として大学の近くで新しく塾が開校され、客引きの為に無料で簿記2級の講義を行うイベントがあったから2級を目指した、と言った。
まぁ、その場の雰囲気に飲まれてって言うのも良いし、奨学金を借りる程、金銭的に余力が無いのであれば、経済的な面も視野に入れて取得する資格を選ぶ必要がある。
だから簿記1級を目指さなかった理由として
『奨学金を借りていた上、近くの塾で簿記2級が無料で受けられるサービスがあったので2級を目指しました。その過程で銀行業務に興味を持ち、そしてもし簿記2級に合格したら今度は簿記1級を目指したいと思います』
と、将来、簿記1級を取るかもしれないと思わせる言い方をすれば良いだろうな」
簿記の資格試験に落ちた言い訳について
「先輩、色々と簿記の試験に落ちてもどうやって戦っていけば良いのか?教えていただきありがとうございます。
ただ1つの気になる点があるのですが、面接では『なぜ簿記試験に落ちたの?』と聞かれないでしょうか?
もしそうなら当然、やる気があっても実力が伴わない、と判断されて不採用になると思うのですが、簿記試験に落ちたのに悪く思われない何か良い言い方なんてないでしょうか?」
「簿記試験に落ちた言い訳としては
などそんな簿記の知識による問題よりも、簿記試験の隠れたルールを把握していなかったのが原因だとアピールした方が良い」
「先輩、簡略漢字って一体何です?」
「例えば簿記の問題を答える上で間接費って書く場合があるだろ?その場合、『間』って漢字を
と、上記のように略して書いた漢字を簡略漢字と言って、これで書くと×になってしまう。
だから簿記の勉強をしていたけど、この手の隠れたルールについて心得てなく、落ちてしまいました。と言っても良い。
落ちた原因って簿記の場合、各設問の点数は商工会議所に問い合わせれば分かるようになっているし、更に試験速報というモノがあるから模範解答も調べれば分かる。だからなぜ自分が落ちたのかある程度予想出来るんだよね。
だから、簿記試験を失敗した原因が分からないと主張すると
『となると業務でトラブルが起こると君は原因を突き止められないって事なのかな?』
と思われてしまう。だから自分で問題解決が出来ない人と思われない為にも上記のような隠れたルールを使って落ちてしまった、と言った方が良い」
『試験に落ちないようにする為にどうするべきだと思う?』と再発防止に関する質問をされた場合、どう答えれば良いのか?
「先輩、確かにそれだと今回の簿記試験に落ちた言い訳としては通じるかもしれませんが、
では今後試験に落ちないようにする為に、どんな対策を取るべきだと思う?
と再発防止に関して質問をされた場合、どう答えれば良いでしょうか?」
「再発防止に関してだが、やはり言うのであれば『簡単に直せる原因』と『その時の簿記の勉強でやっていなかった事に挑戦』と2つの言い訳を用意した方が良いだろう。
就活生の中には簿記試験に失敗した理由として
『私の努力不足です』
と、言う人がいるのだが、もしそんな事を言えば
『では一体どうやってその部分を改善するの?』
と、納得いく改善策を言わないといけない。
努力なんて常に維持し続けるなんて不可能だし、更に努力しても報われない事だってある。だから再発防止の原因として努力不足なんて言えば、どのように結論を述べれば良いのか分からなくなるから、簡単に出来る再発防止策を述べた方が良い。
だから一例として簡略漢字で解いてしまったという失敗理由を述べれば『次の試験では簡略漢字を使わない方針で』という流れになり、面接官を簡単に納得させられやすい。
まぁ、それでも
『では何で君はそのルールについて知らなかったの?』
と更に聞いてくる面接官もいるから、失敗した理由を述べるのであれば、途中から話を逸らす言い方も心得た方が良い。
俺の場合、奨学金を借りている身で、簿記2級の勉強を無料で教えてくれる講義があったけど途中から有料なり、私は塾には通わず、独学で勉強する事になりましたと言い訳した。
要は自分一人で全てを判断してしまい、試験に必要な対策や勉強について正しく心得ていなかったのが原因です、と言い訳する。
そしてその後、
『当時、簿記試験に受かった友達は有料アプリを使って、試験問題を解き、理解を深めていました。私自身、お金をあまり使いたくなかった為、もし就職して安定した収入を得られた場合、その手の有料サービスを使ってスキルアップを目指したいと思っております』
と言える。
資格試験に失敗した理由としてお金をケチってしまった、独学でやってしまった、だから就職すればその問題は解決出来ると”簡単に解決出来そうな問題”と感じる原因を述べた方が良い。
事実、お金さえあれば、セミナーを受けたり、または有料アプリを使うなど、努力の仕方が変わってくる。だから独学でやってしまい、実力のある人のアドバイスを受けながら、次の試験に臨みたいと思います。と言い訳すれば再発防止として分かりやすくなる。
おまけに例えば三菱UFJ銀行では資格取得の為、Udemyの勉強有料アプリを会社の負担で出来るようにしたり、また外部セミナーに参加して先生の指導の下、勉強する事が出来る資格支援制度が設けられている。
だから再発防止策を述べつつ
『会社の中には私の友達が簿記試験の際に使っていた有料アプリ(Udemy)などを会社負担で社員が使える所があったり、セミナーを設けていたりする会社があると知りました。その為、私自身、今後勉強に専念したいと思っているので、御社の資格支援制度について詳しく教えてください』
