就活でやる気がでないのに内定を取る就活生の例

やる気の無い就活生

『就活でやる気がでない25卒はどうしたら良い?』

『面接で落ちまくる。やる気なくなった』

『どこも興味ない。就活のやる気ゼロ』

 

就活ではやる気が出ずにこのままではニートになってしまうと焦っている人もいるかもしれません。そしてそれが熱意が伝わらない、働きたくないないなど、精神的な問題で、結果、やる気の出し方を知りたい、という考えに至ると思います。

 

そして就活ではそんなやる気がでない人でも大手から内定を取る人はおり、やる気がなくても内定を取る方法を知りたいと思われます。

 

ここでは実際に数多くの就活生の相談を請け負い、内定を出してきた人材コンサルタントの視点で、やる気ゼロの状態から内定を取る方法について説明したいと思います。

 

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就活におけるやる気の出し方について

 

「やる気が出ません。どうしたら良いですか?」

 

と、俺の所にはこんなやる気に関する相談が多く寄せられてくる。

 

俺は大手人材斡旋会社に勤めているが、大手の中には面接官をする予定だった人が来られなくなり急遽俺のような人材会社に面接官として駆り出される事がある。だから俺の場合、様々な大手の面接の裏側を見ていて、大手がどのような基準で就活生を選んでいるのかを直で見ている。

 

このような採用側の視点もあるのだが、他にも俺は副業として就活生の相談もしており、採用側の視点だけでなく、どのようにアピールすれば効果があるのか?就活生の成功例も見てきた。

 

それ故、やる気の無い就活生はどのような事をすれば成功するのか?その成功事例も紹介してみようと思う。

 

やる気があるのに内定が取れない就活生

 

先ずなぜ成功事例を教える上で就活におけるやる気の重要性について説明したい。

 

と言うのも就活生の中には

やる気の高さを面接で出せれば絶対受かる!!

 

と考えている人が多い。

 

しかし面接の裏側を知る俺から言わせれば、それは一理あるが、無駄になる可能性が高い

 

というのも大手の採用の裏側を見てみると、決してやる気の高さで採用の是非を決めてるわけではない

 

なぜかと言うと就活生の中にはその面接の時にだけやる気があるかのようなアピールをする人が多く、そして実際にそんな就活生を採用した結果、言われた事しかやらない、自ら改善しないなど必要最低限の仕事しかしない人が結構いる。

 

だからその場限りのやる気だけの就活生を採用しないよう殆どの企業では『この就活生を採用すべきか?』と上司と相談し決めており、仮にやる気の高さを全面的に押し出している就活生が来た場合、

『面接の時だけやる気を出している人もいるかもしれないね。その就活生は学生時代、何かそのやる気に結びつく事をした?』

 

と指摘され、やる気があるかではなく、結局、学歴や資格などで判断する事になる。

 

要はやる気があっても実績がなければいくらやる気があっても空回りする人材だと見られる。

 

このようにやる気の高さを全面的に押し出しても、意味がなく、結局、学生時代に頑張った話の内容によって採用の有無が決まる。

 

ただ面白いのは逆にやる気が無くても言い方次第で採用する流れも就活では起こっており、この言い方を心得る事がやる気の無い就活生の突破口になってくると思っている。

 

やる気がない事に悩んでいる就活生はやる気を出す事に必死で、肝心のやる気が伝わるアピールの仕方を磨いていない事が目立つ。就活ではやる気の高さよりも実績の高さで選ばれる事が多い為、やる気が無くても『仕事が出来そう』と思わせるアピールを心得た方が良い。

 

やる気がないのに内定を取る就活生ってどんな人?

 

ではそのやる気が無くても内定を取る就活生はどんなアピールをしているのか?