と、資格試験に失敗した理由に聞かれる話から、会社の資格支援制度の話へと逸らせる。
さっきも言ったが、資格試験に落ちた話は言い訳になってしまうから、その言い方は社会的な評価を得られない。だから少しでも自分の悪い印象を無くす為、別の話題へと逸らす言い方を心得ておいた方が良い。
それ故、資格で落ちた理由を経済的な理由にして、就職してから資格取得を目指すので、御社の資格支援制度を聞いて、それを理由に志望動機の話題に変えるのも良い。
だから簿記試験に落ちた言い訳として
『簡略漢字を使ってしまい、間違った回答をしてしまった』
『勉強にお金をケチってしまい、独学で勉強をしてしまった』
『今後、同じようなミスが無いよう、有料アプリや外部セミナーなどに参加したいと思います。その為、御社の資格支援制度について詳しく教えてください』
と、言い訳をしつつ、話を逸らす言い方を心得ておいた方が良いだろう」
簿記の資格試験に落ちた後にやった方が良い事
「先輩、色々と簿記の資格がない状態で、どうやって内定を取れば良いのか?ノウハウを教えていただきありがとうございます。これでどうやって就活に臨めば良いのか見えてきたので、今の話を参考に頑張っていきたいと思います」
「そういってもらえると俺も教えた甲斐がある。折角だから、俺なりに簿記試験に落ちた後、何をすれば内定が取りやすくなるのか?これからやるべき事について説明してみようと思う。
就活仲間を増やし学業や就活の生の情報を手に入るよう人脈作りに専念
もし俺が簿記試験に落ちた後にやり直せるのであれば、業界分析に力を入れるだろうな。
今までの話で分かったかもしれないが、結局のところ簿記の勉強をしても、その知識がどのように仕事で役立つのか述べられなければ評価されない。
それ故にもし大手から内定を取りたいのであれば、就活で実際に結果を出している人達の情報を集めた方が良い。
実際、俺の知っている大手から内定を取る人は成功者のノウハウを取り入れている。例えば、面接で「リーダーシップを発揮した経験は?」って聞かれた時、「サークルのイベント企画で意見がまとまらない時に、自分が率先して意見を出し、全員をまとめ上げた」と具体的なエピソードを話して内定を取った人がいる。
他にも専門、短大、高専出身者でも評価された部分は、専門知識や実務経験を活かして、業界に特化したアイデアやスキルを大手内定者の成功例を見つけて内定が取れた人もいた。
また悪い情報も見つけられやすい。例えばある企業の面接で「Fラン大学出身者はなぜうちの企業を選んだんですか?他に選択肢がなかったんですか?」って聞かれて差別を受けた例もあった。
だから実際に内定者の情報を集める事が1つの突破口になるから、最近ではESや面接情報を無料で見る事が出来る就活サイトもあるから、それを利用して、どのようにアピール内容を練れば良いのか考えてみるのも1つの手だと思うぞ。
各金融業界の違いについて調べる
また実際、俺が簿記試験に落ちたと落ち込んでいた時、現在就職活動中だった先輩から『なぜ銀行員になりたいんだ?』と聞かれた事がある。
どうやら就活では簿記の知識があっても『なぜ銀行?』『なぜ証券』『なぜ保険』など各金業界の違いについて確認され、本当にこの就活生は志望先の業務について正しく心得ているのだろうかと確認される。
だから簿記の勉強をアピールするかどうか問わず、志望先の業務の理解力を上げる為、各業界毎の差別化を理解した方が良い。
ちなみに各金融業界の違いについてだが、以下で詳しく述べている。それ故に面接で「どうして銀行銀行したの?」と聞かれても答えられるよう頑張った方が良いだろう。
簿記の知識を活かせるIT業界を未経験でも志望する方法を調べる
また今の時代、銀行ではなく、ITの方が簿記の知識が活かせるのでは?と言われている。
というのも確かに簿記の知識は金融の業務を行う上で必要不可欠だが、最近ではITの発展により今まで手作業でやってた作業をITが行うようになり、昨今の大手メガバンクでは整理解雇が頻繁に起きている。
将来有望と言われた金融業界で何万人もの社員を減らす事が起こっているから、簿記の知識を活かすのであれば、どのようにITに計算させれば良いのか事前知識を心得ているとアピールしてIT業界を志望するのも良いと思っている」
「先輩、確かに先輩の言う通り最近大手メガバンクで従業員を整理解雇したと言うニュースをよく聞きます。それ故に金融業界を避けた方が良いと言う理由はわかるのですが、私は文系出身です。文系の立場でIT業界に就職し働けるようになるのは可能なのでしょうか?」
「その質問に対しての問いはイエスだ。
実際、IT業界では大学や義務教育などで勉強してこなかった人達に対し、研修を設けて、戦力になるよう育てるIT企業が多くある。
おまけにちょっと昔だがサッカー選手で有名だった本田圭佑がプログラミング学習を行って、新サービスを立ち上げた話だってあるから、未経験からエンジニアになるインフラは用意されている。
それ故に、もしお前がこれからIT業界に就職しようと頑張るのであれば、自分はITに向いているのか?または未経験でも戦力になるよう育ててくれるIT企業は何処なのかをこれから探すのも良いと思う。
それ故に、もしお前が文系出身だからIT企業で働けないと思うのであれば、以下のを参考にして考えを深めてみるのも良いかもしれないぞ」