 

個人的な考えとしてやる気ないのに内定を取る就活生の例としてやる気の無さを逆手に取っている人が多い。

 

例えば俺の知っている例としては以下のような人がいる。

『就活はやる気が出ないけど、このままじゃニートやフリーターまっしぐらだから無職で生きていけるよう自分の代わりに稼いでくれるWEBサイトを作れるようになろう。だから今だけ働くか

 

と無職になりたくないから頑張る、そして将来はWEBサイトを作って、不労所得で稼ぐ事を目標にIT企業に就職しようと、やる気を維持する人がいる。

 

実際、やる気がないと言っていたのに採用されるケースとして以下のようなものがある。

『もともと働きたくなくて当初就活ではやる気が起きませんでした。なぜなら日本は長時間労働サビ残、そして海外より賃金が安く、おまけに未だに紙やハンコなど古典的なやり方で仕事をしています。だからこそ私はこんな労働環境を変えていく仕事を逆にしたいのでは?と思い、労働環境を改善していくIT業界に関心を持っています』

 

と自分の働きたくない理由を逆手に取り、もし働きたくなくてやる気が出ないのであれば、やる気が出ない理由を考えて、志望先を選定した方が良いだろう。

 

他サイトで参考となる記事

就活をやめたい人が2週間で内定を取って辞められる例
就活を続けているけど、うまくいかず、もう全てに嫌気がさし、やめたいと思っている。しかしそれで就活をやめれば当然、無職になってしまう為、この気持ちをどのように払しょくし、そしてどのように内定を取ればよいのか?その具体的な解決方法を本記事で載せております。

 

やる気のある志望動機の書き方とは?

 

ただそうなってくると次に問題になるのは

『どこも興味ない』

 

特に働きたい業界がない場合のやる気だ。

 

就活生の中にはお金の為、将来の為、スキルアップの為など色々な理由で志望先を選ぼうとするが、肝心の志望動機に金やスキルアップを書けば、自分本位の書き方になり評価されない。

 

特に就活では志望動機をどの企業でも求められる為、働きたい意欲がわかない人からすると、どのように志望動機を書けば良いのか?1つの課題となってくるはず。

 

更に言えば就活生の中には面接でやる気が伝わらず、それで不採用になるケースが多い為、やる気が感じられる志望動機の言い方について心得たいと思っている人が多い。

 

その例としてIT企業に就職した就活生は以下のような志望動機を書いた。

私の父は連日夜遅くまで働いている影響で食事中に涙が出るくらい精神的に追い詰められていました。しかし会社にITシステムが導入された結果、定時に帰れる機会が増え、家族との団らんも増え、笑顔が戻りました。父との会話を通して、ITによって自動化やペーパーレス化などを行い、手作業から解放され、資格取得の勉強時間や業務負担軽減により離職率が低下した話を聞きました。システム開発においては当初社員の反対がありましたが、協力してくれる社員を見つけ、IT化出来る箇所を見つけ、そしてデモやIT化に伴う時短、入力ミスを減らすなどの効果を説明し、説得したITエンジニアがいたからこそ実現したと聞いております。このエンジニアの姿勢にとても魅力を感じております。そして御社の説明会にて未経験でも現場に常駐出来るようにする為の研修や出来る社員のもとで働ける体制を知り、先のエンジニアのようになる為、この度、志望しております。

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と、上記のようにやる気のある志望動機にしたいのであれば

1、 このままでは取り返しのつかない問題があった
2、 その問題をビジネスを通じて解決する方法を知った
3、 そのあり方に魅力を感じ、自分もそうなってみたい!

 

という構成にした方が良い。

 

ビジネスというのは単なる金稼ぎと考える就活生は多いが、やる気がある人材というのは金目的ではなく、例えば地域にお金を落とす為に名産品を作ったり、工場を作って雇用を生むなど何かしら世の中の役に立てそうな事を考えている。

 

だからガクチカや自己PRでもビジネスを通じて人の助けになる姿に憧れ、そんな人のように働きたい!そしてそれが出来るのは御社なのではないか?と感じられる内容にすればやる気が感じられるアピールになってくる。

 

 働きたくない、または働きたい企業が無いなどでやる気が出ないのであれば『なぜやる気が出ないのか?』を考えて、それを解決する仕事に就きたいという逆転の発想で臨んだ方が良い。特にやる気がある就活生というのはビジネスを通じて社会問題などを解決する姿勢が目立つ為、やる気の高さを示したいのであれば、お金やスキルアップではなく『社会をより良くしたい!』と言う言い方でアピールした方が良い。

 

やる気がないのに内定を取る就活生のガクチカと自己PRの作り方

 

どこも興味ないからやる気がでない以外にも、学生時代に頑張った事がないからやる気がでないと悩む人がいる。

 

ただ就活というのは自分が頑張った経験がなくても評価される人がいてその例を紹介したい。

 

やる気がないのに内定を取る就活生のガクチカとは?

 

例えば学生時代に頑張った事がないと言っていた就活生が最終的に書いたガクチカとして

 私は居酒屋でバイトをしていたのですが、バイト先では手作業で伝票や在庫管理をしており、注文ミスや在庫管理の不備によりお客様を待たせる事が多く、食べログでも悪い評価を頂いておりました。そしてコロナの影響で閉店の危機に陥っていたのですが、ITシステムの営業マンが訪問し、メニュー管理システムやオンライン注文システム、ならびにテイクアウトシステムの導入を提案されました。当初は店長がITに反対していたのですが、IT導入時の助成金が出る事、ならびにITのサポートがある事、そして成功している店の紹介もした事で契約が成立しました。結果、店の再開後、注文の重複や品切れの問題が減り、お客様を待たせる時間も減り、UberEatsのテイクアウト型サービスで新たな顧客層を増やし、閉店を回避しました。IT提案をする場合、ニーズの把握、説得、そして結果を出すやり取りを学び、この経験を御社で活かしたいと思っております。

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と、バイトの経験ではあるが、このようにバイトで大した事をしていなくても、訪問営業してきた営業マンの活躍を書いて、自分はその近くにいた体験談をアピールし、内定を取る人がいる。

 

何で自分が頑張った事ではないのに内定を出してくれるのか?

 

就活というのは何も立派な経験をしていれば内定が取れるわけではない

 

例えば仮にスポーツ大会優勝、英語が満点とアピールする就活生が来ても、それが何の役に立つのか言えなければ評価されない。

 

事実、就活では英語力の高さをアピールする人もいるのだが、

『うちらの仕事で英語が役立つ瞬間ってありますか?』

 

と相談し、そして誰も答えられなければ判断不能となり、内定に届かずになる。

 

だから内定を取りたいのであれば、仕事で役立ちそうな経験を明確にした方が良く、実際、大手から内定を取る就活生のアピールは

『マラソン大会で優勝する上で御社のスポーツ用品を愛用しておりました。なぜなら実際、タイムをあげる為に御社の商品は○○のような性能があり、ですので私は自分の実体験をもとに御社の商品の良さを提案出来ると思っています』

『ITは海外の方が進んでいる為、最新の情報をニュース、またはプログラムの組み方を集める為には日本語より英語の方が情報量が豊富だと思い、勉強しました』

 

など、志望先の業務で成果を上げる方法について触れている。

 

だから先のガクチカの場合、営業マンの話をしており、営業では先のガクチカのように商品を使って本当にうまくいくのか?店長のように疑う人がいる為、説得する為に予算の問題があれば助成金の話、スキル不足の問題があればサポート制度、そして本当に店長が抱えている悩みを解決してくれるのかを証明する為、成功事例を教えて説得するという様々なアプローチの仕方を学びました、と言えれば評価される。

 

就活生の中には頑張った事がないと言ってやる気が出ないと相談しに来る人もいるが、最終的には身近な人がどんな風に結果を出したのか?を話し、面接官より

『我々の業務の事を良く知っているね』

 

と評価されて内定が取りやすくなる。

 

それ故、ガクチカがないと言っているかもしれないが、その場合、実際に成果を上げた事例などを見つけだし、あたかも自分も出来ますよ、とアピールすればやる気の有無問わず内定が取れる人になるだろう。

 

やる気がないのに内定を取る就活生の自己PRとは?

 

続いて自己PRだが、自己PRの場合、志望先との相性の良さをアピールした方が良い。

 

例えば先ほど『言われた事しかしない』など、就職目的の就活生がいると説明したが、そんなその場だけのやる気だと思われないよう、常に改善していく姿勢を自己PRにした方が良い。

 

またITエンジニアと言うのは自分殺しと言って、クライアントから依頼されたシステムが完成すると『後はもういらない』とお祓い箱になる問題を抱えている。だから継続的に仕事を続ける為には開発途中で新たな課題を見つけ、提案し続ける必要があり、正に常に改良し続ける性格がエンジニアには求められている。

 

そしてアピールするものが無い就活生の場合、、今やっている事で評価されるようにした方が良くその中で有力なのが卒論ゼミ活動だ。

 

例えば卒論の自己PRの書き方として以下のようなモノがある。

 私は常に改善していく姿勢があります。私は現在、IT提案に関する卒論を書いております。システム導入された会社では導入前、昔ながらのやり方を変えたくない、ITについて分からないなど反対意見が多くありました。またサービス残業もしている為、時間管理を正しく行っていない為、仮に2時間の業務を1分にしても表に出づらい問題がありました。その為、ITシステムを開発していく上ではシステム開発だけでなく、時間短縮の計測、ミス回数減少の記録、コスト削減の計算、ならびに社員からの評価も調査しなければなりません。その為にも私の父の会社では協力する社員を見つけ、実際に数値を取ってもらい、提案だけでなく、計測も出来るエンジニアになる必要があると知りました。卒論では居酒屋の提案だけでなく、提案後の実証の仕方も課題として書き、このように完遂するまでの経緯も調べる性格なので、この姿勢で成果を上げる人材になるよう目指します。

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このように居酒屋の際はITシステムを導入する際の課題をあげたが、ビジネスというのは提案だけでなく、実際に導入が完遂するところまでのノウハウを書いている。

 

これはどの仕事でもそうだが、契約が取れたらそれで完了!と考えている人が多く、そうではなく契約後にちゃんと金を回収出来るまでが仕事なので、やる気があると思われたいのならない人だと最後まで成果を上げる方法を考えた方が良い。

 

だから仮にガクチカ以外のアピールをしたいのであれば、視点を変えてなど

『時間短縮の計測、ミス回数減少の記録、コスト削減の計算、ならびに社員からの評価も調査などを意識して、それを御社でどうやれば良いのか見つけていきたいと思います』

 

と仕事が出来そうな雰囲気を見せつつ、『ただそれで満足せず、常に改善していく姿勢で臨みたいと思います』と現状に満足せずに頑張っていく姿勢を見せれば常にやる気がある就活生と見られやすくなる。

 

 就活では何もアピールする経験がなくても、他人の活躍した経験をアピールし『自分も出来ます』とアピール出来れば評価が変わる。だから仮にガクチカも自己PRも同じバイト経験でも、提案の仕方、ならびに提案後に目標を達成させる場合の課題など視点を変えてアピール、または卒論などで志望先に役立つアピールをし、改善していく姿勢を見せれば突破口になる。

 

やる気がないのにやる気が感じられるアピールを作る為には?

 

と、このようにやる気がなくても内定を取る方法として、

1,ビジネスを通じて社会を良くしていきたい志望動機にする
2,他人の活躍した話、卒論など志望先で役立ちそうな話をする
3,同じ話題でも視点を変えてアピールする

 

など工夫した方が良い。

 

まぁ、分かりにくいと思うので、実際に志望動機、ガクチカ、自己PRなど全ての内容をまとめると以下のようなアピールになる。

『もともとお金目的でバイトを始めたのですが、バイト先がコロナの影響で店じまいするか店長が悩んでいた時に、当時、取引していた営業マンが”どうやったら店を存続させられるのか一緒に考えませんか?”と言っていたのを今でも覚えています。

 

 そしてテイクアウトが出来るようUberEatsを導入したり、導入の際の資金を助成金でまかなったり、ITに疎い店長でも操作出来るようマニュアルも用意してくれました。

 

私自身、仕事ってお金を稼ぐ事が目的だと思っていたのですが、その営業マンのように自分の商品をどのように使えば人助けになるのか?そんな提案も出来るんだと思い、私もその営業マンになってみたいと思いました。

 

 そして今回の営業マンの提案の仕方だけでなく、その提案した内容が完遂するまでの間、どのような課題を乗り越えるべきなのか卒論にまとめて、御社の業務に役立てるよう知見を広めております。』

 

だから上記のように仕事で成果をあげられそうなノウハウを集めれば集める程、内定が取りやすくなる為、やる気を出したいのであれば就活で使えるネタを集める事がやる気に繋がると思う。

 

さてここからが一番の課題なのだが、上記の話を聞くと、やらないといけない事が多すぎて、それだけでもやる気がなくなってしまう就活生がいると思う。なおかつ就活だけでも大変なのに他にも学業などもある為、忙しい合間をぬって情報収集に励まなければならない。

 

面倒な事ばかりでやる気を失うかもしれないが、やる気の無い大手内定者はこの手の内容も乗り越えている。では具体的にどうやったのか?

 

例えば今の就活では就活情報サイト【キャリch】のように無料で内定者のESが見れるサービスがある。

 

この手のサービスは紹介出来る人材を企業に紹介した場合、その企業が紹介料を払ってくれる為、出来るだけ多くの就活生を集めて、紹介出来るよう、ES閲覧サービスを無料で提供している。

 

他にもES添削や企業研究の内容もある為、事前に調べた内容をもとにどのようにアピールすれば良いのか話せれば先のようなアピールするべき課題や具体例が見えてくる。

 

まぁ、無料である代わりに登録後、メールや電話で求人の紹介がうるさくなるのだが、無料である以上、この手の事は腹をくくった方が良いだろう。

 

その為、自分で考えても埒が明かない場合、成功者の事例と実際にES添削してくれそうな人と相談しながら決めるのも1つの手だろう。

 

 

 

 

面接で落ちてやる気が出ない場合、どうすれば良いのか?

 

また就活では他にやる気がなくなる要因として面接で落ちた原因が分からず、結果、疲れてやる気が出ない人がいる。

 

人によってはまだ面接までやっていない人もいるかもしれないが、就活では面接で不採用の場合、なぜ不採用なのか?理由を教えてくれない。

 

その為、就活生の中には自信があったのに落とされて、なぜ落ちたのか分からず、改善点が見つからずにいつの間にかやる気を失う事がある。

 

ただ就活と言うのは他の就活生と比較して採用する関係上、例え去年採用されたレベルの人が来ても、たまたま他の選考に参加した就活生のスペックの方が優れていて、採用枠に入らないから不採用という措置を取る事が多い。

 

だから就活生は面接で落ちた理由を自分のせいではなく、たまたま他の就活生の方が優れていた、またはその企業に合っていないけど受けてしまったなど、深刻に考えない方が良い

 

ただそれでも自分に向いている企業、ならびに少しでも自分の強みが分かる面接をして、次の面接に活かせそうな事をしてこそ、就活生はやる気が出てくると思われる。

 

だから就活生の中にはリクナビではなくスカウト型就活サイトを使っている人がいる。

 

このスカウト型とはリクナビとは違い、あらかじめ自分のプロフィールを載せて、それに関心を持った企業がオファーしてくれる逆求人型就活サイトになっている。

 

その為、リクナビとは違い、向こうから声をかけてくれる為、

『なぜ私にオファーを出してくれたのですか?』

 

と聞ける。

 

事実、IT業界に就職した就活生がこのスカウト型就活サイトを使った際、

『当初、自分の強みが分からず、何をアピールすれば良いのか分からなかったのですが、オファーを出してくれたIT企業の人事担当者に理由を聞いてみたところ、バイト先でITシステムを導入した実体験のプロフィールを見て、IT導入の際のノウハウを知っている就活生なのでは?と思い、オファーを出した、と説明してくれた』

 

要はITシステムを居酒屋に売り込む企業の場合、その手の経験を持っている就活生は重宝される。おまけにこれはIT業界だけでなく、今の時代、コロナの影響で大手ビールメーカーの営業マンでもITシステムを導入する術を教えて、少しでも取引先が繁盛するよう提案する事をしている。

 

つまりITシステムだけにとどまらず、居酒屋に売り込んだ経験はどの企業でも使える営業の術である為、どの企業からもオファーが届く。それ故、バイト先での出来事をプロフィールで書き、更に実際に会って父の仕事がIT導入時に改善された些細な会話から、自分のどの体験談が人事担当者にとって関心があるのか知れた、と話していた。

 

そして更に『なぜその体験がIT業界にとって関心があるのか?』を詳しく聞いてみたところ、先の話で出てきた

・ UberEats導入時の助成金、ITサポート、成功事例など紹介して提案している事
・ ITエンジニアは自分殺しと言って常に提案し続けないといけない仕事である事
・ 導入して成果をあげるまでの対応が必須である事

 

などを聞けた為、志望動機やガクチカでアピールする内容として使わせてもらったと聞いた。

 

このようにスカウト型だと自分の経験をもとに『なぜ魅力的なのか?』その理由を人事担当者に聞ける為、就活におけるアピールの仕方が見えてくる。

 

だから面接で落ちた原因が分からない、アピールの仕方が分からないなどでやる気が出ないのであれば、この手のスカウト型就活サイトを利用して『なぜ?』と確認し、自分の強みやその上でアピールの仕方を見出すのも1つの手だろう。